猛暑で疲れた体に嬉しい!夏に食べると元気が蘇る日本の漬物10選!
今年の夏は全国各地で記録的な猛暑になっていますね。
みなさん、すでに「体がダルい」「食欲がない」など、体がお疲れモードになっていませんか?
でも、このまま残りの夏を気持ちが冴えないまま過ごすのはもったいないですよね?
そんな今こそ、積極的に摂ってもらいたいのが、「お漬物」なんです。
キムチをはじめ、発酵食品のもつ健康パワーが医学的にも証明されていますよね。
そして、私たちの住むこの日本は「発酵大国」とも呼べるくらい、たくさんの発酵食品があります。
そのなかでも、全国各地、様々な食材と製法でつくられた漬物は、他国に群を抜いてバラエティーに富んでいます。
今回は、そんな日本の漬物にフォーカスして、夏の不調撃退法をご紹介しますね。
夏に起こりがちな不調のメカニズムを知って、体調や気分に合わせて、楽しんで選んでみてください!
夏バテのメカニズムとは?
夏バテって何が原因なんでしょう?
暑い日が続くと、体が「バテ」ますよね?
では、体が「バテ」る状態とはどんな状態なんでしょう?
私たちの使う「バテ」るという言葉は、もともと「体が動けないほどに疲れ果てる」の「果てる」から派生したものなんです。(参考:三省堂 大辞林)
そして暑い夏に、この「体が動けないほど疲れ果てる」状態に陥ってしまう根源は・・
自律神経にあったのです。
自律神経の乱れは、心と体の乱れです!
私たちの体の中で、心肺機能やホルモン分泌などに深く関わる、自律神経。
自律神経が乱れてしまうと、全身の様々なところでその機能がうまく働かず、気持ちまで沈んでしまいます。
体が元気でエネルギーに満ちているからこそ、気持ちもハッピーに前向きな毎日を過ごせますよね。
普段から規則正しい生活と健康な食事と運動を心がけている方も多いと思いますが・・・
夏は、自律神経の乱れる負のループができる季節なんです!
■熱帯夜が続き、暑さでよく眠れないため、翌朝、睡眠不足で疲れが残る
■日中、エアコンの効いた屋内と暑い屋外の出入りで、体が冷やされたり、温められたりが頻繁に繰り返されるため、体温調整がうまくできない=血流が悪くなる
■全身の血流が悪くなり、内臓にもうまく血が巡らず、食事をしても消化不良になったりして、食欲が落ちる
■食欲不振から栄養不足になり、各機能の働きが鈍る。疲労物質も消化されずに蓄積する
と以上、上げただけでも、負のループが出来上がっていますね。
もし、すでにこの悪循環にはまってしまっていても、
どこかワンポイントを意識的に改善することで、少しづつ好循環へと流れを変えていくことができます。
漬物は夏の疲れた体に嬉しい成分の宝庫です
日本には、全国各地で古くからその土地の人々に愛され続ける漬物がたくさんあります。
そんなご当地漬物から定番まで、夏に弱った自律神経にパワーをくれる、漬物を紹介していきますね。
■梅干し■
酸っぱさが疲れも吹き飛ばしてくれる、梅干し。
その酸っぱさのもとであるクエン酸は、疲労とストレスにも有効的に働いてくれます。
私は朝、梅干しを食べてからランニングなどの運動をするのですが、梅干しのおかげで、運動中~後の疲労感も少なく、翌日の回復も早くなりました。汗で流れた塩分を補うのにも最適ですので、おすすめですよ。
また、夕食時に梅干しを食べると、副交感神経へのシフトがスムーズに行われるため、夜眠れない日が続いているという方は、ぜひ試してみて下さい。
■ぬか漬け■
昔ながらの家庭の味、ぬか漬け。
ぬか漬けには、ストレスを緩和し、体と心をリラックスモードへと導くGABAが多く含まれています。
ぬか漬けには、チョコレートや発芽玄米よりもGABAが豊富に含まれているため、日常的に食卓に加えてほしい一品です。
私の故郷では、ぬか漬けにつかったぬかを、お味噌汁にしたり、青魚を煮たりするのによく使っていました。
今だからこそ、色々な栄養成分の健康効果が解明されていますが、味噌&米ぬかのダブル発酵パワーや、
青魚のDHA/EPA&乳酸菌など、
おじいちゃん、おばあちゃんたちの知恵ってほんとすごいですよね。
■らっきょう■
夏はカレーのお供としても大活躍の、らっきょう。
らっきょうの香り成分であるアリシンは、ビタミンB1の働きを活性化させ、疲労回復やスタミナ強化へと働きかけてくれます。またアリシンには、病原菌に対しても強い殺菌効果があるため、食中毒予防にも一役かってくれる存在です。
■いぶりがっこ■
独特の燻製の香りがクセになる、いぶりがっこ。
干した大根を燻すことで、アミノ酸の一種グルタミン酸が生成されます。
グルタミン酸は、旨味成分であることはもちろん、疲労回復や脳の活性化に対し働く成分のため、「疲れてやる気がでない」時におすすめです。
また、いぶりがっこに使用される米ぬかは乳酸菌の宝庫ですので、お腹にも肌にも大活躍してくれます。
豊富なアミノ酸と乳酸菌で、日差しに疲れた肌もしっかりパワーチャージできますよ!
■すぐき漬け■
京漬物のすぐきには、植物性乳酸菌である「ラブレ菌」が豊富に含まれています。
ラブレ菌には体の免疫力を高める機能があるため、夏風邪や食中毒が増える今の時期は、ぜひ積極的に食べてほしいものです。
■べったら漬け■
酒粕の甘い香りが特徴のべったら漬け。
酒粕に含まれる、S−アデノシルメチオニンというアミノ酸の一種が、乱れた自律神経にしっかりと働いてくれます。
S−アデノシルメチオニンには、「幸せ物質」と呼ばれるセロトニンや、ドーパミンの活性化を促す働きがあるとされ、
海外では、自然由来のS−アデノシルメチオニンが主成分のサプリメントが抗うつ剤としても人気があります。
寝不足気味で朝からダルいという方は、セロトニンやドーパミンの働きを正すことで、夜の休息と朝の目覚めのスイッチがスムーズに切り替えられるようになりますよ。
■松前漬け■
北海道の特産品、松前漬け。
たっぷりと使われている昆布に多く含まれるヨードは、甲状腺ホルモンに深く作用し、脳の活性化を促します。
また、ネバネバ成分の食物繊維アルギン酸は、血圧やコレステロールの上昇を抑制する働きがあり、不眠や疲労など、自律神経の乱れで起こる症状全般に広く働きかけてくれます。
加えて、数の子にも脳の活性化を促す、DHAやEPAが豊富に含まれており、昆布との相乗効果が狙える、最強コンビなのです。
魚卵のプリン体やコレステロールを気にする方も、安心してください。
数の子自体、プリン体はピーナッツや納豆よりも少なく、コレステロールも他の魚卵や鶏卵よりもずっと少ないのです。
そのうえ、善玉コレステロールを増やしてくれるEPAが豊富なのだから、むしろコレステロール値を下げてくれる食材なんですよ。
■壬生菜漬け■
京漬物でよく見かける、壬生菜。
壬生菜には強い抗酸化力を持つβ-カロテンが多く含まれます。
加えて、ホルモン分泌や自律神経の働きを正常に戻してくれる、ミネラルがバランスよく含まれています。
■ワサビ漬け■
伊豆や信州の特産品、わさびをたっぷり頂けるワサビ漬け。
ワサビのもつ、アリルイソチオシアネートという辛味成分は、細胞を酸化ストレスから守り、また、脳機能を活性化させてくれる働きがあります。夏バテで溜まった、体のサビ落としにも効果的です。
タコと和えた即席たこわさは、肝臓の機能回復に、蒸し鶏と和えれば、たんぱく質補給もできて、ダイエットにも嬉しいおかずになりますよ。
■奈良漬け■
奈良のお土産といえば、奈良漬けですよね。
奈良漬けの特徴でもあるアルコールですが、自律神経を安定させ、食欲を増進させる働きがあるのです。
また、発酵の際に生成されるメラノイジンは、ストレスへの抵抗力向上やスタミナ強化に働きかけてくれます。
夏もいよいよ折り返し地点
毎日の食卓に気軽に加えられる漬物は、やっぱり私たちの力強いパートナーですね。
疲れ知らずの元気な心と体で、残りの夏も楽しみましょう!
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