良い油と悪い油?油との上手な付き合い方
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
ダイエットや健康の天敵にされる油。
実は、人間は良質な油がなければ健康を保つことができません。
でも身近に溢れるのは、質が悪い油たち。
油と賢く付き合って、健康な体を手に入れましょう。
[目次]
1.体は水と油でできている
体の60~80%は、水でできているという話は聞いたことがある方が多いと思います。では、私たちの体はどうやってその水を保持しているのでしょう?
実は、「油」です。
私たちの体は約60兆個の細胞からできています。
細胞は、「細胞膜」という膜でできた水風船のようなものです。
この水風船の風船の部分が、油でできているのです。
ですから、悪い油を摂取すれば体が悪い油で作られてしまいます。
良い油を摂れば、体が健康に保たれます。
悪い油を上手に避け、良い油を摂るように心がけましょう。
2. 身近に潜む「悪い油」
2−1.絶対に避けて。「トランス脂肪酸」
多く含まれる食品…マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、コンパウンドクリーム
トランス脂肪酸は「食べるプラスチック」とも呼ばれる、危険な油です。
肥満だけでなく、悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの減少を引き起こします。また、細胞膜の働きを阻害して、糖尿病を引き起こします。
トランス脂肪酸を多く含むショートニングやファットスプレッドは、パンや焼き菓子に含まれます。
またコンパウンドクリームとは乳脂肪に植物油脂を混ぜた生クリーム状の食品で、コーヒー用のクリームや市販のシュークリームやケーキに使われています。
2−2.良い油だけど、現代人は摂り過ぎ「オメガ6系脂肪酸」
多く含まれる食品…コーン油、サフラワー油、月見草オイル、ひまわり油、牛肉、豚肉、鶏肉などオメガ6系脂肪酸は、取りすぎるとアレルギーの原因になります。
また、うつ病との関連性も指摘されているので、摂り過ぎには注意したい脂肪酸です。
3. 積極的に摂りたい「良い油」
3−1.不足しがちな「オメガ3系脂肪酸」
含まれている食材… アマニ油、シソ油、いわし、あじ、さば、カツオ、マグロ、サケ、青魚など
オメガ3系脂肪酸は、積極的に摂りたい脂肪酸です。EPAやDHEもオメガ3系に含まれます。オメガ6系の脂肪酸と異なり、毎日魚でも食べていない限り現代の食生活では不足しがちな脂肪酸になります。オメガ3系脂肪酸は、血液をサラサラにし、免疫を強くする効果があります。また、オメガ6系脂肪酸のように、癌の原因になることはありません。
オメガ3系脂肪酸は、酸化しやすい脂肪酸です。酸化した脂肪酸は体によくありません。食べるときは、できるだけ新鮮なものを食べましょう。また、アマニ油やシソ油を使うときは加熱せずにドレッシングなどとして使うようにしましょう。
3−2.酸化にも強い。「オメガ9系脂肪酸」
含まれている食材…オリーブ油、キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油など
オメガ9系脂肪酸も、積極的に摂りたい脂肪酸です。この脂肪酸は酸化しにくいので、加熱調理にオリーブ油やキャノーラ油を使うようにするだけで摂取量を増やすことができます。
オメガ9系脂肪酸は、血中の悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。
4. まとめ
加工食品やお菓子に含まれる油は、体に悪いものばかりです。できるだけ、自分で調理して、体に良い油を積極的に摂るようにしていきましょう。体の内側から変わってきます。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう