【IN YOU松浦代表インタビューVol.3】常に初心を忘れず、新鮮な気持ちで大切なことをありのままにお伝えしていきたい!
【IN YOU松浦代表インタビューVol.3】常に初心を忘れず、新鮮な気持ちで大切なことをありのままにお伝えしていきたい!
IN YOU Journal読者の皆さま、こんにちは!
年明けに行った読者アンケートでは、非常に多くの方からのご意見・ご感想をいただき、心より感謝しております。
今回は、その中から特に見逃せないと感じた内容について、松浦代表に率直にお話をうかがうことができました。
気になるその内容とは、
『恐怖を煽るような記事はやめてほしい』
『ネガティブな記事は読みたくない』
『ネガティブな記事は読みたくない』
というものです。
食品添加物や農薬、食肉など、危険性を訴える記事は確かに非常に多くの方に読まれ、インパクトが大きい反面、やはり「煽ってほしくない」というご意見も少なくありません。
そこで、読者からのそういったご意見をどのように考えるか?
これまで聞きたくてもなかなか機会がなくて聞けなかったお話をたっぷりとお届けしたいと思います!
ネガティブな内容の記事は多く読まれる一方で批判も多い?
うちゅう:
年明け以降に実施されたアンケートによりますと「恐怖心を煽るようなネガティブな記事はやめてほしい」という声が少なからずあったそうですね。
私も御社のライターをさせていただいてかなり長くなりますが、これまで見ていても、やはり添加物とか農薬とか、危険を喚起する内容の記事はよく読まれているという印象が強くあります。
その一方で、そのような記事が敬遠されるのもなるほどと頷けるところもあり、バランスの取り方が難しいとも感じています。
率直に、こういった読者の声をどのようにお感じになっていますか?
松浦:
危険性をお伝えする内容の記事に強い興味を示す読者は、おそらくこれまではそんなに食などに注意したことがなかったという方々なのではと思っています。
以前は記事を読んでいただいた有名人からもそういったメッセージが届いたので驚いたことがありました。
たとえば今、世間ではゲノム編集トマトの国内初承認や流通について話題になっていますが、今更という感じがしています。
実は「身の多いフグやマダイ」「激しく泳ぎ回らないマグロ」など、植物以外であってもゲノム編集食品の開発がどんどん進んでいるんですよね。
こういったことは、知らない人があまりにも多すぎて、ぞっとするくらいです。
日本ではまだまだこういった知識が少なすぎるという方が多いです。
この1年、種苗法の改正やゲノム編集などさまざまな動きがあったにも関わらず、現在は多くの方がコロナワクチンのことで頭がいっぱいになり、知識が止まってしまっている状態に見えますね。
私やライターにとって当たり前のことであっても、マス(大衆)の流れはヤフーニュースなど大手の報道に左右されていて、知識を持つ人と持たない人があまりにも二極化しすぎています。
私はYouTubeも配信していますが、『今回は内容が薄かったかな?』というものの方が、かえってたくさんの方に見ていただいていることもあります。
本当に知識格差が激しいですね。
マス(大衆)の方々は添加物のことでも騒いでいて、これはオーガニック以前の話だと感じています。
すでにオーガニックを生活に取り入れている方からすれば「オーガニックであることと添加物ゼロはイコール」という認識があるんですが、『それ以前』という方があまりに多すぎると思いますね。
しかし、そういう方々にどうやって伝えていくかが大事なんだと思います。
実際、IN YOU Journal(インユージャーナル)の読者は「このサイトを知ってるし読んでいる。しかし買い物はしたことがない」という方がまだまだ多いんじゃないかと感じています。
私たちの顧客は「超・オーガニックマニア」の方と言うよりはむしろ、
「これまでオーガニックに興味がなかった、食の裏側など知らなかった」
という人を対象にしていくべきではないかと思っています。
たとえば、ゲームを知り尽くしている一部の人よりも、むしろ「まだゲームを知らない」というたくさんの人に買ってもらった方がよいと思いますよね。
ゲームを知らない人に対して、ゲームの面白さを伝えて広げていきたいと思うものではないでしょうか。
すでによく知っている人よりも、まったく知らないという人に伝えた方が、大きな衝撃が走りますよね。
マニアックな読者は自らどんどん情報や商品を探されますので、別にIN YOUに頼る必要もないのではと思っています。
私も初めてオーガニックのものを口にした時に、あまりに大きな衝撃を受けて、そこから1~2か月ほどは『買ってみたい!食べてみたい!』という、トライアンドエラーの生活が続いたんです。
そういったきっかけを、読者やフォロワーにお届けすることで、IN YOUのファンがさらに増えたらいいなと考えております。
そのためには、常に自分がオーガニック初心者だった時のような気持ちに帰ることが必要です。
困難な状況にあって勇気を出して相談してくださる方々の存在こそが、私を初心に帰らせてくれた!
