フレーバー付き電子タバコで7名が死亡|アメリカでは規制へ。
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ニコチンとタールが身体に悪影響という
「健康目的」で吸っている方が多い電子タバコ。
しかし、この電子タバコを販売禁止にした国が
アメリカ以外にもあるという事実をご存知でしょうか?
「健康」が目的で電子タバコを選択している反面、
アメリカやインド、タイなどの諸外国では販売を禁止しているのはいったい何故でしょうか?
アメリカでは、電子タバコを使用していた
6名が死亡したことがきっかけで禁止に至り、
他の国では健康上のリスクを考えた上での決断。
今回は、そんな重大なリスクを抱えている「電子タバコ」について解説していきます。
電子タバコは体に悪い?7名が死亡したアメリカは販売禁止へ
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電子タバコ使用者の中から、肺疾患で6名が死亡しているアメリカでは、
ミシガン州とニューヨーク州はフレーバー付きの電子タバコの販売を禁止しています。
ドナルド・トランプ政権も、若者の電子タバコ使用の増加を防ぐため、
風味付き電子タバコ製品を近い内に禁止するという発表もされています。
アメリカだけではなく、ブラジルやノルウェー、
シンガポールそしてインドなどを含む一部の国では電子タバコが事実上禁止へ。
「健康」目的で電子タバコを選択している方が多い中で
このような事件は衝撃的なニュースではないでしょうか。
ニコチンやタールの身体的悪影響が気になるからと、
それらが含まれていない電子タバコへ変更した方も多いと思います。
それでは、タバコと電子タバコの身体への影響はどのような違いがあるのでしょうか。
電子タバコと加熱式タバコの違いは?
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加熱式タバコと電子タバコの違いは、
タバコ葉を使用しているかどうかです。
JT(日本タバコ産業株式会社)のサイトでは、
紙巻き(加熱式)たばこと電子タバコはそれぞれ以下のように述べられています。
<紙巻き(加熱式)たばこ>
細かく刻んだたばこ葉を紙で細長く巻き上げた形態のもの。
<電子タバコ>
たばこ葉を使用せず、
装置内もしくは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱させ、
発生する蒸気(ベイパー)を愉しむ製品です。
リキッドには、ニコチンを含むものもありますが、
日本国内では、ニコチンを含まないものが一般的です。
引用:JT(日本たばこ産業株式会社)
加熱式タバコにはニコチンやタールが含まれており、
肺がんや子宮頸がん、脳卒中やクローン病などが非喫煙者と比べるとリスクが増加します。
しかし電子タバコだと、0ではないですが、
加熱式タバコよりもまだ先に述べた病気へのリスクが低減するということで、
現段階では電子タバコへ移行する方が日本国内では増加しています。
しかし問題なのは歴史が浅く、
未解明な部分もあるため絶対的な安全なものがあるとは言い切れないということです。
そんな中明らかになった、
アメリカでのフレーバー付き電子タバコによる6名死亡の事実。
皆さんは、この事実をどのように受け止めますか?
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日本とアメリカの電子タバコは種類がちがう?
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アメリカの、電子タバコ使用による6名死亡の事実。
朝日新聞でも、これは電子タバコ愛用者による死亡であると掲載されています。
しかし、アメリカの電子タバコと日本の電子タバコは異なる点があります。
◆日本の電子タバコ
ニコチンを含まない電子タバコが一般的
◆アメリカの電子タバコ
ニコチンを含む電子タバコ、フレーバー付き電子タバコ、
大麻を含む電子タバコなどがある。
このように、日本とアメリカで販売されている電子タバコの内容は異なります。
アメリカで販売禁止されるようになったのは
ミント味やメンソール味などのフレーバー付きの電子タバコ。
このフレーバー付きの電子タバコを販売したのは、
若者が加熱式たばこから電子タバコを選択してもらい、
健康上のリスクを低減するためということが背景にあったようです。
しかし、身体が発達段階の10代の若者がフレーバータバコを選択することで、
健康被害をもたらす潜在的な可能性も秘めている。
そのような理由から、アメリカの一部の州では販売を禁止するという結論に至っています。
米国で6名が犠牲となった電子タバコに含まれていた成分は●●だった
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亡くなった方々が吸っていた電子タバコには、
ビタミンEアセテートが含まれていたと以下の記事では述べられています。
FDAは、特にテトラヒドロカンナビノール(THC)を含有する
ヴェイピング電子タバコと呼吸器疾患との因果関係について調査中である。
【詳細】
FDAはCDCと協力して、
ヴェイピング用テトラヒドロカンナビノール(THC)成分含有製品を使用する電子タバコと、
死亡例を含む呼吸器疾患との因果関係について調査中である。
同製品には多様な不祥成分が混入しているとみられるが、今のところ、
THC含有電子タバコには無視できない量のビタミンEアセテートが含まれることが判明している。
因果関係は不明であるが、FDAはビタミンEアセテートの吸入は避けるべきと考えている。
どのTHC含有電子タバコや添加物がビタミンEアセテートを含むかは不明であり、
これらの製品はすべて使用を避けるべきである。
引用:メディカルオンライン
ビタミンEアセテートは、蒸気にする過程で生み出されるビタミン複合体です。
しかし、本当にこのビタミンEアセテートが原因なのかどうかについては
調査中であるため、断定することはできないのが現状です。
アメリカで体に悪いと販売できなくなった電子タバコは一体どこへ?
