アトピーを悪化させる食べ物と改善する食べ物|重度アトピーだった私がアトピーが出る部位と食べた物の関連性をレポート

私自身のアトピー体験談
vege料理やヨガをお伝えさせていただいている鍼灸師のakiです。私は生まれつきの重度のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーがありました。

今ではアトピーや食物アレルギーは多くの人に認知されていますが、当時はあまり知られていませんでした。
しかし生まれたときから私には、肉、魚、卵、乳製品、大豆、多くのフルーツにアレルギーがあり、
食べられるものがほとんど無かったため、母は本当に大変だったと思います。
母は西洋医学には頼らずに漢方薬や鍼灸などの東洋医学、テルミーなど食事療法や自然療法で
私を育ててくれました。

当時は今のように、学校給食やレストランなど、家庭の外でも食事やお菓子には
アレルギーに対応したものがほとんどありませんでした。
そのため、学童保育や学校などで出される菓子も、私一人だけ干し芋などを食べていたのです。
たまに親に隠れて市販の菓子を食べては痒くなり、それを繰り返して、
これを食べたら痒くなるのだと子供なりに学んでいったことを思い出します。

母には、あれやこれを食べてはいけないと言われ、そんな時は「なんで私だけ」と悲しい気持ちになり、
反抗したこともありました。
しかし今となっては、全て私のたためだったのだと理解でき、その母の愛にとても感謝しています。
子供の頃、家の食事は玄米菜食で野菜は好きでしたが、実はお菓子やパン、ジュースが大好きな子供でした。
そのためアトピーが落ちついた時に興味から色々な好ましくないものを食べてしまい、
症状が悪くなってしまうことの繰り返し。
中学生になり、陸上部に入部して長距離を走るようになり、汗をたくさんかいたおかげか、
何を食べても不思議とアトピーの症状が全く出なくなりました。
それ以来、それまで食べられなかったファストフード、菓子パン、ジュースを、
まる以前の反動であるかのようにほぼ毎日食べる続けていました。

その不摂生がたたって、高校生になって陸上部をやめると、ふたたびアトピーが全身に爆発的に広がりました。
毎日、朝から晩までずっと痒く、夜も痛みと痒みで寝ることができなく、生きている自体を辛く感じたこともあります。
そんな時、母から初めて「皮膚科を受診しようと」と連れていかれ、そこで全身にステロイドをられ、包帯を全身にグルグル巻かれました。
「今までステロイドだけは使わずに我慢してきたのに」と不安で怖くなり、ずっと一人で泣いていました。

ステロイドを塗った次の日、皮膚が魚の鱗のように剥がれ落ち、その下からきれいな皮膚が出てきましたが
その不自然さにはどこか恐ろしさも感じました。
それがきっかけで食品添加物やステロイドなどの薬物の危険を意識するようになり、
食事や生活の大切さを心から実感することになったのです。
そして私自身のこの経験を無駄にせず、今アトピーで困っている方、
アトピーの知識が必要な方に伝えていきたいと感じ、
自分自身が何を食べたら、体のどの部分にアトピーの症状が出るかを観察するようになりました。
ここからは、こうして私が発見したことについてまとめていきたいと思います。
私が見つけた
「食べ物別、アトピーの症状が出る場所」
様々な食品ごとに、アトピー症状がでる体の部位を私の経験に沿って順にご紹介します。1、パンやうどん、パスタなどの小麦粉→首

