何をやってもガサガサひび割れが酷かった私のかかとがある日突然つるつるに。砂糖抜き生活の思わぬ体感とは。本当のアンチ・エイジングは、足し算ではなく、引き算です。

何をやってもガサガサ汚かったかかとがコンプレックスだった私

私が住むカリフォルニアは、年中暖かいので、カジュアルな格好で、足元もサンダルを履いている人が多いです。
フォーマルな靴でも、足の側面を見せるような露出度の高いものが人気があります。


でも、たとえ綺麗なデザインの靴を見つけても、サンダルだったりすることが多く、かかとがひび割れたりして汚い私は、サンダルを履いて汚いかかとを見せる自信がなく、買うことがためらわれて、ずっと残念な思いをしていました。


家でローションやクリームを塗ったり、ネイルサロンで、かかとケアやパックをしてもらったり、いろいろ試していたのですが、
なかなかよくならないので、諦めて、もう長いことほったらかし。

こうなると私の中では、女性としてのオシャレも諦めて、自分のことをかまわなくなるモードになってしまっていたのです。

『何をやったって、無駄ですもの！　加齢による劣化には抗えない。もう私は終わったのよ』

なんてちょっとオーバーですが、一時はそんな後ろ向きの気持ちを持っていました。

突然、変化したかかと。

以前の記事で書いたように、
何故あんなにおりものが多かったのか？長いこと止められなかった甘い物がもたらした大きすぎる代償。甘いものを食べることを、やめられませんでした。癌になって子宮と卵巣と卵管を失うまでは・・

健康を取り戻すため、砂糖を摂らない食生活を始めたのですが、それを始めてからわりとすぐ、2週間後くらいのときに、ふと、あることに気付きました。

「あれ、かかとが、きれいになってる？！」

今まで、あれほどザラザラだったかかとが、なんと、つるつるになってきたのです！

残念ながら、ビフォア、アフターの写真がないので、この驚くべき違いをお見せすることはできないのですが、
これまで何をしても象の皮膚のようにザラザラでひび割れしていた私のかかとが、ひび割れもなくなって、つるつる、すべすべになっていたのです。


（これ、私ではありませんが、イメージとしてはこんな感じです！）
半信半疑の私は、翌朝も、またその次の日も、まだかかとがつるつるだったので、ようやく嘘じゃないんだ、と納得しました。

ツルツル、サラサラ、この変化はなにゆえ？？

ちょうど髪をとかすときに、髪のほつれ等で途中でひっかかってしまうことがあるように、
かかとを指で撫でると、ひび割れにひっかかってしまう女性としては、なんとも情けない有様だったのが、今では指で撫でても、どこにもひっかからずに、するっと進むのです！ローションもクリーム等も何もつけていないにもかかわらず、です。


まるで象の肌のようになってしまった、かかとは、私にとってネガティブな老化・エイジングの象徴でした。
それが、こんな風に昔の柔らかさ、潤い、瑞々しさを取り戻すなんて！


そして、その原因として思い当たるのは、
砂糖を食べなくなった、というシンプルな事実だけ！
そう、本当にそれだけしか思い当たらないんです。


砂糖抜きの他に、白いご飯、白いパン等のいわゆるエンプティカロリーと呼ばれるジャンクフードは食べなくなったので、そのせいもあるかもしれません。
しかし、私にとってダントツで一番大きな食生活の変化は、本当に大好きだった甘い物をやめるということでした。

そう、毎日1個か2個は食べていた菓子パンやクッキーやケーキ等をすっぱり断ったことだったので、
おそらく、砂糖断ちによるものだろう、という確信があります。


実は、砂糖抜きの食生活を始めたとき、効果として一番期待していたのは、痩せることでした。
そちらの方はまだまだ、という感じですが、まさか、加齢とともに諦めていたかかとがきれいになるとは、本当に嬉しいサプライズでした。

勿論専門家的な目線で見れば「砂糖抜きのせいだけではない」のかもしれませんが、
肌の老化の一つの要因になっていたのではないかという疑いは否定できません。

末端がきれいになるということ＝それまで末端に栄養が行き渡っていなかったということ

アンチ・エイジングという言葉が普通に使われるようになって、かなり経ちますが、

女性の場合、年齢を感じさせるのは、先端だそうです。
毛先やかかと、ひじ、指の先。

身体も、栄養が足りてなかったりして余裕がないときは、命にすぐ影響するわけではない末端から切り捨てられていくとのこと。
ということは、かかとの皮膚の細胞に生気がよみがえってきたというのは、かなり身体全体の栄養状態が改善してきていると考えていいのではないか、と嬉しくなりました。

かかとに比べて、肘や指先はまだつるつるには行かないのですが、少し良くなってきたように思えます。


これからは、今まで躊躇していたこんなサンダルや
こんな露出度高めの靴も、思い切って履いてみようかなと楽しみです。

肌が汚くなるのは我々が知らないうちに長い年月の間、汚してしまうから

おはずかしながら、これまで、顔に塗るものは気をつかっていても、足はどうも面の皮がもっと厚いので、（笑）
その成分等についても、あまり気を付けてはいませんでした。


いわゆる海外でよく販売されているFoot Creamと呼ばれるものや適当なローションをつけていました。
時々ネイルサロンに行ったときに、ケアをしてもらうことがありましたが、それはあくまでも外からのケア。

しかし、何もつけなくても、砂糖を抜いただけで、こんなにかかとがきれいになるのは、
もしかしたら、きれいであることが逆に身体本来の姿なのではないだろうか、と思うようになりました。

砂糖や砂糖の含まれる加工食品を摂ることで、
もしかしたら、ものすごい毒を身体に溜め込んでしまっている。しかも、人生の90％以上の長い年月の間。

そのせいで、かかとやひじ、首や顔、身体全体の肌が張りを失い、くすみが生じ、シミやしわになるけれど、
もしかしたら、それは、本当の身体の在り方でなくて、有害なものを摂取しなければ、我々のからだは、もっときれいで生気を保ったままというのが、本来我々の身体のデフォルトなのではないか？、という考えに至りました。

足し算ではなく、引き算のケア

だとしたら、アンチ・エイジングのマーケティング戦略に踊らされて、
食生活や他のライフスタイルを変えるということをしないまま、高額の化粧品等を、勧められるまま、疑問ももたずに買ってしまったりする、
そのメンタリティを見つめ直してみないといけないと思いました。


何か問題があるから、それに対処するために、また外から何かを入れるものを増やす、という足し算ではなくて、
今の状況で、何か不必要なものはないだろうか、摂らずに済むものはないだろうか、という引き算で考えていくことが、
本当のアンチ・エイジングではないでしょうか。

身体が持つ本来の美につながる、デトックス

掃除に例えると、わかりやすいです。

ものが片付かないから、収納家具や収納用品を買ってなんとかする、という足し算。
そうではなく、断捨離のように、いらないものを捨てる、という、単純な引き算。

体もそうです。
食べるばかりではなく、

不要なものを排出する引き算形式。
自分にとって必要なものを、本当にいいものを選び直して、絞り込む。
身体のケアも、人生のケアも、きっと繋がってる、と思わせてくれる貴重な経験になりました。


いらないもの、害になるものを捨てて、本当にいいものを、自らの意志で、流されずに選び取っていくこと。

それが本当に主体的に生きることなんだなあ、という、病を得てからの気づきがありまあした。
IN YOUとのご縁もあり、読者だった私が発信する機会にも恵まれ、本当に有難く思っています。

少しずつだけど、これからも読者の皆さんと一緒に、本当にいいものを試していければいいなと思っています。

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