美肌にもいい影響をもたらすオキシトシンの効果を最大限受け取る方法｜自宅で簡単ナチュラルケア方法２２選

幸せホルモンとして知名度が高く医学番組でもよく耳にする
セロトニンやドーパミンなどと名を連ねて注目されている『オキシトシン』は元々、
陣痛促進剤や母乳の分泌に使用されてきたものです。


ここ数年でこのオキシトシンが注目を浴びているのには、
リラックスや信頼感などをもたらすメンタル効果や美容への効果があるとの情報が
ニュースなど多数メディアにより広まったという理由があるようです。


このオキシトシンは、
実はちょっとした日常の行動を意識するだけでも分泌できてしまいます!!

今回はオキシトシンの詳細や、簡単に分泌させる様々な方法をご紹介させていただきますので、
これを機により一層の『幸せ美体質』を手に入れてみてください!!

オキシトシンとは？女性ホルモンとの関係性

まず気になるのはオキシトシンとはどんなものかというところでしょう。

オキシトシンは、各脳の部位にて機能調整をしている9つのアミノ酸でできたペプチドホルモンです。

視床下部にある室傍核、視索上核にある神経分泌細胞ででき、
下垂体後葉のニューロンから分泌され以下のものに受容されます。


中枢神経
子宮･乳腺･胸腺
心臓･膵臓･腎臓
脂肪組織


また、女性ホルモンのエストロゲンにて増加することも判っています。


発見されたのは1906年ですが、分子構造の決定は1952年とのことでわりと最近です。


このオキシトシンは女性にも男性にも存在するもので、
医療においても長期に渡り幅広く使用されていますが発見当時は少し違う見解でした。


●分娩において子宮収縮させる
●乳腺では筋の収縮をさせ乳汁分泌の促進をさせる


このような働きをするため、女性機能に大切な女性のホルモンとされていたようです。


このオキシトシンにリラックスや美の効果まであるということですが、
具体的にどのような効果があると言われているのかを見ていきましょう。

オキシトシンやセロトニンの気になる効果。幸福を与える物質の特徴

幸福感を与えると有名なホルモンを上げざっと説明させていただくと、このようなところでしょうか。

セロトニン

体内で合成される神経伝達物質であり、
体のリズムや睡眠･体温･神経などを調整し、生活に安定や幸福感を与えます。


ストレスにより分泌が減ると、活力が低下したり人との接触を避け、うつ状態を招きます。

セロトニンを合成する必須アミノ酸であるトリプトファンは、
体内の合成だけでは不充分なため食品などにより摂取することが必要です。

ドーパミン

中枢神経系にある神経伝達物質であり、
運動機能やホルモンの調節をして感情に『快楽』を与え、
アドレナリン(興奮と共に分泌される)などのホルモンの元にもなります。

こちらも摂取が必要なフェニルアラニン(必須アミノ酸)などにより合成されます。

βエンドルフィン

脳内にて機能する神経伝達物質であり、
気分を高揚させて多幸感を与えたり鎮痛薬のような効果もあります。

モルヒネ同様の強い作用から脳内麻薬とも呼ばれます。



これらと並ぶオキシトシンは、
脳下垂後葉から分泌されて女性ホルモンであるエストロゲンにて分泌が増加する神経伝達物質です。


赤ちゃんやペットとの触れあいや恋をしているときなどに分泌が促進され幸福感を与えるため、
『友愛ホルモン』や『愛情ホルモン』などとも呼ばれます。

オキシトシンはこれらの中でも特にこのようなストレス緩和の効果があると言われています。

親密な関係を築こうとさせる効果

誰かを支えたい･助けたいという欲求を高め、そのような行動を促します。

心血管系をストレスによる刺激から守る効果

ストレスにより心拍数が増えると収縮をする血管が、
オキシトシンの分泌により収縮しないようになるためダメージが減ります。

闘争心や恐怖心を減少させリラックスさせる効果

バーミンガム大学の研究グループは、
オキシトシンはアルコール同様のリラックス効果を脳に与えると発表しています。



これだけを見るとオキシトシンは心にも体にも優しいイメージしかありませんよね。

しかしこのオキシトシンは幸せホルモンと言われているにも関わらず、
『ストレスホルモン』の中の一つでもあるというのです!!

ストレスホルモン？オキシトシンには妬みの効果も!?

実を言うと、オキシトシンはストレスを受けることでも分泌されます。


ただしこの分泌は、
きっかけとなったストレスによる心血管系へのダメージを守ってくれるためのものなのです。

オキシトシンは受けたストレスにより分泌され、ストレスによる体への悪影響から守ってくれる。
つまり、自己防衛の効果を果たしてくれるというわけです。


周囲へのガチガチした心のバリアを取り払ってふわふわとさせくれるアルコールのような効果に加え、
ストレスからも体を防衛してくれるオキシトシンは言うことなし!!


と言いたいところですが、やはり表裏一体という言葉通り、
ふわふわとした気分になる故のデメリットがあります。

気分が軽くなる＝普通はできかねるような大きな行動に出てしまう…ということで、
以下のような思考や言動による危険を伴います。


･嫉妬や妬み
･攻撃
･自慢　など

酔うと態度が大きくなる…とはよく言いますが、
まさにそのような状況をイメージすればご理解いただきやすいでしょう。


このようなうっかりな短所を持つとは言え、
沢山の長所に期待の目が向けられているオキシトシンは早速のごとく関連商品が販売されています。

オキシトシンの作用を含むサプリメントが登場!?

オキシトシンはストレス以外に親密な関係などで分泌されるということですが、
『飲むだけでオキシトシンを分泌させる』サプリメントは多数販売されているようです。

トリプトファンを多く配合したサプリメント

トリプトファンはセロトニンやオキシトシンの分泌･増加を促してくれるため、
寝起きの悪さや入眠など睡眠の悩みを抱える方や更年期障害に悩む方からの高い評価のが見られます。

セントジョーンズワート成分を配合したサプリメント

　
セントジョーンズワートはセロトニンやオキシトシンを増やす効果があるハーブで、
海外ではうつ症状の患者へ使用をされたりとストレス緩和への効果が期待できます。

口コミでも生活や気分が充実を感じるといった喜びの声が上がっているようです。


オキシトシンには美肌に導いたり脂肪を燃やすといった美容の効果まであると広まり、
このようなサプリメントは大変人気があるようです。


しかし厚生労働省によると、セントジョーンズワートの成分は
服用している薬の効果を弱める他、過剰摂取により身体へ悪影響が及ぶ可能性があり、
通院中もしくは妊娠中や授乳中の方は注意をする必要があるとのことです。

　
サプリメントではありませんが、欧州ではオキシトシンの経鼻薬が授乳促進に承認されています。

しかしこれも吸引後の金銭の取引で損害を被っても
投与により再度相手を信頼してしまうという実験結果が出たことなどが問題視され、
日本においては承認されていないという現状にあります。

サプリメントや医薬品の研究には期待を寄せたいものですが、
私たちが簡単に実践できる分泌の促進法も実はあるのです!!

タッチケアでオキシトシンは分泌できる!?

スウェーデンにおいて病院などでも推奨されつつある「タッチケア」をご存知でしょうか??


大まかな説明をすると、背中をリラックスした状態で10分間ゆっくりさすってもらう…というもので、
繰り返し行うことで認知症や不安症状、痛み、暴力などの
問題解決に効果があったという様々な成功例が上がっているようです。


人間は痛み･ストレスなどを感じることで脳の扁桃体が不安や恐怖による影響を受け、
これが痛みや認知症を悪化させると判明しつつあるようです。


強い痛みやストレスが続くと扁桃体の興奮状態が続いてしまうのですが、
タッチケアは触れてさすることでオキシトシンが分泌され
扁桃体の興奮を静めて血圧の上昇や痛みを改善に導いてくれるという、理に叶った方法なのです。

更にこのタッチケア、受ける側だけでなくさする側にも効果が期待できるというので嬉しいものですよね!!
　

扁桃体の興奮を抑えるのは脳の「前頭前夜」という部分なのですが、
オキシトシンを分泌させるには脳に近く刺激を伝えやすい『首』へのアプローチも効果的と言われています。

　　
●首の後ろのツボを刺激する

●首をほぐしたりタッピングする

●首や耳の後ろに優しく触れる

●首を温める
　

自力でも簡単にできるこのような方法で、
タッチケア同様、痛みや高血圧、うつ症状などが改善したという声は多いようです。　


この他にも『触れること』による方法は、

●ハグをする

●恋人や家族、ペットなどとのスキンシップ

●見つめ合いながら手を握る


などでも効果を期待できるようですが、一人でも簡単にできる方法も存在します!!

匂いでオキシトシン効果が期待できるナチュラルな方法

オキシトシンの匂いが人を信用させるということは
チューリヒの研究チームの実験により証明されており、
経鼻薬同様に悪用の心配をされつつも機能障害への適用に期待をされているようです。


この匂いによる効果をアロマオイルで代用し、
空間をも幸せいっぱいな香りにするのは一石二鳥でとてもおすすめです。


ここで注目すべきは、触れあうことや心地よいことによりオキシトシンが分泌されると、
リラックス状態のとき分泌されるセロトニンも活発になるということです!!


これはオキシトシンとセロトニンどちらかが分泌されるともう一方も分泌されるということで、
どちらかに効果があるオイルを使えば相乗効果を狙えて丸もうけというわけです!!


今回はそれぞれの分泌の促進におすすめなアロマオイルをチョイスしてみました。

オキシトシンにおすすめなオイル

ローズ

傷や孤独などをゆっくりと和らげ幸福感を与え、自信や信頼を取り戻させてくれます。
　

ネロリ

安心感を与え心を鎮静させ、感情の解放へ導いてくれます。

パルマローザ

神経系に働きかけて、柔軟さを与えてくれます。

イランイラン

イライラした気分を鎮静させ、喜びや自信をもたらし気分を高揚させてくれます。

ジャスミン

抗うつ作用があり、喜びや愛情を見いださせてくれます。　

セロトニンにおすすめなオイル

ラベンダー

負担などによる重たい心に自信や活力を与えてくれます。

プチグレン

鎮静と高揚どちらの作用もあり、自律神経を整える効果が期待できます。

クラリセージ

混乱を和らげて心を強く安定させ、
女性ホルモンの調整やPMS･月経不順などにも効果が期待できす。


これらのように緊張をゆるめうっとりするような甘い香りをディフューザーを使って拡散させたり、
アロマスプレー作りに使ったり…『触れる』相乗効果も狙い、
キャリアオイルにブレンドしてお肌のケアや大切な人へのマッサージに使用するのもよいでしょう。

首へのアプローチも兼ねて、
お湯に２滴ほどの精油を入れタオルを浸した温湿布をするのも有りですね。


覚醒して元気になるようなペパーミントなどの香りは、
リラックスから遠ざかるため使用しない方がよいでしょう。

また、アロマオイルには
妊娠中や疾患がある方などの使用がNGとされるものもあるのでチェックを忘れないでくださいね!!
　

簡単にオキシトシンを分泌促進ができるナチュラルな方法!!

体に触れたりアロマオイルを使用する以外にも、オキシトシンの分泌を促す行動は日常にたっぷりと溢れています。

●大好きなものを食する

●好きな人や動物の画像を見る

●ペットと生活する

●かわいらしいぬいぐるみを抱き締める

●ヒーリング音楽をきく

●読書や漫画を楽しむ…


など、いずれの方法にしても
『心地いい』『大好き』『信頼や安心』という優しく愛しい気持ちがポイントとなるようですね。


日頃からふんわりとしたいい気分でいられるよう意識をすることで、
毎日を頑張る自分を沢山幸せな感覚で満たしてあげたいものですよね。

　　

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