魚だけでなく食用の塩にもプラスチックが入っている現実をご存知ですか?これ以上海を汚さないために使って欲しい洗剤とは。
どれだけ食事に気を付けても、
プラスチックを摂取してしまう現代の食卓
一時期業界を騒がせた、「塩にマイクロプラスチックが入っている」というニュース。
基礎調味料である塩にプラスチックが入っているという事は、
醤油にも、そしてそれら調味料を使っている料理にも、
プラスチックが入っているという事なのです。
参考:9割の食塩からマイクロプラスチックを検出
また同時期には
メディアでは中国が「外国からのごみの輸入禁止」と政策を変更したため、
日本のプラスチックゴミの行き場はどうなるのか??
というニュースも取り上げられてましたね。
中国では海外からごみを輸入しそれをリサイクルして使用していましたが、
リサイクルの過程で環境汚染が問題となり、
2017年に「海外ゴミの輸入禁止と固形廃棄物輸入管理制度改革の実施計画」を発表しました。
TVで流れていたのは、リサイクルされないまま、
積み上げられた日本から海外へ輸入された大量のプラスチックゴミの塊。
そのゴミは住宅地のすぐそばに置かれている場合もあり、
住民は悪臭のため外に出ることもできず、体調不慮を訴えている、という内容でした。
このままでは、行き場を無くしたゴミは、
タイやマレーシア、ベトナム、インドネシアに今後輸出先が変わるだけ。
結局は他の国にゴミを押し付けているだけになり、
他の国でも環境汚染や健康被害が進むのです。
もちろん、諸外国がいつまでも日本のごみを引き受けてくれる訳ではありません。
そうすれば、日本はゴミはどうなるのでしょうか。
私はゴミを中国が輸入していた事も知らなかったですし、
その多くが日本から出たゴミだということも知りませんでした。
そのことが中国の環境汚染の一つの理由でもある事を知り、
何か自分に出来ることはないかな?と思うようになりました。
資源ごみって資源になるわけじゃないの??
9%しかリサイクルされない事実
今回この記事を書くにあたり、日本のごみについて調べて行き着いたのは、
「資源ゴミはほとんどリサイクルされていない。」という現実。
日本のプラスチックゴミは年間900万トン。
国連発表によると日本はアメリカに次ぐ世界第2位のプラスチックゴミ排出国で、
一人当たり年間32キロのプラスチックゴミを排出しています。(参考:朝日新聞デジタル)
しかし、ゴミステーションの分別の表示を見て、
私たちはこんな風に思い込まされてないでしょうか?
「資源ゴミはリサイクルされている」のだと。
しかし現実は・・・
1950年頃からプラスチックの世界生産が始まり、今日まで生産された量は83億トン。
79%が埋め立てされたか、もしくは海に投棄されているのです。
リサイクルされたのはわずか9%。
焼却処分されたのは12%。
プラスチックは人工物のため、自然に土に戻る事はありません。
埋め立てされたプラスチックは分解されることはなく、
そのままの状態か、劣化し細かくなるだけなのです。
このままプラスチックを使用し続ければ、
30年後には海のプラスチックゴミが魚の量を超えると予想されています。
(参考:Science Adovances)
歯磨き粉や洗顔料も海を汚している!!
