日本は安心、日本は先進国だとすり込まれていませんか?ヨーロッパ3ヶ国住んだ私が感じた、オーガニック後進国日本と日本人の思考力の実態。
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私はイギリス・スペイン・ポルトガルに住み、現地のスーパーマーケットで買い物していたが、
ヨーロッパではオーガニックの商品がとても手に入りやすいことを感じ、
現地の方と会話する中で、日本人のオーガニックに対しての意識の低さを感じました。
オーガニックが身近な生活をしていく中で、
日本へ戻ったら、どう生活していったら良いのかと不安に感じました。
実際には、慣れ親しんだ母国で落ち着きましたが、
購買意識は海外に出る前とでは、かなり変化しました。
ネットで海外のマーケットは分かる時代ですが、やはり自分の目で見て、感じること、
これは実際に海外に出てみなければ分からなかったです。
日本を離れて感じた、海外のオーガニックの意識を皆さんにも感じ取って頂きたいです。
日本がオーガニックに対しての意識が低いのはなぜ?
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海外に比べて、宣伝の多い日本
日本では、テレビのCMや電車のつり革の広告、「新商品の宣伝が非常に多い」です。海外は日本よりもCM数も電車の広告も非常に少ない、もしくは無いです。
例えば、食品、洗剤でも海外の場合、食品メーカー、日用品メーカーの企業が少ないです。
品物は昔から使われている何種類、それと新商品の何種類かが店頭に出ているくらい。
日本は何かを購入する際、迷って困るほど、種類が多いですが、
海外では選択肢が日本よりも少ないです。
なので、わざわざCMや広告を出してまで宣伝するのは新商品です。
大手企業は広告に費用を出費できる資金を持っているため、
多大な広告費を払って私たちに購買意欲を持たせます。
食品の新商品のうたい文句と有名人に心躍らされると、
素材がシンプルな商品よりもどうしても目に付きますよね?
その広告に登場している人は本当にその商品を買っていると思いますか?
使っていても使わなくても、まずは広告は広告だと認識してください。
CMや広告で宣伝されている商品の素材の品質や製造工程は安心でしょうか?
IN YOU読者の皆さん、品質表示をよく見ることが大事です。
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その商品本当に必要ですか?
テレビ番組でも、大手ジャンクフードやコンビニの食品を取り扱い、出演者が食べているのを見るといかにも美味しそうに見え、購買意欲が沸きますよね?
でも待ってください。そのテレビ番組の制作者も日々ネタ探しをしているのです。
新商品が出れば紹介のために取り扱い、番組のコーナーを作る。
私たちの健康のことは考えていません。宣伝や番組の視聴率のためですよね。
もっともっとテレビ番組の制作が、オーガニックの農業をしている方の取材や、
長編で視聴者がオーガニックの必要性を感じられるような番組が増えれば、
もっともっと世の中が変わると思います。
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テレビを見る時間が長い日本の国民性
私は日本を離れる前、日本のテレビを見れないことが不自由に感じると思いましたが、全く不自由がありませんでした。
今は、海外でも日本のテレビが見れるような装置を海外に取り付けるとテレビが見れるのですが、
そこまでして見たい番組がなく、ワイドショーの芸能人の話題なども以前は興味がありましたが、
今は全く興味がありません。
特に必要としている情報をテレビでも見なくても困らないこと。
知りたい情報があれば、ネットで調べることで用が足りるなと。
便利さを追求しすぎて、健康を忘れていませんか?
便利だからと、手軽に購入できるコンビニパンや、食品添加物がたくさん入っている食べ物を、食べさせている親が多いこと。
「添加物に対しての意識の低さがある日本」子育てをしている私だからこそ、
目に付く子育て家族、食生活がとても不安になります。
スーパーで見る子育て中の家族のかごの中に積まれたお惣菜や素材が怪しい食べ物たち。
防腐剤入りの食べ物の必要性はありますか?
15分でも朝早く置き、パンではなく、おにぎりを朝ごはんに、
さつまいもを蒸かしておやつにすれば、防腐剤は要らない。
見た目が良くなる着色料が我が子に必要ですか?
