歯痛や虫除けに!こんな使い方もあったの!?クローブの驚くべき使用法と使ってはいけない人
クローブを知っている人はもしかすると少ないかも知れません。
私もクローブの存在をはじめて知ったのは6年前です。
存在を知ったものの、「効能がありそうなのはわかるのだけれども使い方がわからない」
という状況が続いていました。
そんな中、薬膳やハーブの勉強をしているうちに、
クローブの驚くべき作用や使い方を知り、
目からウロコでした。
今回はそんなクローブの驚くべき作用と使い方を紹介します。
クローブとはそもそも何か
クローブとは何かわからない人も少なくないでしょう。
クローブは丁子ともいわれています。
亜熱帯地方で見つかり、スパイスとして使われてきました。
クローブはフトモモ科の「樹木チョウジノキ」の花蕾です。
クローブは何だか不思議な形をしていますが、釘のような形にも見えますよね。
クローブの使われ方の歴史
中国では生薬やときには媚薬としても使われてきました。
確かに、今でも漢方にも含まれていますし、香りを嗅ぐとなんとも言えないような匂いがしてきます。
ヨーロッパではオレンジにクローブを刺して、芳香剤の代わりにもしていたそうです。
魔除けの意味もあり、オレンジの香りに混ざるクローブの香りに癒やされて気分がスッキリしていたようです。
そんなクローブですが、実は歯痛のときに噛みしめることで傷みがなくなるという効果もあるようです。
歯磨き粉にクローブを混ぜることによって、歯の痛みがなくなり、
口内の環境を整えることに繋がります。
歯痛は頭痛を引き起こすきっかけにもなりますし、
場合によっては心臓にまで負担がかかるとも言われています。
クローブの使い方がわからないと思っていた私にとって、
昔から伝わる使い方に目からウロコでした。
クローブの鎮痛効果と抗菌効果はすごいパワー
クローブの鎮痛効果と抗菌効果はとてつもないパワーを持っています。歯痛というと、私達は有名な痛み止めを買って飲むことが多いかも知れません。
頭痛や生理痛の際にも使うことができる薬として使いますが、
実はクローブがあれば、傷みに対処することができるのです。
頭痛や生理痛、歯痛にもクローブは適しています。
特にクローブはユージノールという物質が多く含まれていることから、
歯痛にはとても効果があると言われています。
もしも、歯痛を西薬に頼らずになんとかしたいということであれば
クローブ(粉ではないタイプ)を噛んでみましょう。
しばらくすると痛みが引いてきます。
薬膳的にみると、
丁子は身体を温める性質があります。
帰経※は肺、胃、脾、腎です。
※食材が持つの効果が影響する体のどの部位(あるいは臓器)。
お腹を温めて、上逆した気を下げるという役目があります。
また、気の回りを良くするので痛みを抑えます。
それから、ケアし辛いともいわれている腎を温めて陽気を補うという役目もあります。
女性は特に腎が冷えることによる弊害は大きく、
生理痛がひどくなったり、PMSになるきっかけになることもあります。
異常がわかりにくい臓器でもあるので、クローブを積極的に取り入れることで
体質を改善していきましょう。
また、クローブの匂いは虫も嫌う傾向があるため、
ゴキブリ避けにも良いと言われています。
ゴキブリがでそうなところにポプリにして置いておくと良いですよ。
陰虚体質の人には向いていないので注意
陰虚体質の人にはクローブは残念ながら不向きです。
陰虚とは更年期の女性がなりやすい症状でもあります。
たとえば、肌や口の乾燥、ほてりやのぼせ、痩せ気味、舌が乾燥していて、苔がすくないなど。
このような特徴がある人はクローブは不向きです。
また、妊娠中や授乳中という方にもクローブはおすすめできません。
クローブが持つデトックスの力
デトックスという言葉がきかれるようになって久しいですが、
さまざまなデトックス食材のなかでも、クローブはかなり強い効果があるといえるでしょう。
クローブには胃腸の作用を助ける力や生理を整えるなどの力があります。
身体に溜まってしまっている不要なものを出して整えるという力に優れているので、
日頃からクローブを摂るように心がけることによって体質改善に繋がります。
アレルギー体質、鼻炎などの場合にも、抗炎症作用の働きによって、
身体の内側から整えていく作用があります。
抗酸化作用もあることから、身体が酸化してしまうことを防ぎます。