私の場合、パンやうどんなどの小麦製品を食べると決まって首にアトピー症状が出ます。
小麦粉は、小麦に含まれるグルテンが小腸の絨毛に絡み付き、脳に炎症を起こしたり、腸に小さな穴を開けて
(「リーキーガット症候群=腸漏れ」と呼ばれる)アレルギー症状を引き起こすともいわれています。
私自身も子供の頃はパンや麺類など小麦が大好きで、リーキーガット症候群(腸もれ)でもありました。
※ただし、リーキーガット症候群(リーキーガットしょうこうぐん)は、仮説上の、医学的には認められていない疾患です。
腸内細菌の働きや炎症等により小腸の壁に分子レベルの小さな隙間が発生することで、
本来血管内に取り込まれることがない異物(菌・ウイルス・たんぱく質等)が血液内に漏れ出すことで様々な症状が発生すると言われています。
「リーキーガット」とは英語で「漏れる」という意味のリーキー(leaky)、英語で「腸」を意味するガット(Gut)から来ており、
症候群(syndrome)、の3つの単語の頭文字を取ってLGSと略されることもあって、
日本語での正式名称は腸管壁浸漏症候群、単に腸漏れ等とも呼ばれます。
過敏性腸症候群や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)はリーキーガットと関連があるとする有力な意見があり、
最近は肥満やアレルギー疾患、さらに精神疾患との関連性を指摘する声も広がりつつあります。
原因不明の熱、筋肉痛・関節痛、胸やけ、息切れ、吐き気、腹痛、抜け毛、爪がもろくなること、
お腹の張りや消化不良、不眠症、記憶力や集中力ぼ低下、不安感、考えがまとまらい状態、
疲労感、下痢や便秘、口臭、神経過敏、食欲低下、ニキビ、じんましん、喘息、アトピー性皮膚炎、
クローン病、過敏性腸症候群などの全身疾患の発症に深く関与することが示唆されています。
2、魚 → 手の指

海洋汚染物質の影響を受けた魚、また水銀やヒ素などの重金属を含有している魚を食べると、
それらが身体に蓄積されて、アレルギーを発症することが多いと言われています。
私自身は、母の歯の治療際に使用されたマアルガムと言われる合金により、
水銀が通常より多く体内に蓄積されるという、母子感染によってアトピーが発症したと診断されました。
アトピーとしてではなかったら、ダウン症になるレベルの水銀量だったようです。
水銀やヒ素などの重金属は、ミネラルや食用の炭、ファスティング(断食)により、少しづつですが、
体外に排出することが出来ます。
3、フルーツやココナッツミルクなど→手、頭

フルーツは身体を冷やす陰性の食物であるため、身体の末端である指や頭のアトピーの原因になることが多いようです。
フルーツには農薬が多く使われていたり、糖質も高いため、アトピーが悪化している方は控えた方がいいでしょう。
4、ナッツ→お腹

ナッツ類は消化が良くないためか、お腹の胃のあたりに湿疹が広がることが多いようです。
ナッツの適切な一日の摂取量は25gくらいで、クルミであれば10粒ほどにあたります。
食べ過ぎは禁物です。
5、菓子パンなどに含まれる添加物→背中・臀部

中学時代、市販の菓子パンやジュースを毎日食べていた時は、添加物の影響か、背中とお尻だけに湿疹が出ていました。
甘いものはできるだけ自分で作ったり自然食品店で購入するなど、できるだけ添加物不使用のものを選ぶようにしましょう。
IN YOUに様々な素敵な手作りおやつのレシピがありますので、楽しみながら作ってみると良いと思います。
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6、水分や塩分の摂り過ぎ→陰部

私の場合、水分(また塩分)を摂取し過ぎると陰部にアトピーが出ました。
東洋医学で、水の飲みすぎは【水毒】に繋がると言われています。
水毒とは、私たちが飲み物や食べ物から摂取した水分が、汗や尿などとして排出されず体内に残留してしまうこと。
水分をとりすぎると、腎臓の排泄力が追いつかずに余分な水毒を体内に溜めこんでしまうのでます。
むくみや冷え、肥満、肌荒れなど、体にさまざまな悪影響を引き起こし、女性の9割は水毒が溜まっていると言われています。
また中医学でいう『腎』の働きが弱っている場合も水毒が溜まりやすく、この経絡に関連する慢性疲労や背中の凝りや痛みが起きたり、白髪などの老化につながることもあります。
筋肉量が少ない人も体液が冷えて循環が悪くなり、さらに体も冷えてしまうという悪循環に陥り、水毒が溜まってしまいます。
食事による、アトピーの改善法とは?
続いては、どのような食事を心がければ、アトピーの症状を防いだり、抑えたり出来るのかについてまとめていきましょう。
1、パンやうどんなどの小麦製品を控える

