日本の教育、このままでいいの?子どもの幸福度世界1位のオランダに学ぶ、オランダと日本の教育の違いと、オランダ流子どもが幸せに生きるための方法。
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日本の子育てについて考えた時、おそらく真っ先に、以下のワードが上がってくると思います。
お受験
勉強・・・・
教育熱心、というと平日は習い事に通わせ、小さな頃からお受験のために毎日遅くまで塾通い・・・
そんな子もたくさんいると思います。
でも、これが本当に子どもにとって幸せなことなのか?
あなたも、考えたことはないでしょうか。
今回は他国から見る子どもの教育について比較してみましょう。
ユニセフの調査で子供の幸福度総合1位になったオランダってどんな国?
オランダと言えば、風車とチューリップ、そしてとても身長が高く、ドラックも合法。
そんなイメージしかありませんでしたが、
2007年と2013年に行われたユニセフの「ウェルビーイング調査」において
①物質的豊かさ
②健康と安全
③教育的豊かさ
④行動とリスク
⑤家と環境
の項目と子供への聞き取りから順位をつけ総合で1位になったのがオランダと知り、
「墓場からゆりかごまで」の北欧が一位だと思っていたので、どうしてオランダなの?どんな国なの?と興味を持ち、今回調べることにしました。
オランダの国民性:家族との時間を大切にし、無駄なお金を使わない自由さ。
オランダの国民性を一言で表すと質実剛健。
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましい。
ケチとも言われるが、衣服や自分の虚栄心を満たすものにはお金をかけず、寄付などにはお金を快く出す。
仕事においては、パートタイムの割合が非常に高く、収入が少し減ろうが、家族との時間を大切にする。
お金にも時間にもメリハリがあり、何が自分たちにとって大切なのかをよくわかっている印象を受けます。
他のヨーロッパの国々と同様、レディーファースト、人に媚びたりしないので、一見無愛想な印象を受ける場合もあるが実際は話好きで、近所付き合いもある。
裏表がないし、ドラックもお酒もSEXもオープン。
選択肢が広く、それを選ぶことは自己責任。
寛大な国・・・・・というのが今回調べたオランダの国民性。
そして、自転車やキャンプも好きみたいですね。
アウトドア、エコな遊びが好きな印象。
自由だから、子供が幸福なの?
ユニセフの調査の項目を細かく見ていきましょう。
調査の対象となった29カ国の11歳から15歳の子供たちです。
日本は総合6位です。教育的豊かさと日常生活上のリスクは1位ですが、驚くことに物質的豊かさが21位と低くなっています。
①物質的豊かさ(21位)
「物質的豊かさ」は「相対的貧困率」と「物質的剥奪」という2つの要素から行われている。
「相対的貧困率」は標準的な所得の50%未満の世帯で暮らす子供の割合で比較し、割合が大きいと評価が下がります。
日本は14.9%、1位のフィンランドは3.6%。「物質的剥奪」は所得だけでは表されない、実際の生活水準を測る方法として広く使われているもの。
ここでは、「子どもの年齢と知識水準に適した本」「修学旅行や学校行事の参加費」「宿題をするのに十分な広さと照明がある静かな場所」などの8品目のうち、2つ以上が欠如している子供たちの割合を指す。
子どもの相対的貧困率22位、子どもの剥奪率18位。
②健康と安全(16位)
「健康と安全」の内訳は、乳児死亡率4位、低出生体重児出生率26位、予防接種率11位、子どもの死亡率7位。
子どもの死亡率や予防接種率では上位だったものの、
低出生体重児出生率(2,500グラム未満で生まれる乳児の割合)で最下位だったことで、分野別の順位が引き下げられる結果となりました。
日本は、低出生体重児出生率が70年代後半から2000年代後半にかけ倍増した特異なケースであることも、報告書は指摘しています。
その理由としては、低体重の女性の増加、若い女性の喫煙の増加、妊娠中に厳格な食事管理を行う傾向、所得格差の拡大などが挙げられています。
③教育的豊かさ(1位)
教育分野の内訳は、就学前教育就学率6位、高等教育就学率10位、ニート率10位、PISA学習到達度テストの平均点2位。④生活上のリスク
(1位) 肥満児の割合1位、毎朝朝食をとる割合1位、10代の出生率4位、飲酒する割合1位、いじめを受けたことがある子どもの割合12位となった。⑤家と環境(10位)
「住居と環境」の内訳は、世帯1人あたり部屋数15位、子どものいる世帯のうち住宅に複数問題がある世帯の割合17位、殺人発生率2位、大気汚染8位。<ユニセフHP参照>
子供の心理面だけでなく、安全や教育、発育様々な角度から調査されています。
幸せは様々な環境要因と子供の幸せと感じる心がシアワセという状態を作り出すのだと思いました。
日本の項目で注目すべきは、
⑤家と環境の項目の殺人発生率2位には驚きます。
家族間の殺人が多いということです。
それはどういうことを表すのでしょうか?
