私たち人間の設計図ともいえる「ヒトゲノム」。難病やガンに対するゲノム治療が既に日本でも始まっています。海外では過去に死亡例も。
毎日、暑い日が続きますが、お元気ですか?
私は最近、熱中症予防の為に、なるべく日中炎天下での農作業を避けています。
皆さんも、熱中症には充分に気を付けてくださいね。ただでさえ安全な環境で生活していくことが難しい日本では、体調面の自己管理がとても重要です。
私も、十分な体調管理が出来ているとは言えませんが、少しでも健康であれるように出来ることはしていきたいと思います。
これまでの記事でも度々お伝えしてきましたが、
今、日本では農薬や、遺伝子組み換え、福島原発事故汚染土の土壌転用、TPP成立など、食の安全に関する状況は、今までにないほど、厳しさを増しています。
皆さんは、この状況に対して、どう自分や家族の健康を守っていくか、考えていらっしゃいますでしょうか?
時には、あまりにも問題が多すぎて途方にくれてしまう日もあるのが実状ではないでしょうか?
私自身、将来、自分や周囲の人が病気になったらと考えると、不安に襲われる日もあります。
特に、ガンは日本人の2~3人が患っている、最も死亡率も高い病気です。
私の祖父もかつて、肺がんで亡くなりました。
では実際に、この日本でガンを患った患者さんはどのような治療法を選択しているのでしょうか。
ガンの代替補完医療を試している方は、患者さんは全体のおよそ半数です。
厚生労働省と国立がんセンターは、こうした状況を受け、以下のようなガイドラインまで作成し、適切な治療の選択を呼びかけています。
また2016年からは「ガン登録法推進法」という法律が施行されました。
「ガン登録法推進法」は、国立がんセンターが、全国の指定病院や診療所のがん患者の情報をデータベースで一元管理する法律です。
この法律では、患者自身に登録の意思確認は行われません。
法律の概要は以下の動画をご覧ください。2017年からは「第3期がん対策推進基本計画」の策定が進められ、今年3月には内閣で閣議決定されました。この計画には、がんの予防や、医療の充実、緩和ケアやがん患者の就労支援などを目的としています。
その計画のなかに含まれている治療の1つに「ヒトゲノム」による遺伝子治療があります。「ヒトゲノム」は、分かりやすく言えば、私たち人間の「設計図」です。
ヒトゲノムとは・・・
「ヒトゲノム」はヒトの遺伝情報の1セットをいい、ヒトの生命の「設計図」とたとえられるものです。 私たち人間の体は、皆1個の受精卵から始まり、大人では約60兆個もの細胞からなっています。人間の細胞には、核と呼ばれる部分があり、その中の24種類の染色体に”遺伝情報”が蓄えられています。この遺伝情報を担っている物質は、DNA(デオキシリボ核酸)で、これがヒトゲノムの実体です。
引用:文部科学省・科学技術会議 生命倫理委員会 ヒトゲノムと遺伝情報
遺伝情報を書き換えることにより病気を治療する研究が実用化されている!
日本では、既にヒトゲノム(人の遺伝情報)を書き換えることにより、
ガンや難病、アルツハイマーを治療するという研究が進められ、実用化されています。
遺伝子組み換え技術は、もはや食品だけでなく人体にまで及ぶ時代になったのです。
副作用がない治療法として注目を浴びるヒトゲノム。でも、過去には死亡例も。
こうした遺伝子治療は、保険適用外で治療費が高額の為、利用できる人は限られています。ですが、世界では既に海外では、ヒトゲノムの技術を、臓器移植やワクチン開発、不妊治療などに応用する為の研究が進んでいます。下記の記事を見てください。
ガンや難病に対する画期的な治療法として注目される遺伝子治療過去ですが、
過去には重篤な副作用や、死亡事故が発生しています。
の原因は遺伝子を運ぶ「ベクター」という物質。以下がその死亡事故の内容です。
- 1999年アメリカ:遺伝子を運ぶ役割を持つアデノウイルスベクターの大量投与により過剰免疫反応を起こし、18歳の少年が死亡。
- 2002年フランス: レトロウイルスベクター投与の副作用による白血病発症が2例発生
引用:平成27年度 国立薬品食品衛生研究所シンポジウム 「新しい法律に基づくレギュラトリーサイエンスの推進」ー医薬品医療機器等法、健康・医療戦略推進法ー 「遺伝子治療製品の過去・現在・未来」
かつて、こうした重大な死亡事故を引き起こした遺伝子治療。
現在は、無害なベクターを使用している為、「問題はない」とされています。
その一方で、遺伝子治療は、まだリスクが不透明で、次世代の健康に影響が生じる可能性も指摘されています。
遺伝子治療は、治療が必要な遺伝子とは違う遺伝子を誤って操作してしまうと、
白血病などの重篤な病気を発症する可能性があるのです。
国は、こうした事態に備えて、以下のような遺伝子研究に対するガイドラインを定めています。このガイドラインには、想定外のトラブルが生じたときに、必要な措置を取ることを定めた一文があります。
現在の標準医療に基づけば、遺伝子が治療のミスにより白血病などを発症した場合は、余儀なく抗がん剤など副作用が多い治療を受けることが想定されます。
これにより、敗血症や肺炎などの感染症を引き起こす可能性があります。
また、患者の子どもや孫への影響までは想定できず、確実な対処が図られるのかも不明確です。データベース化される私たちの遺伝情報・・・。外部流出の恐れは?
国立研究開発法人科学技術振興機構は、遺伝子治療の発展を目的に、患者の許可を得た上で遺伝情報をデータベース化しています。また文部科学省も、バイオバンクジャパンという組織に委託し、国民の遺伝子情報のデータベースを作成しています。
今後、生きていく中でこうしたデータベースが出来上がり、もしあなたの遺伝情報が他者に流れたらどうなるの?
私たちのDNAには、個人のかかりやすい病気やアレルギーの有無、性格に至るまであらゆる情報が詰まっています。
万が一、こうしたデータベースから遺伝情報が流出すれば、私たちのプライベートは全て他人の手に渡ることになります。
実際に個人情報保護法施行後も、企業や自治体などで、個人情報の流出は相次いでいます。こうした状況の中で、私たち国民の遺伝情報は、本当に安全に管理、利用されていくのでしょうか?
遺伝子操作は軍事転用可能!?
2004年にスエ―デンの国際機関「ストックホルム国際平和研究所」は、遺伝子操作技術が将来的に、軍事転用される可能性を指摘しています。
実際に遺伝子操作により、人為的に特定の才能を持つ人間を生み出すことが可能ならば、意図的に戦闘行為に長けた人間を生み出すことは可能となりつつあります。
日本弁護士連合会は、2014年に施行された特定秘密保護法により防衛や外交に関する情報が、私たちに知らされない可能性があることを指摘しています。
勿論、国が遺伝情報を軍事利用するとまでは言い切れません。
ただ技術的に可能になりつつあることは確かです。
ただ、データベースに登録された遺伝情報が流出すれば、こうした危険な目的で利用されることは、十分に考えられることなのです。
参照:Biological weapons and potential indicators of offensive biological weapon activities
遺伝子治療に頼らず健康的に過ごすには?
個人情報やその他の未知なるリスクのことも考えると、
現段階では遺伝子治療にはなるべく頼りたくない人もいるかもしれません。
そうしたものに頼らなくて生きていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
生活の質をあげよう
ガンやアルツハイマーなどの治療では、QQL(生活の質)を向上することがとても重要であるとされています。欧米では、QQLを向上させるための代替療法が、当たりまえに利用されていること。既に皆さんは、ご存知かと思います。
ここでは、可能な限り遺伝子治療に頼らず、健康的に生活する方法をご紹介します。
適度な運動
現在、健康な人のガン予防、また既にガンを患っている方の病気の進行を遅らせる為に有効な方法として有効なのが、適度な運動やエクササイズ。
ストレス解消や免疫力強化にもつながり、お金もかかりません。
ただし、心臓疾患などを抱えている方は、過度な運動が負担となる場合があるので、体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。
食生活の改善
現在、ガン患者さんの多くが、とり入れている代替療法の多くは健康食品によるもの。
ただ多くの健康食品が販売されている中から、本当によい商品を選び出すのは、大変ですよね。
人参やほうれん草などは、比較的抗酸化作用の高い野菜です。
特に自然農で栽培された野菜は、慣行栽培よりも抗酸化作用が高いと言われています。
こうした野菜を積極的に取り入れることで、今後益々日本に出回る可能性の高い遺伝子組み換え食品などの購入を避けることができます。
また家庭菜園で野菜を栽培すれば、適度な運動にもつながり、より健康的な生活を目指すことが出来ます。
今、遺伝子検査はたったの1万円で受けられるけれど・・・。そのリスクを踏まえて慎重に。
遺伝子検査といえば、あなたは何をイメージしますか?
私たちにとって一番身近な遺伝子検査といば、出生前診断ではないでしょうか。
妊娠中に胎児の障害の有無などを診断するものですね。
実は私たち大人も、その気になれば、簡単に検査で、自分の遺伝情報を知ることができるのです。
かつて高額だった遺伝子検査も現在は、約1万円程度。
誰もが手軽に利用できる検査になっています。
ただし、そこには先に述べたような個人情報流出というリスクも潜んでいます。
遺伝子検査を行う際、そうしたリスクについて説明を受けた上で、慎重に行うことが大切です。
ヒトゲノムがもたらす未来は?
いかがでしたか?今回は、各段に進歩したヒトゲノムの技術に関する実状をお伝えしました。既に、個人で遺伝情報を知ることが可能になった日本。
現在は高価な遺伝子治療も、そう遠くない未来に、私たちの身近なものになるかもしれません。
私たちが、遺伝子検査や治療を利用することは、その技術の進歩に繋がっていくでしょう。
遺伝子操作は、既に人為的に優れた才能や外見、性格の子ども「デザイナーベイビー」を生み出すことまで可能にしています。
私が両親から受け継がれた個性も、その気になれば、子どもの遺伝子から削除することができる時代になりつつあるのです。
ヒトゲノムは、健康上のリスクや個人情報だけでなく、倫理的な課題をも孕んだ技術です。
この最新技術が私たちの生活をどう変えていてくのか、これからも想像力を働かせて、考えていきたいと思います。
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