肉を受け付けない体は本当に健康なのか?糖分が与える胃腸への影響
肉を受け付けない体は本当に健康なのか?糖分が与える胃腸への影響
こんにちは、IN YOUライターのshionです。
早速ですが、みなさんは肉、好きですか?
よく「年を取ると肉より魚が好きになる」とか、「肉も霜降りよりも赤身」といった発言を聞きますよね。
ずいぶんと長い間、私は「肉を食べられなく=老化」なんだと思っていました。
加齢が原因となって、胃腸が肉を消化しづらくなっていくのだと思っていたのです。
しかし、20代前半のある時。
私は、友人とたっぷりの焼肉を食べた後、猛烈な胃もたれを起こしてしまったのです。
夜もムカムカして眠れず、翌日も朝・昼は何も食べれず、やっと夕方ごろ治ったのですが、
その時は「最近、外食が続いているからかな?」程度にしか思っていませんでした。
しかしそれ以来、肉を食べると決まって胃もたれを起こし、
胃薬が手放せなくなったので、肉を食べるのを辞めたのです。
もちろん何の病気にもかかっていませんでしたが、
毎回ついて回る胃もたれが嫌で、肉を避けた食生活に切り替わったのです。
そして再び肉を食べるようになった時、本当の原因を知ったのです。
偏った菜食生活によって増幅した、体から肉への拒絶反応。
そこには、加齢による胃腸の弱体化よりもずっと早くに、
私たちの体に訪れた老化現象があったのです。
今回はそんな「肉を食べると胃がもたれる」のメカニズムをご紹介しますので、
心当たりがある方は是非、ご自身の食生活と栄養を見直してみて下さいね。
肉を食べると胃がもたれる原因は糖分にあった。
ベジタリアン人口が日本よりも多いと言われる、アメリカ。
そのアメリカでは、ベジタリアンの4人に1人は肥満だと言われています。
私もイギリスに住んでいた頃、たくさんのベジタリアンの方とお会いしましたが、
中にはしっかりと欧米型肥満体型になっている方もたくさんいらっしゃいました。
そこで私は、「肉を食べないのに健康ではない」食生活に出会ったのです。
肥満ベジタリアンの食生活は、低たんぱく、高糖質だった。
みなさんは、ベジタリアン・ジャンクフード・ジャンキーという言葉を聞いたことがありますか?
アメリカやイギリスでよく耳にする言葉なのですが、
これは、ベジタリアンを名乗りながらも、
その食生活は、パスタやパン、ケーキ、キャンディー、グミなどの
糖分たっぷりの食品を常食している人のことを指します。
イギリスの食生活の中心は、じゃがいもと穀物。
ベジタリアンだという友人の家に招かれた時に、出てきた料理は、
たっぷりのチーズと和えられたペンネとフライドポテトでした。
そして、彼女のお腹は、ぽってりとデニムの上からはみ出す立派なものでしたが、
肉を食べると気持ちが悪くなるからと、幼少期から一切食べておらず、魚も嫌いだと言っていました。
このように、欧米のベジタリアンの中には、偏った糖質中心の食生活が蔓延しているのです。
そして、同じような現象が日本人の体でも、起こっているのです。
糖分過多の食生活は、内臓機能を低下させる。
糖分を摂りすぎることで、細胞が劣化する、
糖化現象。
美容業界に勤める方から、
「お菓子やパンなどの糖質ばかり摂っている女性が本当に多くいる。そういう食生活をしている人は肌が糖化しているので、顔を見ればすぐわかる。」という話を聞きました。
そんな糖化現象は、肌だけでなく、体の至る所で起こっているのです。
糖分過多の食生活を続けてダメージを受けるのは、
それらを受け入れ消化する胃腸はもちろんのこと。
過剰な糖分は体内でもちろん余ります。
そうなると、余った糖分は脂肪やたんぱく質などと結びついて変性し、
老化を促進するAGE(糖化最終生成物)が作り出されるのです。
このAGEが内臓や血管機能に炎症を引き起こす原因とされており、
たんぱく質でできている胃の成分とも結びつき、機能を低下させているのです。
そもそも、胃の中で出る消化酵素はたんぱく質を消化するものです。
本来出されるべき消化酵素がきちんと出ない状態こそが、
肉を食べた時に感じる胸やけや胃もたれの原因なのです。
多量な糖分によって、胃の働きがストップする。
砂糖水を飲ますと、その数十秒後に胃腸の動きが止まる。
そんな実験結果により名付けられた「糖反射」という働き。
順天堂大学総長の有山登先生の研究によると、
ショ糖やブドウ糖の多量摂取によって起こる反応として、
・胃の蠕動運動が弱まる
・胃の内容物の排出力が弱まる
などが挙げられます。
これらの研究が発表されたのは、1948年(!)ですから、
ずいぶん昔から糖反射の消化器官への影響が研究されていたんだと、
今更ながら感心してしまいます。
この糖反射の働きを見てもわかるように、
多量の糖分は胃の働きをストップしてしまいます。
長時間胃の中にものがある状態が続くわけですから、
気分が悪くなるのは当然です。
この糖反射の研究を見ていると、
まるで私たちの体は、糖分の多量摂取を拒むようにできているように感じます。
出典:有山登『糖摂取時の胃の運動。『糖反射』に就いて』
体が発する糖分過多のサインを見逃さないで!
