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アマゾン火災・熱帯雨林破壊の主要原因は畜産?!|私たちが食べている“お肉”がアマゾンの熱帯雨林を破壊していた?

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多様な生態系や降雨量などを秘め、“地球の肺”とも呼ばれる世界最大の熱帯雨林アマゾン……

そのアマゾンの至る所から上がる火の手。

今年、アマゾンは前年同期に比べて発生件数85%増という大変大きな火災に見舞われました。

何とその火災件数は既に約74000件越え(ブラジル国立宇宙研究所(INPE)調べとも……!


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残念ながら、この日本では大手メディアでの扱いはかなり少なかった様ですが
フランスの大統領を始め西欧圏の著名人がこの問題に言及・SNS等で情報が広まり、
日頃から環境問題にアンテナを張り巡らせているINYOUの読者の皆さまも、この問題についてご存知の方も多いのでは無いでしょうか?

まるで、今年になってアマゾンが異常に燃えているかの様な情報が飛び交う中、このアマゾンはどうして燃えているのか?といった
火災の理由やアマゾンの破壊の現状について興味を持たれた方も多いかと思います。

実は、このアマゾンはもう何十年も前から人為的に放火が繰り返され、
資本主義的な欲望や開発の為に大規模な破壊が繰り返されてきました


乱開発によって砂漠化・サバンナ化の懸念も…。
事実、ブラジル国内には乱開発などによってサバンナ化してしまった土地も存在しています。


(※写真はイメージです)

アマゾンの破壊の歴史は、皮肉なことに“開発と進化”の陰の歴史でもあるのです。
それは、今日昨日…今年に入って起こった出来事では決してありません。

火災の多くは、放火
アマゾンを人為的に開発するには、焼き払うのが一番てっとり早いのです。

「乾季は火災を発生させるのに好ましい状態ですが、火をつけるのは、人間によって、意図的、もしくは事故的に行われるものです」
「現在ここで起こっている全ての、もしくはほぼ全ての森林火災は人間によるものです」


“グローバル・フォレスト・ウォッチのマネージャー、ミカエラ・ワイス氏…アマゾンでは自然な火災は非常に稀”(NEW YORK TIMES)

引用・出典:HUFFPOST HP アマゾンが燃えている。一体何が起こっているのか?

そして、そのアマゾンの6割が位置するブラジルが輸出している主要品目の一つに大豆(主に家畜の飼料用)や畜産品(中でも牛肉)があります。そう、アマゾンを燃やした土地の多くは放牧地や農地に変容していたのです。

世界で最大の熱帯雨林と言われている生命の宝庫は、
毎年の様に減少し続けています


そして、遠く離れた日本に住む私たちにもこの問題は決して無関係ではありません

それどころか、もしかして“私達”もアマゾンの破壊に実は加担しているかもしれない---そんな可能性、いや事実すら潜んでいるのです。

アマゾンの破壊に隠された悲しい現実。
一緒に考えてみませんか……?

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アマゾンの破壊は500年前から行われていた?!人為的なアマゾン火災の放火は以前から繰り返されている---

森と共に暮らしを破壊されて来たアマゾン破壊の被害者、先住民族


(※写真はイメージです)

アマゾンの破壊の歴史は実は、西欧諸国がブラジルを発見し入植した時代の頃から始まっていると言われています。アマゾンの破壊は、決して森林・動植物だけではありません。また、そこに暮らしている先住民族の暮らしも大きく破壊してきました。

コロンブスが入植した当時、ブラジル全土に約300万人も居たと言われている先住民族は今や半数以下の約90万人程に。(1957年には一時7万人程まで減少していました。)

アマゾンを住処として代々自然と調和しながら居住して来た先住民族達。
(先住民族が行う焼き畑は、破壊的な放火では無くアマゾンの自然のサイクルにのっとり森が再生する様な、持続可能な農業でもあります。)

今でこそ、実態はどうであれブラジル国内でも先住民族の権利が認められていますが、先住民族が受けたのは、
かつての植民地の支配者側と被支配者側に典型的に見られた様な悲しい仕打ち---
居住地の森を次々に奪われ、破壊され、なんと虐殺まで行われていたのです。

中には、過去に開発の為の農園造成に邪魔になる先住民族を、先住民族に“耐性”の無い細菌を持ち込んで殺す
---という細菌戦すら行われた形跡があるとまで言われています。


(※写真はイメージです)

また、先住民族を虐殺や脅迫・奴隷化し、強制労働といった悪行もこれまで行われたりして来ました。

(現在では先住民族の権利が認められ、かつての程の極悪非道な残虐な行いは行われていないですが、
それでも水面下での迫害はまだ起きている…と言われています。

今回の火災でも、先住民族が影響を受け…森に祈りを捧げる、署名運動が展開される、といった動きなどもありました。)

現在も幸い90万人ほどの先住民族が残っているとはいえ、既に絶滅し、消滅してしまった部族や言語も多くあるのです…。

そして今も原住民に対する受難は終った訳では無く先住民族は未だに開発などの悪影響を受けており、
今回の火災でも先住民族の居住地周辺での伐採・侵入・放火といった恐ろしい略奪行為が未だに行われ続けています。

参考・出典:特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体(RFJ)HP アマゾンの先住民族

参考・出典:AMNESTY INTERNATIONAL HP ブラジル:アマゾンを襲う大規模火災 政府の責任


アマゾンを何の為に破壊しているの?毎年アマゾンで何万件もの火災が起きている!?破壊の為の放火は、アマゾン開発の常套手段



(※写真はイメージです)

現地で“ケイマーダ”と呼ばれる森林火災。開発の為に毎年乾期の初めに熱帯雨林の森林たちを伐採し、
乾燥された木々は乾期の終わりごろにいっせいに火を放たれ、燃やされる
と言います。

その広さは何10ヘクタール、何百ヘクタールとも。

そして勿論、火を付け燃やされるのは一か所だけに留まりません。
アマゾンの熱帯雨林の各地で今に至るまで、その様な暴力的な破壊が繰り返されて来ました。

(しかもその伐採の労働者は、貧しい民とも言われています。
今回は紙面の関係上詳しく述べられませんが、アマゾン破壊と貧困問題も決して無関係ではありません…。

実際に破壊活動に携わっている労働者は貧しい者も多く、
森林保護や環境破壊といった意味すら分からないまま破壊活動に携わっている
…という話すらあるのです。)


(※写真はイメージです)

今年になって、アマゾンの火災が大きくクローズアップされていましたが、
冒頭でもお伝えした通りアマゾンの火災はここ一年で始まったものではありません

アマゾン開発が始まった、半世紀近く前から既にアマゾンの破壊は続いて来ました

ちなみに去年の1月~8月半ばまでにアマゾンで起こった火災は3万9759件
(今年は7万5000件以上…!)

しかも、ここ数年のデータを見ても例年何万件もの火災が起きている…という悲しい事実が。

勿論、人為的な火災と自然発生した火災と分けて考える必要性はありますが、冒頭にもお伝えした通りアマゾンの火災の主な原因は人為的なもの。例年アマゾンで如何に多くの火災と破壊行為が発生しているか、ということがご理解頂けるかと思います。


(※写真はイメージです)

アマゾンの熱帯雨林の破壊の原因は、開発

ブラジルは、世界有数の牛肉・大豆の輸出国といった農業国でもあります。
(年によって変動はありますが、一位・二位を争うほどのレベルです。)世界でも誇る輸出量の陰で、何とアマゾンが犠牲になっていたのです。

アマゾン破壊の原因が畜産と言われる理由。森を焼き、牛を過放牧。世界中の畜産動物の飼料になる大豆畑

焼かれるアマゾンの森の80%は牧場造成?!世界大戦後直ぐから続いてきた、アマゾンでの畜産と破壊行為


(※写真はイメージです)

ブラジルで大豆の輸出量が増えたのはここ20年ほどですが、何と牛肉に至っては第二次世界大戦後すぐに“肉牛”のブームが起き、何と戦後直ぐの頃から森を焼いて放牧地にし開発・そこで牛を育てる…といったことが大規模に行われてきました

約30年前に出版された、アマゾンの熱帯雨林破壊をレポートした本(アマゾン発・熱帯林破壊報告/稲葉一郎)でも、

“焼かれるアマゾンの森の80%は牧場造成と言われている”
“牧場主はよく焼ければ焼けるほど喜ぶ”



と書かれているほど、昔からアマゾンの人為的火災は深刻だったのです。


(※写真はイメージです)

しかも、元来アマゾンという土地・熱帯気候の性質は牧畜や農業には適していません

そこで、過放牧や作物を生産し続けた結果、
土地が痩せるとその土地は捨てられ、新たに森を焼き牧場や畑を拡げる”
…という信じられない様な暴挙が行われて来ていると言います。

(※元々アマゾンの熱帯雨林は多種多様な植生が織り成すことによって成り立っています。

実は土の中にある栄養素はその植物によって吸収されていて(植物があることで豊かさが成立している)、
土地本来はそこまで豊かではありません

(根は実はそれほど強くなく、短いとも…)その上、土壌内の有機物は熱帯気候特有の多量の雨でいとも簡単に洗い流されてしまいます。

高温多湿で地中の分解も極めて速く(肥料がおいつかない、買うとしても高価)、乾季には強い日差しで乾燥して土は固くなり、
おせじにも農業に適している土地とは言い難いのです…。

(その上、アマゾンの降雨量の2割は熱帯雨林由来のものなので、森が減れば減るほど雨も減ってしまいます…))


何とその生産効率の悪さは、牧場だけで比較してもヨーロッパや日本に比べても格段に生産効率が低い(10分の1以下)というデータもあるほどなのです。


(※写真はイメージです)

それでも、開発されつくした土地から、未だ未開発の土地を求めて熱帯雨林の破壊を行っている…と言います。

何と国からタダ同然で土地の払い下げを受けて次々に牧場にしたという話や、
過去には何と政府が自ら牧場開発に対して所得税を免除したというきな臭い話が調べれば調べる程、出て来るのです。

(何と畜産とアマゾン破壊について関わった活動家が、1000人以上も殺されている…という身の毛もよだつ様な恐ろしい話まで!)

現に、今正にブラジル大統領として話題の火中にいるボルソナロ氏ですが、
彼が当選前に打ち出していた政策は環境保護規制の緩和先住民族居住地域での鉱山開発許可だったのです。

いろいろなボルソナロ氏の言動も、この火災でクローズアップされましたが、彼自身の基本的なスタンスはと言うと、
実のところ農業で熱帯雨林に火を点け農地に変える事は推奨しているというのですから、
国自身が開発を奨励している、と言っても過言では無いでしょう。


(※写真はイメージです)

実は、熱帯雨林の破壊に対する反対や保護の声を受け、かつてに比べればブラジル政府や近隣諸国の取り組みは増えましたが、
その取り組みも経済活動が優先されがちで、余り守られていないとも言われています。

また、規制緩和を支持するボルソナロ氏の当選によって、更に元の木阿弥に戻ってしまった感も否めません。
今年になって前年を遥かに上回る火災が起きた原因の一つを、彼の開発に対する規制緩和の悪結果だ…という声も少なくないのです。

そして今も森林破壊は続いており
現在アマゾン森林伐採地域の65%が放牧地と化していると言われています…

参考・出典:WIRED HP アマゾンの熱帯雨林を、飽くなき「資本主義」が焼き尽くす

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“お肉”=“お金”の代わりに森が消える…肉を焼けば焼くほど、森も燃えるかもしれない


何故、貴重な森を壊して開発を続けるのか……?

一言で簡単に言ってしまうなら、“お金”になるからということに他なりません。

「金銭的な動機づけがあります。牛肉価格が大きく下落すれば、森林破壊は恐らく劇的に減るでしょう」

(フロリダ大学のアマゾン研究者(生態学者)のエミリオ・ブルーナの言葉より)

引用:WIRED HP アマゾンの熱帯雨林を、飽くなき「資本主義」が焼き尽くす

森林を破壊して次々と大規模農場が作られていく、という現実。しかもそこに関わっているのは末端の労働者や牧場主だけではなく、
富裕層の政治家・軍人・財界人・多国籍企業や力を持った企業といった多くの存在が群がっている…とすら言われているのです。

ブラジルは世界第一の牛肉輸出国(ブラジル牛肉輸出業協会(ABIEC):2018年)であり世界の2割の牛肉がブラジル産、とも言われています。

国際的な外貨獲得の手段として、
牛肉と熱帯雨林の破壊がセットで行われている
、というのが真実なのです。

(※また、牛肉以外にもブラジルは豚肉や鶏肉なども生産・輸出しており
どちらも年によって変動はありますが生産・輸出量ともに世界で5本の指以内に入るレベルです。

実は日本と比べて規制やチェックが緩く危険性も潜んでいるというブラジル産の肉ですが、
実の所鳥肉も日本でも輸入品の多くがブラジル産

実は、ブラジルは巨大な畜産国ともなっているのです。)


ブラジル産の牛肉を食べないから大丈夫!という問題では無い…ブラジル産の大豆が飼料用穀物として広く使われている



(※写真はイメージです)

また、ここまで読んでブラジル産の牛肉を食べていないから大丈夫、という思いになった方もいらっしゃるかもしれませんが、現実はそう簡単ではありません。
何故なら、ブラジルはまた牛肉だけでなく、また大豆も世界第2位の大豆生産国だからです。

(農務省データ・2018年)

アマゾン以外の地域でも大豆の生産が行われていない訳では決してありませんが、
また大豆も熱帯雨林を破壊して作られても来ました

しかも、なんと牧場を乱開発して粗い放牧を繰り返した後の放棄地が大豆畑に…という恐ろしいサイクルが出来上がっている、
といった悲しい図式まで!

実のところ、人間の食物用の大豆の生産量は工業用の方が食用に比べて圧倒的に多いと言われています。…。

何と、大豆の2大生産国(アメリカ・ブラジル)で大豆の総生産量の内人間の食用に使われる大豆の量は僅か1割もありません
そして、食用として使われるのではなく工業用(大豆油などの油や加工製品・飼料・バイオディーゼル燃料など…)に使われているのです。

(日本では総消費量の約3割ほどが食用です。国産大豆は食用に多く使われるものの、やはり輸入大豆の多くが工業用に使われています。)


(※写真はイメージです)

工業用の使用用途として、メジャーなのは大豆油です。

この油も工業用として幅広く使用されていて業務用油として大豆油はメジャーな存在ですし、
その他の加工油脂などにも大豆油などの大豆加工品は存在しています。
ですが、大豆全体から見ると採れる油は約2割程。

そして、この大豆油を搾ったあとの大豆粕(別名:大豆ミール)が家畜の飼料として主に使われています。
(添加物など別の製品に使用される場合もありますが、多くは飼料用と言われています。)

油の搾り粕というと、残り粕の様なイメージですが、実は加工すると大豆の約7割がこの大豆粕になると言われています。

そして、家畜の生産には大量の穀物・餌が必要です。
(例えば、その筆頭の牛は一日に一頭で何十キロもの餌が必要と言います。)


(※写真はイメージです)

もちろん、家畜は大豆だけを餌にする訳ではありませんが、高タンパクの飼料用穀物として大豆は大変メジャーな作物です。

この数十年で大豆の生産量は10倍以上に膨れ上がっていますが、その消費増大の大きな原因として「食肉需要の急激な増加」があると言われています。(事実、食肉の生産と比例する様に人口増加の割合以上に大豆や大豆以外の飼料用穀物も生産量が増加しています。)

肉類の生産に一般的に必要な飼料用穀物の量は、
牛肉1kg-7kg
豚肉1kg-4kg
鶏肉1kg-2kg


と言われています。

また、大豆だけでなく飼料用穀物としてメジャーな作物であるとうもろこしも、ブラジルは世界3位の輸出量を誇るなど、積極的に輸出しています。

今現在、“お肉”の生産に飼料用穀物は欠かせない存在となっています。

つまり、直接的にブラジル産の肉を食べなくても、肉や乳製品・卵を生産する際の“動物の餌の飼料用穀物”“大豆を原料とした加工品”として間接的にアマゾンを破壊して作られた作物を摂取しているかもしれないのです----

(※何とその上、ブラジルは世界第二位の遺伝子組み換え作物作付け面積を持つ国です。

大豆やとうもろこしもほとんどが遺伝子組み換え植物であり、遺伝子組み換え植物による生態系への影響除草剤・農薬などの環境への影響も懸念されています。

(また紙面の都合上割愛しますが、熱帯雨林のみならずブラジルの乾燥・サバンナ地域での大豆の生産も増大している…
(実は日本の資金援助が深く影響)、と言った違う流れもあります。)

出典・参考:TOCOMの大豆先物取引HP 食糧事情と供給
出典・参考:一般社団法人 日本植物油協会 植物油の基礎知識 植物油の道-植物油の生産から消費まで 7.油粕(ミール)の利用

参考・出典:農林水産省HP [World]生産と消費量で見る世界の大豆事情
出典・参考:バイテク情報研究会HP 遺伝子組み換え作物の法制度 各国の法制度 ブラジル
参考・出典:日本水土総合研究所 HP 世界のダイズ貿易の変化とブラジル─ 日本のODAが果たした役割 ─

畜産以外の原因は…?畑、木材、鉱山、道路、ダム……“お金”・“豊かな生活”の為にアマゾンは破壊されてきた


(※写真はイメージです)

そして、アマゾン破壊の原因は畜産だけに留まりません

アマゾン開発のために道路が切り開かれ、その道路の一帯が牧場になり、
牧場の跡地が大豆畑になる
だけに留まらず、鉱山やダム開発なども行われて来ました

何とアマゾン周辺には世界最大の鉄鉱石の産地と言われるカラジャス鉱山もあり、
この鉱山周辺の開発に伴って周囲の森林が破壊され、製鉄の燃料としても森林が伐採される…などこちらも鉄鉱石を資源として使っている私達にとって他人事の話ではありません。

(しかも、この鉄鉱石採掘現場の開発プロジェクトの作成者は日本という恐ろしい図式があり…
日本も資金や開発面で援助を行い、開発に加担しています。)

その上、アマゾン流域では金も出土しており、アマゾンの奥地に侵入し一攫千金を狙って貧しいブラジル人が金堀り人(現地用語:ガリンペイロ)となり現地の先住民を迫害・周囲の環境を汚染している…という話まで。

おまけに、その獲った金を精錬するために使用される水銀を流域に垂れ流し、水質汚染・またそれによる健康被害が起きるという現象まで発生している、とも……。

綺麗な金に秘められている悲しい現実は、美しい金のイメージとは裏腹に薄汚れており闇が深いのです。


また、放牧用に燃やされる森ではアマゾンに植生する希少な種の高価な木材を切り出した後に燃やされた…という話も。
そして、この高価な種の木材を目的とする、違法な伐採もアマゾンでは横行しています。

(ただ、開発のために木材を生かすことも無いまま焼き払うという場合もあるそうですが……)

最上級の木材としても名高いマホガニーと呼ばれる木は、
何と乱獲によってかつての30%にまで面積も減少。政府によって伐採を中止された後はお隣のペルーで乱獲が行われ、ペルーでもその数は激減

今はマホガニーに代わる別の木々にまで伐採業者は目を付け森を荒らし破壊している…と言います。

また、砂糖キビやゴムの生産などもかつては積極的に行われ、
その為に先住民族を虐待、
奴隷化して大規模プランテーションで強制労働させる
…という恐ろしいことも行われていました。

お肉、鉄鉱石、金、木材、砂糖、ゴム……何れもこれらを必要としている存在が居て、
“おカネ”や“資源”になるからこそ、
開発が行われる
と言っても過言ではありません。


またアマゾンを横切って作られる道路も開発目的であり、
道路の建設による森林破壊のみならず、道路の敷設が足掛かりとなり、牧場や鉱山、
大豆畑…といった更なる破壊の連鎖が広がっていきます


何と、道路の開発のために重機を使えないところでは枯葉剤を散布して開発された地域もあるほど。
アマゾンを破壊して、原生林を水没させて作られるダムも、開発されて作られた工場などの工業用発電の目的を主に作られているとも言われています。

