お腹の張りは「単なる食べすぎ」のせいじゃない?東洋医学から見るお腹の張りと膨れの原因と対策。「腹証」で心と体のチェックをしてみよう。
お腹の張りは「単なる食べすぎ」のせいじゃない?東洋医学から見るお腹の張りと膨れの原因と対策。「腹証」で心と体のチェックをしてみよう。
ワンピースを着ると目立つお腹の張り・・・
セールで見つけた可愛いワンピース、今日着ていこう♪
なんて着たものの「あれ?胃のあたりが膨らんで妊婦さんみたい・・・。」
こんなこと、実は私が10代のときからありました。
確かにヤセ型でもなく、もりもり食べていたので、「お腹くらい出るわな~」なんて思っていたのですが、
漢方を学ぶようになり、この腹部の出っ張り、単純に食べすぎ 太りすぎだけじゃないと知りました。
カチカチだった胃の周り
私は胃が弱く、食生活が乱れると胃痛や胃もたれに悩まされていました。手の平を胃のところに乗せてお腹を温めたり、手でさすったりして、緩和していたのですが、そのときに感じた感触が
「かたっ!!」
そうです、お腹がはって前に出てるだけでなく、
指で押しても体の中に沈まないくらい腹部が硬くなっていたのです。
胃カメラをしても異常はなく、「お腹がコるってあるのかもな?」なんて思ってたのです。
それは大幅に間違っているというわけではありませんでした。
漢方の見立てでは、その硬さはひとつの視診となりえるのです。
東洋医学の四診でお腹の張りやお腹の硬さでからだを知る
血液検査や、レントゲンなどの検査方法を持たなかった東洋医学の時代は、
様々な方法で患者の体の状況を診ていました。
【四診(ししん)】
・望診 患者を目で見る
・問診 患者に話を聞く
・聞診 患者の口臭・体臭などの匂いや声の調子などを聞く
・切診 古典的な方法である「脈診」と、日本漢方で発展をとげた「腹診」があります
そして日本で独自の発展を遂げた漢方では、
腹診が治療において大きな診察基準でした。
適度な弾力があり柔らかさをもった、もっちりとした感触のお腹が、健康の証拠。
漢方の名医は、患者のお腹を触り、どこがどういった状態になるのかを診て処方を決定していました。
お腹の状態を気にしてみるとわかること
多くの人のお腹を診てきた医師とは違い、自分で判断するのは難しい腹診ではありますが、ちょっと気にするだけで毎日の体調を知るバロメーターにもなります。
生理の前後、飲み会続きの週、ストレスが溜まっているとき、苦手な夏場・・・。
微妙にお腹を触ってみたとき、日々のコンディションが違ったりするので、面白いですよ。
「腹証」で心と体のチェックをしてみよう。あなたやパートナーのお腹タイプをチェック!
簡単に自分のお腹の状態をチェックしてみましょう。
パートナーと試してみても。
仰向けに、足を伸ばして寝っころがります。
力を抜いて、深呼吸。
洋服の上からではなく、直接お腹に触れてみます。
指が1~数センチほど入るくらいの力で、
ごりごり押すのではなく、あくまでお腹チェックの強さで充分です。
※妊婦さんは控えましょう また触る前から痛い、触れるだけで痛い場合は適しません
お腹が、冷えている▶︎ 胃腸が弱っているかも
胃腸が弱い、弱っている人に多いです。
前回の記事に記載しましたが、漢方では「後天の気」といって、
生きる気を、食べ物を消化吸収することで得る、とされています。
お腹が冷たい人は、この消化吸収の力が足りなくなっていることが考えられます。
疲れやすい人が多いです。
消化に悪いものを食べていませんか?
または食べ過ぎていませんか?
