「布ナプキンを買わずに、毎月痛み止めを買っている。」 やってしまいがちな女性の勘違いケアと、今すぐ簡単布ナプキン生活の始め方
ナチュラル、オーガニックに興味のある方にとって、
布ナプキンはもう知らない人はいないくらい有名ですよね。
でも、布ナプキンについて知っているけど、自分にはできないから持ってない。
以前は使っていたけど忙しくなってから使ってない。
など、様々な理由で布ナプキンを使っていない方も多いのではないでしょうか。
いまさら聞けない。ケミカルなナプキンが体に及ぼす危険性
一般的に市販されている「紙ナプキン」は石油系の素材でできており、
特に、薄いナプキンに経血をぎゅっと閉じ込めるための、高分子吸収剤(吸収性ポリマー)がからだを冷やす
と考えられています。
経費毒についても有名な話ですが、
例えば、腕の内側の吸収率が1だと陰部の吸収率は42倍にもなるそうです。
そんなデリケートな部分に一定期間、何十年もケミカルな物質が触れているという事実と、
近年の産婦人科系のトラブルの増加と、
関係が全くないとは言い切れないと考えられます。
ケミカルな素材の一部が、皮膚を介して血液の流れに乗り、
知らず知らずのうちに、体に影響を与えていると想像すると、怖くなりますよね。
また、一人の女性が一生のうちに使うナプキンは、初潮から閉経まで約40年で、1万個以上消費している
ことになるそうです。
紙ナプキンはとても便利ですが、その裏で、からだや環境への影響が懸念されているんですね。
(参考:びんちょうたんコム)
体にいいのは知っているけど、布ナプキンを取り入れられない理由
あるアンケート結果では、
「布ナプキンを知っている」と答えた人は91.8%に対して、
「使ったことがある」と答えた人は39%しかいません。
使わない理由の1位が、「漏れの心配や使用中の服装等の心配」が48.6%で、
2位が「面倒」の32%でした。
(アンケート引用:Amebaニュース布ナプキンについてのアンケート調査の結果)
そうそう、私も同じ、と納得する方も多いのではないでしょうか?
この記事を読む方の中にも、
- ・ハードルが高くてなかなか取り入れられない。
- ・布ナプキンを使ってみたいけど、このままケミカルなものを使い続けるしか無理。でも体に悪いから不安。
など、情報に触れるたびに不安になったり、もやもやしてしまっている方もいると思います。
そんなあなたに、本当に簡単に試せるの布ナプキン生活の提案です。
布ナプキンを楽しく、気軽に使っている自分をイメージしてみよう
あなたはこれまでのケミカルなナプキンや布ナプキンの情報をいっぱい見てきたと思いますが、
自分がどんなナプキンを使うこと、どんな生理期間を過ごすことが理想ですか?
そんなこと考えたことない、オーガニック製品を使ったほうがいいに決まっている。
生理痛もないほうがいいに決まっている。
と思う方もいるかもしれませんね。
一つでも生活の中身を変える、というのは意外と大きなストレスになることがあります。
例えばお箸を普段とは逆の手で使おうとすると、すぐに上手には使えませんよね。
習慣を突然180度変えるのは大変なので、まずはできる、できないは別として、
理想のゴールを思い描くといいのです。
例えば
- ・布ナプキンを生理中毎日使う
- ・ハンドメイドの布ナプキンを作って、娘と一緒に使う
- ・生理の軽い日だけ布ナプキンを使う
- ・オーガニック素材の布ナプキンを使う
- ・布ナプキンを使って、数カ月のうちに体調が改善する
などでしょうか?
