花粉症が重症化するかどうかは早め早めの養生が勝負です!「肺」と「胃腸」を強化し、冬からの花粉症対策で辛い時期を気持ちよく乗り切ろう!
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そろそろ辛い「花粉シーズン」が到来。
準備はできていますか?
まだまだ寒い時期が続きますが、花粉症の人にとっては、非常に辛い時期がやってきますね。
そろそろ早い方では鼻がムズムズしはじめているかもしれません。まだ花粉がなさそうだから大丈夫・・・
と安心してはいませんか?
まだ冬だし…と安心していては大間違い。
実は春から対策しているのでは本当に遅いのです。私も、かれこれ30年近く花粉症に悩まされていました。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、さらには皮膚のかゆみに、咳・・・
あらゆる症状が出て本当に辛いものですよね。
でも、ここ数年症状が本当に気にならないほどまで軽くなってきているのを感じています。
花粉症が楽になったのは、ヨガを始めたことがきっかけ
自分がやったこと、それは「ヨガ」の練習を続けることでした。
本当に?!
と思うかもしれませんが、それがきっかけとしか思えないのです。ヨガで身体が柔らかくなったから・・ということではなく、
冬の間にもヨガを通して身体の基礎を作り、養生していたことが良かったのだと思います。
そして、肺を鍛えたこと、食事に対しての向き合い方が変わったことも関係しているでしょう。
花粉症は症状が出たときに対処するだけでなく、
冬の間から毎日どう過ごしたか
ということが大きく関係していることが分かりました。
花粉症を軽くするには、冬の養生が必要
漢方でも、身体の不調は1つ前の季節の養生が鍵を握ると考えます。
春の不調は、冬の不摂生から。
やってくる春の花粉症で辛い思いをしなくて済むように、
冬のうちから、身体の養生をしっかりしておきましょう。
まず、基本的になぜ花粉症が起きるのか、
漢方的な考え方を中心にお話します。
花粉症は春の「風邪」が原因!?
春の「風邪」といっても「かぜ」ではありません。春の「風邪(ふうじゃ)」が原因といわれています。
漢方では外から入ってくる悪いものを「邪(じゃ)」と考えます。
寒い冷気によって身体がダメージを受ける場合、それを「寒邪(かんじゃ)」逆に、夏の暑さなど熱によってダメージを受ける場合、「熱邪」といいます。
春に特に問題になるのは強い風が吹くことによって生じる「風邪(ふうじゃ)」
春は暖かい空気と冷たい空気が入り混じる、季節の大きな代わリ目。
大きく捉えれば一年のなかで、陰から陽へ転化するエネルギーの大きな節目なのです。
暖かい空気と冷たい空気が入り混じることで、強い風が生まれます。
「花粉症」はこの強い風が吹き荒れることによって、花粉が体内に入り込むことで起こります。
風邪を寄せ付けない「正気」を養っておく
「風邪」に身体が負けないようにするためには、寄せ付けない力を身につけておくことが大切です。画像:漢方優美 kampoyubi.jp/learn/practice/06.html
漢方ではこのバリアー機能のことを「正気」または「衛気」といいます。
イメージとしては、内側から外側にどんどん矢印が放射状に出ているような感じ。
このたくさんの矢印が強くて、たくさん出ているような状態ならば邪気を寄せつけません。
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¥ 53,361 (税込)花粉症予防はマスクと薬だけではない
花粉症予防というと、マスクを身につけて、早めに薬を飲む。ということが言われますが、寄せつけない身体を作っておくことが大切です。
冬の間に「正気」を養い、抵抗力を身につけておくことが、花粉症予防につながりますよ。
では、どうやって冬の間に正気を養うことができるのでしょうか?
春を迎えるには「肺」と「脾」を養うことが必要
五臓六腑の五臓の中でも「肺」と「脾」を強化しておくことが大切です。なぜかというと、この2つはエネルギーである「気」を生み出すために重要だから。
それぞれ、どんな働きなのか、どう養生したら良いのか知っておきましょう。
「肺」の働き
・大気からエネルギーを取り込み、全身に気を巡らせる 呼吸機能
・内側から体表に向かって気を発散させる バリアー機能
・不要なものを体外へ流す浄化作用
・水分の流れを作り、排泄を促す
・内側から体表に向かって気を発散させる バリアー機能
・不要なものを体外へ流す浄化作用
・水分の流れを作り、排泄を促す
西洋医学の知識では肺というと呼吸するための場所と考えますが、東洋医学では肺は呼吸だけでなく、
バリアー機能や、排泄などにも関係する場所と考えます。つまり、肺は免疫を司る部分でもあるわけです。
特に、身体を守るバリアーの元にもなる「気」を取り込み、
巡らせる場所である「肺」をいたわることは春を迎えるに当たって欠かせないポイントです。
「肺」を養うために今すぐできる乾燥対策「タオル加湿」
肺はまず一番に乾燥を嫌います。
冬の乾燥によって「肺」の機能が低下していると、春になってから風邪によるダメージを受けやすくなってしまうので要注意。
外出時や寝ている間には乾燥して喉がやられないように、マスクをつけたり
喉の乾燥を防ぐためにもこまめに水分摂取することを心がけましょう。
加湿器も良いですが、カビの問題があるので、よく掃除することが大切。
おすすめは濡れたタオルを2枚くらいハンガーなどにかけて部屋に常に干しておくこと。
私の信頼するお医者さんも勧めている方法なのですが、簡単なのに部屋の乾燥に効きますよ。
「脾」の働き
・食べ物を消化吸収して、栄養を「気・血・水」に変える
・栄養物(水穀の微)を上部に持ち上げる。
・血が血管から外に漏れないように統制する
・内臓の位置を固定する
普段から風邪をひきやすい、疲れやすい、胃腸が弱い・・・・
という方は「脾」が弱っているかも?!
「脾」といっても、西洋医学でいう「脾臓」ではありません。「脾」とは簡単にいうと「胃腸」のことで、消化吸収を司る部分。
空気から取り込む気だけではなく、
食べ物から入ってくる栄養もエネルギーの元になります。
漢方の治療をする場合にも、胃腸が弱っている場合にはまずは胃腸を立て直すことを優先します。
どんなに良い漢方処方を与えても胃腸が弱っていたら十分に吸収できないからです。
花粉症と胃腸は一見関係ないように見えますが、免疫力を維持し、
風邪に負けない「生気」を養うためにも、胃腸のケアは欠かせません。
「脾」を養うために今すぐできる養生法
イベントごとが続き、胃腸はお疲れぎみのはず。
このまま「脾」である胃腸のダメージを負ったまま春に突入してしまうと「生気」が低下しているので、花粉症は悪化しやすくなります。
・食べ過ぎないよう心がける
・プチ断食をして胃腸をリセットする
・胃腸に熱を与えるような刺激物を食べ過ぎない
・睡眠をしっかりとり、休養する
基本中の基本ですが、食養生が脾を養うには一番です。
以前紹介した、かぼちゃの粥は脾をいたわるにはぴったりのメニューです。https://macrobiotic-daisuki.jp/yakuzen-kabocha-tsukurikata-29405.html
タイプ別にわける花粉症養生法
花粉症とはいっても、鼻水の症状が強い人、目の症状が強い人など症状はそれぞれ違いますね。
やっぱり弱い部分に症状は出やすくなります。
また体質よっても症状は出方が変わります。サラサラ鼻水が出る冷えタイプ
どんどん鼻水がサラサラと出てきて止まらない・・という方は身体が冷えています。
鼻水、くしゃみ、寒気など風邪のような症状でわかりにくいこともあります。
対処法
身体の冷えを取り除き、温める食材を食べる。
おすすめ:薬味であるネギ、生姜、みょうが、タンポポチャイなど。シナモンもおすすめ
ねっとり鼻水や鼻づまり、目のかゆみの熱タイプ
ねっとりとした鼻水が出たり、鼻づまり、喉が痛くなる、皮膚が痒い、赤いなどの症状がでたら、熱がこもっている証拠です。
対処法
熱を冷ます食材を取り入れる。熱を溜めないよう食べ過ぎない、刺激物を避ける。
ただし冬に摂取する場合は冷えすぎないよう食べ過ぎに注意。
おすすめ:セロリ、きゅうり、クレソン、モリンガなど
頭が重い、痰が出る、むくみ、ねっとりした鼻水の湿タイプ
頭がすっきりしない、痰やねっとり鼻水など粘性が高い分泌物がでる、足がむくみやすい、舌に苔がついているなどの症状があれば
体に「湿」が溜まっています。
花粉症は「水滞」による症状ともいわれ、湿気が悪さをしている場合が多いのです。
対処法
余計な水分を溜めないように、水分を出せる身体を作りましょうおすすめ:はとむぎ、冬瓜、大葉など水を出してくれる食材
今からできる体質改善と花粉症対策で軽く乗り切ろう
花粉症の対策は、花粉が飛び始めてからでは不十分。
花粉が飛ぶ前から、身体の体質改善を始めておくことが大切です。
冬の間に養生しておくことが、春になって花粉症を軽くのりきるコツ。
まだまだ先のこととと思っていると、案外すぐシーズンが到来します。
お正月明けの今だからこそ、しっかり養生して、春に備えましょう。
参考:イスクラ産業株式会社
http://www.iskra.co.jp/kanpo/chiebukuro/tabid/239/Default.aspx
i kanpo http://www.ikanpo.jp/
花粉症対策におすすめな、
デトックスアイテムをGETしてアレルギ-体質を改善し花粉症に備えよう
ねっとり鼻づまりや、目のかゆみが気になるタイプへ
余分な熱を冷ますデトックスアイテム モリンガのサプリメント
老廃物が体内にたまって、血の巡りが悪くなっていたり、
余計な熱がこもっている体質にはモリンガをおすすめします。
オーガニックモリンガタブレット
寒気が気になる方や、水っぽい鼻水が止まらない・・・という方は
体を温めてかつデトックスできるものがおすすめです。
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