その花粉症。実は農薬で悪化している可能性も?有機リン系農薬はアレルギーと深い関係がある。
3月に入り、花粉症も本格化していますね。
私の身近にも、花粉症に悩まされている友人が大勢います。
私は花粉症はありませんが、部分的にアトピーの症状が悪化してしまいました。
毎年、春先は体が毒素を排出する時期。この季節になると、日頃の体調管理が如何に大切か実感させられますよね。
こうした春先に症状がでやすい花粉症やアトピーとも因果関係が深いのが化学物質過敏症です。
私達の身の回りは、実に多くの化学薬品で溢れかえっています。
以前の職場では、添加物を避けるため、休憩中には手作りのパンやお菓子を用意するなどの工夫をしていましたが、
幾ら自衛策を講じても、全ての化学物質を避けるのは至難の業。
職場にも、蜂を駆除するために、殺虫剤が使われていたり、香水をつけている人がいたり・・。
春先にはアトピーが悪化しましたが、ステロイドに頼らず、化学物質を避ける対処法を実践しています。
しかし、周りの理解を得るのが大変です。
アトピーが悪化すると医療機関の受診や、薬の服用をすすめられますが、副作用について知らない方に、
ステロイドを避けている理由をどう説明していいのか、毎回頭を悩ませていたます。
健康意識の高いIN YOU読者の皆さんにも、同じような悩みを持つ方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、この人体に有害な化学物質から身を守り、健康的に生活するための方法をお伝えします。
■化学物質過敏症って、本当に体質の問題?
化学物質過敏症という病名を聞くと、一部の敏感な人だけが、特定の物質に反応して体に症状が出るような印象がありますよね。
”科学物質過敏症:微量な化学物質に触れたり、体内に取り込むことで、皮膚や目、耳、鼻、消火器、循環器など全身に様々な症状が現れる病気。”
化学物質による体への影響には、個人差があり、症状が軽い人もいれば、重い人もいます。
現在、化学物質により体調に不調をきたしていない人でも、長期間化学物質に暴露することで、アレルギーや慢性疾患を発症する可能性があります。
私たち日本人の身の回りにある化学物質は、既に殺虫剤や、除草剤、合成洗剤、農薬、食品添加物などおよそ6万7千種以上存在します。
さらに毎年、千種類の新たな化学物質が生み出されています。
新た化学物質による人体への影響は、まだ解明されていない部分が多く、必ずしも安全が保障されているわけではありません。
これまで日本で発生した化学物質による水俣病などの公害は、当初は安全性が主張されていたたものの、後になって因果関係が発覚しています。
程度の差こそあれ、私たちは、誰でも化学物質により健康被害を受ける可能性があります。
出典:西日本新聞 2018年09月12日 化学物質を考える<下>健康リスク知ることから 被害の予測は難しいが
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/448965/
■その花粉症。実は農薬で悪化しているかも!?有機リン系農薬は、アレルギーと深い関係が。
身の回りにある多くの化学物質の中でも、特に私たちの身近にある化学物質の一つに、有機リン系の農薬があります。
家庭用殺虫剤としても使われている有機リン系農薬は、北里大学石川哲名誉教授により、アレルギー性結膜炎悪化要因となることが指摘されています。
有機リン系農薬スミチオンをラットに注射し、微量のスギ花粉を点眼する実験を行ったところ、結膜炎が悪化したのです。
他に有機リン系の農薬には、他にも以下のような影響があります。
免疫力低下
ホルモン異常
自律神経失調症
頭痛
下痢
視力低下
出典:石川哲著 化学物質過敏症って、どんな病気?
上村振作 河村 宏他著 農薬毒性の事典
花粉の中には、花粉だけではなく、花粉以外の望まれない物質(排気ガス、農薬、PM2.5)も付着している可能性は大いにあります。
それらの望まれない物質が体調不良を招いているとしたら・・?
一体どうしたらいいのでしょうか。
■科学物質過敏症に対する対策は、未病&デトックスが基本!
私たちの身の回りには、多くの化学物質が存在しますが、化学物質過敏症の治療を行う医療機関は、限られています。
化学物質による健康被害を避けるには、まずは極力体内に取り込まない生活を送るおことが大切です。
ただし現代の日本では、100%化学物質を体に取り込まない生活送ることは、難しいですよね。
どうしても日常生活でとりこんでしまう化学物質から身を守るには、なるべく体内から不要な毒素を排出するよう心がけることが大切です。
■簡単デトックスには、朝の白湯がおすすめ。
日々、気が付かずに取り込んでしまう化学物質は、生活にちょっとした工夫をするだけで、簡単に排出できます。IN YOU読者の皆さんは、既に健康を維持するため、既に朝の白湯などを実践されている方も多いと思います。
白湯は、手間がかからず、化学物質への危機感が薄い家族にも手軽に進められるデトックスですよね。
以下が白湯を飲むときのポイントです。
温度:自分の体温に近い温度で。胃は、体温より低い飲み物や高い飲み物はスムーズに排出されにくい。
一回に飲む量:200cc
注意点:水分制限を行っている人は、必ず主治医に相談すること。
出典:足ツボ師Matty著 Mattyのまいにち 解毒生活
■春の山菜や野草を食生活に取り入れよう!
春は、一年間体内に溜め込んだ毒素を排出するシーズンです。
春に旬を迎えるふきのとうやつくしなどは、苦味の強い野草は、私たちの体に取り込んだ有害物質の排出を促す効果があります。
以下が、春から初夏にかけて採取できるデトックスに効果的な野草と、その利用法です。
サルトリイバラ:重貴金属の排出に効果的。若芽は、お浸しや、蒸した葉を乾燥させて、お茶にする。
セリ:食欲増進、解毒効果。あく抜きし、味噌漬けやお浸し、和え物などに利用する。
参照:村上光太郎著 食べる薬草事典 春夏秋冬・身近な草木75種
■化学物質に対して理解のない人から、理解を得るには?
化学物質を避けるために、色々と自衛をしながら生活している人は、多いと思います。
しかし、化学物質に対する危機感が必ずしも周りの理解を得られれるとは、限りません。
私の友人は、お子さんが保育園で添加物入りの食事を食べることに抵抗感があり、お弁当を持たせたいと思い、
保育士さんと話合いましたが「お母さんが、気にしすぎですよ。」などと言われてしまいました。
化学物質に対して、危機感を覚えて周囲に訴えても、こうした「過敏症」扱いされてしまうことはすくなくありません。
そんな時には、リーフレットを活用して、科学的根拠があることを説明しましょう。
もし、科学的な資料を見せても、周囲の人の理解を得られない時も、一人で悩まず、周囲にいる理解者や、専門機関に相談しましょう。
偏見を解消していくことが、子どもたちの健康を守ることにつながります。
■企業のネームバリューだけで考えずに、消費していない?日本の消費者の問題点。
一見、便利で効率が良く、物質的に満たされたように見える私たちの生活は、多くの化学物質により支えられてきました。
大企業が大量生産する化学物質を使用した洗剤や、添加物、農薬などを、特に疑問を持つことなく大変多くの人が、使っています。
多くの方は、企業のブランドやネームバリューだけを信じて、その安全性を自分の目で検証することはありません。
しかし、この積み重ねが近年広がる花粉症や、アレルギー、各種疾患に繋がっている可能性がないかどうか、今一度振り返りも必要なのではないでしょうか。
身近に化学物質で体調不良を訴える人がいても、自分の体に影響がなければ「気にしすぎ」で済ましてしがいがち。
あなた自身がなんらかのアレルギーを持つ場合、もしくは周囲に一人でも、化学物質により体調を崩している方がいれば、
まずはその安全性を疑って、自ら情報を集めてたり、情報をシェアしあって、検証してみることが、重要です。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market
つらい花粉症の人にオススメ。オーガニックアイテムを今すぐチェック!
花粉、インフルエンザ、質の良い睡眠への数々のエビデンスあり!森林浴成分「フィトンチッド」で室内の森林浴空間を生み出す驚きの健康機器
¥9,720 ~ ¥ 170,640 (税込)オススメの記事
子供のひどい花粉症、今のままでは成長や性格、家族の幸せにまで影響を及ぼすかも? 常識を覆す新発想の情報強者が取り入れる来春を見据えた花粉症対策とは?
花粉症による経済損失は年間5,000億!アレルギー大国の日本人が今知っておきたい、花粉症対策のポイント
花粉症が都市で起こる理由。電磁波と花粉の意外な深い関係と、今すぐできる対策法。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう