知らないことは罪。「無添加」という言葉の裏に隠された、国内化粧品の添加物の実態。
皆さんがコスメや、生活用品を選ぶとき、
何を基準に選んでいますか?
ついつい「美肌」「保湿効果」「肌に優しい」「プルンとしたお肌に」
などいろいろなキャッチーなフレーズに目が行くところ。
ですがそんな言葉こそ注意する必要があることを、IN YOU読者の皆さんなら、すでにご存知かと思います。
「出来るだけ肌に負担のないものがいい。」
「体にも地球にもいいものをつけたい。」
海外から見ると、まだまだ甘い、日本のコスメ業界事情
実際に日本ではオーガニックとか「植物由来成分100パーセント」などともっともらしく書かれていても、オーガニック専門機関などの第三者機関の目に触れていない商品がほとんど。
微量でもオーガニックのものが含まれていれば、
「オーガニック化粧品」などと書いても
一部の添加物が含まれていないだけで「無添加」と表示されても許されてしまっている現状があります。
そもそも添加物はカタカナで書いてあるし、
どんな用途で含まれているかわからないもの。
「安価で便利」なものは体にとって有害なものが含まれていることが多々あるのです。
化粧品においては、必ずしも高額だから安心、とは言えないのが現状です。
Price=Qualityとは限らない。
原価はとても安い。ほとんどが広告費や著名人タイアップへのコストに流れている。
そもそも一般的に店頭などで売られている
大手化粧品会社の化粧品などが、どうして数万円もしたりするのかご存知ですか?
研究開発→大量生産→マーケティング(広告)→流通→販売→その他サービス
という流れで多額な金額の流動が生まれています。
特に大手化粧品会社では、
自社の工場で必ずしも製造しているわけではなく、
委託している工場で製造された商品を化粧品メーカーが販売していることが多いのです。
コストが高くなっているわけは、
テナント料支払いはもちろん、著名人とのタイアップ費用やTV広告など、巨額な広告費が発生するためです。
デパートなどで販売されている、美白エキスなど、数万円もする化粧品も実は原材料は数十円~数百円なんてことはよく聞くこと。
口紅などでは、廃油が使われていることはよくあります。
安価で身体に摂って影響を及ぼすものを塗るくらいなら、塗らないほうがよっぽど安心です。
なぜ、高級コスメが「なんとなくいい感じ」がするの??
そんなものを使っていても「肌にいい」感じを出すのに、「美肌」になれる感じがするのに含まれている最低限知っておきたい化粧品に含まれる添加物について
学んでいきましょう。
まずは知ることから。
最低限知っておきたい!定番添加物を知ろう!
2001年から化粧品の全成分が義務付けられたため、
私たちが知識をつけていけば身体に対する害を防ぐことができる添加物も多くあります。
化粧品に含まれる添加物といえば、
防腐剤、石油系界面活性剤、合成香料、合成ポリマー、紫外線吸収剤などです。
以下の成分表示を見たことはありませんか?
●防腐剤
・メチルパラベン・フェノキシエタノール
・エリチル酸 など
●石油系界面活性剤
・コカミド・水酸化レシチン
・コポリマー など
●合成香料
・アニスアルデヒド・赤202
・フェチネルアルコール など
●合成ポリマー
・セルロース・加水分解コラーゲン
・ジメチコン など
●紫外線吸収剤
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・オキシベンゾン など
参考:無添加化粧品.com、日本オーガニックコスメ協会
体に蓄積された毒素や重金属が気になる方・元気が出ない方へ。ミネラル不足さんへオススメしたい農薬不使用のフルボ酸 1〜2個セット
¥ 12,528 ~ ¥ 23,760 (税込)
> 商品の詳細はこちらためしに家にあるものや薬局、スーパーなどに
売られているものの表示を見てみてください。
必ずと言っていいほど、上記の表示があると思います。
なぜ添加物が使われるのか?
添加物それぞれの役割
それぞれの添加物がどんな働きをしていて、
どんな影響を及ぼすのか学んでいきましょう。
防腐剤
防腐剤は、敏感肌の方にとっては刺激が強かったり、毒性があります。しかし、そもそも化粧品は水分、油分、糖類など、
カビや細菌などの微生物にとっては繁殖するのに最高の条件が整っています。
繁殖するカビの中には強力な毒素を作り出すものもあるため、
深刻な肌のトラブルを防ぐために、防腐剤が含まれています。
しかし、防腐剤は皮膚に残ったままだと、皮膚細胞の老化に影響を与え、肌に負担を与えてしまいます。
石油系界面活性剤
石油由来のもので、水と油を混ぜ合わせたり、化粧品に含まれる化学物質を溶かし込んだりする役目があります。洗浄力を高める働きもあります。一方で、界面活性剤は皮脂分泌への悪影響があり、皮膚が乾燥しやすくなります。
そのため、しみやしわなどの原因となることも。
それだけでなく、廃油から生成されている場合もあり、
環境にも有害であることが指摘されています。
合成香料
約320種類の香料を製造している日本。もともとの原料の不快なにおいを除去し、自然な香りを演出します。
「バラの香り」「さわやかな香り」がするのも
天然香料から主成分を取り出されたものや石油や石炭などの資源を合成させたものもあります。
アトピーやぜんそくなどのアレルギーの原因となることも。
合成ポリマー
別名、肌のサランラップともいわれる合成ポリマー。表面をサラサラにしたり、滑らかにしたり、きれいな色をつけていきます。
「汗に強い」「落ちにくい」などという言葉の化粧品に含まれている可能性が大。
肌の常在菌が死んでしまったり、界面活性剤と同様に、皮脂分泌量が減って、肌が乾燥してしまいます。
紫外線吸収剤
紫外線のエネルギーを自らに取り込んで、紫外線が当たっている間中、化学変化を起こし続けて肌へのダメージを防ぎます。
一方で、皮膚炎やアレルギーを引き起こす可能性があり、
発がん性があることや成長ホルモンの生成を阻害するという研究結果も。
IN YOUが推奨するオーガニックコスメ
IN YOUでは、healthyな食品だけでなく、
編集長自らが使って心から良かったと思えるプロダクトを推薦しています。
以下はごく一部ですが気になる方はぜひ遊びに行ってみてくださいね。
自然農法の植物や果実などで作られたバスタイムグッズ一覧を見る。
体にいいもの、地球にいいものを
選んでいく人が増えていけばいくほど、会社も社会も変わっていく。
化学物質や添加物のことは知れば知るほど、「いったい何を使えばいいんだろう?」と不安になりますよね。敏感になりすぎることもよくありませんが、
まず事実を知ったうえで、自分が納得して選択をしていくことが何より大切です。
消費者は、ただ商品を消費する存在なのではなく、
言い換えれば投資家だと思います。
どの会社のどんな商品を求めていくかということ。
一人から全員に広がっていけば社会がどんな商品を求めていくか、と経済を形作っていくことにもつながります。
本当に身体にいいもの、地球にいいものを
選んでいく人が増えていけばいくほど、会社も社会も変わっていく。
そして多くの添加物が含まれている化粧品もあれば、
高い志をもって商品開発し、世に届けている素晴らしい個人も会社もたくさんあります。
次回は実際にどんな化粧品を選べばいいのか、
選択の基準のヒントとなるオーガニックコスメの認定基準や認定団体などご紹介していきます。
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