断食の効果と、断食(ファスティング)をすることで私たちが得られるものとは?
小さな毒の積み重ね
現代社会は、ちょっとずつ、しかし着実に体をむしばんでいくような「化学物質」で溢れ返っています。たとえば、食品添加物に農薬、遺伝子組み換え作物、はたまた排気ガスや放射性物質のような大気汚染、水道水に含まれる残留塩素 ──── 。
近代以降、利便性とともに急速に広まっていった数え切れないほどの化学物質を、私たちは、日々食材や空気、また皮膚吸収によって体内に取りこんでいます。
こうした「複合汚染」が大きな要因となって、今では周囲を見渡せば、アレルギー性の症状や疲労感、痛み、「原因不明」の病、すっかり心身ともにたくさんの慢性疾患で溢れるようになってしまいました。
もはや若い世代においては、まったくの健康体である方が珍しいほどではないでしょうか。
また、癌も増加や若年齢化の一途をたどっています。
癌の大きな原因の一つが「ストレス」である以上、微量な「ストレス」となる化学物質が蔓延すればするほど癌が増えていくのは避けられないことでしょう。
今、世界は溢れんばかりの「小さな毒」に悲鳴を上げているのです。
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複合汚染、という言葉を
世に問うたのは、1975年のこと
日々の生活で考える対策
残念ながら、すぐにこうした「小さな毒」を社会から一掃することはできません。潔癖に生活から全てを排除することも、現実的な拘束や、人々とのふれあいを考えれば、それは不可能に近いことでしょう。
その上で、これからの時代というのは、自分自身のためにも、我が子のためにも、あるいは木々を飛び交う鳥たちのためにも、日々の生活において、この「毒」とどう向き合っていくか、ということが問われていくのです。
自然に近いものを選ぼう
その向き合い方として、一つは、なるべく「避ける」ということが重要になってきます。食材や服にオーガニックな素材のものを選んだり、空気のきれいな自然な場所に隠れ家を持つというのもいいかもしれません。
また、そんな風にして体に優しい素材を日々選んでいくことは、自分や家族、大切なひとの長期的な健康だけでなく、「消費」という形を通して、自然に優しい企業や農家さん、あるいは自然そのものを(間接的にではありますが)守っていくことに繋がっていきます。
身近なものに優しくするということは、すなわち、世界に優しくするということなのです。
デトックス(解毒)
そして、もう一つ大切なものが、溜まった毒をどうやって排出するかという、「デトックス(解毒)」です。私たちの体は、休むことなく取りこんでは排出しています。空気、飲料水、食事、ことばや芸術さえも、インプットしてはアウトプットする。
この新陳代謝の力も、クーラーや暖房器具の普及、運動不足や筋力不足、腸内環境の悪化などによってすっかり弱まってしまっています。
そのため、半身浴やサウナ、五本指ソックスや有酸素運動といった「排出」をうながし、新陳代謝を高め、「解毒」を行うことが重要になってくるのです(最近では 涙活 と言って心の新陳代謝をうながす試みも注目を浴びていますね)。
この「取りこむ悪いものを減らし、取りこんだ悪いものを排出する」という二点を同時に行ってくれるのが、断食(ファステイング)です。
断食についてはIN YOUでもたびたびお伝えしています。
実は身近にあった!オートファジーとファスティング・断食の関連性。これからのスタンダード健康法。
体に蓄積した有害物質を出す!今日から始められる断食と少食法で病知らず。究極のデトックス法とは。
病院では教えてくれない!私が辛いアトピー性皮膚炎を克服した方法。アレルギー体質の人に伝えたい食習慣。
断食の効用
断食には、数多くの効用があると言います。以下に、大まかなものを紹介したいと思います。内臓の休息
断食をすることによって、もう何十年も働きづめですっかり疲れ切っている胃や腸が休息をとることができます。同時に、とりこまれる「毒」の対応に追われていた肝臓や副腎も休むことができます。体は、日々の生活で喩えるなら、四六時中「騒音」にさいなまれているようなもの。そうして、わずかな刺激に過敏になったり、反対にひどく鈍感になったりといった状態になってしまっています。
しっかりと「静けさ」を与え、おかしくなった感覚、感受性を取り戻してあげる必要があるのです。
排泄に集中
また、体がインプットを休めることで、アウトプットに集中することができるようになります。腸内環境がリセットされることによってデトックス効果も高まります。肌荒れやアレルギーの元凶ともいわれる腸内環境は、基本的に3日以上食べ物が入ってこないとリセットされ、善玉菌が増えて腸内の環境が整います。同時に、断食中は排泄力も高まるので、腸内に溜まっていた老廃物や食べ物のカスが排泄され、腸の働きもよくなります。
脂肪の燃焼
疲弊した肝臓によって処理できなかった「毒」は、主に私たちの脂肪に蓄積されていきます。断食をして空腹状態を作ってあげると、外から入ってくるはずのエネルギー源がないことで体はエネルギー源を内側に探し、その一つとして脂肪を活用するのです。結果、毒のたまった脂肪ごと燃焼、排出されることになります。
断食の意義
断食の精神的な意義としては、はるか昔から、ユダヤ教、キリスト教、仏教、あらゆる宗教で神聖なものの一環として広く取り入れられてきました。イスラム教のラマダーンなどは今でも耳にすることが多いのではないでしょうか。
こうして長らく宗教的、精神的な意味合いの強かった断食。
しかし最近では、医療、科学の側面からも断食(絶食療法)の研究は進み、注目を浴びています。ロシアには、精神疾患やアレルギーの治療に絶食療法を取り入れる方法で実績を上げているロシア・ゴリアチンスク病院があります。
また、ヨーロッパ屈指の経済大国ドイツでは、ハーブや有機食品といった自然療法が普及し、その一つとして絶食療法もスタンダードなものとして認知が進んでいます。
ドイツの富裕層の間では、「less is more」(少ないほど、豊かである)という考え方が広がりを見せ、病気の治療に断食療法を取り入れる動きがますます強まっているという。
大学病院でも実施している場所があり、保険適用される場合もあるので、富裕層にとどまらず幅広い層に受け入れられていっているそうです。
美しい湖畔で
ゆっくりと「静けさ」に身をひたす
まとめ
断食は、かつてのような精神的な意味合いから、今は、(決して望ましいことではありませんが)過剰な工業化と「複合汚染」の観点から、「療法」として徐々に一般化しつつあります。一方で、ここまで触れたように、断食をするということは、「騒音」にさいなまれて疲弊した自身の体や心にとってだけでなく、この自然環境にとっても、優しく愛情深い行為になります。
一杯一杯の袋小路にはまって、変わるきっかけを求めて暗中模索しているときには、ぜひ、断食をおすすめしたいと思います。
静けさに身をひたしどうぞ、これまで休むことなく自分を背負って歩いてきてくれた体を、おつかれさま、ありがとう、とねぎらってあげて下さい。
そうして自分自身に優しくすることで、ゆっくりと世界全体も優しいものになってゆくことでしょう。
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