一度知ったら、一生役立つ家庭の食材節約術!オーガニック野菜やハーブ類を長持ちさせる”7つの保存テクニック”。
◎野菜やハーブの寿命はこのひと手間でぐんと伸ばせます!
知っているようで意外と曖昧な「野菜の保管方法」
大量に購入したものの使い切れず、野菜が傷んでしまった…という経験はありませんか?
また旬の野菜は栄養価も高く、お手頃価格で購入できるので
箱買いしたけど余ってしまう、といったケースもあるでしょう。
今回は、ちょっとしたひと手間で野菜の鮮度と寿命を
飛躍的に延ばすオーガニック野菜や食材の”保存テクニック”をご紹介します。
◎野菜保存する時の2大原則とは?
野菜やハーブの個別保存法の前に確認しておきたい
2つの大前提をお伝えします。
(1)適所で保存
大概の野菜は冷蔵庫の野菜室で保管しますね。
これは野菜室の方が冷蔵室と比較して
プラス2から3度位高めに温度設定されているためです。
温度が高いと、野菜達が呼吸しずらくなり
その結果、成長進行を抑えることが可能です。
逆に、イモ類や追熟が必要なフルーツ(メロンやスイカ、パイナップル)などは
常温保存(冷暗所)が適しています。
追熟済みフルーツは、食べ頃になったら冷蔵庫で冷やしましょう。
(2)水分蒸発を止める
野菜やハーブにとって、乾燥は大敵です。
収穫時の5%以上水分が失われると
品質低下に拍車が掛かかってしまいます。
水分蒸発を防ぐため、サランラップやジップロックで
表面の乾燥を防ぐことがポイントになります。
それでは個別保存方法のご紹介に移ります。
【1】トマトの保存法
■保管場所 | 完熟トマトは冷蔵庫へ、青いトマトは常温保存 |
■下処理 | 冷凍保存時は、表面をよく水洗いし水気をふき取る |
■メモ | 完熟トマトを冷凍すると、水洗いするだけで皮がスルンと剥ける。ソース作りに便利 |
【2】きゅうりの保存法
夏野菜を代表する”きゅうり”も
保存方法次第で鮮度が飛躍的に長持ちします。
■保管場所 | 冷やしすぎるとビタミンCが壊れる(低温に弱い)ので、10から15度設定の野菜室で保管、保存期間は5日間程 |
■下処理 | 熱や水分によるダメージを防ぐため、サランラップや袋に入れて保存する |
■メモ | 長期保存の場合、スライス後水分を良く切って冷凍保存。冷蔵庫で自然解凍すればそのまま使用できる |
【3】もやしの保存法
痛みの進行が早いもやしは
「生のまま」「茹で上げる」「冷凍」
用途に合わせて3つの保存方法をご紹介します。
■生のまま | 水を張った蓋つきタッパーに入れ、冷蔵庫保存。2~3日毎に新鮮な水に変えると長期保存可能 |
■茹でる | 軽く茹でに水気をきり、タッパーに入れて冷蔵庫で保存。約3日間持つ |
■冷凍 | 軽く茹でた後、ジップロックなどに移し冷凍保存。食感が損なわれるので、和え物や炒め物に適している |
【4】長ねぎの保存法
お味噌汁や炒め物等に欠かせない”名わき役”なネギ類。
白い部分の多い根深ネギと細長く青い葉ネギ(青ネギ)で
■下処理 | 使いかけの場合、白と緑部分に切り分けジップロック等に入れて野菜室で保存 |
■メモ | 土付きのネギはそのまま土に埋めて保存すると長期保存可能 |
【5】ごぼうの保存法
下処理の手間がかかりますが、和食には欠かせない食材の一つ。
「ささがき」「千切り」「乱切り」と献立により使い分けできるよう
数種類の切り方で保存しておくと便利です。
■保管場所 | 冷凍庫で保管 |
■下処理 | 薄くスライスした後、5分程水につけ灰汁抜きをする |
■メモ | 冷凍保存しても食感が損なわれにくい野菜です |
【6】生姜の保存法
冷ややっこや野菜炒め、紅茶に入れてジンジャーティーなど
多岐にわたり活躍する万能薬味である生姜。
そんな生姜の一番簡単な保存方法は
密封して室内に入れ保存する方法です
蓋つきのジャーやタッパーに入れて密封すれば
1か月以上日持ちする生命力の強さ!
最も適した温度は15度前後なので、極力常温保存が望ましいですね。
■保管場所 | 夏場(7から9月頃)、冬の間も野菜室で保存。低温障害(10度以下)防止のため冷やし過ぎは禁物 |
■下処理 | サランラップやジップロックで密閉保存 |
■メモ | 表面が乾燥しても、中身は潤っているので使用可能。冷凍する場合は千切りやみじん切りにして袋に保存 |
【7】フレッシュハーブ類の保存法
お料理に彩りや香りを与えるハーブ類。
余りがちな食材ですので、賢く保存し消費期限を延ばしたいですね。
大概のハーブ類は野菜室での保存になりますが
例外として、低温保存が適さないのがバジル。
最近ではポット付きで売られることもありますが
冷蔵庫には入れず、瓶に水を入れて毎日水を変えてあげると
日持ちしやすくなります(黒く変色することも防げます)
■保管場所 | 茎の切り口部分を濡らしたキッチンペーパーで包み、その後ジップロックに入れて野菜室に保存 可能なら立たせた状態で保存が望ましい |
■下処理 | 使いきれない場合、細かく刻んでサランラップやジップロックに入れて保存 |
■メモ | 水を入れた小瓶にハーブを差し、ビニール袋で覆い冷気が当たらないように冷蔵保存しても日持ちする |
保存時に茎部分をシャープなナイフで一度切り落とすとより長持ちします。
最後に
選ぶ野菜は、オーガニックのものを。
また、どのような野菜を選ぶかによっても長持ちするかどうか決まります。
やはり自然の種からできたオーガニック野菜の方が、農薬を使用した慣行農法のものよりはるかに長持ちする傾向にあります。
どろどろ、ぐちゃぐちゃになって腐る野菜は化学肥料のせいだという説もありますね。
野菜が腐ったら、その香りを嗅いでみるといいですよ。
肥料等を使わずに作られた野菜は腐らずに枯れますが
どろどろに異臭をはなって腐る野菜は、やはり作る工程に問題があると考えられます。
野菜の保存方法をお伝えしましたが、選ぶ野菜もしっかり見極めてください。
ちょっとした保存方法で、野菜の傷み度合いも変わってきます。
食材を無駄にしないためにも、ほんの小さな工夫を
生活に取り入れてみてはいかがでしょう?
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