シンプルな食べ物をお子様に食べさせてください。
小さな体は毎日の食べ物で大きくなり、その体で大人になるのです。
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海外は日本と比べると不自由だなと思うことが多いのです。
「日本の行き過ぎた便利な世の中が普通じゃない」と感じます。
スーパーでお惣菜が簡単に手に入ること、野菜を切ってお肉を炒めて、
市販のソースをかければすぐに完成するおかずの素が買えない。
恋しい日本食が簡単に作れない環境にいると、
納豆菌を購入すれば何カ月かは食べれるぞ!
自分でソースやたれを作る!という生活に変化します。
日本食材を購入できても日本の価格の倍以上です。
また、素材が粗悪とまではいかないまでも、
自分が欲しい有機素材を使った醤油が欲しくても、
なかなか手に入らない、買えない。
納豆は日本の価格の5倍です。私はめんつゆや納豆を作ってました。
不便な環境にいたので、何かを自分で作ることが普通、もしくは仕方ないので、大変な思いはしましたが、
「シンプルな生活を続けること」は、素材の大切さは体の健康につながること、
食べ物の愛おしさを感じられました。
日本では当たり前ですが、日本食を作る素材が簡単に手に入ることが、
素晴らしいことなんだと分かっていただきたいです。
改めてご自身で日本食を作れることは幸せだと感じ、素材を見極めてお料理を楽しみませんか?
ヨーロッパでは、庶民的なスーパーでも手軽に購入できるオーガニック商品
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(写真はオーガニック専門店)
階級別ヨーロッパのスーパー事情
イギリスでは昔、階級制度があり、経済的、文化的、社会的資産の量と種類で推測されていました。それもあってか、その階級がスーパーも関係しているように感じました。
もちろん、今日では階級はないとされていますが、
やはり都市を離れ田舎へ行くと、その考えの人が残っている人も多いとされています。
ヨーロッパの国別オーガニック商品の購入可能場所
<イギリス ロンドンの都市にて多くある店舗(例)>
高級志向チェーン店 Marks & Spencer(M&S)・ Waitrose庶民向けチェーン店 Sainsbury’s・ TESCO・ Morrisons・ Iceland
オーガニック専門店 Whole Foods ・Planet Organic
ロンドンのチェーンスーパーも日本と同じようにスーパーの種類が、
高級志向チェーン店(日本でいうと大丸さんやISETANさんなど)、
庶民向けチェーン店、低価格チェーン店があり、
私が知る限り、低価格チェーン店の生鮮食品はオーガニックの生鮮食品を見たことはないです。
高級志向チェーン店でオーガニック商品を購入できるのはもちろん、
庶民向けチェーン店でも手軽に購入可能ですが、
店舗の規模によっては、オーガニック商品の取り扱いが少ない、または無い場合もあります。
オーガニックチェーン店や個人のオーガニック店もあり、
店によっては、イートインスペースでパンやお惣菜を店内で食べることもでき、
オーガニック好きにはたまらない場所です。
<スペイン バルセロナの都市にて多くある店舗(例)>
高級志向チェーン店 El Corte Ingles庶民向けチェーン店 CAPRABO・MERCADONA ・Carrefour
オーガニック専門店 Veritas
バルセロナのオーガニックといったら、「Veritas」。
ここでは食肉の量り売りをしている店舗もあり、
オーガニックの日用品の品質表示は、ヨーロッパ圏の数か国語に翻訳がされているものが多いですが、
Veritasで売っている商品はスペインで製造された品物も多くあります。
<ポルトガルの都市にて多くみられる店舗(例)>
高級志向チェーン店 El Corte Ingles庶民向けチェーン店 Continete
オーガニック専門店 Go Natural
ポルトガルで取扱いの日用品は、ヨーロッパ圏で製造された物が多く売られ、
生鮮食品は、ポルトガル産、またはスペイン産もあります。
ヨーロッパの人はどのようにして、オーガニック食品を楽しんでいるのか?
オーガニックなものしか扱わないヨーロッパのウィークエンド市場
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ポルトガルの市場で、毎週土曜日に6.7軒の店舗が並ぶ、
小規模オーガニック市場にも足を運んでいました。
野菜・卵・自家製ジャム・スープやパンを購入できます。
チェーン店よりも安く買えるのが嬉しいです。
日本でも農家の方が自分で作った野菜を売ってますよね。
ああいう、ほっこりとした感じが良いですよね。
丹精込めて作った物を購入できること、また生産者と会い、料理法を聞いたり、
おまけをもらえることも生産者と触れ合う楽しさですよね。
生産者の見える買い物は昔は普通だったのになと。
オーガニックの野菜は小ぶりなのは、世界共通。
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おそらく有機野菜を手に取ったことがある方は感じていると思いますが、
有機野菜は小ぶりですよね?