全ては金のため、食欲、物欲、経済発展のため……けれども、
その為に破壊された自然は、元通りに戻すことは決して容易ではありません

それは、病魔や事故によって失われた臓器や歯・手や足など肉体の一部が、全く同じ様に復元することが
難しい
ことと何処か似ているかもしれません…。


私達に出来ること、始めませんか?“環境破壊に繋がる商品”を出来るだけ買わない、という選択の尊さ

既にアマゾンの森の15%は消失している。毎分サッカーコートの1.5倍の面積が、人間の飽くなき欲望のために破壊されている


(※写真はイメージです)

地球上で最大の熱帯雨林、そして生命の宝庫でもあるアマゾンを焼く火災と、そこに隠された人間の欲望たち。
アマゾン火災から見えてくるものは、飽くなき資本主義に呑み込まれたヒトの闇の部分に他なりません。

それは、“お金”や“望むもの”を手に入れる為なら環境を破壊することを厭わない…
というこれまでの公害汚染や経済至上主義で見られる様なケースと全く同じ現象
と言っても良いかもしれません。

しかしながら、例年の様にアマゾンは破壊され続けており…既にアマゾンの森はなんと毎分サッカーコートの1.5倍分の面積が失われているペースに達していると言われています。

(※ブラジル国立宇宙研究所(INPE)調べ)

何と、ブラジル国内では一番初期に開発が行われた大西洋沿岸には砂糖キビ生産
牧場造成の乱開発などによって“砂漠化”に近い状態や砂漠化の危機を孕んでいる地域も既にブラジルには存在しています。

(悲しいことにここは干ばつが頻発する地域でもあり、ブラジルでも貧困地帯と化してしまっています。)
既に、アマゾンは元の面積を15%失っている…と言います。

幾ら広大なアマゾンと言えど、このままのペースで開発を続ければ森林の消失は進み、
やがて取り返しのつかない事態に陥ってしまう
ことは想像に難くありません…。

遠い地球の裏側で引き起こされている悲劇に、一体私達に何が出来るのでしょうか?

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今日から出来る、1アクション。“お肉を減らす”事がアマゾンの森を護ることにも繋がる?!


(※写真はイメージです)

アマゾンの森林を守るために出来る事----
もちろん、アマゾン保全に関係する署名活動や募金活動と言った行動も
アマゾンの森林を守るために出来るアクションの一つではありますが、それよりももっと身近で日々実践出来ること。

それは…
--アマゾンが“お金”に変わる原因となっているであろうモノ(ブラジル産のものなど)を買わない--

これに尽きるのでは無いでしょうか。

肉・大豆・鉄・金・木材……アマゾンを破壊して生産される代償たち。

私達は、つい目先の欲に駆られて“美味しいから”、“希少価値があるから”、“便利だから”……と言って手を伸ばしますが、
その手に掴んだモノの本当の出所を、を---安易に迎合して流れに乗るのではなく、
生産地で何が起こっているのか見極めることが求められている様に感じてなりません。

とは言え、現在の物流マーケットやモノの生産過程は複雑で、一重にブラジル産のモノを見分けて避ける、といったことは難しいかもしれません。


(※写真はイメージです)

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しかし、これまでの記事でも説明した様に、畜産製品が肉としても飼料としてもアマゾンの破壊に大幅に加担している可能性が高いことから

肉の消費を減らす畜産品(乳製品・卵など…)を減らす

といったことは、今日明日からでも出来ることでは無いでしょうか…?

勿論、ブラジル産かどうか、という問題はあるかもしれませんが、世界的にもし肉の消費が減れば…
肉そのものの生産価値が下がり、金の生る木としての肉の需要は下がります


畜産品の飼料用穀物にブラジル産が使われているかどうか、という事を確認するのも余程こだわりを持った生産者と繋がらない限りは難しいですが、畜産品自体を避けることは結果としてブラジル産の飼料を使った商品を避けることに繋がる可能性が高いです。

また、畜産品を避けることは地球や環境を守ることにも繋がります
世界中の人が肉などをたくさん常食し、もし世界中で放牧するなら地球の面積ではとうてい賄えない(森も山も牧場と化す…)といった試算や、世界の人口90億人が満足に肉を分け合うなら“一週間で50g”程しかない…といった試算もあるのです。

実は、菜食やベジタリアンと言った選択は、宗教でも健康オタクでも何でもなく、
“環境に優しい”というとても有意義な選択
でもあります。


何と、畜産品(肉・卵・乳など動物性食品の全て)も一切摂取しないベジタリアン(ビーガン)に一年間に
必要な土地の面積は、畜産品を日常的に摂取している人の18分の1とも言います。

野菜を生産してそのまま口にするのと比べると、生産された野菜や植物などから出来た餌(また水や電気など)…を大量に動物が日々消費して作られた畜産物は大変エネルギーコストがかかっているので、肉食や畜産品(乳製品・卵など)は決してエコでは無いのです。

何と生産に使われている潜在的な水の量(バーチャルウォーター)を示すなら、
ハンバーガー一個を生産するのには何と2か月シャワーを浴び続けることと同じ…という試算まであるのです!

それどころか、世界の農地拡大の65%は動物性食品の生産に由来するほか、多くの動物が畜産産業によって住処を失っているとも言われています。

(肉食が引き起こしている環境破壊や、菜食のエコさについては以前記事を書いているのでもしご興味あればこちら(一個ハンバーガーを食べるだけでシャワーを2か月分浴びるのと同じ水を消費していた!? 映画カウスピラシーから考える、驚愕のエコの真実。)をご覧ください。)

日本では、まだまだベジタリアンというと変わった者扱いされがちですが、欧米の方では少しずつ菜食=環境に優しい(エコ)といった認識が広まりつつあり、公的機関が主体で菜食を呼び掛けたり、公的施設の食事に積極的に取り入れる…といったケースも出て来ています。

完全に肉を止めることは難しくても、量を減らす…日によって今日は止めてみる、牛乳をやめて植物性のミルクに変えてみる……決して方法は一つではありません(実は筆者自身ももう10年以上、肉や畜産品を食べない生活を送っていますがそれなりに健康に暮らしています。)


私達が飽くなき欲望を抱き続ける限り、何処かにしわ寄せは表れ、
そして今日もアマゾンは破壊されていってしまいます

安易に手を伸ばしたその先が、“アマゾンの焼け野原”に繋がらない選択をひとりひとりが行えば、きっとアマゾンの破壊も減っていくに違いありません。
(熱帯雨林は実は、破壊されても再生が早いのでは無いか…とも言われています。

ですが、熱帯雨林の破壊が進むと森から生まれる作用の一つである降雨量が減少してしまい、気候や環境に影響を及ぼすとも言われているのです。)

逆に言うと、私達消費者が安さや欲に駆られて行動し続ける限り、今日も地球の何処かで破壊は続いていってしまいます

緑豊かな環境をこれからも残していくために、私達に何が出来るのか
---500年以上前から続いてきた来たアマゾンの破壊の歴史。悲しみと破壊の連鎖をこれ以上拡げない為に、私達一人一人の勇気ある選択が必要なのではないでしょうか?


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参考文献(参考・出典):
アマゾン発・熱帯林破壊報告 稲葉一郎
世界の森林破壊を追う―緑と人の歴史と未来 石 弘之
アマゾンで地球環境を考える 西沢 利栄

参考動画(参考・出典):Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密

参考・出典:BBC NEWS JAPAN HP【解説】 アマゾンの森林火災、どれくらいひどいのか
参考・出典:CNN HP アマゾンの森林破壊が加速、毎分サッカー場の1.5倍
参考・出典:国際ニュース・AFP BB NEWS HP 牛肉と大豆、アマゾン森林火災に関わるブラジルの2大産業
参考・出典:農畜産業振興機構(alic)HP 海外情報  畜産の情報 2016年5月号 旺盛な輸出需要への対応を模索するブラジルの牛肉業界
参考・出典:GREEN PEACE HP アマゾン火災と「工業型畜産」
参考・出典:特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体(RFJ)HP

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