お家で簡単。私が試行錯誤してやっと編み出した「思わず食べたくなる手作りコスメ」の作り方とエディブルメイクアップ術。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
食卓にある原材料を使って簡単で安全!オーガニック手作りコスメでメイクアップしてみませんか?
前回ご紹介しました「エディブルスキンケア法」は皆様からご好評を頂き大変嬉しく思います。
やはり、IN YOUの読者さんの中で多くの方が自然の素材と方法で美容に気遣いたい!というお気持ちを強く持っていらっしゃる事も分かりました。
そこで今回はエディブル メイクアップ術をご紹介します。
エディブルスキンケアで素肌美人になったら、お次はエディブルメイクでオーガニックな美しさに挑戦してみましょう。
これも正直なところ、世の他の女性たちには知られたくないレシピではありますが、IN YOU読者の皆様にだけお伝えします!
楽しみながら、試しながら、自分らしいメイクを
著者自身、アトピーにはとても悩まされて生活全般を見直しました。その時期はとてもストイックに食事を選びスキンケアにも気を使っていました。
アトピーが治っても再発に恐れて、お化粧もしませんでした。
確かに肌の調子は良くなりました。しかし肌に艶がないような印象で…顔つきも華やかさがなく見えます。
これが老化なのかな?と半ば諦めモードでした。
すっぴんに慣れていたころ、アイシャドウを付けただけで気分が華やかになった驚きの体験
ある日、処分した筈の市販のアイシャドウが部屋から出てきました。
ふと、そのアイシャドウを指につけ香料の匂いに耐えながらも、少しだけまぶたに乗せたのがキッカケです。
「あれ?」
ただラメのブラウン系色を乗せただけなのに、一気に雰囲気が変わりました。
たったそれだけなのに、気分が華やぐ自分に驚きました。
健康のため、環境の為、とストイックになりすぎて楽しむ心の余裕が無くなっている事に気付きかされた瞬間です。
肌に艶がないように感じたのは、肌自体ではなく心の余裕をなくし“表情”に華やかさがなかった為そうみえたのでしょう。
私たちは誰かの為でなく、自分の為に美しくありたい生き物なのです。
気分を上げる為に、楽しむために、メイクアップをするのです。
だけど、敏感肌だし…石油製品を肌につけるなんて…..
オーガニックコスメと言っても、いろんな材料が入っていてなんだか不安…
実際オーガニックコスメを使っても、合わないモノがあった事も…
もうお化粧なんていいかな…
そんな風に諦めていました。
でも、やっぱりキレイでいたい!メイクも楽しみたい!
そう思い直して、試行錯誤でたどり着いたエディブルメイクアップ術のご紹介をします。
ベースメイク編 タピオカフェイスパウダー
タピオカ?あの小さい白玉みたいなモノ?
アジアンスイーツやミルクティーに入っているアレ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ここでご紹介するのは粉末状のタピオカ粉(スターチ)です。
キャッサバという植物の根の部分から取れます。お菓子や麺類などに使われていて、日本の食材で言えば片栗粉や葛粉のようなものです。水で溶くととろみができます。
作り方 タピオカみたいなモチモチ肌?
ジュースに入っているあのタピオカみたいにモチモチに仕上がるのかな?
いえ、そんなことにはなりません。粉を使いますのででサラサラでしっとりとしたお肌に仕上がります!
材料
・オーガニックタピオカ粉 適量
・化粧ブラシ
・容器
タピオカ粉は他「タピオカスターチ」「タピオカでんぷん」などいう名前で売られている事もあります。原料を確認してタピオカ100%、勿論オーガニックのものを選びましょう。
なかなかタピオカスターチが見つからない….
使ったけどお肌に合わない…?
そんな方はコーンスターチや片栗粉でも代用は出来ますので、
ご自身のお肌や体調、購入環境に合わせてお試し下さい。
容器に入れたら大きめのブラシ(スポンジなども可)にとって、フェイスパウダーのように肌に乗せていきます。
嘘みたいにタピオカ粉の細かい粒子がお肌にサラサラと馴染みます。
香りもなんだか優しくて、今までのケミカルたっぷりの化粧品で感じた香りや肌触りのストレスが無い事に気付くでしょう。
応用編 スパイシーなお肌に!!手作りファンデーション
出来る事ならファンデーションのように色味も付けてみたいな…そんな方にご用意頂きたいのがコチラの材料です。
・オーガニックココアパウダー(カカオパウダー)
・オーガニックシナモンパウダー
・オーガニックターメリックパウダー
このいずれかです。
あなたの肌色に必要と思うパウダーをご用意下さい。
スパイスばかりでお料理レシピのようになってきましたね。
これこそエディブルメイクです。
このスパイスもオーガニックで安全な製品を選びましょう。
タピオカ粉をベースにあなたの肌色に合うスパイスを少しずつ混ぜていきます。
ココアパウダーは色が映えるので、肌色が暗めの方でも少しずつ加えて色を確認して下さい。
ターメリックは染色に使われる事もありますので、お洋服などに付かないようにご注意下さい。
アイメイク編1 手作りアイライナー。炭とオイルで魅惑のアーモンドアイに!
目を大きく見せたい!目のキワまでシッカリ描きたい!そんなあなたには炭で作るアイライナーをご紹介します。
材料
・炭パウダー
・オーガニックオイルあるいはミツロウ
・容器
・アイライナーブラシ
これまたシンプルな原材料です。
分量は、とにかく混ぜて市販のリキッドアイライナーのようなテクスチャになったら出来上がりです。簡単ですね。
著者は活性竹炭のパウターを使っています。麻炭パウダーも粒子が細かくてとても使いやすかったです。
オイルはココナッツオイルとモリンガオイルを合わせてみました。
成分としてはアーモンドオイルが良いとの声もあります。お好みもしくはお手持ちのオイルであなた好みに仕上げて下さい。
もし、手に入るようであればミツロウがオススメです。肌に優しく炭がオイルの場合よりも定着しやすいように感じました。
もっとこだわりたい方向け。
贅沢なアイシャドウ。本当のアーモンドアイになれるかも?
もう1つご紹介するのは、よりこだわった素材での作り方です。
これで本当のアーモンドアイを作る事ができます!
材料
有機アーモンド 1−2粒
有機アーモンドオイル 数滴
ライター
ピンセット
容器
え、本物のアーモンド?そうなんです!
アーモンドそのものを贅沢に使います。
手順は以下の通りです。
1)ピンセットでアーモンドをつまみます。
2)ライターでアーモンドを炙ります。
3)燃えて炭になった部分を集めてスプーン等で潰して、粒子を細かくします。
4)そこにアーモンドオイルを数滴垂らして…
5)しっかり混ぜて完成です。
どちらのアイライナーもブラシで描いたらアイライナーとしてお使い頂けます。
指先やチップにとってリキッドのアイシャドウのようにまぶたを彩る事もできます。
パンダ目にならない?
実際の所、炭とオイルあるいはアーモンドだけの自然素材のアイラインです。肌にシッカリと定着させる材料は使っていません。一般的な市販のコスメと比較すると確かに色落ちはします。
しかし、サッと指や綿棒で拭き取るだけで簡単に落とせるのもポイントです。
こまめにお化粧直し出来る環境であればそこまで気になる事はないとは思います。
マスカラとして使用されている方もいますが、著者個人はあまり使い勝手がよくありませんでした。
さすがにすぐ落ちてしまうのです。
まつ毛があまりカールしてない、奥二重のせいもあるかも?
ただいま研究中です。
もし皆様で改善方法があれば、お教え下さいね!
アイメイク2 ブルーベリーは目に良い?
ここまできたら、完全オーガニックのエディブル フルメイクをしたい!
そんなこだわりが出て来たあなたにお届けする次なるメイクアップ術はこちらです。
暖かい季節の朝食はスムージーを作る事があります。
ある朝、冷凍のオーガニックブルーベリーを手づかみでブレンダーに入れていたら
「やだ、指が染まってしまった…これからすぐ出かけるのに」
そんな事、皆様もありませんか?そこで著者はふと思いついてしまったのです。
メイクに使えるかもしれない?
早速、ブルーベリーを数粒もって鏡の前に行きました。
指先で少し潰して果汁をまぶたに少し….うっすらだけど深みのある紫色がまぶたについたのです。
それとカカオパウダーを合わせてスモーキーアイに仕上げてみました。
まだこのメイク術は試行錯誤しており、ブルーベリーだけでは色が長持ちしません。また一定の色合いで肌に残りにくいのですが、是非とIN YOU読者の皆様と研究していければと思い、今回ご紹介します。
作り方
・有機冷凍ブルーベリー
・容器
・綿棒かチップ
(指の腹でもかまいませんが、色が付きます)
ブルーベリーは冷凍の方が、生の物より果汁と色が出ました。
容器に入れたブルーベリーを綿棒(チップ)で優しく潰しながら果汁を絞り出します。
果汁が用意できたら、まぶたに乗せるだけで、出来上がりです。
ブルーベリーだけをまぶた全体に付けてもよいですし、
ココアパウダーや炭を加えてダークな色で目のフチを彩っても素敵です。
「ブルーベリーが目に良い」とは良く聞きますが、まさか意外な意味の“良い“使い方があるとは驚きです!