小麦のグルテンは腸内環境に好ましくなく、アレルギーの原因になります。市販のパンには添加物も多いため、私自身、パンうどん、パスタなどを食べないだけでアトピーの痒みがとても緩和されました。
しかし、もともと、パンや麺も大好きなので、どうしても食べたくなってしまいます。
そんな時は、米粉やキヌアなど作ったグルテンフリーのパンや麺を食べるようにすると良いと思います。
2、日本古来の調味料や発酵食品で腸内環境を整える

化学調味料を避けることで料理は、美味しく安全なものになります。
また日本の昔ながらの味噌、醤油、塩などや、漬物やぬか漬けなどの発酵食品は
日本人の腸に合っているため腸内環境だけでなく体全体のコンディションも整えてくれます。
「腸は第2の脳」といわれるほど、人にとっては大切なところ。
「肌は胃や腸の鏡」アトピーやアレルギーの方は、腸を整えてあげることが大切です。
発酵食品や安全なプロバイオティクスなどを日々の食生活に取り入れて
腸から健康を叶えていきましょう。
3、自然栽培・オーガニックの食材を積極的に使って自炊する

食品添加物の種類は、世界中的に見ても日本がダントツで一番です。
〈国別・食品添加物の種類数〉
日本・・・・・351品目
アメリカ・・・133品目
ドイツ・・・・・64品目
フランス・・・・32品目
イギリス・・・・21品目
食品添加物や農薬を多く摂取しすぎると、いま食物アレルギーでなくても、やがてアレルギーになってしまうことがあります。
それはバケツの水に例えられ、自分の許容量を超えた時にアレルギーやそのほかの様々な病気に繋がっていくと言われています。
食品添加物や農薬は、皮膚から排出されると皮膚炎に、肺から排出されると喘息を引き起こします。
アトピーと喘息の患者は共に大腸と肺が弱ってる場合が多く、東洋医学で両者は表裏一体とされています。
アトピーがよくなると喘息になり、喘息がよくなるとアトピーになるということは、よくあることです。
私はアレルギーがひどかったときには、手作りのお弁当やおにぎりを食べていました。
さらに、一人一人が食品添加物や農薬を使用していない地球や人に優しいものや安全なものを選択していけば、
これからの地球の未来が変わっていくことでしょう。

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4、綺麗な水を飲む

人間は体重の60%が水分でできています。
特にシリカ水、水素水は髪や肌も美しく保ってくれますので、アトピー対策にはオススメです。
シリカとは、土や砂、植物や水などに豊富に含まれている天然ミネラルのことで私たちの身体のなかにもあるもの。
これらは身体の土台を作る重要な役割を担っており、特に皮膚や爪、髪に多く含まれています。
5、入れることよりも出すことを意識する

現代人は添加物や重金属などの有害物質に取り囲まれているため、
何を選んで食べるかもれよりもどれだけ出すかの方が大切です。
私自身も今まで色々試してきましたが、アトピー治療に最も効果があったのは、ファスティング(断食)でした。
それ以来、ずっと朝食抜きの生活を続けていますが、その結果、断然肌の調子が良くなりました。
特にアレルギーやアトピーの人は、重金属が体内に蓄積していたり、それらを体外に排出する機能が弱っている方も
多いため、内臓を少し休めてあげて出すことを考えてあげるとアレルギーが軽くなると思います。
食用の炭は、重金属や添加物などを吸着して体外に排出してくれる素晴らしいものです。
In youマーケットでも販売されていますので是非でお試しください。
最後に
アレルギーやアトピーの方は昭和34年の高度経済成長期からどんどん増え続け、
すでに2011年の時点で2人に1人がアレルギー体質といわれていました。
戦後は小麦食が増えたこと、添加物や農薬が増えたことなど、
様々な原因が考えられますが、アレルギーやアトピーは地球や身体からの大切なメッセージです。
私自身はアトピーのおかげで、たくさんの気づきや学び、また素敵な方々とのご縁ができて、
成長することができました。
現在はまだ食物アレルギーもありますが、以前よりもかなり改善し、
戦うのではなく受け入れて感謝しながら仲良く付き合っていくというように意識が変化にして
アトピーとの共存も受け入れられるようになりました。
「心と身体は繋がっているのだ」と改めて感じているこのごろ。
この私の経験が、いまアトピーやアレルギーで悩んでいる方たちのお役に立てましたら幸いです。
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