暑がり、冷え症は遺伝？

年の瀬も近づきめっきり寒くなってきましたね。

こんな季節は鍋が恋しくなって家族でコタツに入って、
旬の食材を楽しくつつき合うのがこの季節の楽しみ方ですよね。

実は先日こんなことがありました。

友人「いや〜寒くなってきましたね。
どうですか、こんな時だと体調崩しやすくなって来て大変じゃないですか？」

僕「いや、そんなに寒いですかね？今日はあったかいほうだと思ってました。」

友人「え、？！それ貴方だけなんじゃないですかね笑」

僕（あー、確かに筋トレしてるから、あったかく感じてるのかな？）

とある別の日

僕「いや昨日はあったかかったですね、。十月末なのに半袖半ズボンで外歩いちゃいました〜」

友人「いや流石にそれはないでしょ、もう秋なんだから長袖は着なよ…風邪ひくよ？」

僕「え？」

お気づきでしょうか。

そうです。最近気づいたのですが、僕は人よりも寒さに強い体質みたいなんです。

確かに人よりも汗っかきで、
（CoCo壱カレー５辛でも食べたら身体中から汗が噴き出し顎から滴り落ちます。）

水も一日に３〜４L飲むくらい、たくさん水を飲みます。

なんでかなと思って思い当たる節を調べてみると、どうやらこれは遺伝のようですね。

僕の父もめっちゃ汗っかきで、昔っから辛いものも食べれない、
ちょっと運動するとすぐ汗ばむ、まごうことなき暑がりの汗っかきです。

僕は親から暑がりの遺伝子をもらっているようですね。

まだまだ分からないことだらけの遺伝子学

興味が湧いて色々調べてみたのですが、実は遺伝子の分野ってまだまだ分からないことが多いみたい。

最近では人気野球選手がコマーシャルをしているように、
遺伝子検査キットというものがあって、お手軽に自分の遺伝子を調べることができますが、
まだまだ解明されていない領域も多かったりもします。

太古の遺伝子学、ってどんなもの？

そんな最先端の医学でも謎の多い遺伝子の研究ですが、

実は遺伝子検査が最先端の医学だとしたら、

世界最古の遺伝医学と言える存在もあるんです。

それはアーユルヴェーダのトリ・ドーシャです。


 

トリ・ドーシャとは

トリ・ドーシャとは世界３大伝統医学である、インド大陸に伝わるアーユルヴェーダの教えです。

ドーシャとは人間の生命のエネルギーを構築する要素であり、
「ピッタ（火）」「カパ（土）」「ヴァータ（水）」の要素がバランスよく組み合わさり、
健康を保つという考え方です。

しかし、人によって構成するエネルギーに偏りがあったり、
季節や環境などで、このドーシャに偏りが出て来ます。

その偏りをできるだけバランスよくすることをアーユルヴェーダでは目的としています。

３つのタイプによって体質は決まる。
あなたはどのタイプ？

遺伝によって、どのドーシャが生まれつき多く持っているかは違います。

この自分のドーシャの分類を知っておくということが大切です。

あなたがどのドーシャを多く持っているかによって、
あなたがどんな特徴を持っていて、
食事をどのように気をつければいいかということも分かってくるんですね。

それでは各タイプの特徴を見ていきましょう！

ピッタタイプ（火）

□中肉中背の体型になりやすい

□汗をかきやすく、喉もよく乾く

□身体中で熱を発しやすく、消化や代謝が活発

□敏感肌

□若白髪

□特性は鋭い、知性的、直接的、正確、分別がある

□性格は情熱的、一生懸命、努力家、勇気がある、精力的、良いリーダー

カパタイプ（土）

□ぽっちゃりしていて太りやすい

□がっしりしている、骨太

□持久力がある

□髪が太い

□色白でもち肌

□特性は細部にこだわり念入り、安定している、首尾一貫している

□性格は思慮深い、忍耐強い、寛容的、愛らしい、愛情深い、満たされている、動きが遅い、
怒るのに時間がかかる

ヴァータタイプ（風）

□痩せやすく、脂肪がつきにくい

□冷え症で便秘になりやすい

□汗をかきにくい

□髪が乾燥してる

□乾燥肌

□特性は創造的、想像的、素早い、活発、気まぐれ、面白い

□性格は新しい経験を好む、興奮し易い、友好的、エネルギッシュ、予想不可能

自分がどのタイプかは簡単に調べられる

このドーシャのタイプは、実は専門家医に診断してもらわずとも、
ご自身で、診断することができます。

チェック項目を入れて、計算するだけなので、試してみてください。

ちなみに僕はピッタ（火）が６５％、ヴァータ（風）が２２％、カパ（土）が１３％と、かなりピッタ寄りの体質。

暑がりで汗っかきなのも頷けます！

面白かったのが、ドーシャのバランスによって性格まで決まってくるという側面もあるんですね。

引用：自分のタイプを診断してみよう！

あなたに必要な食事はドーシャのバランスを見て決める必要がある！

このドーシャは生まれつき持っているバランスと、季節や環境で変わってきます。

アーユルヴェーダの考えでは、３つのドーシャのバランスを取ることが健康を保つうえで大切になってきます。

例えば、ピッタ（火）のエネルギーを多く持つ人は、
ピッタ（火）のエネルギーを増加させないように肉を多く食べるより、
生野菜やよく熟した甘い果物などを食べるといいと言われています。

逆にヴァータを多く持つ人は、ヴァータを鎮静させるために赤身肉や卵を多く取るといいと言われていて、

自分のタイプを見極めたうえで食事法を決めるといいと言えます。
こちらも調べてみると色々なサイトで書かれていますので、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

各タイプにあった食事

ピッタタイプ（火）が摂ると良い食事

ピッタタイプの方は、辛味、酸味、塩味を多く取るとピッタをどんどん増やしてしまうので、
生野菜などを摂り入れるとよいでしょう。
・アスパラガス
・アボカド
・ブロッコリー
・芽キャベツ
・キャベツ
・かぼちゃ
・きゅうり
・カリフラワー
・セロリ
・さやいんげん
・レタス
・葉野菜
・マッシュルーム
・オクラ
・パセリ
・ナス
・卵白
・無塩バター
・カルダモンetc…

カパタイプ（土）が摂ると良い食事

カパタイプの人にはおすすめの食材は、軽いもの、乾物、辛いもの、苦いものなどです。
脂肪分の多いものや、チーズが乳製品など重たいものは、避けましょう。
・ニンジン
・カリフラワー
・セロリ
・ガーリック
・唐辛子
・レタス
・マッシュルーム
・オクラ
・玉ねぎ
・パセリ
・じゃがいも
・ラディッシュ
・ほうれん草
・鳥肉（胸肉）
・ターキー（胸肉）
・卵
・ウサギの肉
・海老
・羊乳
・豆料理（食品例：豆腐、豆乳）
・豆類（食品例：インゲン豆、レンズ豆）
・よく熟した果物
・非加熱の蜂蜜etc…

ヴァータタイプ（風）が摂ると良い食事

ヴァータタイプにおすすめなのは、カパタイプとは逆に、
重たいもの、甘いもの、酸味、温かいものです。
また水分の多いものを摂取するのも良いでしょう。
・アスパラガス
・アボカド
・ニンジン
・かぼちゃ
・きゅうり
・ガーリック
・さやいんげん
・オクラ
・さつまいも
・ラディッシュ
・スープ・シチュー料理
・チーズ、ヨーグルト
・熟して果汁の多いフルーツ
・ショウガ、
・牛肉
・鶏肉（腿、胸肉）
・カモ肉
・魚全般
・魚貝類etc…

自分にあった食事を選ぶ

以上のように自分の持っているタイプによって取り入れるべき食事は変わってきます。

自分が生まれつきどのエネルギーを多く持っているか、

そして、ストレスや季節などによっても、ドーシャのバランスは乱れてしまうのです。

◯◯が良い！　◯◯だけにしよう！

などと言って、ひとつの手段に頼ると、そこばかりに集中し、

ストレスが発生してしまうのです。

オーガニック食品を選ぼう

また、上記でお話をした食材を食べれば良いっていう訳ではありません。
農薬にまみれた食品、遺伝子組み換え食品、添加物まみれの食品、、、

このような食品を食べていたのでは、本末転倒。
体の不調を煽るばかりです。

健康でいることが、何よりも大切なこと。
近くのスーパーで購入する際は、食材の力だけでなく、
オーガニックという選択肢も視野にいれておきましょう。

ドーシャのバランスを保つためには

自分の体が今どんな声を発しているのか、ご自身で聞く癖をつけ、

どの食事を選ぶかが重要になってきます。

ぜひ先人たちが残した太鼓の遺伝子学をとりいれて自分にあった食事を食べてみてはいかがでしょうか？

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