ほとんどの人が知らない、本当の肌あれの驚愕の理由!高級な「偽コスメ」の陰に潜む知られざる問題
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
日々のモチベーションと、
切っても切り離せないのが、肌の状態。
肌がつるぴかなだけで、その日一日がとても心地よく過ごせたりもするものです。
でも、
大人ニキビ、原因不明のただれ、吹き出物、乾燥肌、かゆみ・・・
数々のコスメを使うようになってから
不可解な症状を訴える女性が近年増えています。
一体いくつのケミカルなプロダクトを肌にぬりたくるの?!
クレンジングオイル、洗顔フォーム、スクラブ、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パック、下地クリーム、日焼け止めクリーム、リキッドファンデ、パウダーファンデ、そして最後にはおしろいや仕上げのパウダー。
これだけでもなんと13種類。
しかも、どんなに高級化粧品であっても、それらの多くは
「石油由来のケミカルな成分」が主成分となって構成されています。
毎日、あまりにいろいろなものを使いすぎていて、
いったいどれが原因なのかわからない。
食べ物が原因?
それとも今使っている化粧品のせい?
中には2-3万円以上する高級化粧品を愛用しているにもかかわらず、
肌はどんどんくすんでいく。
シミもしわもよくなるどころが、むしろどんんどん悪化している?!
そんなジレンマを抱える女性も。
じゃあいったい何を信じたらいいの?
多くの女性の永遠の疑問。
「オーガニック」は、特別なものでは、無い。
今、世の中に必要なライフスタイルの一部です。
そんなメッセージを発信しているのは、代官山の人気オーガニックサロン
テルメ・フェリーチェブランドプロデューサーである東福さん。
東福さんはもともと美容は美容でもオーガニックをうたわない業界出身で、独立してから完全オーガニックなサロンへと切り替えていった、オーガニック美容の先駆者的存在。
今回は東福さんに、長年美容業にいたからこそわかる、
コスメや美容業界の裏事情について伺ってみました。
=====以下会話=====
松浦
東福さんのことを教えてください。
東福
2007年からエステサロンを始めました。当初はオーガニックトリートメントサロンをやろう、といった感じで始めまして。
もともと私もセラピストとしてプレイヤーの一人でした。
皮膚が健康な状態であるかどうか、ということを考えた時に、
美容学校で学んできたことに違和感を感じたんです。
はじめに勤めた会社はとても高価なサロンでした。
お客様みんな、高額や化粧品を購入されていくのですが
どういう訳かお客様の素肌が美しく変化を見ることは、出来ず不思議に感じていました。
もちろん皆様、服装や装飾など身なり、メイクは素敵なんですけれど。
あまり、皮膚の健やかさを感じなかったんです。
高額な投資を肌にしているのに・・
これが限界なのかなぁと。
松浦
確かにデパートのコスメひとつとっても非常に高級ですよね。私も高級コスメはいつくか試しましたが、つけてみて意外と合わなかったり、
ゴテゴテとつけていないときのほうが調子がよかったりして。
返品したり捨ててしまった経験もあるのでよくわかります・・。
ところで、学校で学んだことに対して違和感を感じた・・
というのはどんなことなんですか?
東福
いろいろあるのですが、
例えば、日焼け止めをきちんと塗って、美白化粧品を使うことだったり。
一般的には日焼け止めを塗って美白化粧水などでケアをすることがよしとされていると思います。
でも実際はそれらを使うことによって肌をくすませ黒くしてしまう、という現実を知りました。
美白をうたったコスメも例えるのであれば漂白剤のようなもので、
化学的な成分を使って一時的には白くなっているように見えるのですがすぐに元に戻ってしまい、
逆に肌がくすんでしまうものも多いです。
消費者はそれに気づかないから「もっと白くなりたい」と思い、
どんどん美白コスメに依存していくんですね。
松浦
それは衝撃的ですね。正直言って私も、昔は白くなりたいと思っていました。
中高生の時は美白化粧品を手に取って使っていましたし、
ファンデも肌よりも白いものをチョイスして、塗りたくったりしていました汗
特に日本人って、なぜか「人よりも白くなりたい」という人が圧倒的に多いじゃないですか。
人気雑誌でも美白をもてはやす傾向がずっと続いてきましたよね。
シミが消えるなどといううたい文句に騙されて何十万以上も費やした人も多いと思います。
でもそれが、まさか「漂白剤」と例えられるような、代物だったなんて。
ショックを受ける方も多いでしょうね。
美白化粧品は実はオーガニックなものには存在しない。
東福
ですから、美白化粧品というのは、本来の肌の美しさを引き出すものではないんです。本来、オーガニックのものに「美白コスメ」というもの自体、存在しない。
私もこの業界に入って
美というのは、本当は皮膚のことを本質から考えないといけないんだなということに気が付きました。
皮膚が健康であれば自然ときれいになれるのですから。
何かをどんどんプラスしていくより、
不要なものを抜いていく作業のほうが必要なんだと。
松浦
それはすごいですね。どの段階からオーガニックにこだわるようになったのですか。
東福
自分の中で探求を続ける中で、「食」の大切さに気が付くタイミングがありまして。化粧品はどうなんだろうと。
少しずつ切り替えていきました。それでわかったのが、
今までいろんなものを使っていたのが、実はマイナスになっていたんだ、ということ。
クリームや乳液、美容液、、といろいろなものを使うほど、肌に負担をかけていたんです。
オーガニックなシンプルケアに切り替えることで驚くほど調子は良くなりました。
お客様にも当時はすすめながらも、
「やればやるほどくすんでいく」
という事実に気が付き始めていたので、働きながら悔しいと何度も思いました。
なりたいと思ってついた職業なのに。
何をやっているんだろ?と。
松浦
サービスに対して全く自信が持てないと本当に自己嫌悪に陥りますよね・・。
つらいジレンマや、自分の思いへとの矛盾を経験するからこそ、
「本当にやっていきたい道」をだれしも見つけていくのだと思います。
当たり前の常識から抜け出し、
当初誰も興味を示さなかったオーガニックの道へ進んでいったわけですよね?
当初はオーガニックへの認知度が低すぎて
オーガニックサロン、というと「野菜」を使ったケアでもしてくれるの?と言われてしまう時代でした。
東福
自分が信じられる道がほしかったんです。
なので、オーガニックに移行していきました。
でも当初世間の関心はオーガニックには向いていませんでしたね。
最近ですよね、話題になり始めたのは。
ここ数年でしょうか?
まったくオーガニックのブームが来ていなかったとき、アルガンオイルを手に入れたのですが
やっと3か月かかって1本だけ売れたんです笑
1年以上経過してようやく20本くらい売れるかどうか・・という感じでまったくニーズを感じませんでしたね。
日本は化粧水や乳液の大国
東福
いまでこそオイルでのスキンケアという概念が一部の方にも定着してきたように思いますが、
当初は「オイルを使う意味がわからない。」という方もたくさんいらっしゃいました。
日本はご存知の通り、化粧水や乳液大国なんです。
基礎化粧品=化粧水、といったイメージが強い方がとても多いと思います。
オイル美容に対して全く関心を示す方はいませんでした。
なにそれ?というレベル。
雑誌やメディアでもそうしたコスメを取り上げるので当たり前の常識になってしまっているんですよね。
私はまずは日焼け止めや美白化粧品をやめてもらおうということで
オイルを使ってもらっています。
最近はオイル美容を知っている人も増えてきましたね。
松浦
化粧水大国であり、美白化粧品大国、といったところですね。無理もないでしょう。
ドラッグストアに売っているものはほとんど99パーセントが、化粧水や乳液なので。
しかもケミカルなものばかり。
自ら調べたり、誰かに聞かない限り、常識を信じて疑わないのだと思います。
あと、オーガニックにこだわる方は、「オーガニックならなんでもいい」と、思い込んでいる節もあったりしませんか。
知る機会がないので仕方がないと思うのですが・・
市販のオーガニックコスメを手当たり次第試されている方も多い傾向にあると思います。
それでもオーガニックの化粧品を手に取る方はかなり意識の高いほうの層ですよね。
特に国内ではまだオーガニックが遅れていることもあり、
海外製のコスメのほうが目立ちますが、初心者にとって違いがよくわからないのでオーガニックというラベルをみて、ひとまず購入して試してみるしかない、というイメージもあります。
信用できないといって、オイルなどをまぜて手作りでケアする人もいるみたいですが、
東福さんが扱うものは、そういうものとは違いますか?