身体が酸化するということは、がんになりやすい身体になるということです。
身体にウイルスや細菌が入りやすくなり、身体が重症になってしまうことを防ぐという役目があります。
体質改善をするならばまずは胃腸の微生物からみていかねばならないという意見もあるように、
体質改善をしたいと思っているのであれば、
まずは胃腸の働きを活性化させて、整えるということからはじめることがおすすめです。
放射能や添加物、汚染物質の影響をうけてしまっている臓器に対し、
クローブはデトックス効果を発揮してよりよい効果をもたらしてくれますよ。
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クローブの使い方
クローブはスパイスなのでどのようなものとも合うのですが、
ここではオススメの使い方を紹介します。
まずはチャイです。
鍋にはアッサムティなどのあっさりとしたタイプの茶葉をいれます。
水、茶葉、スパイスをいれます。
このときのスパイスにはカルダモン、クローブ、生姜、シナモンなどをいれましょう。
それぞれ香りのいいスパイスです。更には身体を温めるスパイスばかり。
その後、煮出したものに、牛乳または豆乳を入れ、きび砂糖を加え、沸騰する直前まで温めて完成です。
冬にはもちろんですが、夏クーラーが効いた部屋にいたり、夜突然寒くなったりすることもあることから
これからの季節にもとてもおすすめです。
クローブは身体を温める作用があり、生理で身体が冷えているというときや、
慢性的な冷え性などの場合にもおすすめです。
ただし、熱がこもるような体質であるという場合には向いていません。
自分の身体の性質を理解した上で身体に取り込むと良いでしょう。
次に紹介するのはポトフです。
季節の野菜などを入れ、ソーセージなどを加えスープとして整えます。
具材を入れ終わった後にクローブを入れて少し煮立たせれば香りのよいスープになります。
他にもお菓子や肉料理などにも使うことができます。
お菓子では焼きリンゴやケーキなどに入れるとよいでしょう。
肉料理は臭みを消すのに使うことができるのでおすすめです。
癖のある匂いをうまく使って体質改善
クローブはなかなか使い方がわからず、
匂いも独特であることからどのようにして使えばいいのかわからない、
という声もあります。
確かに組み合わせを間違ってしまうと、と
ても飲めたものではない、という飲み物が完成することもあるでしょう。
ただ、使い方を間違えなければ美味しくクローブを摂ることができるのです。
特に体質改善をしたいと考えているという人は日頃の食事に少し加えてみるところからスタートすると良いでしょう。
たとえば、日頃、どうしても珈琲がやめられない、牛乳がやめられない、
という人はカルダモン、シナモン、クローブなどと併せたスパイスを少し入れてのむようにするのもおすすめです。
チャイは手間がかかるようにも思えるかも知れませんが、とても身体にもよい飲み物でで、
インドのアーユルベーダでも取り上げられています。
珈琲や牛乳などがやめられないという人も一度試しに作って飲んでみて、
切り替えてみるのもおすすめですよ。
自分オリジナルのスパイスティが作れるようになると、
香りを愉しみながらクッキングすることもできるのでおすすめです。
スパイスが苦手という人でも楽しめるメニューが増えると身体も心も調子が良くなります。
また、スパイスやハーブなどは香りにより精神が安定することもあります。
メンタルが落ちている方にも
最近メンタルが落ちているという人やなんとなく元気がないという方にも、
スパイスティやハーブティは大変おすすめです。
ハーブが苦手という人でも飲みやすいものが増えていますし、
甘みがあったほうがいいという場合にははちみつを加えて楽しむという方法もおすすめです。
カクテルやホットワインにもクローブを添えるととても美味しくなりますよ。
ちょっとした工夫でスパイスやハーブを暮らしに取り入れることで
心も身体も軽くなります。
ぜひ実践してみてくださいね。
参考文献
http://www.jsdh.org/pdf/102-1.pdf
http://dbs.nodai.ac.jp/html/159_ronbn_ja.html
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