海を汚しているのはプラスチックゴミだけではありません。
何気なく使っている歯磨き粉や洗顔料も海を汚しているのです。
プラスチックゴミの問題の一つとして、マイクロプラスチックの問題があります。
マイクロプラスチックとは、環境中に存在する微小なプラスチックで、
その大きさは研究者によって定義はまちまちなようですが、
海洋プラスチックなどを採取する現場では、
一般的に0.333mmのメッシュサイズのネットを使っているようです。(参考:wiki)
プラスチックゴミが劣化し細かくなり「マイクロプラスチック」となり、
海洋汚染に影響していることは、イメージが付きやすいと思います。
ここでマイクロプラスチックの種類についてお話しします。
マイクロプラスチックはには2種類ある
一次マイクロプラスチック
洗顔料・化粧品・工業用研磨剤などに使用されている小さなビーズ状のプラスチック原料。二次マイクロプラスチック・・・プラスチックゴミが劣化し細かくなったもの。
ここで詳しくお話したいのは、
歯磨き粉や洗顔料に入っている一次マイクロプラスチックです。
このプラスチック粒子「マイクロビーズ」に使われているプラスチック(ポリエチレン)は比重がとても軽く小さいため、
下水処理を通り抜けて海や川へ流出し、生態系の食物連鎖に影響を及ぼしているとされています。
マイクロビーズは大きさな数ミクロン~数百ミクロン(0.001㎜~0.1㎜)くらいで目には見えず、
スクラブ剤として洗顔料や歯磨き粉に使用されています。
以前は天然のスクラブを使用していたようですが、
現在ではこのマイクロビーズがスクラブとして多くの化粧品などに使われています。
「スクラブ」と書かれている物だけでなく、
多くの化粧品やシャンプー・日焼け止めなどに使われいて「ポリエチレン」と表記されています。
私たちがキレイになるために使っている物で海が汚されている。
そして、そこに住む魚や生き物たちも危険にさらされています。
眼球や歯肉にスクラブが入り込んだり、
皮膚に有害成分を付けた場合90%が体内に蓄積されると言われています。
そしてそれを食べるのは私たち。
プラスチックのスクラブ・ポリエチレンを使う必要はあるのでしょうか?
私たちは安さや便利さを求めすぎていませんか?
どれだけ健康のために食事に気を付けても、
私たちが出すゴミやそのほかの環境のことまで考えなくては、結局エゴでしかないし、
「健康に気を付けています」というポーズにしかならないのだと私は考えます。
(参考:環境省 HP 海ごみシンポジウム「洗顔料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチック問題」大妻女子大学 兼廣 春之)
海洋プラスチック憲章に署名しなかった日本とアメリカ
2018年6月、カナダでG7主要7か国首相会議が行われましたね。
この時にプラスチック問題についての協議が進みました。
その結果、海洋保護と持続可能な漁業の実現、
沿岸部のコミュニティへの支援などを促す「プラスチック憲章」が提唱されました。
しかし、アメリカと日本は署名しなかったのです。
プラスチックの使用量世界第1位のアメリカとそれに次ぐ日本が署名せず、
この問題は解決するのでしょうか?
地球は循環していることを忘れずに
まずは出来ることから
このような事を日々考えている私は。
普段からプラスチックの容器を使った物はできるだけ控えているのですが、
先日IN YOU Market で私にぴったりな洗剤を見つけ、即購入しました。
まずパッケージを見てびっくり!
1回の必要量がとっても少ないのです。
この量で本当に洗えるんだろうかと心配になりましたが、
そんな心配は不要でした。
しっかり洗えているし、
どうしてこんなに少ない量でいいのかというと、
普通の洗剤は水で量を増やしているのだそうです。
洗い上がりの香りがとても良かったのです。
私は合成された香りが苦手で、
体調が悪くなったりすることもあるので合成洗剤や柔軟剤は使わず、
粉石けんを使うことが多いのですが、
質のいいユーカリ特有のスッキリ感がとても心地いいのです。
この洗剤はさらに濃縮タイプ。
一般の洗剤はお水で量を増やすことで容器を大きくしなくてはいけないし、
輸送のエネルギーもかかる。
経皮毒などの問題以外にも一般の洗剤には問題が多いのだと感じました。
私たちは、自分や家族の健康のため、「良いものを食べさせたい」と思います。
しかし、環境問題に関して食事ほどの興味を持つ人は少ないでしょう。
私たちは循環の中の一つにすぎません。
もし私たちが「自然の物を食べたい」「自然豊かな環境で暮らしたい」と思うのであれば、
私たちが出すものも意識していかなければいけないと思います。
地球規模で考えると私の洗剤を変えたくらいでプラスチック問題は解決しないでしょう。
でも、これが広がっていけば・・・と可能性は感じるのです。
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