実はいいこと尽くめの「洗剤を使わないトイレ掃除」のやり方。｜体にも環境にも優しいナチュラルなお掃除方法とは？

皆さんは普段のトイレ掃除はどうされていますか？

便器の内側に洗剤を振り掛けてブラシでこすり、
便器の外側やフタは使い捨てのシートで拭く、という方は多いと思います。

私も以前は市販のトイレ用洗剤を使って便器の内側をブラシでゴシゴシとこすり、
その他の場所は使い捨てのトイレ掃除用のシートを使って掃除をしていました。

面倒だったトイレ掃除

当時はトイレ掃除が面倒で嫌いで、掃除をするのは1週間に一度くらいでした。

そのせいで、よく便器の内側が茶色くなったり黒ずんだりしていました。
細かいところを掃除するのも面倒で、大雑把にしか掃除をしていませんでした。

一般的なトイレ掃除の問題点

洗剤を使った一般的なトイレ掃除には様々な問題点があります。

洗剤の体への影響

市販のトイレ用洗剤には体に有害な物質が多く含まれています。


その為、トイレ掃除をする時に洗剤が手や体に付いてしまったり、
便座に残った洗剤の成分で肌が荒れてしまう可能性があります。


また洗剤の成分を鼻や口から吸ってしまい、気分が悪くなったり頭痛がしてしまう可能性もあります。

環境への影響

洗剤を使って掃除をすると、環境にも負担がかかります。

まず、洗剤が海や川を汚します。

また、使い終わった洗剤の容器がゴミになります。
トイレ用の洗剤はプラスチックのスプレーボトルに入っていることが多いですが、
スプレーボトルの容器は結構かさばります。


詰め替え用の洗剤も売られていますが、詰め替え用の袋も結局はゴミになってしまいます。


そしてトイレ掃除用のシートもまたゴミになってしまいます。

洗剤を使わないトイレ掃除

雑巾だけで掃除をする

今現在、私はトイレ掃除に洗剤を使っていません。
トイレ掃除用のブラシやシートも使っていません。

ではどうやって掃除をしているのかと言いますと

雑巾だけで掃除をしています。

具体的には

水で濡らして絞った雑巾でトイレのフタや便座を拭く。
　　　　　　　↓
そのまま同じ雑巾で便器の内側や水が溜まっている所を掃除する。

掃除をする時はゴム手袋をはめてしています。


トイレットペーパーホルダーやトイレのドアや床、タンクも同じ雑巾で拭いています。


順番としては


1．トイレのドアノブやスイッチ、タンクのレバー
2.トイレットペーパーホルダーの上
3.トイレのフタ
4.便座
5.便器の外側
6.便器の内側


の順に掃除をしています。


トイレのドアやタンクなど、あまり汚れない所は毎日は掃除をしません。
汚れが気になった時にその都度掃除をしています。


また、トイレの床は廊下の拭き掃除をする時に一緒に拭いています。

洗剤を使わなくても綺麗になる

洗剤無しで大丈夫？
本当に綺麗になる？
匂いは気にならない？

と思われるかもしれませんが洗剤無しでも充分綺麗になります。

私は2年くらい前に今の部屋に引っ越して来ましたが、
引っ越してから一度もトイレ掃除に洗剤を使っていません。


それでも目立った汚れやカビはないし、匂いが気になることもありません。

雑巾も水だけで洗う

掃除をした後の雑巾を洗う時も洗剤は使いません。

雑巾も水だけで洗っています。

洗濯機は使いません。
洗面所で水を流しながら軽く手洗いをしています。

それだけで充分綺麗になります。

洗った雑巾は室内の洗濯機置き場の近くに掛けて乾かしています。
外に干したりはしていませんが、それでも雑巾から嫌な匂いがする事はありません。

カビや頑固な汚れは重曹で落とす

私は今はほぼ毎日トイレ掃除をしていますが、
それでも夏場にたまに小さい黒い点々のカビが生えてしまうことがあります。

また、掃除を何日かしない日が続くと、
便器の内側が赤茶色っぽくなったり、ヌメリが出ることがあります。
そういったカビや汚れはなかなか雑巾だけでは落とせません。

そんな時は

重曹を使って落としています。

重曹の使い方

重曹の使い方は簡単です。

汚れやカビに重曹の粉を適量振り掛けて雑巾でこする。
だけです。

これだけで雑巾だけではなかなか落とせない、
カビやヌメリが簡単に落とせてしまいます。


斜めになっている場所など、
重曹をかけにくい時は雑巾に重曹を振り掛けてこすってください。

注意点

雑巾だけのトイレ掃除には少し注意点があります。

私はほぼ毎日トイレ掃除をしていますので、
目立った汚れも無く、汚れがこびりつくこともほとんどありません。

ただ、今まで洗剤を使って掃除をしていたり、
あまり掃除をしていないで汚れが目立つトイレの場合、
掃除をした後に雑巾が汚れてしまい、
水だけでは雑巾の汚れや匂いがなかなか落ちないかもしれません。

