子どもにアレルゲンまみれの食事を食べさせてませんか? 現役看護師アトピーっ子ママの、脱ステロイド奮闘記 Vo.3 食事編
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こんにちは。看護師のほんのりです。
2児のママであり、こどものアトピーをきっかけに、自然に沿った暮らしを実践中です。
わたしがアトピーの娘に対して、実際にやってきた自然のお手当ての方法を、体験に基づいてお伝えします。
これは、あくまで我が家の場合のハナシ。
アレルギーはあらゆる要素が複雑に混ざり合っている為、一辺倒には行きません。
わが家の体験を基に、共通する要素をお伝えしています。
前回まで、脱ステロイドの実際・脱保湿、スキンケアに関してお伝えしました。
もちろん、どれも大切なこと。
肌の炎症ですから、本来の正常な肌機能に戻るまでは、やはり何かしらのケアが必要です。
しかし、これらは云わば「外側からのアプローチ」。
いくら不必要なことをやめたからと言って、からだの内側が正常でなければ、本末転倒です。
アレルギー源となるものの摂取の機会を減らすことや、また、肌はダメージを負っているわけですから、
修復するためには、良質な食事であることが大切です。
今回は、食事についてお伝えします。
一見普通の食卓
…でも、こんなにアレルゲンを摂取していた!
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アトピー標準治療に疑問が湧き、脱ステロイドを決行してから、医者も変えました。
脱ステロイドに理解のあるアレルギー科に通うことにしました。
そこで初めて血液検査を行い、3歳の娘は乳・卵白・大豆・小麦・ゴマ・ダニ・ハウスダストなど、
代表的なものは全てアレルギー反応が出ていました。
ただ、ハウスダスト以外はアレルギーレベルとしてはそんなに高くはなく、
実際に普段食べていたわけですから、摂取しても急激に発疹が出たりのどがかゆくなったりなど、
反応が出ていたわけではありません。
アレルギー疾患というものは、原因となるアレルゲンが体内に入ってある程度蓄積されますが、
その許容量を超えてしまうと”症状”として出てきます。
その許容量は人によって様々で、アレルギー体質の人はそうでない人と比較してその量は少ないため、
喘息・アトピー性皮膚炎・花粉症・鼻炎などの形として出て来るのです。
改善する前のわが家の食卓は、ごく一般的で、
こそこそはバランスを気にしているし、何の疑問も持っていませんでした。
朝はパン、ヨーグルトにスープ、サラダ、ウインナーやハムエッグなど。
昼や夜も、和食の日もあれば洋食の日もあるし、中華や韓国料理など、
食べたいものを作っていたので特別献立など意識したりしたことはありません。
家族みんな麺類も好きなので、うどん、そうめん、パスタ、焼きそばなども定番のメニューでした。
手作りが多かったし、外食や惣菜を使うことも頻度は多くなかったため、
見直しが必要なほどとは考えてもいませんでした。
ところが、こうしてアレルゲンが限定され、改めて振り返った時に、
なんと多くのアレルゲンを日常的に摂取していたのかが、一目瞭然でした。
医師からも食生活の見直しの指導が入り、
・乳、卵は除去しなくていいが、1週間のうち2~3回程度
・小麦系は1週間のうち3割程度
・大豆製品は制限なし
これを気を付けて行こう、とのことでした。
行きつく先は、THE日本食!
やっぱりわたしたちには、昔ながらの和食が一番
はじめは、完全除去ではないにしろ、パンもパスタも、大好きな麺類も、乳製品や卵も、
普段の食卓に当然あるべきものを制限しなくてはいけないのか・・・
とがっくりしていましたが、医者の先生から言われた言葉で、ハッとさせられました。
「お母さん、主食は米、肉・魚・野菜OK。大豆も制限なし。あなた、困ること何かある?」
そうなんです!
食生活を見直したその実際は、昔ながらの日本食の姿そのものでした。
今では当たり前に登場している乳製品・卵・パンなどの小麦類。
これらは、あくまで嗜好品。
時々、おいしく楽しめばいいもの。
特にアレルギー体質の娘みたいな子は、毎日毎日摂る必要はなかったんだと。
一昔前よりアレルギー疾患が爆発的に増えている現代。
普段の食生活の変化が、こういったところに表れているのだと、実感しました。
ほんのり流!食生活改善の実際
和食中心の生活へ
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上述したとおり、食卓の内容はごはん、みそ汁、漬物を基本としました。
肉・魚・野菜は制限ないので、不安を抱えていたほど、献立作りに困った記憶はありません。
しばらくは、以前と比べてだいぶ質素で、変わり映えしないような印象を受けましたが、
きっとそれこそが現代の風潮が作り出す幻想。
バラエティに富んだ、鮮やかでオシャレな食卓は一見華やかに見えますが、それは時々で十分です。
毎日の基本は、シンプルで素朴な和食が、わたしたちのからだに合ってるのです。
おかずの基本として、
まごわやさしい(豆・ゴマ・わかめ・やさい・さかな・しいたけ、きのこ類)が
良く知られていると思いますが、
これは日本人が和食を中心として健康に暮らすための智恵です。
お気づきでしょうか?
この中に、栄養価が高いと言われている乳製品や肉も含まれていない事を。
本来、日本人にはこれら動物性食品はあまり必要が無いのです。
わが家は肉も好きなのでそこは控えていませんが、
乳製品や小麦類、卵、これらは時々食べれる”お楽しみ”の位置付けとして、定着させるようにしました。
調味料の質を、ランクアップする
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アレルゲンを摂取する回数は減ったものの、それだけで体内が整うわけではありません。
アレルゲン以外にも、有害とされるものを少しでも取り入れないことが必要だと思いました。
それまでわが家はごく普通の、スーパーで売っている安い調味料を使用していました。
成分表示なんて気にしたこともないし、10%増量!とか、安くなっていればラッキー!といった具合に。
しかし、アトピー問題と直面して初めて、添加物などを気にするようになり、
素材や成分などを見はじめるようになりました。
理想を言えば、野菜など食材自体も無農薬の物を使用したいところですが、
さすがに経済事情もあり、日々の生活すべてから有害物質を排除することは、
実際のところ不可能です。
そこで、素材以上に味付けの要となる調味料は、妥協せず質の良い物を選ぶように変えました。
本当に良い調味料は、素材がシンプル。
例えば味噌は、大豆と塩、麹しか使いません。
アミノ酸なんたらグルタミン酸なんとかとか、難しいカタカナの成分は本来なら一切いらないのです。
質の良い調味料は、料理の質も格上げしてくれました。
なので、以前より料理自体もシンプルになり、切るだけ・茹でるだけなど素材自体を味わうことが多くなりました。
良い油を使う
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油も上記同様、安いものを使用していましたが、これも質の良いものに変更。
脂質と大別すると、バターやラードに含まれる動物性脂肪、植物を原料とする植物性脂肪、
魚の脂肪として知られているEPA・DHAがあります。
植物性脂肪の中では、
オリーブ油やキャノーラ油などのオレイン酸系(オメガ9系)、
コーン油やベニバナ油などのリノール酸系(オメガ6系)
あまに油やしそ油などのαリノレン酸系(オメガ3系)
の3つに分かれます。
この中で、リノール酸系の油を摂りすぎると、
炎症反応を引き起こすプロスタグランディンという物質が大量につくられます。
一方、αーリノレン酸はこれの生成を抑えるため、アトピーの改善も報告されています。
そのため、オメガ3系のあまに油やえごま油がおススメです。
ただ、これらは熱に弱く、加熱すると効果が減弱してしまいます。
そのままで料理にかけたりしましたが、こどもにはあまり受けが良くなかったです。
そこで、もう一つおススメのものが、ココナッツオイルです。
αリノレン酸ではないのですが、
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の中にラウリン酸というものがあり、
抗菌・抗ウイルス作用を持っています。
腸内環境を良好に保つ効果があり、炎症を抑える働きもあります。
開封しても酸化しにくくて熱にも強いので料理にも使いやすく、使い勝手の良いものでした。
無味無臭の物を使用していたので、ココナッツの香りが料理の邪魔をすることもありません。
からだを冷やさない
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人の体内は、約37度ほどが一番適温で、内臓や細胞が一番活発に働くことができます。
ところが、冷たい物の摂取で腸内が冷やされてしまうと、これらは活発に活動が出来なくなってしまいます。
特に腸は消化・吸収を行う場所なので、それがスムーズにできなくなると大変です。
医師の西原克成は、著書の中で、
免疫病になるベースは、腸の働きが衰えていることが原因であると述べていますし、
自然派医師で有名な本間真二郎医師も、著書の中で
アレルギーの原因は腸内細菌にある
と記載してあります。
参考:お母さんは世界一の名医 西原克成 著
自然に沿った子どもの暮らし・からだ・こころのこと大全 本間真二郎 著
腸の働きが悪くなれば、免疫力が落ちるのは当然のこと。
わがやでは腸を冷やす機会を減らす様、努力しました。
・冷たいのみ物を飲まない(基本、常温以上)
・冷たい物を食べる時は、かならずスープや温かいお茶もつけるようにする
・からだを温める食材を積極的に摂る(しょうがやネギなど)
など。
本当にちょっとしたことですが、こういったことは毎日の習慣です。
積み重ねて、定着して行けるよう努めました。
Simple is Best!
![](https://cdn.pixabay.com/photo/2017/05/09/13/31/spring-2298279__340.jpg)
細かくアレコレ意識して過ごすと大変なように思いますが、要は一昔前の生活を再現しているということを感じました。
もちろん、現代なので全てではありませんが、昔の日本人には当たり前の食卓・内容だったのです。
からだに合わない食事の積み重ねが、ちょっとずつのずれが、わたしの体内に毒素も溜めていただろうし、
娘のようなアレルギーを引き起こしているのだと感じます。
時を経て、いろいろ我が家流」を確立してきて、料理法もだいぶシンプルになりました。
基本が整っているので、何か選ぶのも迷いも少なく、そういう面もシンプルになっています。
you are what you eat.
わたしたちのからだは食べたもので作られています。
有名な言葉ですが、本当にその通りでした。
日々の食事はからだを作る基礎・土台です。
何事も基礎は一番おろそかにしてはいけないものですよね。
地味で華やかなものではないけれども、そういう基礎・土台あっての応用、発展なのです。
そして、アトピーだから、ではなく、家族みんなにとって大切な健康習慣。
くらしの土台を得られたと思っています。
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