インスタのフォロワーは、初心者・若い人が多いのですが、中には相当ヘビーな相談があって、私にダイレクトメッセージをくださる人もいらっしゃいます。
プライバシーの問題があるのでここでは詳しい症状などは控えますが、とにかく重い病気で毎日が辛く、死にたいくらいだとおっしゃる方からご連絡をいただいたことがありました。
その方は、マクロビや東城百合子さんのお手当などを少し学ばれたことがあるようでしたが、私も日々仕事のことでいっぱいな中、少しでもお役に立てればと思いまして時間の許す限り返信をさせていただきました。
そうしたら、最初は「死にたいくらい辛い」とおっしゃっていたのが「もう一度生きたいと思えるようになった!」と非常に喜んでいただけたのが、私にとってもすごく嬉しいことでした。
そもそも私がIN YOUを立ち上げたのは、周囲にガンなどの病気で苦しむ方々がいらっしゃったからなんですよね。
そうやって、病気で苦しんでいる方々に何かをお伝えする立場として、初心に帰る必要があると感じさせられました。
そこを忘れてしまうと「すべての人にオーガニックな暮らしを」という理念があるにも関わらず、広がっていかないんです。
ネガティブな記事が読まれるということは『開拓のしがいがある』とポジティブに受け取れる!
InstagramやTwitterは、オーガニックや食の安全など、そういったことを「知らない人」「勉強している人」「詳しい人」など色々な人がいて、ある種の世の中の縮図みたいなところがあると思います。
たとえば、添加物に関する話をSNS拡散した時に反応するのは、ビギナーの方が多いかもしれません。
私たちも必ずそういう時期があったと思うんです。
最初に添加物など衝撃的な内容に触れてオーガニックに興味を持ち、知識を入れて、実生活においてトライアンドエラーを繰り返しながら、「生活や心が豊かになった!」と感じられる時期が訪れます。
そうしたら、発信したくなりますよね。
そこで、こういう気持ちを忘れてしまうと、IN YOU Journal(インユージャーナル)は「単なるマニアックな会」になってしまいます(笑)
私でも、社員でも、ライターさんでも、仕事を続けるうちに知識がついてきて、「読者も同じように知識が増えただろう」と錯覚してしまうことがあります。
ところが、確かに一部のコアな読者はいらっしゃるとはいえ、常に読者は入れ替わって当然ですよね。
「以前にこの内容の記事はあったし、読者は当然知っているだろう」と思ってしまって、マニアックな情報だけを記事にするようになってしまうと、オーガニックな暮らしは広がっていきません。
そもそもIN YOU Journal(インユージャーナル)は、2013年頃に添加物などの記事がバズったことがきっかけで広がってきたという経緯があります。
そこから、2021年になった今でも添加物がテーマの記事がバズっているのを目の当たりにすると「あれ?今もこの内容で盛り上がっているの?」と不思議に感じるかもしれません。
しかしそこで、
「開拓しがいがある!」
「IN YOU Journalのファンとしてのポテンシャルがある!」
と受け取ることもできますよね。
食の実情を知ればオーガニックに興味を持ってくれる人が増えて広がっていくので、努力のしがいがある!とポジティブに受け取ればいいと思うんです。
確かに「恐怖心を煽らないでほしい」というご意見ももっともなのですが、
「変わることなく、ずっと同じことを言い続ける」
このこともまた、オーガニックな世の中を実現させるためには非常に大切なことだと思っています。
「またいつも同じことを言って、飽きられないか」と思われるかもしれませんが、それは違います。
私たちを見てくれる方々も年々移り変わるものです。
実は初めて、という方も多いはずです。
だからこそ、
農薬の話も、遺伝子組み換えやゲノム編集の話も、何度でも繰り返してお伝えしていく!