このタイプは消化にいい食べ物を腹八分目にいただき
体を冷やすものを控える必要があります。
根菜は食養生で体をあたためる作用があるとされています。
私も気をつけてレンコンスープを飲むようにしています。
レンコンパウダーなら保存ができますし、コストパフォーマンスも良いので、
私はよくお味噌汁に入れたり、ヨーグルトにかけて頂いています。
味のクセもなく手軽に根菜を食生活に摂りいれることができるので忙しい方におすすめです。
お腹がじっとり湿っている▶︎ 胃腸が疲れているかも。
「汗をかくのは新陳代謝が良くていいこと!」と思いますが、じとじとした汗の湿り気は元気がない状態。
というのも、漢方では体の表面を守る力が疲れなどで落ちると、
体内の水分がお肌の表面に漏れ出てしまうと考えられています。
寝汗がすごく出てしまう人なども、これが該当します。
眠っている間に緩んでしまって、汗が漏れ出てしまっているのです。
汗を出すと余計疲れてしまうので、かなりお疲れ状態かもしれません。
汗のかきすぎを落ち着かせるのが、東洋医学では
桃、アンズ、びわ、梨が適しているとされています。
(ほどよい酸味が体の表面を引き締めて汗のかきすぎをおさえるため)
お腹がじっとり汗をかいている方は、意識して摂ってみてはいかがでしょうか?
おへその上が硬い、張っている
胃の状態を反映する場所で、胃酸過多や胃腸トラブルがあると張った状態に。
私がそうなので、ときおりチェックして、硬くなっている場合は胃腸に良いおかゆや、体を温める根菜を摂ったりしています。
ふにゃふにゃゆるんで弾力がない
虚弱体質で、体を引き締める力が足りないと、こういった状態になっています。漢方では、ギュッと体を締めるのも力の役割で、そのパワーが足りないとだらんとゆるんでしまうとされています。
私も運動不足で、食べすぎ飲みすぎでダラダラの体になりそうなこともありますが、
これは、単なる不摂生だけで片付けられないということですね・・・。
また、東洋医学や、漢方では「甘い味」は緩める作用があるとされています。
ぐーっと緊張状態で固まってしまったものをゆるめるのは必要なことですが、
甘いものを食べ過ぎるとユルユルになってしまうのです。
漢方では、酸味には引き締める作用があるとされています。
甘いものを多く食べてしまったな~というときは、お酢料理、かりん、レモン、ゆずなど
酸味のある食べ物を摂って適度に引き締めましょう。
昔から日本人の健康食品として愛されている梅干しは、保存もきくので最適な食材です。
食生活ふくめ、きちんと体力を充実させる生活で元気を補って、
引き締まったお腹にしたいですね!
胸の下でみぞおち周辺などの「お腹の上のほう」が硬い▶︎ ストレスがあるのでは。
イライラ、緊張、考え事などがあると、この部分に緊張が出てきて硬くなります。
リラックス状態だと、この部分にそんなに緊張がでることはありません。
該当する方、かなり多いのではないかと思います。
わたしもこのあたりがとても硬く、慣れない仕事などがあった時はテキメンにここが緊張します。
ポイントは、特にイヤだったり苦手なことじゃなくても緊張はしているかもしれない、ということ。
何気なく起こった人間関係の出来事、そんなにストレス度が高いほうじゃない仕事、家庭の事情などなど。
自分では、何事もなくこなしたように感じていても、実は体と心は気を使っていたりするのです。
定期的にこの部分を触ってみて「あれ?張ってる」という感じがあれば、最近の出来事を思い返してみてください。
自分では何事もなかったつもりでも、自分自身にとってグッとお腹が緊張状態になるような出来事があったのかもしれません。
おへその下が冷たい、硬い▶︎ 腎が弱っているかも
東洋医学では、体の生理機能を5つの臓にあてはめ、臓にその機能が司るとしています。
(五行と五臓の話の詳細は、過去の記事をご参考ください)
おへその下の部分は「腎(じん)」という臓の影響が大きいとされています。
「腎」・・・生殖活動、生命力、ホルモン活動 などの作用を司っています。
つまり、おへその下の冷えや張りは、この作用が弱っていることが考えられます。
不妊の方や、男性でもなかなか子宝に授かれない方、婦人科系トラブルのある方、
また加齢が気になってきた方や虚弱体質、大病後の方などもこの部分に違和感を覚えることが多いです。
気になるしこりなどがある場合は、一度検査をしてみることをおすすめします。
マッサージなど人に触れられる機会をいかしてみる
自分の体を知る機会は、意外なところにもあります。
私はマッサージに行ったときに「胃の周りが張ってますね~」と言われました。
マッサージを施術している方は、たくさんの方の体を知っていますので、気になっているお腹状態があれば、客観的な目線から何かヒントを貰えるかもしれません。
また、スポーツトレーニングを受けたときに、トレーナーさんからお腹を手でプッシュされることがありました。
すると、ずっきん、ずっきんと、自分のお腹の動悸、鼓動がトレーナーさんの手に伝わる感覚が。
その動悸の振動によって、トレーナーさんの手も若干上下するのが見えるほどでした。
「どっくんどっくんなってますね。これって普通なんですか?」と聞いてみると
「お腹が柔らかいと、ここまで動悸は振動しない。お腹が緊張状態なんでしょうね。」とのこと。
「私、すごくそのみぞおちの部分が硬いんです。
押しても指が入らないくらい」と言うと「なかなかお腹の状態をそんなに気にする方って珍しいですね。
確かに緊張するとここが硬くなるので、意識して緩めるようにすると良いと思います」と言っていただきました。
スポーツトレーニングと漢方の腹診が、完全な無関係ではなく、この体を通してどこかで繋がっている。とても面白い経験でした。
お腹が教えてくれるあなた自身のコンディション
忙しさに押されて、なかなか自分自身の状態を見つめる時間もとれない、この現代社会。
またコンディションが万全じゃなくても、こなさないといけないことばかりなのが人生です。
そんな中、静かに自分自身の状態を教えてくれるのが、この体、そしてその一部である「お腹」。
言葉は発しませんが、ひそやかにレスキューを訴えているかもしれません。
眠る前のほんの数分、リラックスして腹診をしてみて、体の声を聞いてみてくださいね!
【日本初上陸!こだわり抜かれたオーガニック&ビーガン乳酸菌】プロバイオティクスサプリ
みなさんは腸内環境をととのえ、免疫力をたかめるために何をしていますか??
ヨーグルトを食べる、発酵食品を食べる、etc色々あると思いますが、残念なことにほとんどの乳酸菌は腸に、届く前に死滅してしまいます。さらに動物性の乳酸菌は賛否両論あります。しかも近年では植物性の乳酸菌のほうが効果があるのではないかとも言われています。
体の中に生きたまま届く乳酸菌ってどうやって選べばいいの?
エビデンスのある質の良い乳酸菌を選ぶしかありません。
◆他との圧倒的な違い
ブルガリア乳酸菌GLB44の特長◆
4時間後にも胃酸に強く生きて腸まで届く奇跡のプロバイオティクスが、こちら。通常の乳酸菌は腸に届かないうちに死滅しますが、ブルガリア乳酸菌GLB44を摂取してから、
培養された多数の善玉菌コロニー形成単位は胃酸(pH2~pH8)に負けず、4時間後にも100%生存が見られました。
こちらのオーガニックプロバイオティクス、言うまでもありませんが添加物は一切含まれていません。
乳製品などを使っていないため、ビーガンの方でも楽しめます!
原材料はブルガリア乳酸菌と野菜エキスのみ。植物性だからお腹にガスだまりをしないのが特長のサプリメントです。
ほとんどの乳酸菌は粉乳と化学塩基の複合液体で培養されています。その結果、最終商品にはその物質の少量が混合されることに。
含まれる乳酸菌は原料がラクトースフリー、培養もグルテンや大豆などの主要アレルゲンが一切含まれていない野菜ジュースというこだわり加減。
植物性繊維のカプセルを使い、化学調味料及び人工原料は一切無添加。
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