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アメリカでフレーバー付き電子タバコが禁止されているのは、
ミシガン州やニューヨーク州です。
また世界喫煙人口ランキング2位のインドも、
有期刑の罰則付きで電子タバコの使用を禁止されています。
参考:ニューズウィーク日本版
さらにタイやシンガポール、台湾などでも禁止されています。
海外旅行の際に持込検査で電子タバコを所持していることで
10年の懲役になることもあるので、十分に注意する必要があります。
参考:東洋経済オンライン
それでは、販売されなくなった電子タバコの行方はどうなるのでしょうか?
生産して処分するのは商売をする上では赤字にしかなりません。
今の所日本では「電子タバコ禁止」という文言はないようで、
禁止国であるアメリカなどの電子タバコが日本に流れてくる可能性もあるのでは…?
と懸念を抱いています。
電子タバコの内容は違うにしても、
まだまだ歴史の浅い電子タバコを廃止にする流れの国も多く、日本も禁止にすべきだと考えます。
電子タバコと加熱式たばこの併用も問題視されている
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なんと、健康被害のリスクが低いという理由から、
電子タバコへ移行している方の72%が紙巻きたばこも併用している
と言われています。
参考:紙巻きタバコから加熱式タバコへの移行に伴う健康影響: ニコチン依存,ニコチン禁断症状と喫煙行動の変化について
副流煙からアンモニアが検出されなかった電子タバコを使用し、
「もう一本…」という思いから紙巻たばこを使用という流れで周囲への配慮が欠けていくことも問題視されています。
公共の場で禁煙スペースが徐々に広まりつつある中で、
喫煙者は電子タバコを選択している方も増えています。
アメリカで亡くなった7名の死に至らないことを願うばかりです。
大切な人を守るために。タバコの今後を考えよう
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現在すでに電子タバコを使用している方。
電子タバコに乗り換えようかと思っている方。
喫煙者のご家族や友人に知っておいてもらいたいのは、
電子タバコにしたからといって健康に近づくわけではないということです。
一番良いのは、禁煙をすること。
とはいえ、タバコを吸う人にとって禁煙は並大抵のことではありません。
喫煙者の友人に「何故タバコを吸うのか」と聞いたことがあります。
「身体に悪いのは知ってるけど、吸いたいから」
そういった理由でした。
私個人としてはタバコを吸っている方の数分そばにいただけで、
喉が煙でやられてしまい、次の日風邪をひいてしまうほどタバコから出る煙に弱いです。
喫煙者の中にも禁煙したい人はたくさんいます。
しかし、禁煙のメリットを考えても「吸いたい」という欲の方が勝る場合が多いようです。
禁煙のメリット
・心血管疾患のリスクが大幅に減少・歯を失うリスクの低減
・料理をおいしく感じる
・タバコをやめることで貯金が可能 など
禁煙方法
以下のような禁煙方法も喫煙者はご存知です。1.期日を決めて一気に禁煙を開始する
2.一定の禁断症状は覚悟する
3.喫煙と結びつく生活パターンを変える
・行動順序の変更
・食後は早めに席を立って歯磨きする
・コーヒーや飲酒を控える
4.吸いやすい「環境」を作らない
・タバコ・ライター・灰皿・購入用カードは捨てる
・喫煙者や喫煙場所に近づかない
・タバコを買っていた場所に行かない
・「捨てる・買わない・もらわない」が3原則
5.吸いたくなったら「代わりの行動」をする
引用:日本肺癌学会および日本内科学会/喫煙問題に関するスライド集
禁煙へのメリット・禁煙方法を知っている方へのアプローチ方法は?
禁煙のメリットも対策方法も知っている人に、どう禁煙へのアプローチをしたら良いのでしょうか?
喫煙者は「健康」な方が多く、
「自分に限って病気になる」ことを知らない方が非常に多くいるのではないかと思います。
健康に悪いと知っていても吸ってしまうのは、
現時点では健康な人だからです。(例外もあるとは思いますが)
実際に、自分もしくは大切な人がタバコきっかけで
病気になる恐怖が起きないと、考えを改めることは非常に難しいのでは…?と思います。
身近な喫煙者には、具体的なタバコに関わる病気の話、
タバコによって健康が損なわれた体験談などを刷り込み的に話してみるといいかもしれません。
オーガニックな食事や生活を勧めてみるのも一つの手です。
一度勧めてダメだったからといって、諦めてはいけません。
禁煙した後の、オーガニックな食事は
これまでの食への価値観がガラッと変わるぐらい違うものです。
こういった食の楽しみができない方は、
ある意味ではかわいそうとも言えます・・・
喫煙者、特に禁煙をしたい人には
積極的に禁煙のサポートを行っていきたいですね。
〜禁煙についての記事も読んでみてね〜
タバコをやめるだけで人生が変わる!なかなかタバコをやめられない女性のための禁煙術
基準がゆるすぎる日本のタバコ規制。タバコを吸わない人は受動喫煙をどのように回避すべきなのか
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