本来、胃は肉や魚など、たんぱく質を消化する器官です。
その胃が、肉をちゃんと消化できない状態にまで弱めてしまう、糖分。
胃の糖化が進むと、肉を食べていなくても、
食後に胃の不快感がつきまとうようになります。
そうなってくると、胃はほとんど休息状態で、
何を食べても消化機能がしっかりと働かず、
長時間胃の中に食べ物が残っているような状態になってしまうのです。
胃もたれやむかつき以外にも、
・胃下垂
・関節がポキポキ鳴りやすい
などの症状は、重度の糖化サインです。
もし、このような症状があるなら、体に余分な糖分が溜まりすぎている証拠です。
糖分摂取を制限して、糖化した胃に元気を取り戻そう!
細胞は常に生まれ変わり続けています。
正常に新陳代謝が行われている場合、
・肌→28日
・心臓→22日
・胃腸→3~7日
・骨→2年
ぐらいの周期で、まっさらに生まれ変わります。
胃腸はなんと、約1週間!
各器官の中でも、ダントツの速さです。
今、糖化状態で苦しんでいる方も、食生活を改善することで、
再び元気な胃を取り戻せるのです。
低GI、高たんぱくな食生活へシフトチェンジ。
GI(グリセミックインデックス)は、
糖分を摂取した際の、血糖値の上昇度を示した値です。
健康食品売り場などで見かける、低GI食品は、食後の血糖値の上昇が穏やかであることを謳っているものなのです。
糖分の吸収率が高い=高GI=血糖値が急上昇→インスリンが過剰分泌される。血管など体の各器官に負担がかかる。
糖分の吸収率が低い=低GI=血糖値が緩やかに上昇→インスリン分泌も穏やか。
パンやパスタなどの小麦粉製品は高GI食品です。
一方、全粒粉やライ麦、そば粉は低GI食品です。
低GI食品により、糖分の吸収を抑えた食生活にすることが、胃を糖化状態から救う第一歩です。
そして、しっかりとたんぱく質を摂ることで、胃の働きを促進しましょう。
ベジタリアンの貴重なたんぱく質源である大豆は、
低GI+高たんぱくで、ビタミンやミネラルもしっかり摂れる優良食材ですので、
糖化状態のベジタリアンの方には特におすすめです。
偏った菜食生活は体をサビさせる!糖分過多の時代を上手に乗り切って!
糖分の過剰摂取による、様々な悪影響を見てきましたが、
糖は私たちの体にとって、大切なエネルギー源
であることを忘れないで下さい。
しかし残念ながら、飽食の現代社会には、
安価で質の悪い糖分がたくさん出回っています。
精製された白糖やコーンシロップなどの栄養価も全くないものから、
有毒な合成化学甘味料まで、
たくさんの甘い誘惑が手招きしています。
欧米型の食生活が定着した日本でも、胃の糖化はますます進むでしょう。
健康だと信じていた自己流の菜食生活は、
正しい糖分摂取ができていなかったため、
胃の糖化という結果を招いてしまいました。
結局のところ、体本来が必要とする糖分は、いたってシンプルなものです。
久しぶりの肉食は、糖化の恐ろしさとともに、
野菜や穀物のもつ、自然な甘みの美味しさも教えていってくれました。
今、肉を食べている方も、いない方も、
ご自身の胃、どうですか?
けっこう知らない間に進んでいたりするので、
改めてチェックしてみて下さいね。
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