セクシーなリップや可愛いチークはどうする?海外ヴィーガン女性も実践中!
もっと良い作り方は?他にどんなエディブルメイクの方法が?
そんな好奇心からインターネットで情報を集めていると、海外の女性も同じように炭やブルーベリーを使っていることがわかりました。
特にヴィーガンの方は色々な食材などで試されている様子です。
そして更にこんなメイクアップ術もありましたので、ご紹介します。
情熱的な赤で女性らしい仕上がりに!真っ赤なビーツでリップ&チーク
ビートルーツあるいはビーツとよばれるあの食材を使ってみましょう。
見た目は芋?のようなビーツも、切ると鮮やかな赤が広がります。
とても綺麗な色合いですので、ほんのり頬を色付けてチークに使う事ができます。
そして何よりビーツは野菜です。
勿論口に入れても良いモノ。
リップに使うなんて最適ではありませんか!
使い方1 フレッシュなビーツをそのまま
ビーツを切ったら、直接そのまま唇や頬に乗せます。色むらが出来やすいので指の腹などで伸ばしたりたたいたりして、整えましょう。
早速、ほんのり自然な赤色がお肌に馴染みます。
実際にお肌につけた時には見た目ほど強い赤ではなくほんのり色付く適度です。
少しずつ様子を見て、あなたに合った色合いをお試し下さい。
肌色が明るい方に似合う色のように思えますので、お心当たりの肌色や雰囲気の方は是非お試し下さい。
使い方2 無農薬ビーツバウダー
生でなく、パウダー状の物をご用意下さい。
それを水やオイルと溶いて使う方法もあります。
もしあればアロエジェルも加えると保湿も出来て使い心地も良くなります。
こちらはチークは勿論ですが、リップとして使いやすいのでオススメです。
ジェル状にして容器に入れておけば持ち運びも出来るので、頻繁にお直しする事が多いリップとしてはとても便利です。
この使い方ですと、生の物よりは日持ちがして持ち運べるというメリットがあります。
色も生のよりやや強く発色するように感じましたので、著者の顔色には合っていました。
どうぞ皆様もご自身の合う色味や使い方を試して見てください。
● IN YOUオススメのビーツパウダー
常識を外して 自由で自然な美しさを求める
今回ご紹介したメイクアップ術は、出来る限り身近な食材やシンプルな材料だけで出来るものばかり。
勿論、他に違う材料を加えて発色を良くしたり、お化粧ヨレの少ないコスメを作る事も可能です。
とても汗をかいてしまう、なかなか仕事中など忙しいとメイク直しする時間もない、
メイク直しでブルーベーリーなんて持ち運べない!
という声も聞こえてきそうです。
確かにおっしゃる通りです。現代社会の日々の生活には適さない面もあるこのエディブルメイク。
ですが、著者が皆様と共有したかった事があります。
それは如何に私たちが美や健康への常識に捕われているか、それに一度立ち止まってみてほしいと思ったのです。
香りが良い高額ブランド品
見ても何かよく分からない原材料名がタップリのコスメ
オーガニック認証に妄信するも自分の肌や趣味に合わない製品
そういった物に捕われていませんか?
そんな常識という思い込みは一度忘れ、もっと自由にあなたの感性でオーガニックライフを送る事ができます。
身近である自然のものを活かして、ご自身の手でスキンケアもメイクアップができる事はここまで読んで頂いた皆様はもう気付かれています。
自然の恵みを活かした色、香り、効能を日々の生活でより活かせる生き方は素晴らしいと思いませんか?
きっとそれは見た目だけでなく、内面までも美しい人へ導いてくれることでしょう。毎日でなくても結構です。
もしアーモンドが手に入った時、ブルーベリーが残っていた時、
ちょっとした瞬間でも良いので、是非いつもとは違うオーガニックライフを日々の生活に取り入れてみてはどうでしょうか?
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<参考資料>
https://www.youtube.com/watch?v=7eRoPkb6r80&t=6s
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