全ての物質は4つで成り立つ「エレメント」という考え方を知れば自分の身体的特徴や健康に過ごすためのポイントがわかる！〜火・風編〜

こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。

前回の記事でお伝えした「エレメント」。

あなたはどのエレメント？全ての物質は4つで成り立つ「エレメント」という考え方を知れば自分の身体的特徴や健康に過ごすためのポイントがわかる！〜4つのエレメントの概要編〜

生まれた星座によるご自分のエレメントを知っておくと、健康を保つ方法がわかったり人間関係がスムーズになるなど、生活に活かせることが多々あります。

同じことをしても健康になる人とそうでもない人がいます。
同じ生活リズムで暮らしていても、快適に過ごせる人とストレスを感じる人がいます。
同じ出来事に遭っても、何事もなくやり過ごせる人とダメージを受ける人がいます。

つい「自分はどうしていつもこうなんだろう…」とか「あの人はいつもなぜああなの？」と思うこともあるかもしれませんが、人によって性質が違うのだからそれは当たり前。
ご自身や近くの人の特徴を知っていると、それぞれにより適した接し方や対処法がわかりますし、互いの違いを受け入れることができます。


エレメントの違いは身体的特徴の違いでもあります。
今回は「火」「風」タイプの身体的特徴についてお伝えします。
最後に、快適な生活のために意識すべきポイントもまとめてありますのでご覧ください。

まだ前回の記事を読んでいない方は、ぜひ上記の記事よりご自分のエレメントをご確認ください。

風邪は動いて治すタイプ？「火」のエレメントの身体的特徴

「火」（FIRE）
力強さ＝活動的＝男性性
カラーは赤です。
思い立ったら即行動。着火剤のように一気に物事を加速させるような力を持ちます。
燃え上がる熱い情熱と行動力が特徴のエレメントです。

火のエレメントの基本プロフィール

四体液説に基づいた火のエレメントの特徴はこちらです。
 
気質：胆汁質（温・乾）
元素：火
星座：おひつじ座・いて座・しし座
臓器：肝臓
1日の時間帯：昼
四季：夏
方向：南
人生の段階：壮年
テーマカラー：赤色、ワインレッド
脈：速くて強い
 
人生の段階が壮年期（30歳から44歳まで）ということもあり、成人してから最も活発に様々な場面で行動を起こせるような人たちです。

火のエレメントには、常に動いていないと気が済まず、同じ所に留まったり、同じ事ばかり続けることが苦手な人が多いです。 
自分の動きが縛られてしまう日々を過ごしてしまっているとそのうち体が悲鳴をあげて心もどんどん淀んでいきます。

いつもエネルギッシュで行動力抜群、もたもたするのが大嫌いという人は周りにいませんか？
それは火のエレメントさんだからかもしれませんね。

胆汁質から分かる身体的特徴

火のエレメントの気質である「胆汁質」は、どんな身体的特徴を表すのでしょうか。

 

【身体の特徴】

しっかりとした形の鼻と、高い頬骨。
輪郭はやや三角形に尖った顔、輝く瞳と頑丈そうな頬を持っています。
 
筋肉が発達している場合には痩せており、胸元や上半身が堂々としていて血管や骨が目立ちやすい傾向にあります。
トレーニングをすればスポーツ体型になりますが、運動不足だとすぐに脂肪がついてしまいます。
 
髪の毛はクセ毛の傾向があり、細い毛。
男性の場合ですと、髪が薄くなることもあります。

皮膚は赤みを帯びているかやや黄味がかっており、乾燥しがち。
肌荒れしやすい温かい皮膚です。
 
体つきは男性性が強く出ている印象。
筋肉質でがっちりしていて、肌の血流も良く体温も高いです。
 

【代謝と生理機能】

基本的に食欲旺盛です。
無性に大食いしたくなる時があり、塩気のあるスパイシーな食べ物やアルコールを好みます。
ストレスを食事で発散する可能性もあります。
 
消化力は高くて活発です。
しかし食べ過ぎると胃の調子が悪くなる傾向にあります。
胸焼けしたり、逆流性食道炎が起きることもあります。
 
尿量は少なく、熱を持ちます。お通じは薄茶色〜黄色で、悪臭がして乾いてなめらかです。
汗を大量にかき、強い体臭傾向があります。
夏の暑さにとても弱く、気分が悪くなりやすいです。
 
代謝も良好で活発なので、風邪を引いても動きながら治す強い人たちでもあります。
 

体の機能は基本的に活発傾向なので不調程度なら無理しても容易に治してしまう傾向がありますが、
慢性的な病気には注意が必要です。
 
身体の症状としては
発熱、感染症、炎症、肝臓や胆汁の不調、
胃酸過多、胃炎、胃食道逆流、胃潰瘍、強い頭痛、
目の充血、高コレステロール、神経質、ストレス状態、
燃え尽き症候群（一気に燃えるので分かりやすいです）などに注意しましょう。
 

