未発酵の大豆製品は体に毒?!貴重なタンパク源「大豆」を摂る時に気を付けたいこと。
ベジタリアンにも欠かせないたんぱく質「大豆製品」。
食べ過ぎると毒になることをご存知ですか?
マクロビオティックをはじめ、食べ物の嗜好が菜食に移行すると、お肉やお魚といった動物性食品の摂取を控えはじめるかと思います。そこで不足したタンパク源を補おうと、植物性のタンパク質の「大豆」を積極的に摂っている、という方多いのではないでしょうか。
大豆は「畑のお肉」とも呼ばれるほどタンパク質が豊富で、タンパク質含有量は動物性食品を超えるほどです。
大豆から作られる食品はコレステロールゼロに加え高たんぱく、栄養豊富な為、ダイエット中の方や体脂肪を気にされている方、マクロビオティック、菜食の方は食べる機会も特に多いと思います。
実際、マクロビオテッィク・ビーガンカフェでは大豆ミートにお豆腐やお揚げ、凍り豆腐・大豆などを使っていることが多く、
スイーツもバターや生クリーム、ミルクを使わない代わりに豆腐や豆乳を生地に練りこんだり、豆腐クリームを使って作るものが多いです。
ミルクを使うドリンクにも代用の豆乳を使ったソイラテが人気ですよね。
菜食のお料理に自由自在に変容し活用の幅もとても広く、価格の安さ、手軽さからも活用しやすい大豆製品。
しかし良かれと思って摂りすぎてしまうと体には思わぬ悪影響が出てしまいます。
今回は未発酵の大豆製品を摂る際の注意点をご紹介いたします。発酵と未発酵の大豆製品。
どちらを摂取するかで、体に及ぼす影響は大きく変わります。
大豆製品と言えば、日本の食卓で切っても切り離せない調味料の醤油と味噌。きちんと発酵された本物のものを選べば、どちらもわたしたちの体にとって有効な働きをします。
特にお味噌は解毒したり、腸内環境を整えたり、免疫力を上げてくれるといったさまざまな働きもあることから、毎日摂りたい食品ですね。
他に発酵大豆製品は、テンペ・納豆があります。
反対に未発酵の大豆製品は豆腐・油揚げ・厚揚げ・おから・凍り豆腐・大豆ミート・大豆粉・豆乳・豆乳飲料・きな粉・枝豆など。
豆類には外敵から身を守るための植物毒が含まれている。
豆類には外敵から身を守るために植物性の反栄養素物質を備えています。反栄養素とは簡単に言うと「植物毒」のこと。
この含有量が豆類のなかでも大豆は一番多いことをご存知でしょうか?
排毒するために浸水したり加熱しますが、それでも強い働きが残ってしまい、体の不調を作ると考えられています。
そのため先人は未発酵の大豆は食べずに植物性毒を分解できる発酵食品に変えた、というわけです。
マクロビオティックでは発酵大豆製品は陽性が多く、
未発酵大豆製品は陰性が多い。
さらに、マクロビオテッィクでは発酵したみそ・しょうゆは陽性食品。未発酵の大豆製品は陰性。
中でも豆乳・豆腐は陰性度が高い食品に区分されます。
陽性のみそや醤油は体を温めるのに対して、陰性の豆腐・豆乳は体を冷やしてしまいます。
特に豆腐は体の熱を吸収する作用が強いので発熱のお手当にも使われるほどです。
女性は陰性体質に偏りがちなので、未発酵の大豆製品の摂り方には注意が必要となってきます。
大豆に含まれるイソフラボンが体へ与える影響
豆類の中でも大豆に一番豊富に含まれるイソフラボン。このイソフラボンは女性ホルモンと同じ働きし、美容や健康を保つのにいいとされています。
エストロゲンが減少する更年期の方に健康補助食品として豆乳の摂取を勧められたり、女性は特に健康を意識して牛乳を豆乳に切り替えた、積極的に大豆製品を食べている、といったお話しもよく見聞きします。
適度に摂っている分にはいいのですが、毎日積極的に未発酵の大豆製品ばかりを摂ると言った過剰な摂取が続くと、反ってホルモンバランスを狂わせる原因ともなりかねません。
自然栽培テンペ (大豆発酵食品)|INYOU Market限定!流通ほぼゼロな希少性。完全手創りオリジナル。農薬・添加物不使用!お肉代わりのメイン料理に使える万能発酵食材。
¥ 6,112 (税抜)未発酵の大豆製品過剰摂取によってあらわれる症状
・生理不順
・子宮内膜症
・PMS
・乳がんや子宮がんを患っている方が未発酵の大豆製品を摂ると症状が悪化する
・消化不良
・冷え性
・乳幼児に与えるとアレルギーを引き起こす可能性がある
