糖の吸収を抑えるという幻のハーブ「サラシア」の威力とは?
食生活の乱れや加齢などで、血糖値が気になってきたという人、
身近にいませんか。
日本人はどうしても血糖値を下げるインスリンの分泌能力が
欧米人と比べて低い人が多く、高血糖になってしまいやすいのです。
そこで低GI食や運動を試して見ようと思っても
ハードルが高いという方も多いでしょう。
糖の吸収をおさえてくれるハーブ「サラシア・レティキュラータ」は、
そういう方の心強い味方です。
糖の吸収を抑える幻のハーブがある?
サラシアとはどういう植物か
サラシアはニシキギの仲間で、タイ、インド、スリランカなどに自生しています。
サラシアというのは属名で個別の名称があり、その一つがサラシア・レティキュラータです。
サラシア・レティキュラータは学名で、地域の人は次のように呼びます。
コランチ(タミル語)
コタラヒンブツ(シンハラ語)
エカナヤカン(サンスクリット語)
見た目はつる性の植物です。
サラシアの仲間は、果実を利用できる種もあります。
なぜ幻のハーブと呼ばれるかといいますと、
インドやスリランカの森はうっそうとしていて
採取が大変だということ、また伐採に許可が必要な植物だから。
東南アジア全域で、許可を得ない森林の伐採や焼き畑が行われており
森林が減少していて各国が対策をとっています。
スリランカでは、森林が6.7%減少しているというデータもあります。
スリランカは、茶、煙草などの産業で発達していますが、
民族対立の結果の内戦や、津波の被害で
経済的に困窮している人もいます。
そういう人たちは、現金収入を得るために無断で伐採を行うことがあります。
スリランカ政府はそういったケースを含め
かなり厳しく取り締まり、森林を保護しています。
インドでも、森林に入って野生のサラシアを伐るのは、
ライセンスを持った人しか行えません。
それぐらい大事にされている植物と森林なのです。
サラシアはまさにアジアの森の恵みと言えますね。
サラシアの伝統的利用法とは。アーユルヴェーダの時代から愛される理由
東洋医学のメッカは、中国という印象がある方が多いようですが、
インド医学も医学の発展に貢献してきました。
インド医学というと、ヨガの呼吸法やチャクラの考え方等、
スピリチュアルな民間療法という印象がある人も多いですね。
医学の系統には、ヒポクラテス系の西洋医学と、アジア圏で発達した東洋医学、
南米のアステカ、インカなどで宗教祭儀と結びついた医学などがあります。
我が国で、医療として用いられているものは主として西洋医学です。
ただし、その流れは、キリスト教が普及し、医術が魔術と結びつけられた結果、
ヨーロッパでは1度衰退し、ペルシアなどアジア圏が医学の中心になったという経緯があります。
インドや中国の医学には流れが途絶えていないという特徴があります。
また、患者の体質や状況に合わせて、現場で薬を調合することや
部分ではなく、全体に注目してまだ病気になっていない問題も解決していく
という点が、西洋医学と大きく異なります。
現にインドには西洋医学とインド医学を組み合わせた技術や
知識を持つ「アーユルヴェーダドクター」という職業あります。
サラシアも、予防医学によく使われるハーブの一つ。
アーユルヴェーダは紀元前460年に成立した医学書の名で、
サラシア・レティキュラータの使用法もそこに書かれています。
エキスを糖尿病由来ののどの渇きに苦しむ人に処方していたということです。
他に
・肝炎
・潰瘍
・皮膚疾患
・炎症
等にも用いられていましたが、注目されているのは血糖値や脂質の抑制作用。
現在でもサラシアはハーブティーとして、スリランカで売られています。
アーユルヴェーダ内では、ピッタ、カパ、ヴィータという
エネルギーの質や量で体の異常が起きるとしています。
その中で、糖の摂取のし過ぎによる糖尿病などの病気は「カパ異常」とされます。
この理論は、肥満遺伝子や遊離脂肪酸値と結びつけられ
現代でも研究されています。
インドの宗教、ヒンドゥー教の神像を見ると、シヴァ(破壊神)や天女たちは
お腹が引っ込んでスレンダーな体型をしています。
中にはガネーシャなどの太鼓腹の像もありますが、インダス川近辺の豊かな土地で
早期から洗練されたボディーイメージが形成されていたことが分かります。
アーユルヴェーダで使われてきた幻のハーブを凝縮してサプリに!
サラシア・レティキュラータを化学的に研究すると、
糖質吸収が実際に抑えられることが分かった!
さらに最近,Yoshikawaetal.によって,サラシアのメタノール抽出物の水溶性分画より,チオ糖格を有する二糖類水解酵素阻害成分salacinolが,新規に;構造決定されている7)。
今回著者らは,現地でハーブとして食用に供されるサ ラシアの一連の血糖降下作用に着目し,サラシアより抽出した水エキス(以下SRE)の血糖抑制作用の作用特性,および糖質の消化に関与する酵素に対する阻害作用について検討を行い,さらにヒトにおける食後の過血糖状態に対する作用についても評価を行ったので報告する。
ス リランカ有用植物サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)水抽出物のラットおよびヒトの食後過血糖に及ぼす作用
アーユル・ヴェーダのような伝統的な療法に関しては
科学的根拠がないという批判がされることがあります。
しかし、サラシアについては、このように成分が特定され、
ラットや人で糖質吸収の働きがあるという検証がされています。
アーユル・ヴェーダでは経験値として
糖質の摂りすぎで問題が起きた人に
サラシア属を投与すれば、改善するということが分かっていましたが、
現代では客観的な実験と統計でその作用が認められるようになりました。
他に、牛丼の具に、サラシアエキスを混ぜたものを
被験者(一定の条件を保ち、妊娠などしておらず、生活習慣の改善等を
併用した状態の健常者)に食べてもらい、食後血糖値を測ったところ、
糖質の吸収の抑制がみられたという研究もあります。
お米単体だけではなく、牛肉など別の食材も摂取すると
食後の血糖値上昇が抑えられることは、知られていました。
今回はそれに加えてサラシアエキスを摂取すると、
さらに血糖値の上昇を抑えられるということが実証され、注目を浴びたのです。
血糖値は健康の要!サラシアを使って生活習慣病に備えよう
サラシアはどんな人におすすめの食品か
・甘いものが好きな方
・生活習慣病の遺伝が心配な方
・プリン体の多い食品が好きな方
・濃い味付けのものがお好きな方
・パン、麺類、丼ものなどの単品食べが多い方
・偏食がある方
・寝不足の方
・遅くまでパソコンやスマホをいじっていて寝つきが悪い方
特に最近では、寝不足が血糖値上昇の要因の一つ
ということが注目されています。
健常者対象の実験で、睡眠時間を4時間以下にすると
インスリンの分泌量が低下していなくとも、
血糖値が上昇することが分かっています。
これはコルチゾールという、インスリンの働きを抑える
ホルモンが分泌されるためです。
現代人は、パソコンなどを使う仕事をするため、日中の運動量が低く
脳だけが疲労して眠れないという状態になりやすいのです。
甘いものやお酒、味の濃いものなど食べないのになぜか血糖値が高い・・・
という人は、もしかしたら寝不足が原因かもしれませんね。
気になる血糖値上昇をケアできるサラシア配合サプリメント
日本の糖尿病患者増加の要因とは?
糖尿病の病型は、
(1)1型糖尿病、(2)2型糖尿病、(3)その他、(4)妊娠糖尿病 に大別できる。
糖尿病の発症要因としては、遺伝的要因と環境要因が重要であるが、
特に2型では生活習慣が環境因子として重要である。
我が国の糖尿病の大部分をしめるものは2型糖尿病であり、
本文中では特に断らない限りこの病型の糖尿病を指している。
この疾患の対策としては、発症の予防・早期発見・合併症の予防が重要である。
日系移民を対象とした研究によると1)、日本人とは遺伝的背景は
同一であるものの生活習慣の欧米化がさらに進行した
米国の日系移民集団では、糖尿病有病率・罹患率は
ともにわが国の住民よりも2ー3倍高いことが知られている。
社会的状況を考えれば、現在の日系米国人は
将来の日本国民の健康状況であるとも推測され、
早急な糖尿病対策が必要であることの根拠としても
注目すべきである
厚生労働省 健康日本21(糖尿病)
平成9年度の厚生労働省の調査によると
糖尿病が強く疑われる人 690万人
糖尿病の可能性を否定できない人 1370万人
と、日本の人口が1億3000万人だとすると、
その1割近くの人が糖尿病の疑いのある状態だとされています。
要因としては
・食の欧風化
・甘いものなど砂糖類の消費量上昇
・運動の機会の消失
・睡眠等生活習慣の変化
等が考えられます。
コンビニエンスストアやファーストフードなどで、
短い時間で簡単に食べられる柔らかいものが売られています。
早食いは急激に血糖値が上昇する非常に良くない食習慣です。
日本人は、もともと、ブドウ糖に対するインスリン分泌が
やや弱いという指摘されています。
さらに加齢やストレスで血糖値上昇が起こりやすいと言われています。
血糖値が高いとどんな病気になる可能性があるの?
