あなたの子供や大切な人に畜産の餌以下の物を食べさせられますか?「化学調味料無添加」なのに「〇〇風調味料」が入っているのはどうして?!これは添加物?本物とは似ても似つかぬ、体に悪い市販「無添加顆粒だし」の実態
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
こんにちは。 INYOUオーガニックエキスパートの佐藤ようこです。
古今東西で違う「だし:出汁」の力
どこの国においても、美味しい料理を作るためには「旨味」=「だし」の良し悪しが重要です。
フランス料理ならばフォンドヴォー、中華料理ならばチキンスープや豚骨スープ。
繊細な和食は出汁が命であると言っても過言ではありません。
そして和食の場合には鰹節や昆布で引く「お出汁」がそれにあたります。
和食は、素材の良さを生かした料理だと言われます。
フランス料理のフォンドボーや中華料理のチキンスープが、それ単体でも味を主張するのと比べると
和食のだしは、あくまで裏方のようなものと言えば良いでしょうか。
卵焼きや煮物、茶碗蒸しや魚の煮付けなど、どれも、出汁を使わなくても作ることができます。
でも、一手間かけてだし汁を使うと明らかに旨味が違います。
もちろん、日本人のソウルフードであり腸内環境を整えてくれるお味噌汁にも出汁は欠かせません。
あなたは今、どんな「だし」を使ってますか?「昆布エキス」「顆粒だし」などを使っていませんか。
IN YOUをご覧の皆さんは、食に対する意識が高い方が多いと思われますから、
和食を食べることのメリットやお味噌汁の重要性もご存知のことと思います。
和食の登場回数が多くなるということは、当然「だし」の必要性も比例して増してくるのが道理です。
では、皆さんのご家庭ではどんな「だし」を使ってらっしゃいますか?
本来ならば、
昆布を水から戻した後に加熱して旨味をひきだし、昆布を取り出した後に鰹節を入れて出汁を引く。
これが最も一般的な方法です。
でも現実的に考えると働く女性も多い今、出汁を昆布と鰹節から引くのはちょっと面倒だし、そもそも時間的に無理!
・・・という方が多いのが現状かもしれません。
実際、スーパーのだし売り場をのぞいてみると、大きなスペースを取っているのは
粉末だしや顆粒だし、だしパックなどの「便利」な商品です。
私たち女性の日常の忙しさを考えると、スーパーの陳列棚のラインナップは、妥当なのかもしれません。
「無添加」「自然素材」「厳選」「化学調味料無添加」・・・その原材料表記、信じて大丈夫?
我が家もだしパックは常備しています。
基本的には水出しの「お出汁」を作っておくようにしているのですが、使い切っているのを忘れていたり、
冷蔵庫のスペースが確保できなかったり、水出しを作ることもできないほど眠い・・・。
そんな時の救済用としてきちんとした原材料を使った出汁パックはとても重宝。
便利で簡単な「水出しお出汁」の作り方はこちらを参照してくださいね。本当に簡単なので、ぜひお試しを!
毎日使っている「だし(出汁)」の裏側。スーパーで見かける「無添加天然だし」「100%XX産かつお」「〇〇産昆布100%使用」のキャッチフレーズに隠された罠。
我が家で常備している出汁パックの原材料表記を調べて見ました。
A社 かつおのかれぶし そうだがつおのふし、いわしの煮干し、あじの煮干し、さばのふし、昆布日頃利用しているオーガニック食品の宅配で購入したものなので、怪しいものがなく安心な材料表記です。
もちろん、「国産天然素材のみ使用」の表記ありです。
顆粒タイプの粉末だしがあったことを思い出して早速原材料をチェックしてみたところ!!