そういう思いが大切だと思います。
これまでも、当サイトでお伝えしてきた情報がかなり後になってようやく大手のニュースサイトなどが取り上げるようになる、という実情を何度となく目の当たりにしてきました。
どんなに最新情報を追い求めて世に出しても、マニアックな読者・意識のとても高い読者は非常に興味を持ってくださるのですが、そこまで興味のない読者も多くいらっしゃいます。
そういう方に向けても、あるいは私たちが初心に戻るという意味でも、やはり何度でも基本に立ち返って同じことを伝え続けていく必要があります。
商品宣伝のあり方もいよいよ大きく変わる。飾らず正直に言うべきことが言える時代に!
これまでは、テレビのCMに代表されるように「キレイに見える広告、出演する女優も化粧で塗り固めて加工された顔が当たり前」という、そんな作られた広告の時代でした。
しかし、コロナ禍では広告も出せませんし、リアルな情報を求める消費者が増えたと実感しています。
サプリのクチコミを参考にされる方は多いですし、現在人気のclubhouseでも社長自らが自社製品について、ウソを言わず悪いこともいいことも包み隠さず話してくれる経営者が支持を集めているんです。
YouTuberにしても、ウソを言うのではなく素の自分で話している方、プライベートまで語るような方にファンが多いと感じています。
消費者は、もはや作りこまれたキレイなだけの広告よりも「本当のこと、リアルなことを知りたい」と望む方が増えているんですよね。
これはコロナ以前からの傾向ではありましたが、2013年くらいだと「これは奇抜な話だ」と思われるような内容であっても、現在はそういう内容も当たり前のように強く意見を言う方も増えています。
顔出しもしますし、本名も出して、自分の正直な意見を恐れずに言っているんですよね。
海外では以前からそれは当たり前のことであり、たとえばセレブが堂々と政治批判をすることってよくありますよね。
かつての日本ではそれはあり得ないことだったのですが、こういったタブーとされてきたことを日本人もするようになったということです。
SNSやclubhouseの台頭もあって、この1~2年でものすごく増えてきたと思います。
それを思うと、IN YOU Journal(インユージャーナル)は立ち上げ当初から誰の顔色もうかがわず、主張すべきことは強く主張し、進んでいたメディアだったなという自負があります。
ようやくそれが当たり前になってきたという感じがしますね。
先ほどお話したように、1~2年前にここで公開した記事が今さらニュースで取り上げられているという事例もいくつも見てきましたが、当時興味が持てずにいた読者も多くいらっしゃると思いますので、最先端・最新の内容を記事として出していく姿勢も今後もちろん大切にすると共に、やはり初心者の頃の目線も大切に持ち続けていきたいと思います。
「煽っている」「恐怖心を与えている」と思われる方もおられるとは思いますが、そういう意図ではなく、初めてIN YOU Journalを立ち上げた時、ライターとして参加した時の気持ちを忘れずに、多くの方々に伝えるべきことはしっかりお伝えする、そこを忘れてはいけないと思います。
現在、初めて「自らの意見をハッキリと言うことが当たり前」とされる世の中になりつつあります。もはや「あれこれ意見を言わないことが美徳」とされる時代は古いと言わざるを得ません。
黙っていれば取り残されてしまう時代に入っています。
「人に気に入られたいから」「調和が大切だから」と何も言わずにいると、ネットの世界だけでなく現実世界でも厳しくなっていくでしょうし、世の中はその傾向がますます加速してもおかしくない状況にあります。
主張しないことが、かえって損をすることになります。
そもそも病気で苦しむ人を助けたい、ただその一心でIN YOUを続けてきた
IN YOU Journalのそもそもの始まりは、ガンなどの病気で深刻に悩んでいる方、そういった弱い立場にある方の力になりたいという思いからでした。
私がライターとしての実務から離れた現在でも、SNSからご自身やご家族の深刻な病状についてダイレクトメッセージをいただくことがありまして、その度にハッとさせられます。
たとえば、ご家族が重病で日々すがるような気持ちで緑茶を飲んでおられるという方からもご連絡をいただいたことがあり、本当に困り果てて心の余裕もないはずなのに、勇気をもって私に話をしていただけたことが、心の底からありがたいと思いました。
こういったメッセージをくださることが、私を我に返らせてくれるんです。
仕事で時間がないように思えても、なんとか元気になっていただきたいとの思いから返信させていただきますし、大事なことを話して下さって感謝の思いでいっぱいになります。
IN YOUで扱う商品や記事については、
「家族や大切な人のために自信を持っておすすめできるものしか扱いません」
ということをモットーにしていますが、常にその原点に立ち返ることが大切で、どこを取ってもそう言える、嘘偽りのない、愛のあふれたサービスをいつでも提供させていただきたいです。
ただ単に目の前の影響力を高めたいということではなく、発信者が「これは訴えたい!伝えたい!」という強い気持ちがトレンドになっていけばと思います。
オーガニックは、実は誰もが引き込まれるもの!
まだまだオーガニックな商品は値段の高いもの、特別なものと思い込んでいる方が多いですが、「実は誰もが引き込まれるもの」だと私は思っています。
最近私の兄がこちらに出てくることがありまして、私とは違うのですが兄も食に関する仕事をしています。
オーガニック商品などを紹介すると、とても感動してくれたんです!
何を食べても「おいしい!」と喜んで気に入ってくれて、まるで初心者時代の私を見ているようでした(笑)
そこで感じたのは、私自身がオーガニックなものに慣れ過ぎていたなということでした。
そういう世界に浸っていて当たり前。
仕事でも、オーガニック商品を取り扱っているベンダーさんとお会いするのが当たり前。
しかし、当たり前でない人にとっては出会うもの1つ1つが驚きの連続なんですよね。
「高そうに思えるけど思い切って買ってみよう!」そして食べてみると「美味しい!感動!」
そういう気持ちを忘れずにいることの大切さを痛感しました。
今ではあらゆる場面で専門家目線になることが多くなっていて、素直に喜んだり驚いたりする感覚が鈍っていることに気づかされたんです。
常に初心を忘れない姿勢こそ重要!
仕事で時間が取れないような時であっても、なぜSNSのダイレクトメッセージに返信するのかという理由ですが、もしその方がまだIN YOU Market(インユーマーケット)で買い物をしたことがない方であっても、家族のように思って接したい、温かいやりとりができ、それこそが本物のコミュニケーションだと思うからです。
恐怖を煽るとか、ネガティブかどうかとか、そういう次元ではなく『家族や大切な人に恥じずにすすめられる』『心から強く伝えたいと思う』、そんな記事や商品、サービスをお届けしたい。
そういう思いで仕事をしていくと、必ず素晴らしいものになるはずです!
今月のインタビューを終えて
「初心を忘れないようにしよう!」
この松浦代表の言葉は、私にも大きく響きました。
確かに、初めて1つの調味料を変えてみた時の新鮮な驚きや、自然栽培の果物を食べてとても美味しいと感じたことなど、大きな衝撃を伴う体験は心から誰かに強くすすめたいものです。
必要以上に故意に恐怖心を抱かせてしまう内容はよいとは思いませんが、それが現実に起こっていることで、より多くの方が知るべき内容であれば、臆さずにお伝えすることがライターの使命でもあると考えます。
大切なのは、オーガニックが当たり前の世界を目指していくこと。
そこがブレることなく、常に新鮮な気持ちで、飾らずありのまま皆さまにお伝えすべきことをお伝えするメディアでありたい。
あらためて松浦代表の強い意志をうかがうことのできた有意義なインタビューとなりました。
今回も多忙なスケジュールの合間を縫って、快くインタビューに応じてくださった松浦代表、本当にありがとうございました。
そして、最後まで読んでいただいた読者の皆さんに心より感謝いたします。
次回のインタビューもお楽しみに!
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