・糖尿病およびその合併症
糖尿病性腎症
最も有名な合併症。腎臓のろ過機能が損傷し、体に有害な物質が回ってしまう。
人工透析、カリウム(生の野菜、果物、納豆など食事制限が多い)の摂取制限など
生活の質を落とす事項が多い。
糖尿病性末しょう神経障害
神経が損傷し、痛み、しびれが起きる。最悪の場合末端の組織が壊疽する。
糖尿病性視覚障害
視神経が損傷し、失明する恐れがある
・心疾患による死亡リスクの上昇
血糖値が高めという結果が出たのに、
生活改善をしないとこういったリスクが生じてしまいます。
「自分は血糖値は高くない」と思っていても要注意!。
気をつけたい血糖値スパイクとは
血液検査をいつも会社や学校で受けていて血糖値に異常はないから、
自分にサラシアは必要ない、と思っている人もいるでしょう。
しかし、あなたが言うその「血糖値」、
食後1~2時間に計ったものでしょうか。
通常、健康診断の血糖値は
前日や当日の検査前、数時間は絶食をします。
この状態の検査で得られる値は、
空腹時血糖と呼ばれます。
私たちが食事をすると、消化吸収されて、糖が血液中に増加します。
正常に膵臓が機能している人なら、
膵臓内のランゲルハンス島からインスリンが分泌されて
血糖値が下がります。
ただ、インスリン分泌、もしくはインスリンの働きに
何らかの問題がある場合は、食後時間が経っても
血糖値が下がらなくなります。
通常、問題になる血糖値が高いという状態はこのことを示します。
しかし、通常は血糖値のピークは食後60~120分の間。
この時間帯に採血し、導き出された血糖値が食後血糖値です。
食後血糖値の測定に相応しい時間は食後60分、食後120分と
研究者の間でも意見が分かれていますが、
空腹時と食後の血糖値の意味合いが異なることでは、
見解は一致しています。
特に日本人は,ブドウ糖に対するインスリン分泌低下という
特徴を有しており,欧米人と較べ空腹時血糖値に比し
負荷後血糖値が高値である場合が少なくない.
また,このような者が特に大血管障害の高リスクであるということが
欧米ではThe Diabetes Epidemiology
Collaborative Analysis of Diagnostic
Criteria in Europe(DECODE)研究により,我が国では
舟形町研究により明らかになったので,この負荷後,食後高血糖者の
スクリーニングはいよいよ重要性を増している.
I.診断と関連検査の進歩 1.空腹時・食後高血糖とその診断基準
負荷後血糖値というのは食後血糖値のことです。
この時間帯の急激な血糖値上昇を見せることを
血糖値スパイク(グルコーススパイク)といいます。
細胞の組織を破壊し、心疾患の要因になるということから
今、注目が集まっている話題です。
食後高血糖は180mgdlが日本の標準とされていますが、
こちらも様々な意見があります。
140mgdl以上になると、
心疾患での死亡リスクが2倍になるという指摘もあります。
サラシアを飲むときに知っておきたいこと
サラシアを最大限生かすために、
生活習慣の見直しが研究段階でも重視されている
サラシアの糖吸収抑制機能の研究では被験者に、
生活習慣の改善を要求しています。
サラシア自体は治療用の品ではないので、
普段の生活でも運動、適度な睡眠、糖質の減量などを心がけてください。
子供が飲んでも大丈夫?
サラシアはお茶としてスリランカの人が飲んでいるので
お子さんが飲んでも心配はないです。
ただし、幼少期からの肥満は将来の生活習慣病のリスクが
非常に高まるので、サラシアの飲用だけではなく、
小児科医や栄養士の栄養指導を受けることをおすすめします。
病気などがあっても飲める食品なのか
サラシア自体は食品ですが、その成分の働きが
他の血糖値抑制薬と重なってしまうことがあります。
医師の診察を受けている人は、摂取する前に、主治医の許可を取ることが大切です。
偽物が出回っているという情報も。信頼できる店舗から購入するべき
健康食品の業界にはよくあることですが、外観がよく似た
安価で全く成分が異なる植物をサラシアだと偽い
販売しているケースが報告されています。
東南アジアや南アジアの森では不法伐採などの問題も起きていますので、
出どころが分からない商品には手を出さないことが大切です。
サラシアを活用して、上手に血糖コントロール
血糖値の上昇単体は、痛みなど
体に不快な症状で現れないので、
つい軽く見てしまいがちです。
しかし、高い血糖値は、血管の細胞などを傷つけ、
心疾患や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。
早期に糖質の吸収を抑制することが、健康寿命を延ばし
中高年以降の生活の質の低下を防ぐことに繋がります。
規則正しい食習慣と睡眠、運動とサラシアを生活に取り入れてみましょう。
健康維持が、未来の自分のために出来る最大の投資であることは、
アーユルヴェーダの時代から言い伝えられる真実なのです。
「商品「糖カロセーブ」に含有するサラシア由来サラシノールの糖の吸収を抑制することによる食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レ ビュー」
アーユルヴェーダの体質学-中医体質や現代医学的 QOL との関連性も含めて-
「サラシア属植物エキス配合牛丼の具による食後血糖上昇抑制効果の検証」
「現代インドの民族医療」
1. 空腹時・食後高血糖とその診断基準
血糖値スパイク 日本医師会
「HbA1C」
「神の恵み」サラシアのパワーを凝縮したサプリメントはこちら。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう