2滴で致死量に達するものも。本物より本物らしい匂いを再現する危険な人工香料の実態。微量なら健康に害がないのは本当?具体的な危険性を知った恐ろしい経験談。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
今朝、何を食べましたか?
焼き立てのパンとコーヒー。
焼き魚にご飯とお味噌汁。
洋食派の方も和食派の方も、共通しているものがあります。
それは“食欲をそそる匂い”
実はパンやコーヒーの香ばしい匂い、そして魚や肉を焼く時の匂いにも“ピラジン”という成分が含まれています。
これはアミノ酸と糖が加熱した時に出る香り成分です。
しかし近年は、『作れないものはない』という言われるくらい何でも化学合成できる時代です。
チキンエキスは濃縮鶏ガラスープ?
本物より本物らしい香りがするスープの作り方
私も食品加工やペットフードの開発に関わるまで、“チキンエキス”という表記を見ても何の疑問も持っていませんでした。
鶏ガラスープを濃縮して粉末にしたものと、勝手に思い込んでいました。
子供の頃、カレーを作る日は近所の鶏肉屋さんへ、よく鶏ガラを買いにおつかいを頼まれたものです。
それを昼間から煮込んでダシをとるので、カレーは大変手間のかかる料理だという印象があります。
そのイメージが強いせいか、「手間を省いてくれる画期的なものができた」くらいにしか思っていませんでした。
ところが実際は、鶏ガラをとった残渣物を再加工し、
“本物より本物らしい香料”を加えて作るものが多く存在することを知りました。
雑誌やネットで飛び交う、食品原料や添加物の裏話をあまり信じていなかった頃
少し調べれば様々な情報があふれる現在。
中には化学的根拠が薄い話も、あたかも真実のように語られていることもあります。
そのため正直な所、あまり信用していなかった時期があります。
特に香料は、食品添加物の中でも使用量(割合)が少ないので
「ごく微量しか使用しないので、健康への影響は少ない」
「マウス等の実験結果は、日常ではありえない量を摂取したケースなので、そのまま人間に当てはまるわけではない」
というような意見も見られます。確かに、一つの加工食品の原料の中で、香料が占める割合はごくわずかです。
微量すぎて、食品から使用香料の成分分析ができないこともよくあるくらいです。
しかし食品から身の回りの物まで、人工香料が多用されている時代です。
一日を通して、あるいは一か月を通して摂取・吸引する量はどのくらいになるでしょうか?
香りの影響は味の評価に直結するため、売り上げにも大きく影響します。
低価格競争の中、どこも原料の質を下げて価格を維持することも珍しくありません。
すると尚更”人工香料”の手助けが必要な商品が多くなってします。
「このエキスは2滴で致死量に達しますから。」
「人間用チキンエキスです!」
そう胸を張ってやって来た営業マンがいました。自分の所の商品は、「人間用ですが、嗅覚に敏感なワンちゃんも喜んで食べるエキスです」と言います。
つまりそれくらいレベルが高いと自信を持っていて、これまでも食いつきの悪かったフードに数滴使うだけで、格段に食いつきが良くなり売り上げも上がったと言います。
営業マン「お宅の釜のサイズだと・・そうですね、ひと釜あたり2滴も入れれば十分でしょう」
それならコストパフォーマンスも悪くありません。
「原材料の下処理の段階で混ぜてしまえば、原材料欄に”香料”と記載しなくても大丈夫です」
「最近はワンちゃんもこういう匂いに慣れてしまっているので、使ってないと味気ないと感じるようですよ」
「結局どんなに良い材料使っていても、食いつきが悪ければ売れませんよ。うちのは食品に使われている安全な”人間用”ですから」
不安を煽る言葉に、一瞬気持ちが揺らぎました。
しかし次のショッキングな言葉で、冷水を浴びせられたかのように現実に引き戻されます。
「あ、でも1滴でも手に付いちゃったらすぐ手を洗って下さいね」
食品加工と同じ衛生管理をしているので、素手で作業することなどなく、使い捨て手袋を使用しています。
そう言うと「それならすぐ手袋を変えて下さい。
このエキスは2滴で致死量に達しますから」
30年以上に渡り発がん性のある無認可原料を使い続けた
ある香料メーカーの事件
もう10年以上前の話なので、事件そのものをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、200社600事業所と取引していた香料メーカーが、発がん性が判明したため使用を禁止された原料を使い続けていたことが発覚しました。
取引先は大手メーカーはもちろん、有名テーマパークのお土産のお菓子などにも広く使われていることが分かり、
すぐに新聞などで告知し商品を回収した企業もありました。
その後、さぞかし大きな訴訟になるかと思いきや、事件そのものが大きく報道されることもなく、いつの間にか忘れ去られて今に至ります。
被害者であるはずの食品メーカーにとって、この事件が悩ましい理由
それは香料を変えると、顧客に「味が変わった」と言われることがしばしば起こるからです。
それくらい香りと味覚というのは密接です。
そのためロングセラーと言われる商品ほど、変えたくなかったのでしょう。
香料メーカーの社長(当時)が、それを裏付けるような言葉を残しています。
「原料を変えると、品質が保てず、経営も危うかった」
これを私なりに翻訳すると
「無認可原料を使わないと、食品メーカーが求める香りにならなかった。そんなものを納品したら、取引を停止される。だから違法だと知っていたけど、30年以上使っていた」
となります。
現実問題として、食品メーカーはこの香料メーカーから仕様書の類は受け取っていると思います。
しかし作業手順までは通常、把握していません。
もちろん「まさか禁止成分を使い続けているとは思わなかった」ということもあると思います。
件の香料メーカーをかばうつもりなど、全くありませんが、“作業手順”というのはその会社の企業秘密ですから、例え取引先といえども
『求められなければ、積極的には公表したくない』という気持ちも分からないでもありません。
なぜなら“秘密”と言ってしまうと、なにか良からぬことを隠ぺいするためのように聞こえますが、その手順は企業の財産でもあるからです。
大量生産のノウハウは、教科書通りにいかない
たとえば、Aという原料とBという原料があったとします。
少量の試作レベルではAにBを入れれば、完成品になるけど、工場で何十キロ、何トンという大量生産する時は、その通りに行かないことはよく起こるのです。
例えば、少量での試作時とは逆に『BにAを加えていく』
あるいは『Aを先に水に溶かしてからBを入れる』など別の手順や工程が必要になることがあります。
それは工場の経験とノウハウにかかっていて、化学式通りに反応してくれるとは限らないのです。
そのため完成品の成分分析で、仕様書通りになっていれば取引上は問題がありませんが、時折予想外の成分が生成されてしまうことがあります。
それはある程度予想が付いていて、キャリーオーバーとして許容されることもあります。
どちらにしろ健康に影響が出るまで時間がかかることも多く、リスクを完全に排除するのは困難です。
まとめ:添加物で見た目を、香料で味をごまかした食品が増えて困るのは私たち
犬猫の嗅覚をも惑わす合成香料。
私たちの鼻を欺くのは、たやすいことでしょう。
いくら味覚に影響すると言っても、人工的に作られた香料でそそられる食欲や美味しさは本物とは言えません。
例えばアロマテラピーのように、香りで気分をリラックスさせたり、リフレッシュさせることもできます。
それだけ香りは、脳に直接影響を与えるのは周知の事実です。
摂取した時の毒性はもちろん、脳への影響も忘れてはなりません。
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自然に逆らわず、自然の力を最大限に生かした味噌作りをモットーにしています。
蔵のすぐそばには清流が流れており、もともと自然に恵まれた味噌作りに適した場所でしたが、
時代の流れが様々な環境変化をもたらし、目に見えないところで品質に影響を与えるようになっていったそうです。
味噌作りの工程で使う水は全て電子水を使用しています。
また、味噌蔵は、床・壁・天井の全てを備長炭で覆った炭蔵。
味噌蔵特有の発酵臭を感じないほどに空気が清浄に保たれているのだそうです。
このお味噌は、原材料にも究極のこだわりがあるのです。
それは、「奇跡のりんご」の木村秋則さんの指導を忠実に守って作った
自然栽培米(岡山県産)と自然栽培大豆(北海道産)を使っていること。
自然栽培は、化学肥料や農薬を使わないのはもとより、有機肥料や堆肥すら使わず、太陽・水・土の力だけで栽培します。
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