あなたにピンとくる理想のゴールがあったら採用して、
なければ、あなたにしっくりくるものを考えてみてくださいね。
理想のゴールが思い描けたら、今あるもの、状況でベビーステップでいいので変えられるものを、
一つ行動してみましょう。
本当にちょっとした変化でいいんです。
- ・かわいい布ナプキンを通販サイトで見る
- ・布ナプキンを試しに1枚買ってみる
- ・生理痛の痛み止めの薬を、1日分、減らしてみる
など、まず一つ始めるのがストレスや不安を最小限に抑えるポイントです。
ぜひ活用してみてくださいね。
最大のエコ、気軽に試す布ナプキン体験談
私は軽い日にだけ、布ナプキンを取り入ることからスタートしました。
しかも、当時おむつがはずればかりの娘の形成おむつを折りたたんで使っていました。
(娘には布おむつを使っていました。)
試しに、と思い付きで始めたのですが、
付けた瞬間から腹部全体や下肢の温かさ、軽やかさがあり、感動に似た驚きを感じました。
紙ナプキンが体を冷やすって、こういうことなのかな?と体感した瞬間でした。
そんな体験をしたので、それから数年経っていますが、布ナプキンを選び続けています。
布ナプキンと一言で言っても様々なタイプがありますよね。
私のように布おむつを再利用した、というエピソードを持つ人は、少数ながらいるようです。
その他に布ナプキンには
- ・四角い一枚の布を細長く折りたたんで使うタイプ(プレーンタイプ)
- ・紙ナプキンの羽根つきのようなタイプ(クリップオンタイプ)
など、他にも防水機能、吸収体付き、様々なものがあり、どれから買えばいいか迷うほどです。
私も、スタート時は分厚い形成おむつをさらに折りたたんで使用していたため、ゴワつきが気になり、
すぐにもっと使用感の良い製品を探すようになりました。
ただ、ネットで見る布ナプキンは1枚1000円以上するものが多く、
初期費用をかければ、あとは長く使える、と分かってはいてもなかなか手が出せずにいました。
「リサイクル布ナプキン」のススメ
そこで私がおすすめするのが、家にあるものをリサイクルするということです。
家にもし、綿でできた製品で
- ・布おむつ
- ・ハンカチやタオル
- ・洋裁用の布やはぎれ
- ・サイズの合わなくなった服
かわいい柄の付いた服や布をナプキンのサイズに切って縫って、手作り布ナプキンにリメイクしたり、
使い古したものは、もう思い切って使い捨て布ナプキンにしてもよいのです。
適当に切り分けて長方形に畳んでトイレにストックしておくと、さっと使えます。使用後は燃えるゴミへ。
これだけでエコで、ストレスのない気軽な布ナプキン生活が楽しめますよ。
漏れが心配、、打開策とアドバイス
先に載せているアンケートにもあった漏れの心配についての打開策ですが、
紙ナプキンの上に布切れを一枚敷くだけで、安心感と肌へのストレスが激減しておススメですよ。
ただし、ケミカルな紙ナプキンの上にいくら安心安全なコットンを敷いても、
からだへの有毒性はあると訴える記事も目にしたことがあります。
このようなときに、迷いが生じたり、「もう何をやっても安心できない」なんて思いがちですね。
そこで大切になるのが、先ほど提唱した、
「自分がどんなナプキンを使うこと、どんな生理期間を過ごすことが理想か?」を再度思い出すことです。
私にとって布ナプキン生活の望む状態は、
「無理のない程度に続けられて、肌トラブルや生理痛が少なくなる」です。
それを叶えるために、本当にできるだけ。~~じゃないといけない。ではなく、
これがしたいからする。こうしたらからだが喜んでいるからする。を優先しています。
自分の理想像=ゆずれないもの、がぶれなければ、
どんな情報も自分の心地よさを優先して選べるようになりますよ。
布のリサイクルで生まれる大切なこと
私は少しずつ古布をストックしています。
子どもの着古した肌着、クタクタになったタオル。
そんな今まで表舞台で活躍してくれた布たちを、空き時間に布をチョキチョキ切っています。
すると、子どもも気になるようで、自然と会話が始まり、生理の話ができたりします。
からだにもうれしい変化が起こりました。
オーガニック製でなくても、十分肌トラブルは軽くなりましたし、
毎回4日間ほど飲んでいた鎮痛剤も飲まずに済むようになるほど、期間中が楽に過ごせるようになりました。
昔の日本では、大人の着物は子ども用にリメイクし、次の子どもが生まれたらおむつに、
おむつが外れたら雑巾に。使い古した雑巾は焚き付けに使っていたそうです。
現代の日本ではいろんな分野で安価な既製品が出回り、なかなかここまで使いまわすことはないと思います。
ですが、ちょっとの工夫と手間で自分の体も環境も守ることにつながります。
体と環境を守る気軽な布ナプキンライフ、あなたも始めてみませんか?
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