「抑圧」「コミュニーケーション不足」この辺りがキーワードになってくるでしょう。
日本の子供の貧困率が問題。7人に一人が貧困という悲しい現実
広島県が小学生に朝食を無料配布へ
ご存知でしょうか?
日本では今、低所得者の小学生の朝食抜きが問題となっています。
保健室で朝食を食べていない生徒に、前日の残りのパンや牛乳を渡すケースも多くなってきているのです。
そんな中、広島県が来年度から公民館なので小学生に対し朝食の無両配布を始めました。
海外のようにストレートチルドレンがいるわけでもなく、普通に小学校に通う子達。
先進国の中での子供の貧困率がとても高い事に驚きとショックを受けました。
そして、注目すべきは
「物質的剥奪」
「子どもの年齢と知識水準に適した本」
「修学旅行や学校行事の参加費」
「宿題をするのに十分な広さと照明がある静かな場所」などの8品目のうち2つ以上が欠けているという項目で下から4番目という順位という点です。
貧困が問題でこれらの環境が与えられないこと。
また親の価値観で子供にかける
費用の優先順位が低いということも考えられます。
税金の使われ方でもそうですよね。
高額納税してくれる人たちに優しい国日本・・・
なんとなく子供には我慢をさせるとか、
小さい時から贅沢をさせないとか、厳しく育てた方がいいとか。
そんな風潮が根強く残っている印象を受けます。
その反動で逆に変な甘やかしをしたり、「褒め殺し」みたいな教育をしてみたり、そんな親たちもいます。
目先の損得や小手先の子育て法に振り回されることなく、しっかりと子育てをしていけたらと思います。
オランダの子供には宿題も受験戦争も通知表も反抗期もない
オランダではイエナプランを採用している学校が多い。
イエナプランとはドイツで始まった教育法で、子供たちを異年齢のグループにクラスを編制するのが特徴。
①学級は異年齢の子どもたちによって構成される。
通常、3学年にわたる子どもたち、例外的に2学年にわたる子どもたちの場合もある。学級は『根幹グループ(ファミリー・グループ)』と呼ばれ、学級担任の教員は「グループ・リーダー」と呼ばれる。毎年新学年になるごとに、年長の子どもたちが次のグループに進学し、新しく年少の子どもたちがグループに参加する。原則として、グループ・リーダーは交替しない。
②学校での活動は、会話・遊び・仕事(学習)・催しという4つの基本活動を循環的に行う
。会話はサークルを作ってグループリーダーも生徒と共に参加して行われる。遊びは企画されたもの、自由遊びなど様々な形態が用いられる。
仕事(学習)は、自立学習と共同学習の2種類がある。催しは、週のはじめの会、週の終りの会、特別の年中行事、教員や生徒の誕生日などで、喜怒哀楽の感情を共有して学校における共同体意識を育てることに目的が置かれている。
また、この4つの活動を循環的に行うために、時間割は教科別で作られず、4つの活動のリズミックな交替をもとにして作られる。
③生と仕事の場としての学校。
学校は、子どもと教員と保護者とからなる共同体とみなし、子どもが大半の時間を過ごす場として、リビングルームとしての環境づくりを強調する。④学校教育の中核としてのワールドオリエンテーション。
教科別の学習をつなぎ、それに基づいて『学ぶことを学ぶ』ために設けられた総合的な学習の時間が尊重される。⑤インクルーシブな教育を目指し、生徒集団を、可能な限り生の社会の反映としてとらえ構成しようとする。
そのために、早い時期から、特別のニーズを持つ障害児らの入学を積極的に認めてきた。<ウィキペディア参照>
勉強ができるかどうかよりも、人として社会の中でどのような振る舞いをするのかが評価される
オランダでは日本の学校のように何かを覚えたり、計算をしたりいわゆる「学問」に重きを置いていません。
コミュニケーションや多様化する社会に対応するために必要な自立を促す教育がされています。
これは学校だけでなく、家庭でも同じです。
過干渉にならず、子供を一人の人間として認めています。
通知表はありますが、他の生徒と比べるように全体の中のどの位置にいるのかを示すのではなく、
「一般的な学習経路にちょうど沿っている」というような表現で示されるそうです。
そして、「性格評価」の項目の方が大切にされていてお友達と仲良くできているか、机は綺麗に整頓されているか、
穏やかでのびのびした態度で生活しているかなど。このような通知表を見れば、子供は何に重きを置くことが大切なのかを知ることができるでしょう。
宿題は小さな子供にとって時間の無駄
学習能力を深めるためには役立たないことは多くの調査で分かっています。オランダでは、楽しく遊ぶこが良い成績をとることよりもずっと大切だと考えられているのです。
受験戦争もなく、その大学に必要な基本的な学力があれば大学に入ることができます。
そして、日本では反抗期は当たり前、成長過程で必要なものという考えもありますが、オランダではありません。
なぜなら子供たちは、自分を主張をするために、反抗することは格好が悪いと思っているのです。
それよりも大人らしい自信を持ち、物事に対処したいと望んでいるようです。
小さい頃から躾と称し、大人のいいなりになるように、育てられていないオランダ人。
悪いことやマナーはしっかり教えますが、子供が納得するように説明し、大人が見本になるように行動します。
このことで子供は親の言うことの本質をしっかり理解し、また親がそのように行動しているのを見て、真似をしようと思うのです。
反抗期というのは抑圧された感情の放出なのです。
パートタイマーでも、日本よりも地位が高い。これにより女性の労働参加率は向上した。
収入よりも子供との時間が大切。パートタイマー率が高い
オランダではパートタイマーの割合が男性が26.8%、女性は76.6%に上ります。
日本でも最近パートで働く人が増えたと言われますが、2011年時点の調査結果で男性13.8%、女性45.9%ですから、これと比較してもかなり高い数値です。
なぜこれほどに女性のパートタイマー率が高いのか、それはオランダ政府が女性の社会進出を促すために新たな法律を作ったためです。
「フルタイム労働者とパートタイム労働者との間で、時間当たりの賃金、社会保険制度への加入、雇用期間、昇進等の労働条件に格差をつけることを禁じ、両者を労働時間数に比例して平等に扱うこととした」(「オランダ パートタイム労働者の均等待遇」より)
この法律によりパートタイマーの地位が上がり、女性が働きやすい環境ができたことで、女性の労働参加率は向上し、パートタイマーが増加したとされています。
オランダでは「母親は家で子供の面倒を見るべき」という考えがあります。
しかしそれは、世間的にそうだから。
というのではなく
「私が子育てをしたいから。」
「子供との時間を大切にしたいから」そんな思いがあるようです。
日本のお母さんは子育てを心底楽しんでいますか?そして自分の人生を楽しんでいますか?
自分が幸せでないと子供を幸せにできない
オランダの女性は、自分軸をしっかりと持っています。子供とも一緒にいたいし、仕事もしたい。他人からどう見られるということは関係なく、自分がどう感じるかを大切にしています。
生活にもお金の使い方にもメリハリがあります。
経済協力機構(OECD)の調査ではオランダ人の仕事の生産性の評価は非常に高いということです。
効率よく仕事をし、よく遊ぶ。
そして、男性が女性をしっかりサポートできている。
それはきっと子供の頃から多様性を認め、コミュニケーションをしっかりと取ることが当たり前に育ったから、
女性は旦那さんに自分の要望を上手に伝えることができる。自分のやりたいことが出来、仕事も楽しい、旦那様との関係も上手くいっている。
お母さんが幸せなら子供を幸せにしたいと自然に思いますよね。
よくコップの水にたとえられますが、自分の幸せコップが満たされれば、周りにもわけることができるのです。
鎖国をしていた日本。島国の日本。もっと世界を知るといい。
鎖国をしていた、島国の日本。
そのおかげで、良い面も多くありますが、世界の流れから遅れてしまっている部分もあります。
インターネットや本なので世界のことをすぐに調べることができる時代。
実際に飛行機で世界中どこでもいけます。
比較する対象があるから、日本の文化や日本人の気質がわかるし、良い面を再認識したり他国から学び改善することができるはず。
そして、お母さんは「子供のために日本を良くしたい!」そんなモチベーションを持って多くの事を学ぶことができると思うのです。
前向きで生き生きしているお母さんは、子供にとって一緒にいて楽しいはずですし、
親のそんな背中を見せることは、子供を賢くしようとしたり、躾をする以上に、子供の幸せに直結すると思うのです。
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