腰痛の原因の約8割は腎臓が原因だった!? 理学療法士が伝える腰痛を引き起こすメカニズムとオーガニックな対策方法
腰が痛い、腰が反れない、腰が曲がらない、腰が重い。
このような腰に関する症状を抱えている人は多いのではないでしょうか。
国民生活基礎調査によると、病気やケガなおの自覚症状がある人のうち、
最も多い症状は男性の一位は腰痛、女性の二位に腰痛が位置しています。
さらに、2017年の厚生労働省の発表によりますと、
腰の症状の中でも全国で腰痛を抱える人は2770万人を超え、今もなお増え続けているのです。
腰痛は腰の症状の中でも、最も身近な不調の一つといっていいのです。
その背景には、
パソコンやスマートフォンなどの普及による不良姿勢や運動不足が間違いなくあるでしょう。
しかしながら原因はそれだけではありません。
内臓に由来する腰痛があることをご存知でしょうか。
内臓の検査で見られる異常の有無に関わらず、
ストレスや食べ物、外傷、腎臓の機能低下により、
腎臓が硬くなり腰痛を引き起こしてしまうことがあるのです。
腎臓は、尿を作ったり、血圧を調節したり、ホルモンを作ったり、
身体の中の水分の量を調節したりするなど、
身体のバランスを整えてくれる、人の身体には欠かせない臓器です。
もしかしたら、あなたの腰痛は腎臓の危険信号かもしれないのです。
なぜ腰痛が起こるのか?
そもそも腰痛の原因は医学的にほとんどわかっていない
椎間板ヘルニア、脊椎すべり症などのような症状に悩まされている方も多いと思いますが
レントゲンやMRIによって診断が可能な症状は、腰痛全体の15%程度だと言われています。
つまり、原因があきらかではない非特異的腰痛は全体の85%を占めているのです。
腰痛の原因は、ほとんどが血行不良によるもの!
血液は老廃物を体外に排出し、酸素などの栄養を身体の中に取り込みながら、全身を循環します。
しかし、様々なストレスの影響を受けてしまうと、血行が滞ってしまいます。
そうなると、全身の組織へ血液が行きわたらず、
血行不良となり、身体の不調を引き起こしてしまうのです。
その中の一つに腰痛があるのです。
腰が痛いって身体の中で何がおきているの?
上記にも書きましたが、腰の痛みには血行不良が大きく関わっています。
血行不良になってしまうと、筋肉内や骨に老廃物が蓄積してしまいます。
そうなると、組織の阻血状態が続き、腰の筋肉や骨に硬さや歪みが生じてしまい、
腰の痛みや違和感、だるさなどの諸症状を引き起こしてしまいます。
では、この血行不良がなぜ起きてしまうのか。
それについては、実に様々あります。
血行不良を引き起こしてしまう現代人の生活スタイル
やはり大きい原因といいますと、パソコンやスマートフォンの普及によって、
私たちの生活スタイルが大変便利になったことが挙げられると思います。
スマートフォンさえあれば、メールや電話だけでなく、音楽が聞けたり、動画も見れたりします。
さらに、最近ではアプリの数も増え、
SNSやニュースアプリで情報を得ている人もかなり増えてきています。
通勤や通学、仕事や学校、家での生活において、
朝から就寝するまでのあらゆる時間にスマートフォンを利用し、
もはや私たちの生活に欠かせないものとなりました。
しかし、過度なスマホの使用が、長時間の猫背の姿勢を作ってしまっているのです。
多くの人はスマホの画面に夢中ですから、
姿勢が崩れていることには自分自身では気づいていないはずです。
こういった悪い姿勢は見た目が悪いだけでなく、血行不良を招く骨盤や背骨の歪みを作り、
腰痛を引き起こす原因となってしまいます。
その他にも、睡眠不足や過食、栄養バランスの悪い食事、感情的なストレス、
添加物などにより腎臓が傷つき硬くなることも、また血行不良の原因となります。
腰痛と腎臓の関係
骨盤や腰の背骨と腎臓は膜組織で繋がっている!
皆さんは「筋膜」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
筋膜とは文字通り筋肉を覆う膜のことを指しますが、それは狭義の意味であり、
実際には筋肉以外にも骨や神経、血管、内臓などを一枚の皮膚のように覆っています。
そして頭のてっぺんから足先までつながっているこの組織を、広義の意味で筋膜といいます。
腎臓もまたこの筋膜に覆われ、この筋膜を介し背骨や骨盤、
腰回りの筋肉や血管、神経などと繋がっています。
その連結構造により腎臓の歪みや機能異常など、何かしらの問題が起こると、
腎臓から一番近い部分である腰部へ、その影響が波及しうるのです。
参考:『体からのシグナル』著者 ジャン=ピエール・バラル
慢性的な腰痛は、尿管結石や腎盂腎炎の症状の一つ!
慢性腰痛の多くは血行不良による筋肉や骨の酸欠状態、身体の歪みなどが原因なのですが、
この場合は、腰を反らした時、起き上がるとき、前かがみになった姿勢で痛みが出やすく、
横になって楽な姿勢になると痛みが楽になることがあります。
しかし、慢性的な腰痛の中には急に強い痛みがあらわれたり、姿勢とは無関係に痛みが続いたり、
じっとしていても激しく痛む場合には、腎臓自体、もしくは腎臓周辺に重大な病気が隠れている場合があります。
腎盂腎炎や腎結石、尿管結石などの病気のサインとして、腰痛が表れていることもあります。
指圧や整体に行ってもなかなか改善しなかった腰痛は、実は腎臓の病気によるものであり、
腎臓を治療することで症状が改善するといったケースもあります。
出典:「その腰痛、もしかして病気が原因かも」
あなたの腎臓は大丈夫?腎臓チェックリスト
□ 健康診断の尿検査の項目で異常を指摘されたことがある
□ おしっこの色が変だと感じたことがある
□ おしっこが泡立っていると感じたことがある
□ 夜間に何度もトイレにいく
□ 顔色が悪いと言われることがある
□ 疲れやすい、疲れが抜けない、息切れがする
□ 靴や指輪がきつくなった、むくみを感じる
あなたはいくつ当てはまりましたか?
一つでも当てはまる方は、もしかしたら腎臓の危険なサインかもしれません。
参考 「あなたの腎臓は大丈夫?」
腎臓を癒すセルフケアのご紹介
腎臓にこんにゃく湿布を当てて温める
昔からあるお手当法で、
水煮したこんにゃくを腎臓にあてて温めるという方法です。
疲れた時や頻尿、浮腫みが出てきたときにやってあげると
腎臓を癒してあげることができます。
こんにゃく湿布で検索すると、沢山の方がやり方を教えてくれています。
こんにゃく湿布をする時間がない方は、手や貼るカイロを腎臓に当ててみてくださいね。
足湯やお風呂に浸かる
足湯をして、足から身体を温める。
お風呂で湯につかり、腰回りを温める。
こういった方法で、腎臓を癒すことで高い効果が期待できます。
これは腎臓のケアに限らず、身体をケアする基本かもしれません。
まとめ
腰痛は今や性別や年齢問わず、多くの人が悩まされ続けている不調の一つです。その原因は様々ありますが、多くは私たちの日常生活に起因するものばかりです。
まず重要なことは、日頃の生活環境や姿勢、癖や行動を見直すことだと思います。
その上で、身体の不調が示すサインに耳を傾けながら改善と予防に努めて頂ければと思います。
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