が・・・。
もう一つ、我が家に「粉末だし」があったのを思い出したので出して見たところ・・・。
原材料は以下でした。
B社 風味原料(昆布エキス、昆布粉末)、デキストリン、糖類(麦芽糖、砂糖)、酵母エキス、でん粉、米油
内容を見てギョッとしましたが、こちらのパッケージに書いてあるのはこんな表示です。
「化学調味料・食塩を無添加」
「〇〇○出汁は、だし本来の美味しさを大切にし、化学調味料と食塩を一切使用していません」
化学調味料無添加と書いてありますが、酵母エキスやらデキストリンやら・・
キッチンでは間違っても使わない原材料の数々。
国で添加物と指定されていないだけであって、添加物と同じようにケミカルな工程で抽出されたものには変わりありません。
この原材料表記を見て「本物を食べている」と思う人は果たしているのでしょうか?
他の商品も愕然とする内容でした。〇〇調味料って一体何?
参考までに他にも二つほど調べてみました。
こちらは私が以前使っていた粉末出汁の原材料です。
C社 風味原料(かつお節 宗田かつお節 昆布 しいたけ)、食塩、てんさい糖、酵母エキス、馬鈴薯でんぷん
さらには料亭でも使われており、全国的にとても人気のあるあの「自然派」の出汁パックも・・・。
D社 風味原料(かつお節、煮干しエキスパウダー(いわし)、焼きあご、うるめいわし節、昆布)、でんぷん分解物、酵母エキス、食塩、粉末醤油、発酵調味料
これらはどれも、「化学調味料は無添加」「自然派」など、一見一般人なら、「ホンモノ」と見間違うような表記がパッケージには書かれています。
でも、自宅でお味噌汁を作るときには、使わない材料がたくさん入っています。
さらにこちら。
ごく一般的な化学調味料を使った粉末出汁の原材料表記です・・・
E社 食塩、砂糖類(砂糖、乳頭)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たんぱく発酵調味料、酵母エキス発酵調味料、調味料(アミノ酸等)
添加物の知識がない方でも「・・・・・・」となってもおかしくない内容です。
遺伝子組換え作物の使用が疑われる材料も。
どういうこと?と思った方は下記の記事も見ておさらいを。
「アミノ酸等」と「アミノ酸」は全く違います。遺伝子組み換え技術を用いた菌からできた味覚を狂わせる化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)とは、やっぱり完全に縁を切ったほうがいい本当の理由。
酵母と酵母エキスは全く違う!酵母エキス=カラダに良いは間違い!市販物に含まれる危険な酵母エキスの実態と真実。
「便利な出汁」の中身を精査してみました!
A社からE社の原材料表記にある物質はどんなものなのでしょうか?
風味原料
節類(かつおぶし等)、煮干魚類、昆布、貝柱、乾しいたけ等の粉末または抽出濃縮物を言う。
でんぷん分解物
この出汁パックメーカーのHPによると、
タイ産のキャッサバのでんぷんから作られた天然の水溶性食物繊維をさすそうです。
品質を安定させ、短時間で出汁が出るようにするために使われており、安全とのことですが、
この原料がどのように栽培されているのか?などについては不明です。
デンプンというと真っ先にじゃがいもなどを想像しますが、
加工品に含まれる輸入品などの安価なじゃがいもは遺伝子組み換えであるケースも・・・
酵母エキス
発酵食品が注目されていることもあり、酵母というと体に良いもの、というイメージが先行しますが実は酵母エキスは残念ながら自然とはかけ離れた工業製品だと言っても差し支えないものです。
こちらの記事もご覧くださいね。
酵母と酵母エキスは全く違う!酵母エキス=カラダに良いは間違い!市販物に含まれる危険な酵母エキスの実態と真実。
デキストリン
デキストリンはトウモロコシから作られる糖質です。
上記の出汁の原材料を見ると、デキストリンと同時に他の糖質が含まれているものもあります。
通常、自宅で出汁を取る際には、砂糖を使う必要はありません。
市販品の場合には、「旨味」を演出するためだけの目的で、糖質が加えられているのです。
また、原料となっているトウモロコシの産地はほとんどの場合特定ができません。
つまり安価なものであることを考えるとおそらく輸入品でしょう。
となるとこちらも遺伝子組み換えのトウモロコシが使われている可能性が高く、そのリスクを否定できないことを考えると、安全とは言い難いでしょう。
他にも、でんぷんや米油など、自宅で出汁を取る際には不要なものが入っています。
また、E社はなんと原材料の中で食塩が一番多く、ついで糖類となっています。
「だし」なのに、出汁の原料よりも塩分と砂糖が多いことを、使っている人たちはおそらく認識していないでしょう。
毎日使う「出汁」だからこそ、出どころのわからない原料はシャットアウト!
お味噌や醤油、塩などの毎日使う調味料と同様、出汁も本来毎日使うものです。
だとすれば、安全性が確認できない原材料が入っているものは使わないに越したことはありません。
どんなに少量であっても、有害かもしれないものを毎日蓄積することは最も体に影響が大きいのです。
とはいえ、忙しい毎日の日々をフォローしてくれる便利グッズの恩恵を諦めるのはあまりにも残念。
「じゃあどうすればいいの?」「安心できるものがない」。そんな時こそ、添加物不使用で、養殖ではないものを選んでほしい。
当マガジンが太鼓判を押す、IN YOU Marketでも扱っている安全で美味しい商品を試してみてください。例えばこちら。
日本古来の手火山式で燻された、うまみ調味料や加工助剤不使用、天然だし100%のだしパックとだしパウダー
こちらはお味噌汁などを作るための「だしパック」とそのままふりかけて使える「だしパウダー」セットなので、
その日のお料理によって気軽に使い分けできるのがとても便利でした。
ちなみにこの「だしパウダー」、原材料表示を見るとこんな感じです。
「鯖節むろあじ節(国産)」とあります。生産者に確認したところ安心の天然のものとのこと。
出汁の原料はお魚?昆布?ところでその原材料はどんな出自のものですか?
ちなみに先に調べた5社のだし。原材料表記に「かつおぶし粉末」とか「やきあご」などとありますが、
果たしてこのお魚はどこからきたものなのでしょう?
国産なのか、外国産なのか?
天然なのか、養殖なのか?判断材料が何もなく、わかりません。。。。
こんな新聞記事
を見ると不安になるのは、私だけでしょうか?
「もったいない精神」はもちろん大切です。
でも、どんな餌で育てられたか不明で、抗生物質など薬剤をたくさん使われているであろう養殖魚の頭。
肉骨粉なども与えられているなどと噂されていた養殖の魚。
農薬をたっぷり使っているであろう果物の皮を食品として、加工するとは恐ろしすぎませんか・・・・・??
ーしかも用途が学校給食とは!!
これはどういうことかというと・・・
畜産の餌以下のものをあなたの子供に食べさせることはできますか?
安価な粉末だしやだしパックの原料である魚粉に関しては
Wikipediaにも以下のような記載がありました。
【概要】
日本にはペルーやチリから輸入され、主として養魚飼料・畜産飼料として利用されており(中略)
【原料】
(中略)水産製品(かつお節、魚肉練り製品など)製造の際の副産物・加工残滓も原料となる。
【用途】
肥料としての歴史は古く、江戸時代の日本では干鰯に代表されるように、金肥(購入して使う肥料)として流通した歴史もある。
飼料用途には畜産や養鶏飼料から始まり魚類の養殖飼料としても利用されるようになった。食用用途には、カルシウムやタンパク質を
豊富に含むことが着目され。ダシをはじめとした食材としても利用されている。
つまり、飼料として使われるレベルの廃棄物が、私たち人間の食材として流通しているということです。
もっともらしいパッケージに騙されないで!
食品に限らず、商品を販売する際のマーケティングにおいて、
付加価値の高い要因というのは、ほとんどの場合、パッケージに記載されます。
「国産」「無添加」「〇〇不使用」「オーガニック」など、
私自身も、実際にこれらの文字が書いてあると、手に取って確認しようという気にはなります。
食品の安全性にあまり興味のない人であっても、
同じ値段であれば、これらの表記のある方を購入するでしょう。
でも、原材料表記をはじめとした食品の表記にはたくさんの抜け道があります。
「たんぱく質加水分解物」や「酵母エキス」など、安全性に疑問符のあるものが入っていても
「無添加」表記ができたり、キャリーオーバーの問題も同じです。
厚生労働省HPより
※「キャリーオーバー」については「食品 キャリーオーバー」で検索してみてください。
だとすれば、原材料表記に「国産」「天然」など、付加価値の高い表記がない場合には
当然のごとく、外国産であったり、養殖であったり、農薬使用であると考えても考えすぎではありません。事前に対策するという逆の発想すらも必要かもしれません。
出汁の良し悪しで、いつもの食卓が三つ星レストランを超えるかも!