そんな時は

・雑巾を使い捨てにする
・便などの汚れはトイレットペーパーやぼろ切れで拭き取ってから掃除をする
・粉石けんで雑巾を洗う
(合成洗剤では無い品名に｢洗濯用石けん｣と書かれた物)

などを試してもらえたらと思います。

洗剤を使わなくなって良かったこと

洗剤を使わずに雑巾だけで掃除をするようになり、良いことがたくさんあります。

掃除が楽になった

雑巾だけで掃除をするようになり、トイレ掃除がだいぶ楽になりました。


以前は使い捨てのシートで拭き掃除をして、
それから洗剤を振り掛けてブラシで便器の内側を掃除して、
掃除が終わったらブラシを振って水を切って、
ブラシが乾くまでブラシのケースを開けたままにして．．．

と、いろいろと手順が多く面倒でした。

今はトイレのドアからフタや便器まで雑巾一枚で済ませられるので楽です。


掃除が終わった後も、雑巾一枚を洗って干しておくだけで良いので楽です。


また、ブラシを使うよりも小回りが利くので細かい所
の掃除がしやすいです。

ブラシでは届きにくい、便器の中の水が溜まっている所の奥の方も、
綺麗にする事が出来ます。

掃除が楽になったおかげで、以前は面倒で嫌で嫌で仕方が無く、
１週間に1回くらいしかしていなかったトイレ掃除を、
今は無理をすることもなく毎日するようになりました。

トイレが汚れにくくなった

洗剤を使わなくなってから、不思議なことにトイレが汚れにくくなりました。

洗剤を使って掃除をしていた時は、便器の内側に便などの汚れがこびり付きやすかったです。

今はほとんど毎日掃除をしているから、と言うこともあると思いますが、
汚れがこびりつくことがほとんど無くなりました。


また、以前は何日か掃除をしないと、
便器の内側に黒い輪じみが出来ることがよくありましたが、
それも全く出来なくなりました。

トイレが臭いにくくなった

また、トイレの匂いもあまりしなくなりました。

もちろんトイレを使った後は匂いがすることもありますが、
しばらく換気扇を回していればすぐに匂いは気にならなくなります。


多分ですが、以前は合成洗剤の成分と汚れが反応して、
匂いがしていたのではないかと思います。

トイレがスッキリした

トイレ掃除用の洗剤やブラシ、使い捨てのシートがトイレから無くなり、
トイレがだいぶスッキリしました。

掃除用のブラシを使っていた時は結構邪魔で、
トイレの床を掃除する時に毎回ブラシをどかさないといけないので、
ちょっと面倒でした。

掃除用具一式がトイレから無くなり掃除がしやすくなりました。

その他のメリット

その他にも、洗剤を使わないトイレ掃除にはたくさんのメリットがあります。
それは・・・

体に優しい

洗剤を使いませんから体に優しいです。

洗剤の成分が便座に残る事も、
洗剤の匂いで気持ちが悪くなったり頭痛がすることもありません。

お財布に優しい

洗剤もブラシも使いませんからお金が節約出来ます。

だいたいですが、洗剤はスプレーボトルの物で300円くらい、
使い捨てのシートは300円くらいはします。

家族構成やトイレ掃除をする頻度にもよりますが、
雑巾だけで掃除をすれば月に600円以上節約をする事が出来ます。

また、掃除用のブラシが古くなったら買い替える方が多いかと思いますが、
雑巾だけで掃除をすればブラシ代も節約出来ます。

環境に優しい

洗剤を使えば海や川を汚してしまいますが、
雑巾だけなのでその心配はいりません。


重曹を使ったとしても洗剤よりずっと環境に優しいです。

また、雑巾ですから洗って繰り返し使えますので、
使い捨てのシートのように毎回ゴミになることもありません。
洗剤の容器や詰め替え用のパック、使い捨てのシートの箱などのゴミも一切出ません。

ざざっとあげただけでこれだけの良いことがあります。

掃除が楽になる、汚れが付きにくくなる、匂いがしにくい、
トイレがスッキリする、体に優しい、お金が節約出来る、環境にも優しい…
と良いこと尽くしのトイレ掃除！
是非一度お試しください。

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参考：川や海の汚れの主な原因は何ですか？　愛知県公式HP