子どもの好き嫌いを無理に強要する必要はない!好き嫌いは子どもの本能が働いている証拠です。
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
昨年4月に生まれた娘ももうすぐ10ヶ月を迎えます。
毎日一緒にいるのに本当にあっという間に感じます。
さて、 育児つながりで小さいお子さんを持つママと普段から話をする機会が多いのですが、
子どもを育てる際の悩みとして話によくのぼるのが「子どもの食事の好き嫌い」。
「子どもが離乳食を食べてくれない」「子どもが野菜を嫌がる」などなど…
子どもの身体を作る食事ですから、なるべく色んなものを好き嫌いなく食べて欲しいと思うのが親心というものでしょう。
ですが子どもの好き嫌いは無理に強制する必要はないというのが私の見解です。
この理由について今日はお話したいと思います。子どもの好き嫌いは間違っていない
よく、「うちの子は食べ物の好き嫌いが多くて…」とか「決まったものしか食べなくて困っている」など、お子さんの食事にまつわる悩みを耳にします。
「好き嫌いが多いこと=だめなこと」とお思いではありませんか?
なぜ私たちは子どもの好き嫌いが多いことを否定的に捉えるのでしょうか。
食べ物の好き嫌いは本当にいけないことなのでしょうか。
実は、子どもに好き嫌いが多いというのは当たり前のことなのです。
なぜなら、子どもは自分にとって「必要ではないもの」は自身でよく分かっているからです。
自分に必要のないものだから、食べないのです。
子どもが野菜を嫌う理由
例えば多くのママやパパが心配しているのが、「子どもが野菜を食べない」ということ。
単に子どもがわがままだから野菜を食べないというわけではなく、これには納得できる理由があります。
基本的に野菜は抗酸化作用が高いと言われています。
抗酸化作用とは、活性酸素を抑える働きのことです。
活性酸素は増えすぎると血管や細胞を傷つけて体の内側を酸化させ、動脈硬化や生活習慣病を招きます。
抗酸化作用がある野菜は、この活性酸素を抑える作用がある、つまりデトックス作用が強いと言えます。
特に青、紫、緑の野菜にはこの作用が高いです。
ピーマンなど苦味のある野菜がそうです。
また子どもが好んで食べない春の山菜には苦いものが多いですよね。
何かと溜め込みやすい冬の間に体に溜まった毒素を、春の山菜を食べることで排出させることができるという理にかなった自然の仕組みがあります。
ここでいう「毒素」とは、これまでの食生活の中で身体で消化しきれずに溜まった添加物やプーファ、またストレスや環境ホルモンのこと。私たち大人には長年の現代生活の中でこの毒素が溜まっていますから、デトックス作用のある苦い野菜を美味しく感じます。
プーファについてはこちらの記事をご覧ください。
ブームの中で語られなかった「オメガ3の事実」。良かれと思って買っているあなたへ。亜麻仁油、えごま油を避けた方がいい理由
子どもにはデトックスが必要ない
ですが小さい子どもは大人に比べて毒が溜まっていません。
したがってデトックスも必要ありません。
昔は嫌いだった野菜が大人になった今では美味しく感じるようになるというのはよくある話ですよね。
わたしの場合は春菊などがそうでした。
これはどういうことかというと、まだ自分の中に毒素が溜まっていなかった頃はあえてデトックス作用のあるものを食べる必要性がないので、
その苦味を受け入れられなかったということです。
そして大人になると身体が春菊のデトックス作用を欲するので、次第にそういった苦い野菜を美味しく感じるようになるのです。
ですから、子どもが特定の野菜を食べないからといって強制的に食べさせなくてもよいでしょう。
良かれと思って無理やり食べさせることは、デトックス作用で逆にいいものを排出させてしまうことにもつながります。
本来人間には必要な時に必要なものを選び取るセンサーがあります。
子どもが本当に必要なものを欲する感覚を狂わせてしまわないことが大事と言えます。
例えば添加物たっぷりの加工食品やお菓子をいっぱい食べさせると、その感覚が狂ってしまいます。