東福
オーガニックコスメもピンキリです。
私たちのサロンで扱っているのは研究の上優れた技術者が月と太陽の動きに合わせて作ったオイルなので、
市販の安価なオーガニックコスメや、「手作りコスメ」などとは大きく違うかと思います。
採取の仕方も全部こだわっていて。
それと、あまり知られていないことだと思いますが、肌に合ったオイルは人によって全然違います。
カウンセリングを一人一人に行い、肌のお悩みをヒアリングすると、
傾向が読めてきて、その人にマッチする、当てはまる(効果があると想定できる)植物がでてきたりするんです。
オーガニックはオーガニックでも、植物には、強力な力があるものも存在します。
体質によって、これは避けたほうがいいとか。
人によっては強すぎて荒れてしまうものもある。
植物が持つ成分によってニキビに効果がある、とかいろいろな特色があるので、それを知ることが大事。
肌荒れの原因はいろいろありますが、例えばクレンジング回数が多かったりとか
いくらオーガニックのものであってもSPF表示されているってことは紫外線吸収剤がはいっているわけで
少なからず肌に負担になっています。
オイルを塗ることで日焼け止めを使わずとも対策できることもあります。
食用のオリーブオイルなどを肌に塗ることはどう思いますか?
東福
化粧品と食品のオイルは根本的に、違います。
ダメとは言いませんが、食用はミネラル分も含め精製の度合いが荒いので、肌には刺激が強すぎるケースが多いです。人によってはニキビになるかもしれません。
植物でも肌に浮きやすい植物があるので、そういう特色のある植物は肌に残りやすく、結果的にニキビになることも。
使う分量や使い方が初心者からすると、少し難しいでしょう。
あと、オイルが酸化してしまうと逆効果になるので、
一か月くらいか、長くとも半年以内には使い切っていただくようにお伝えしています。
松浦
やっぱり。以前、高級な食用オリーブオイルを使ってクレンジングのオイルにできるかどうか
実験したのですが残念ながら見事に失敗しました笑
翌日には見慣れないニキビがたくさん首元にできてしまいました・・。
食品としては良いものでも肌には負担になるのだと痛感しましたね。
そういえば肌のトラブルは、なにで、悩んでる人が多いのですか?
肌トラブルのほとんどは「乾燥」が原因であることが多い。
「乾燥した状態」が当たり前ではないことを知ってほしい。
東福
乾燥肌が、圧倒的に多いですね。あと、「乾燥した状態」が当たり前だと思っている方が非常に多いように思います。
乾燥していることが当たり前ではないこと。
基本的に肌荒れや肌の不調は、乾燥が原因であることが多いんです。
ニキビであっても、結局はひも解くと、「乾燥」が原因だったりします。ニキビもそうですし、乾燥がしみやしわを招く要因になっていることも。
乾燥肌を改善するには、いらないものを抜く作業がとても大事だといえます。
松浦
肌のケアは案外怠りがちなのが現代人の傾向ではないでしょうか?私自身忙しいと、しゅっと吹きかけたり、これ1つでOK!みたいな類のシンプルさについ惹かれがちで、
丁寧にケアできる人ってすごいな、と本当に感心するのですが。
疲労の多くは「心の疲労」。
顔のケアをすることで疲れが抜けたりすることも。
東福
肌のケアは意外と怠りがちな傾向にあると思います。
現代人はマッサージなどにはお金を使ったりしますよね。
疲れたら真っ先に肉体のケアをすることが多いんじゃないかな。
体の疲れに敏感ですよね。
でも気づいていないと思いますが、疲労の大部分は精神疲労からくるものなんですよ。
顔をケアすることで喜びにもつながりますし、意外とスキッとしたりもします。
体のマッサージよりも長く実感が残るような気がしますね。
松浦
たしかに笑私も以前肩こりがあって食べ物だけでは改善が難しいのでマッサージに行ったのですが、
結局よくなったかなあ、と思ったのはその場だけで数時間後、翌日にはほぼ完全に元に戻ってしまいました・・
マッサージこそピンキリでしょうし、すべてがそうだとは思いませんが、
その場限りのもみほぐしより、心から癒されるような楽しいことをしたり、
ストレスのない環境で好きな人とわいわいごはんでも食べた後のほうが案外疲れってとれていたりしますよね。
ところで植物の力にはまるで薬のような効果を発揮するものもあると経験的にも思うのですが、
まさに東洋医学では植物の力を借りて、という面がとても強いと思います。
東福さんはどう思います?