それは農薬を使わず育てているので、非有機野菜ほど大きくならないのです。
2.3日したら葉物はしなびれるし、根菜類もしゃきっとしていない。
海外も同じです。有機栽培のものは小ぶり。
野菜の種類にもよるが、冷蔵庫に1週間以上放置しても元気な野菜…。
どっちが自然か不自然か…分かりますよね。
☆農薬不使用の季節の野菜セット 1人用【数量限定】
オーガニック食品はもちろん、〇〇フリー商品が受け入れられているヨーロッパ
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店舗では、オーガニックの生鮮食品、洗剤、歯磨き粉、蚊よけ用品、
本当に様々な取り扱いがあります。
そして体の反応のため、食べ物の選択を制限しなければならない方向けの、
グルテンフリー、乳製品フリー、ラクトースフリーの食べ物や、
ベジタリアン・ヴィーガンの方向けの食べ物が豊富にあります。
小麦が主食の文化の方達にとって、小麦アレルギーの人、もうどうしたらよいか途方に暮れますよね。
当たり前ですが、本当にパン食文化の国はパンを食べています。
国が違うと、パンの種類が違えど、とりあえずパン。
歩きながら仕事しながら、電車の中でもパン。もしくはパスタですね。
そして、西洋の発酵食品であるヨーグルトや牛乳を大昔から飲んでいた文化で、
やはり体に合わない人が出てきている。
その方たちにとっては、
グルテンフリー・ラクトースフリー商品が、手軽に購入できる環境がふつうにあることが日本と差があるなと。
スペイン人のお友達を自宅に招待した際に、
「わたしは体質で乳製品が食べれない」とのことだったので、
メニューは乳製品を使用しないように気を付けました。
海外でお招きする、手土産を持っていく際に、こういった事情も考慮すべきだと感じました。
ヨーロッパで開示されるベジタリアン・ヴィーガン向けメニューの表記
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ベジタリアン・ヴィーガン向けの品物にはその表記が付き、その商品数が多いこと。
全レストランやカフェではないですが、メニューにヴィーガン・ベジタリアン向けの表記があるので、
都度、店員に尋ねる必要がないのも嬉しいですね。
もちろん宗教上の理由で食べれないものがある方向けにも、
レストランの看板に「ハラール」等の表記があるお店もあります。
ここで出てきたキーワードの大まかな説明です。
<グルテンフリー>
小麦をはじめとした穀物のタンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと。もともとグルテン除去法は、セリアック病や小麦アレルギー(食物アレルギー)、
小麦の消化や代謝不良等(グルテン関連障害)を改善するための食事療法の中で取り入れられてきた。
<ラクトースフリー>
ラクトースとは乳糖の意味で、哺乳類の乳汁に含まれる二糖類のこと。摂取された乳糖は小腸で吸収されるが、不耐症の場合、消化酵素のラクターゼが欠乏のため、
小腸での乳糖の分解が上手く機能せず、腸内に残留。これらを乳糖不耐症といい、
乳糖不耐症の人が乳製品を摂取すると、お腹が緩くなるなどの症状が出る。
日本人の8割がこの乳糖不耐症。
<ベジタリアン>
健康・倫理・宗教等の理由から、動物性食品の一部又は全部を避ける食生活を行うことであり、実践する人をベジタリアン(菜食主義)という。
肉類・魚介類は口にしないが、卵・乳製品の摂取は可能。
<ヴィーガン>
健康・倫理・宗教等の理由から、動物性食品を一切口にせず、肉類・魚介類・卵・乳製品も口にしない人をビーガン(絶対菜食主義・純粋菜食主義)という。
また、ヴィーガンの中には身に着ける服・靴・バッグ等にも動物を使用した製品を拒む人もいる。
<ハラール>
イスラム教で許されている食材や食べ物のこと。イスラム法の元では、豚肉を食べることが禁止されているが、
その他の食品でも加工や調理に対しても一定の作法が要求されている。
出典:
乳糖不耐症https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B3%E7%B3%96%E4%B8%8D%E8%80%90%E7%97%87
ベジタリアン https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E4%B8%BB%E7%BE%A9
ヴィーガン https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
ハラールhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB
日本人の節約思考と、増加する日本の医療費
日本人の節約思考は、世界の中でもまれです。「節約」は生きていくうえで必要ですが、素材の品質の劣っている商品を食し、
何となく体調が優れない、体調が悪くなっている方も多いと思います。
健康を害してしまう食品を食べ、医療費を払うよりも、
体に必要な食材を採り、将来 医療費がかからない買い物をしませんか?
あなたの節約は、食費から削るのでしょうか?
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オーガニック商品の「購入場所」が限られていることも、注目される機会が少なくなる要因ですね。
皆さんがオーガニックに対しての意識を高め需要が増えれば、供給側も必要性を感じ、
オーガニック商品が店頭に増え、価格も見直されるはずです。
もはや日本には世界の食べ物や服飾資材、化粧品なんでも購入可能です。
海外から来るものに飛びつき、話題になる日本人は世界の購買ターゲットになっています。
各国での名産品等をその国に来た日本人旅行者は大量に買うため、各国でも話題です。
日本人の口にも体に合う「日本の食べ物の大切さを再認識」しましょう。
海外では和食が注目されていて、オーガニック食材店では、乾物や有機・醤油味噌が手に入り、
甘味料が沢山使われやすい梅干しさえも塩のみで作られたものが売られている。
また、大手スーパーでもみりんや醤油、米酢が購入可能です。
海外の方の和食好きには特に素材に気にかける方が多いように感じる為、
日本食材店以外で売られている日本食材は有機の物、または添加物が無い商品を購入可能。
こんな限られた日本食材を見るだけでも日本に住んでいる、
日本人は素材をこだわって購入しているのだろうかと疑問ですね。
まとめ
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/20171027_takeda-650x401.jpg)
日本人だけでなく、海外の方でもオーガニックに興味はあるが、購入できないという人も勿論います。
ポルトガルは物価が安いのですが、1家族の世帯収入が少ないことをポルトガル人の方より聞きました。
共働きでないと生活できないと。
一人の月収が、日本の新卒の手取り額月収よりも低いこと。
そのポルトガル人は、自分の子供に飲ませる水は、
ミネラルウォーターにしているけど、食品までは買えないわと。
ですが、彼らは太陽がサンサンと照りつけている温暖な気候で育つ食物を食べ、
おおらかな人柄の人が多く、オーガニック商品を食べれていない人でも、
「そんなの気にしないよ、太陽があるんだからワインでも飲んで夜まで楽しくパーティーしましょう!」
本当に真夜中、明け方までパーティーですよ、おじちゃんももおばちゃんも!
夏になれば、「さぁ、パラソルを持って海へ行くわよ!」
70歳過ぎのおばあちゃんがビキニを着て孫と海水浴です!元気!!
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/beach004-e1548903226639.jpg)
人生を楽しむ心が体を元気にし、毎日を過ごせているのではないかと感じました。
この傾向はスペイン人も似てるなと。
あまりカツカツにオーガニックを購入しなくちゃ!
と意気込みすぎることは、ストレスになるのではないかと考えています。
私も一時期、もう口に入れるもの身の回りの全ての物がオーガニックじゃないと生きていけないかも?
と考えたり、
購入するものは全てオーガニックな物を買いたいがエンゲル係数が上がる、野菜も自分で作れば安心。
いやぁ、肉は作れないな…と、過剰にオーガニックに気を遣いすぎている時期がありました。
ですが、それは自身の出来ない範囲のことであるため、自分の首を絞め、
自身がギスギスしている状態は家族にとっても不幸せだと気づき、
できる範囲でオーガニックな生活をしようと決めました。
基本は自炊をしますが、365日3食を作るのは疲れてしまう。
たまには目をつむって、添加物入りお惣菜を買う日があっても良いのです。
そこで分かることもあるのです。
味が濃くて飽きる…外食が続くとどうも体が重い…シンプルなおうちごはんが一番ね!
また、有機野菜や添加物が入っていない調味料は、使えば味の違いに気づけるはずです。
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