マクロビオティック望診法と東洋医学から見た垂れ尻の原因。垂れ尻を卒業し「美尻・ヒップアップ」を目指す方法。
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こんにちは、望診法指導士、国際薬膳師の霜崎ひろみです。
良い気候になって、スプリングコートが不要な日も増えてきました。
毎年、このくらいの時期になり、薄着になってくると、
メディアでは、「ダイエット」の特集が多くなると感じます。
なぜか、ここ何回か連続で「美尻」の特集に遭遇し、観入ってしまいました。
年齢を重ねて行くに連れて、肉がつき、下がっていく方が多い「ウエストゾーン」、「ヒップゾーン」ですが、
某番組では、引き締まった「ヒップゾーン」の60代後半の方が登場し、秘訣を紹介していました。
その方は、特に何かを気をつけているわけではなく、
ただ「一歩の歩幅を大きく」、そして、「早歩きをしている」とおっしゃっていました。
その日以来、できるだけ大股早歩きを実践していますが、意識して始めた翌日は、若干筋肉痛のような感覚があり、日々の運動不足を反省しました。
「大股早歩き」以外にも、ヒップアップのエクササイズは様々ありますが、
今日は、ヒップアップエクササイズではなく、エクササイズをより促進できるように、東洋医学的に、お尻が垂れてしまう原因や食べ物について、お伝えしていきます。
なぜあなたのお尻は垂れてしまうのか?
一般的な見解
お尻が垂れてしまう原因について、多くの専門家の見解で共通するのは、
「骨盤の開き」と「筋力の低下」です。
骨盤が開いてしまうと、お尻のまん中にある仙骨にも影響が出て、骨盤全体が後傾し、
お尻が本来あるべき場所より下の方に位置してしまうのです。
「骨盤の開き」は、ハイヒールでの歩行、出産、内股座りなどで引き起こされます。
また、「筋力の低下」は、長時間のデスクワーク、運動不足、加齢などが考えられています。
以上の要因は、ある意味、体の使い方が関わる要素が強いとも言えるでしょう。
では、食べ物と体の関係を考えるマクロビオティック望診法では、「垂れ尻」をどう考えるのでしょうか?
マクロビオティック望診法で「垂れ尻」を考える
「望診」とは?
東洋医学には、体からの情報をキャッチする方法が四通りあります。
1)「問診」:「どんな不調か」「いつから始まったのか」などを質問して情報を収集する方法
2)「切診」:西洋医学の「触診」に近く、脈の強弱や速さ、お腹のやわらかさや張りをみる方法
3)「聞診」:声のトーンや強弱、匂いで判断する方法
4)「望診」:目で見て、顔色、舌の状態から情報をキャッチする方法
通常、漢方医は、この4種類の方法を駆使し、情報を得、整理し、漢方薬を処方していきます。
「マクロビオティック望診法」とは?
「マクロビオティック望診法」では、「食べた物」が「体」や「心」の状態を作ると考えています。“You are what you eat.”
これは、マクロビオティックの基本となっている言葉。
「あなたは食べた物でできている。」
ここで言う「あなた」というのは、
「あなたの体」と「あなたの心」も、です。
「食べた物」が、「体」や「心」に反映されるということです。
よって、「体形」にも少なからず、「食べた物」が影響していると考えるのが、
「マクロビオティック望診法」です。
「どんな食べ物」を多く食べてきたか、また、「その食べ物がどの臓器に響いているか」も
予測ができるのです。
「マクロビオティック望診法」で考える「垂れ尻」の原因
まずは、「マクロビオティック」理論で、食べ物の性質を考えてみましょう。マクロビオティックでは、「遠心力」を持ったものを「陰」、「求心力」を持ったものを「陽」と考えています。言い換えると、「広がる力、広げる力、ゆるむ力」を持っているものを陰性、「縮まる力、縮める力、収縮する力」があるものを陽性と捉えます。
これを食べ物に当てはめると、下の表のようになります。
(参考:山村慎一郎著『美人のレシピ2』)
「垂れる」のは陰性?陽性?どちらが多い?
「垂れる」というのは、「ゆるむ」ということになり、マクロビオティックでは、「陰性」になります。
先ほど述べたように、「あなたは食べた物でできている。」と考えると、
「垂れ尻」の人は、「陰性の食べ物」が多く、体がゆるんでしまっているということになります。
「垂れ尻」に導く「陰性の食べ物」とは?
上の図からわかるように、「陰性の食べ物」には、「砂糖、酒、油、くだもの」が当てはまります。また、それ以外に、「ジュース、お茶」などの水分、「乳製品」の過剰摂取が考えられます。よって、これらは、極力避けるよう心がけましょう。「垂れ尻」からお疲れの臓器を予測する
「垂れ尻」の人は、「腎臓」「肝臓」「脾臓」「膵臓」が疲れている可能性があります。そのため、体の中の水分の排出もうまくいかず、むくみやすい人もいます。また、代謝が活発でない、すぐに疲れやすい、肌がたるみやすいなどにもつながりやすい傾向があります。
「垂れ尻」の人は、「下腹が出ている」ことも・・・
お尻が垂れている人は、「下腹が出ている」ことが多くあります。なぜなら、「垂れ尻」も「下腹が出ている」ことにも、共通することがあります。
それは、「ゆるみ」です!
引き締めるために、まずは、原因と考えられる「食べ物」をお休みしてみましょう。
また、腎臓が弱い人が多いので、お腹まわりを冷やさないように注意しましょう。
東洋医学で「垂れる」「下がる」のは・・・
この世界には、重力があります。しかし、私たちの体は、重力に逆らって、内臓などをあるべき位置に保っています。
これは、東洋医学でいうところの「気」(エネルギー)のなせる技で、
「位置を保つ」のに、「気」が一役かっています。
あるべき位置に保つ、というと、内臓だけでなく、「まぶた」や「頬」や、まさしく「尻」も!
ということで、「気」が十分にあれば、「位置を保つ」ことができますが、
「気」が不足している人は、「あるべき位置」が保てず、「垂れやすく」なってしまいがちです。
「尻」だけでなく、「肌」や「内臓の位置」なども。
「垂れない」ようにするためには、「気」を満タンにしておくことが大切です。
「食べ物」でヒップアップをサポートしよう!
「垂れ尻」を解消すべく、運動することに加え、「垂れ尻」が関連する根幹の臓器を元気にし、「気」を満タンにして、ヒップアップを「食べ物」でサポートしましょう。
「大股歩き」なども含めた運動、プラス、「食べ物」で引き締まった美尻を目指すことで、
お疲れの臓器も元気になり、「健康美尻」を手に入れられることでしょう。
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