東福
生理前にニキビができることがあったんですが、カレンドラというオイルを塗ったときにあっさり引いたんです。
ある意味薬のような効果を感じ、驚きました。
ニキビのでき方によって植物を変えることの重要性も気づきました。
東福
今後のオーガニックマーケットについてどう思いますか?食などの分野で。2017年、今後のオーガニック市場について
松浦
コスメ市場においてもこの数年で一気にオーガニック志向な方が増えたとおっしゃっていますが、食品も含め全体的にかなりの盛り上がりを見せていますね。
2016年は話題になったビオセボンなどのオーガニックスーパーの登場が記憶に新しいですが、
今後は大手も含めさらに伸びていくことは間違いないと思います。
あとは、地方をいかに盛り上げていくかが大きな課題となりそうですね。
都心は何もしなくてもある程度このまま盛り上がっていくと思いますから。
都会と地方との情報格差がとても激しいのが問題です。
都会の人たちが「オーガニック商品」や「生鮮類」を大量に消費しているイメージ。
地方にはまだ情報やリアルなコミュニティ、ネットユーザーの人口も少ないですし、圧倒的に数が足らないんです。
でも、いいものを作っているのは地方。地方のオーガニックなもののニーズと供給が追いついていくことが国全体で拡大できるかどうかのポイントとなるでしょう。
東京発で盛り上げていくしかないのですが、地方にどのように浸透させるのかについては私にとっても今後考えるべき課題だと思っています。
お互い、業界は違えど「オーガニック」というジャンルにおいては同業なので、
ぜひ今後もオーガニックなものをどんどん盛り上げていきましょう
===おわり===
東福さんをお招きしたランチ会を行います
1月29日 Veggieな友達を作れる!「ベジ会 ビューティ・ランチ新年会2017」を開催!
対談者プロフィール
東福 由香理
Organicという「本質」に拘り本物の力でしか出来ない唯一無二のサービスを提供する
代官山の人気オーガニックサロン「テルメ・フェリーチェ」のブランドプロデューサー。
株式会社エコベアーレ代表取締役。
サロン運営のほか、オーガニックステサロンプロデュースやスクール事業、セミナー活動なども行う。
Organicという「本質」に拘り本物の力でしか出来ない唯一無二のサービスを提供する
代官山の人気オーガニックサロン「テルメ・フェリーチェ」のブランドプロデューサー。
株式会社エコベアーレ代表取締役。
サロン運営のほか、オーガニックステサロンプロデュースやスクール事業、セミナー活動なども行う。
松浦 愛
オーガニックなライフスタイルを提案するWEBマガジンIN YOU 編集長。
編集長就任から約10か月弱で4倍以上の規模へ拡大。
現在UU数月間約80万人/PV数170万PVとオーガニック業界のメディアでは国内最大級の規模を誇る。
運営サービスはIN YOUやオンラインマーケットIN YOU Marketなど。
そのほかコアな読者向けに有料オンラインサロンサービスなども行う。
オーガニックなライフスタイルを提案するWEBマガジンIN YOU 編集長。
編集長就任から約10か月弱で4倍以上の規模へ拡大。
現在UU数月間約80万人/PV数170万PVとオーガニック業界のメディアでは国内最大級の規模を誇る。
運営サービスはIN YOUやオンラインマーケットIN YOU Marketなど。
そのほかコアな読者向けに有料オンラインサロンサービスなども行う。
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