【睡眠と思考】

火のエレメントは活動性が強いので、睡眠が散漫で浅い傾向があります。
しかし眠れないことをあまりストレスに感じません。
夢の中でも活動的で闘争、暴力、炎、遭遇、逃亡の夢をよく見ます。
 
思考は集中力があり、戦略的・分析的で体系的です。
強い集中力を持つ反面、周りが見ない傾向があるため他者とのかかわりには多少注意が必要ですが、
火のエレメントの人たちは他人にどう思われても全く気にしない人も多いです。 

続いて、私自身のエレメントでもある「風」についてご紹介します。

ポジティブで不調にも気づかない？「風」のエレメント身体的特徴

「風」（WIND）
おしゃれ＝流行の最先端を行く＝廃りがある＝熱しやすく冷めやすい
フットワークが軽く、興味のままにあちらへ飛び、飽きたらこちらへ飛ぶ「風」。
カラーは黄色です。

風のエレメントの基本プロフィール

四体液説に基づいた風のエレメントの特徴がこちらです。
 
気質：多血質（温・湿）
元素：風
星座：てんびん座・ふたご座・みずがめ座
臓器：心臓
１日の時間帯：朝
四季：春
方向：東
人生の段階：青年
テーマカラー：黄色、オレンジ、金色
脈：適度な速さでリズミカル
 
人生の段階が青年期（13歳から20歳頃）で、楽しいことや遊ぶことが大好きです。
新しい情報に強く、何かを生み出す力もあるアイデアマンでもあります。
ただし、発信はするものの好奇心旺盛な風はまた新しい場所へ行くので、その後の事は放置ということも。

多血質から分かる身体的特徴

風のエレメントの気質である「多血質」には、どんな身体的特徴があるのでしょうか。

【身体の特徴】

楕円形の顔の輪郭や頭の形で優雅な雰囲気の面立ち、厚みのある唇をしています。
 
アーモンド型で茶色の目で、首は白鳥のようにほっそり。
 
若い頃はバランスのとれた体つきで筋肉のつきも良い傾向です。
関節の作りは強いですが、骨や血管が浮き出ることはありません。
 
中高年以降の肥満は、お腹よりもお尻、太もも、腰などに脂肪がつきやすいです。
男女ともに髪は豊かで、特に男性は体毛が濃い傾向があります。

皮膚は赤みを帯びていて柔らかく、湿っていてやや油っぽく温かみがあります。
 
 

【代謝と生理機能】

食欲はとても旺盛です。
重い食事を好む傾向にありますが、食べすぎると機能不全になることがよくあるので注意を。
 
代謝は、総合的に活発で反応が早いです。
尿酸・血糖値・コレステロール値や肝臓・膵臓などの不調に悩んだり、鼻血が出やすいでしょう。
 
呼吸器官の病気にかかりやすく、膀胱・生殖器のトラブルに注意しましょう。
また女性は月経が重かったり皮膚トラブルやアレルギーの傾向があります。
 
尿は量が多く、黄色味を帯びています。
便は臭くなく、柔らかくも硬くもありません。
汗はかきやすいけれど、大量にかくことはありません。
 
 

【睡眠と思考】

風のエレメントは睡眠を怠ってはいけない、睡眠が大切な人たちです。
夜更かしが重なると不調や病気になることもあり、ぐっすりよく寝て回復するタイプといえます。

大きないびきをかいて寝る人も多いようです。
ロマンチックな物語や快楽的な内容の夢を見がちでしょう。
 
思考がクリエイティブで楽しい事が好き。遊び心があります。
そしてとても社交的で共感的、楽観的でポジティブです。
そのせいで気付かないうちに無理していることもあります。

最後に、火と風のエレメントの人に取り入れていただきたい生活のアドバイスを。

【火と風の生活のポイント】

火と風のエレメントの人は、エネルギッシュになるあまり燃え尽きてしまうことがあります。
深い呼吸やヨガ、ぬるめのお湯に長時間浸かる半身浴など、リラックスできる時間を意識して取るようにするとよいでしょう。
また辛いものやにんにくなどの刺激物を少し控えると落ち着きます。
風の人は色々なことに気が散りがちなので、瞑想もよいです。

次回は土・水のエレメントの人の身体的特徴や健康に過ごすためのポイントをお伝えします。

この記事も読んでみよう！

なぜ人々は天寿をまっとうできず現代医療のもとで病死を迎えるのか。長寿村フンザから見る、病知らずで健やかに人生を全うする方法。

あなたはどのエレメント？全ての物質は4つで成り立つ「エレメント」という考え方を知れば自分の身体的特徴や健康に過ごすためのポイントがわかる！〜4つのエレメントの概要編〜

2018年は自分の性質を知って備えよう。子育て、仕事、恋愛、人間関係にも役立つエレメント/星座別で見る気質・体質とその対策。