なるべく自然なものを食べさせるようにしていると、人工的なものを美味しいと感じない子に育ちますよ。
子どもは本能で必要な食べ物がわかる
子どもは大人と違って本能のままに生きているので、自分に足りない栄養素というものを実はよく分かっています。これは自然界で生きている動物も同じです。
例えば、鹿は木の葉や実や草を食べます。
しかし同じ植物をずっと食べ続けるということはしません。
植物は光合成をし、木の実を動物に食べてもらい、動物の糞で種を運んでもらって、別の場所で発芽します。
葉っぱや木の実を食べ尽くされては子孫が残せないので、植物には子孫が絶えないように多少の毒性が含まれています。
葉っぱや木の実には毒が含まれているということを鹿は本能的に知っているからこそ、
同じ植物をずっと食べるということはせず、ある程度食べたら次の植物へと食べる物を変えていくのです。
人間の子どももこういった動物と同じく、本能で自分にどんな栄養が必要でどんな栄養が不要かが分かります。
ご飯じゃなくてフルーツを欲しがる時
子どもがママが与えた食事を食べずに「フルーツが食べたい」という意思を見せたらどうしますか?
きっとそのような時、元気で活発でよく動き回る子どもは、エネルギー源になる糖を補給できるフルーツが食べたかったということ。
頭ごなしに「今はこのごはんを食べなさい!」と食べさせることが本当に子どもにとって良いことなのでしょうか。
まだ毒素がたまっていない子どもは、母親が思っている以上に自分の事をよく分かっているのです。
ですから、「これを食べさせなきゃ」「あれも食べさせなきゃ」と根を詰めないでください。
子どもに何を食べさせるかは、子どもの状態をよく観察して決めてあげてほしいと思います。
うんちやおしっこの状態を毎日きちんと見てあげて、それが正常であれば過度な心配はいりません。
食べた物をまだ消化できていないのであれば、「まだこれを食べるには早いよ」と、湿疹や下痢など身体のサインが教えてくれます。
大人も本来の感覚を取り戻せる
目の前にいっぱい食べ物があっても、子どもは食べすぎることはありません。
彼らにとってちょうどよい加減で「もう要らない」となります。
大人の感覚でつい「え、もうごはん終わり?もうちょっと食べたら?」と子どもに言ってしまうことはありませんか?
でも子どもは自分に必要な量を食べたらそれ以上食べることは本来しません。
対して大人は、いくらお腹がいっぱいでも目の前に美味しいものがあるとついつい口にしてしまいます。
胃袋はいっぱいでも、目や脳がその誘惑に勝てなくてついつい食べ過ぎてしまう…という方は多いと思います。
これは本来備わっている本能(感覚)が狂ってしまっているということ。
その狂ってしまった感覚で暴飲暴食などを繰り返します。
現代人のそういった行為はストレスによるものも多いかと思います。
ストレスによって全体の調和がとれなくなってしまい、本来備わっている生理機能が乱れ、身体も心もバランスを崩します。
そうしてますます間違った選択を続けて悪循環に陥り、健康が損なわれて、病気になってしまうのです。
その食欲は本物ですか?
ただ必ずしも今食べたいものが必要なものとは限らないケースもあります。
例えば、もしジャンクフードやスナック菓子、加工品など自然ではない食べ物などを無性に食べたくなった時には、
まず本当に身体と心が「それを欲しい」と言っているのか、少し立ち止まってみてください。
もしかするとそこには疲れや不満、不安やイライラなど、本能を正しく使えなくしている原因があるかもしれません。
それに気づくと少しでも身体に負担となる食べ物の量を減らすことに繋がります。
私たちは自然の一部であり、本来はわざわざ頭で考えなくても自分にとってよくないものは自然と遠ざけて、
自分にとって必要なものだけを求めるようにできています。
その感覚を取り戻し、本来の自分でいたいですね。
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