和食は素材を活かす文化であり、その文化を根底で支えているのは出汁であると主張しているのが、こちらの書籍。
現代はグローバル化が進み、日本文化を海外に向けて発信していくことは
今後の日本にとっても重要であることは確かです。
でも著者は「和食は、日本のこの土地であるからこその文化である」と主張しています。
つまり、地産地消こそが和食だということですね。
昆布と鰹節で美味しい出汁をひくには、日本の軟水が最適であり、
たとえ、最高の材料を全て海外に持っていくことができたとしても、同じことを海外の土地で再現するのは難しいのです。
どの国の料理も、その場所で食べるのが一番美味しいということに違を唱える人はいないでしょう。
その土地で育った作物を、その土地の水や調味料で調理し、その土地の気候の中で食べることこそ「正しい」食事のあり方だと感じます。
特に和食は、他国の料理に比べ特別に繊細です。
「地産地消」でこそ出せる特徴が、他の料理に比べて多いと言っていいのではないでしょうか。
そう考えた時、私たち日本人が食べるべきものは、やはり和食だという結論に行き着きます。
今の日本は、他のどの国よりも食の選択肢が多様です。
様々な国の料理をいつでも味わうことができますが、
その多様性を家庭にまで持ち込むことは必ずしも良いと言えないのではないでしょうか。
出汁の取り方もろくにマスターできないのに、イタリアンやフレンチを家庭でプロ級に作れることにどんな意味があるのでしょうか?
脱脂加工大豆で作った、まがい物の醤油や味噌で作ったラーメンは、どんなに美味しくできたとしても
「本物のだし」で引いた味噌汁の滋味には叶わないのです。
日本人の多くが「本物のだし」や「本物の調味料」を日常的に口にしなくなったことで、
シンプルな本物の味を感じられない人が増えれば、
日本人の味覚音痴人口はさらに増えるでしょう。
折しも、東京オリンピックに向けた活動が盛んになってきていますが、
海外文化と交流するには、自国の文化をこそ知る必要があります。
私たちに今最も必要なのは、和食の文化を取り戻すことなのではないでしょうか。
和食が「世界文化遺産」に指定されたということは、それだけ和食文化が消失の危機に瀕していることに他なりません。
実家住まいで、料理をする必要のない若い世代だけでなく、
一家の主婦であっても、一から出汁をとったことがある人がどれほどいるでしょうか?
自宅で使用している調味料が、全て本醸造である家庭がどれほどあるでしょうか?
文化を育てるのには時間がかかります。
今始めなければ、本物の和食は廃れてしまうかもしれないと思うのは私だけでしょうか。
子供達が、自分のルーツである和食をソウルフードだと認識し、次の世代にもきちんと繋いでいかれるためにも
最低限家庭では、粗食であっても「本物」を並べる努力をすることが一家の食事を準備する者としての役割であるはず。
文化は一度失ってしまうと再生させるのは至難の技です。
私たちの体と心を最適な状態に保つことのできる和食の文化を次世代にしっかりと受け継ぐために、あなたのご家庭でも、今日から一つずつ「本物」を増やしていきませんか?
今すぐプロの味を実践してください。というのはハードルが高いのなら、まずは、本当に安全な100%のだしパックを使うことからでもOKです。
本物の美味しさがわかれば、次は時間のあるときに昆布と鰹節を使って出汁を引いてみれば良いのです。たとえ毎日出汁を引くのが無理でも、本物を家庭の食卓に並べる機会があることが重要です。
外食で出されたものを食べるのではなく、自宅で自分の手で本物を作り出すことが大切なのです。
和食は、家庭料理の文化です。
特別な日ではない「いつものご飯」こそが味覚を育てることを大切にしたいものです。
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