肝臓がフォアグラ状態に・・?!意外と知られていない、もう1つの危険な生活習慣病。4人に1人が患う「脂肪肝」と予防方法。
生活習慣病でよくあげられるのは
糖質過多でなる糖尿病
脂質過多でなる脂質異常症、肥満
塩分過多の高血圧
です。
これら全てを合わせたメタボリックシンドロームが有名です。
これらの疾患と同様に発症する生活習慣病があることをご存知でしょうか?
それが今回お伝えする脂肪肝です。
あまり聞いたことがない方もいるのではないでしょうか。
しかし、脂肪肝こそ現代人が無意識のうちに陥りがちな疾患であり、
気づかぬうちに進んでしまうものでもあるので注意が必要です。
肝臓は沈黙の臓器
脂肪肝の前にまずは肝臓についてお話しいたします。
肝臓は、解毒・貯蔵する機能を担っています。
アルコールや薬を解毒して体にとって無害なものに変えて外に排泄するようにしてくれます。
また、食事で取り入れた栄養素を肝臓が貯蓄をして、必要なときに血液中に流す役割もしております。
そして、肝臓は沈黙の臓器と言われており、
部分的に機能が失われても他の残っている肝臓の組織がその分を補って機能してくれるため症状が進行してもわかりません。
そして、いつの日か肝臓が機能しなくなったときには、肝臓全体がボロボロになっている状態なのです。
肝臓は、移植しても元の大きさに再生する臓器と言われていますが、このような状態の肝臓では再生する能力もありません。
脂肪肝とは
フォアグラのようになってしまった状態
肝臓に脂肪がたまりフォアグラ状態になった状態を脂肪肝といいます。
日本人の4人に1人が脂肪肝と言われており、アルコール過多で起きるため、禁酒をすれば元に戻ることもあり、従来は軽い病気と考えられてきました。
しかし、脂肪肝が肝炎に進行して、次第に肝臓が固まってしまい機能が失われてしまう肝硬変や肝臓がんへと進行する可能性があります。
また、脂肪肝を境に他の生活習慣病のリスクも高めることが報告されるようになりました。
そして、脂肪肝はお酒を飲まない人や若い女性にも急増しているのです。
脂肪肝に関連する疾患
脂肪肝に関連する疾患を分類すると
大きく二つに分けられます。
アルコール性肝炎
30代に現れやすく、アルコール性肝炎の主な原因は,アルコール摂取量、アルコール乱用期間(通常8年以上)、栄養状態などがあります。アルコールの量ですが、女性では20g、男性では60gのアルコールを数年間毎日摂取すると重篤な肝障害が起こります。
1日60g以上(500ml缶ビール8〜12本)を2〜4週間摂取すると、健康な男性でさえも脂肪肝を引き起こします。
1日80gでアルコール性肝炎、1日160gを10年以上摂取すると肝硬変になることがあります。
女性は、男性よりもアルコールを分解する酵素が少ないためアルコール性肝炎になりやすく、酵素は遺伝が関係する場合がほとんどです。
脂肪肝は、症状が特にありませんが1⁄3の患者で肝が肥大し圧痛があることがあります。
進行したアルコール性肝炎は,疲労,発熱,黄疸,右上腹部痛,圧痛性のある肝腫大していることがあります。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
非アルコール性脂肪肝炎は、お酒を飲まない人が発症する脂肪肝です。アルコール性肝炎と見分けがつかないほど同じ肝障害を生じます。
この疾患は、全ての年齢の男女に起きますが、中年女性に最も起こりやすく原因はほとんど分かっていません。
傾向としては、肥満、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームに関連すると考えられています。
この疾患のほとんどの患者に自覚症状は見当たらず、一部の患者では疲労倦怠感、右上腹部(肝臓のある位置)の不快感を訴えることがあります。
肝臓に関連する臨床検査値で疑われて、肝臓組織の一部を取って確定診断します。
次に、脂肪肝を未然に防ぐための対策についてお伝えしていきましょう。
脂肪肝の対策まとめ
禁酒をしよう
脂肪肝のうちアルコール性肝炎に関係することが分かりましたら、禁酒をするようにしましょう。
禁酒をすることで、脂肪肝の完全寛解は6週間以内に戻ります。
しかし、脂肪肝以上に進行したアルコール性肝炎や肝臓が固まり始める肝線維症、肝硬変になると肝臓は元に戻らなくなってしまいます。
食べ過ぎ・無理なダイエットをやめる
摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが取れていない場合、脂質や糖質を摂り過ぎてしまいます。
また、運動不足もあると中性脂肪として肝臓に蓄えられてしまいます。
お酒の飲み過ぎでも、アルコールが分解するときに中性脂肪が合成されやすくなります。
肥満になると、肝臓での脂肪の消費効率が悪くなるので肝臓に中性脂肪がたまりやすく、
極端な食事制限など無理なダイエットをした人も、脂肪よりも筋肉が優先的に減少してしまい、脂肪が排出しにくくなり肝臓にたま脂肪肝になることがあります。
遅い時間の食事はNG!
夜の8時以降に揚げ物のような脂質や肉類のタンパク質の多い食事は、肥満の原因になります。また、これらのを腸が排泄するまでに10時間以上時間がかかります。
遅い時間に食事をすることがわかっているのであれば、分食をして職場で少し食事を済ませてしまって、
帰ってきたときに少し小腹を埋める程度に野菜類や汁物をいただく程度にとどめる食事をしてみましょう。
抗酸化物質が有効
脂肪肝の原因の1つと考えられているのが酸化ストレスです。
抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノール類などのファイトケミカルを含む野菜や果物を取るのも有効な方法です。
特にコーヒーにはクロロゲン酸と呼ばれる脂肪を減らす作用のある成分が含まれていますので、適度に取り入れることは脂肪肝に有効です。
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無理のない運動習慣
脂肪を燃焼させるのはやはり筋肉を使うことが一番有効です。
ウォーキングや腕立てふせ、スクワットも有効です。
そのときには出来る限り、呼吸を意識しながら止めないように運動をするとさらに効果が期待できます。
日本人の主な脂肪肝の原因は飲みすぎのせいではなく「食べ過ぎ」だった。
脂肪肝が悪化すると肝臓がんなどにも発展するので注意が必要。
実は日本人の脂肪肝の原因で多いのは、飲み過ぎではなく、食べ過ぎによるものでお酒を飲まない人の脂肪肝の方が危険です。
また、生活習慣病を促すことにつながり、脳血管疾患・心疾患のリスクが高まります。
さらに肝臓が重度に破壊されていけば、肝硬変・肝臓ガンとなり、
移植以外に元の肝臓に戻ることができなくなってしまいます。
毎日の生活に意識を向けて生活するように心がけましょう。
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