・脳への障害
未発酵大豆製品を、負担を軽くして食べる方法
これから夏に向かってお豆腐を冷奴として食べる機会も増えてきます。陰性度の高い未発酵の大豆食品を食べるときは、体を冷やす作用が強力なので、食べ方や食べ合わせに工夫が必要だといえます。
日本の食材には大豆製品が多いですし、数ある未発酵の大豆製品をゼロにするのは難しいですよね。
少しの工夫によってマイナス面を減らすことが可能なのです。
未発酵大豆製品を食べるときのポイント。
・冷ややっこを食べるときは、醤油・天然塩・味噌・生姜・ねぎ・しそ・梅といった、体を温めて解毒作用のある薬味を必ず添えてください。
ニラ、えごまの醤油漬けを添えるのもおすすめですし、にんにくの醤油漬けの醤油で食べるのも。冬場、湯豆腐で食べる場合もお忘れなく薬味を添えてくださいね。
・冷えがある方は、冷蔵庫から取り出してすぐのキンキンの豆腐を食べるのではなく、常温近くまで戻す。
・体を温める発酵食品を使った味噌汁やスープを一緒に食卓に並べる。
・食卓にいくつも大豆製品を並べない。お味噌汁+一品にとどめたほうがベター。
・豆乳を習慣付けて毎日多量に飲まない。
・ミネラルを含む陽性食品を摂る。
ひじき・昆布・のり・しらす・わかめ・切り干し大根・天然塩など
・豆腐クリームを使ったスイーツを食べるときは、三年番茶や穀物コーヒー、たんぽぽコーヒー・玄米コーヒーなどで中和。
こうしたものは体を温めるのでおすすめ
大豆製品を選ぶ時の注意
遺伝子組み換え大豆が含まれる製品も出回っています。
健康志向ブームで大豆製品はスーパーにあふれていますが、遺伝子組み換え食品NO.1の大豆。
できる限り避けるように品質選びはとても重要です。
たとえ発酵食品の味噌や醤油、納豆でも、遺伝子組み換えのものであっては体にはさらに負担がかかりますので、ぜひとも注意していただきたいポイントです。
・遺伝子組み換え大豆の生産国であるアメリカ製の大豆を使用したものは避ける
・「遺伝子組み換え大豆不使用」とあっても産地の記載のない商品はさける
・できるだけオーガニック認定表示が付いているものを選ぶ
・あまりにも安価なものは避ける
大豆以外のたんぱく質豊富な食品
・ナッツ類
・ごま
・麩
・干ししいたけ
・のり
・あおさ
・とうがらし
大豆に限らず、何でも摂りすぎや偏りは、かえって健康を害してしまいます。
しかし大豆製品は日本の食卓には欠かせないものの一つ。
知識をもって適度にとれば身体にとって大きな負担になることはないと思いますので、まずはご自身の適量を知ることが肝心です。
手っ取り早いジャンクフードやトランスファット、添加物が含まれる安価な食品を大量に摂るほうが余程リスクは高いといえます。
マクロビオティックの考え方の陰陽は、健康を保つための「バランス」を重要視された考え方です。
健康でいるということは、バランスが大事。
時折このバランスをチェックして日頃の健康にぜひ役立ててみてください。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU MarketIN YOU Marketのオススメオーガニック商品
自然栽培テンペ (大豆発酵食品)|INYOU Market限定!流通ほぼゼロな希少性。完全手創りオリジナル。農薬・添加物不使用!お肉代わりのメイン料理に使える万能発酵食材。
¥ 6,112 (税抜)完全手創りオリジナル。農薬・添加物不使用!お肉代わりのメイン料理に使える万能発酵食材。
自然栽培テンペ (大豆発酵食品)【シリアル】|INYOU Market限定!国内流通ほぼゼロな希少性。完全手創りオリジナル。農薬・添加物不使用!お肉代わりのメイン料理に使える万能発酵食材。
¥ 4,812 (税抜)この記事を読んだ人におすすめしたい他の記事
そのむくみ隠れタンパク質不足では?| 東洋医学から見た脾臓の機能と脾臓ケアにオススメの栄養素。たんぱく質不足が鬱や不妊の原因に。|食のプロが教える「不足しがちなタンパク質を体に吸収させる8つの方法」
世界で一番 遺伝子組み換え食品を食べているのは日本人!市場に出回る危険な遺伝子組み換え作物の実態
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう