イギリスが10年前に国内自主規制を勧告した合成着色料が、日本ではまだ使われていた!合成着色料と近年増えているADHDの因果関係とは?
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「発達障碍」「ADHD」とは?
なぜ近年急に注目されるようになったの?
発達障碍が私たちの日常でもだいぶ知れ渡るようになってきました。
出されるデータに多少の誤差はありますが、
2、3%~十数%。すなわち学級に1人~4人の割合で存在するといわれております。
発達障碍は大きく
〇アスペルガー症候群
〇自閉症スペクトラム
〇LD(学習障碍)
〇サヴァン症候群
そして今回紹介する「ADHD(注意欠陥・多動性障碍)」とこの5つに分類され、多くの発達障碍者は私も含めこういった症状のいくつかを同時に持っている場合が多く、発達障碍者の中ではかなりの割合の人がこの症状を持っているようです。
様々な公式データを見ても発達障碍者の割合と大差ありません。
文科省の調べでは子供のうち2.5%という結果が出ております。
大人ですと日本ではあまりデータがないですが、1.65%というのがあります。
一般的に大人になると”その症状は緩和される”とされますが、実態としてその症状で苦しんでいらっしゃる方は少なくないという印象です。
クラスやオフィスに一人から数人?実はとても身近なADHD
ADHDの症状は、主にこの3つです。
① 多動性
・妙に落ち着きがない・集団行動などで大人しくしていることが難しい
② 衝動性
・思ったことをすぐに口を出す・衝動買いをする
・突然キレる
③ 不注意
・ケアレスミスが多い・忘れ物やなくしものが多い
・時間管理が苦手
・課題や仕事を順序立てて行うことが難しい
思い当たられる方はたくさんいらっしゃるかもしれません。
ここ10年20年ほどの間に急激に社会で表立って取り上げるようになりました。
その理由はいったい何なのでしょうか。
理由①ADHDの人が増えたから
確かに医療機関でADHDと認定される方ここ最近急激に増える傾向です。以前は何もわからず”ちょっとおかしいから”ぐらいで見過ごされていたものが、
社会での啓発から医療機関へと相談・診察に行く機会が増えたというのは正直あるでしょう。
また昔は障碍者への誤解や偏見も多く、「親の教育が悪いから」と一方的に決めつけられたりして
お子さんなどを”発達障碍者”と認めること自体に大変な抵抗があったといいます。
理由②ADHDの人が表立つ世の中になってきたから
私たちの暮らしの変化は近年急激なものがあり、ほんの戦前の頃などは人口のほとんどがお百姓か漁師さんでしたが、高度経済成長を迎えてサービス業などが盛んとなり、「人と人とのコミュニケーション」がかなり大事なウェイトを占めるようになってまいりました。
これは「人とのコミュニケーション」に抵抗のあるADHDの人たちにとっては大変なストレスとなってきます。
また、オートメーション化、特にバブル崩壊以降からの合理化、などによって彼らの居場所が次第に失われつつあるようです。
ただ、それにしても近年の急激な増加はまだ気になるところがあります。
実はこれに関して、気になる事実がありました。
このADHD(注意欠陥・多動性障碍)が、合成着色料との関連性を否めないとし、イギリスで10年近くも前に合成着色料が規制されていたことをご存知でしょうか?
イギリスで公式に発表!ADHDと合成着色料の因果関係。10年も前に国内に自主規制を呼びかけていた!
それに対して日本は・・・まだ平気で出回っている「赤色〇〇号」などのタール系 添加物。
イギリスと言えば、早くも1970年代に食品添加物とADHDの因果関係を指摘し、
独自の食事療法を提唱して話題となったファインゴールド氏。
やや古いデータですが、91年に全人口に占めるADHDの割合がなんと17%。
あちらは認定基準が違うようですが・・
ただ、それも含めてイギリスのADHDとの密接さをうかがわせます。
そこにきて英サウサンプトン大学の研究により
「いくつかの合成着色料を摂取した子どもに多動性行動が見られた」
という報告があったため、イギリスの食品基準庁(FSA)が一部の合成着色料を使った食品に、
「この食品を食べると子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります」
と表示を義務付けました。
なお、その合成着色料の中にはいわゆる”タール色素”である
「赤色40号」「赤色102号」「黄色4号」「黄色5号」
が含まれます。
いずれも”今なお日本で合法的に使用”されています。
また、2008年4月、FSAはADHDとの関連をうかがわせる合成着色料6種類の自主規制を勧告いたしました。
ガーディアン紙によればこの政府勧告の自主規制を前にして大手メーカーは2008年内にそれらの食品添加物を除去する、と伝えました。
その合成着色料とは、
「赤色40号」「赤色102号」「黄色4号」「黄色5号」「カルモイシン」「キノリンイエロー」
「カルモイシン」と「キノリンイエロー」以外は日本では”一般の食品添加物”として許可されていることは先に述べた通りです。
日本でまだ一般的に使われているタール系色素は「石油」から生成されたもの
これら「タール色素」はいずれも石油から蒸留生成した「ナフサ」と呼ばれる物質が原料。
●「赤色40号」とは
“清涼飲料水”や”駄菓子”への使用が多いです。https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-admin/post.php?post=97062&action=edit#●「赤色102号」とは
“洋菓子””ソーセージ””漬物”への使用が多いです。●「黄色4号」とは
“ゼリー”や”シロップ”など最も多様な食品に利用されている「タール色素」とされています。●「黄色5号」とは
“菓子”や”飲料水”への使用が多いです。
確かに”まだ一国の見解”という事に違いありませんから決めつけてしまうわけにはいけません。
ただ、「イギリス」でこれが”国家の勧告”として発せられているというのは、やはり重い現実です。
今「安全」とされて当たり前に使われているものが、明日も同じように使われているとは限らない。
かつて2004年わが国で“アカネ色素”というのが長期発がん性試験で”陽性”の反応が検出され、食品添加物としての使用が取りやめられることになりました。
つまり、当たり前に今あるものが明日も、とは限らないのです。
あまり煽り立てるのも嫌ですが、ただ「日常」や「権威」に安住するのも危険です。
あらゆるもの(自分も含む)を「疑い」、何が「真」であり「虚」であるかを私たちは容赦なく吟味してゆくことが必要とされています。
私は「日常」や「権威」というものを薄氷と捉えております。
ついとそれを舗装されたアスファルトのように。
ADHDとの向き合い方
ご紹介したADHDだけでなく、発達障碍として生きている人の苦悩というものはおそらく一般の健常者の方々には「想像を絶する」ものがあると思います。もし、私に子どもがいるなら、「この苦悩を一生味わえ」というのは酷すぎます。
ただ、その反面「この苦悩から生まれた特殊な能力」を持つ者もいます。
はっきり言って彼らは「世間から浮いています」。
どうしても世間と全然違う考え方をしてしまいます。
海外に行くのもいつも”一人で放浪”。
しれーと遠くから人を眺め、文献をあさってデータを集積し、分析をまるで「業」のように取り行います。
ですからどうしても「遠い意見」になってしまいます。周りを見渡しても、やはり”特殊”な場合が多いです。
いやにコンピュータが得意だったり、虫に詳しかったり、トランペットの腕前は超一流であったり、何でも知ってる生き字引のような人だったり、
一般の世間から見れば、かなり変わっている、とっつきづらいかもしれませんが、それぞれに輝くべき個性を持っています。
これは一般の方々には少し理解しがたい感覚かもしれません。
私はこれをこう例えます。
犬ばかりの中に猫が一匹紛れ込んでいる。
皆さんは、どう思いますか?
ああ、それなら、十分いけるだろ、と思われた方もいるかもしれません。
ただ、これにこう付け加えてください。『今の社会で』犬ばかりの中に猫が一匹紛れ込んでいる。
猫は「ワン」とは鳴けません。
始終リードを付けられる・・・ 爪を研いじゃダメ。
『今の社会で』、この猫はどうなるでしょうか?
でも、猫は屋根に上がれます。
好きなように歩き回るので散歩も必要としません。
時代とともに増えつつある発達障碍者とそれを取り巻くこの社会。
今後どのように移り変わってゆくのかは非常に興味深いところです。
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