2020/10/27

【小麦不使用レシピ】コスパ最強で栄養満点！おから入り白玉団子の作り方とアレンジレシピ3選

薬剤師/1歳と3歳児の母。病院薬剤師として8年間勤務。できるだけ添加物をなくし、ナチュラルなものを取り入れる暮らしを実践中！悩みながら忙しくも楽しい毎日を送っています。そんな日々から生まれたレシピや疑問、暮らしの工夫について記事にしています。よろしくお願いします

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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ

みなさん、こんにちは。

近頃はグルテンフリーダイエットのブームやグルテン不耐症・セアリック病などが注目を集め、
グルテンフリーという言葉も一般的になりました。

私も日々の食生活の中で小麦製品はできるだけ摂らないようにしています。

もちろんグルテンが及ぼす体への影響も気になるところですが
実は小麦製品の問題はグルテンだけではありません。

今回は見落としがちな小麦製品の問題点について触れながら、
グルテンフリー＆栄養満点、お財布にも優しいおからを使ったスイーツのレシピをご紹介します。

小麦製品を避けるべき、2つの理由

私たちの周りにはパンやクッキー、ケーキなど小麦製品があふれています。
パンケーキや生食パンといったヒット商品は毎年のように生み出され、
お店には連日長蛇の列ができている・・・というニュースをよく耳にします。

その一方で小麦に対してネガティブな事実があるにも関わらず、大きく報道されることはありません。
私たち日本人にとっても身近な存在となったパンがその代表ですが、小麦製品をさけるべき理由は大きく2つあります。

理由1：グルテンによる健康被害

グルテンの分解物により腸内粘膜細胞が炎症を起こしてできた隙間から入った異物に体が免疫反応を起こし、
アレルギーや下痢、腹痛などの不調が起こるといわれています。

【参考】 Leaky Gut syndrome(腸もれ症候群) あなたの腸は穴だらけかもしれない？

☆「グルテンによる健康被害」について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ！
その原因不明の不調、パンをやめるだけで改善するかも！？思っている以上に影響が大きい小麦製品に含まれるグルテンによる人体への弊害とは

理由２：粗悪な小麦製品が多い

コンビニのパンやケーキ、クッキーなどの小麦粉製品の多くは低コストで作るために多くの添加物が使用され、
また輸入小麦には農薬や、遺伝性組み替えなどのリスクがあるといわれています。

そこで今回は特に、2つ目の理由としてあげた「小麦製品の添加物や農薬の危険性」について
詳しくご紹介しましょう。

コンビニのパンやスイーツなど、市販の小麦製品の危険性

「小麦のグルテンを避けるべき」という考えはもちろん大切ですが、
今の現状では、私たちの周りの溢れるほどの小麦製品がいかに粗悪であるか、
のほうがより大きな問題であると私は考えます。

健康上の懸念から避けるべき小麦製品への添加物は次の通りです。

《健康上のデメリットの可能性が指摘されている、小麦製品への添加物リスト》

・イーストフード：パンをふっくらさせる化学物質。大量生産するため添加される。
・マーガリン・ショートニング(植物油脂)：加工する過程でトランス脂肪酸ができる。
・乳化剤：イーストフードなどそのままでは混ざりにくい化学物質をなじませるのに使われる。
・輸入小麦の農薬：輸送中の虫やカビ予防のため散布する農薬（ポストハーベスト）が残留している。
・増粘多糖類：もっちり感やとろみをつける。発がん性が報告されるものがある。
・ぶどう糖果糖液糖・人口甘味料：微量で甘みがつく。
人口甘味料(アスパルテーム・スクラロース・トレハロースなど)は体内で分解されず、健康被害も報告されている。

これらの添加物は、主にコストを抑えるために添加されているものであり、
決して、安全が保障されているものではありません。

私が小麦製品を避けるようになったのは、安い小麦やこれらの添加物を加えることで原価を下げて
美味しく見せかけている色とりどりの製品があまりに多いからです。

もちろんこだわりの小麦や安全な材料で作られている食品もあり、
私も時々ご褒美スイーツとして美味しくいただいています。

また、グルテンフリーや〜〜不使用、無添加などをうたっている商品の中にも
添加物が多く入っているものがあるため注意が必要です。

大切なことは、本物の素材で作られている食べ物を選び、
自分や家族の体は自分達で守る意識を私たち消費者が持つことではないでしょうか。

☆パンの添加物・農薬についての詳しい記事はこちらです。
農薬まみれの安い輸入小麦で作られた危険なパンの実態｜ポストハーベストの害がない安全なパンの選び方

大手メーカーの市販パンは粗悪原材料で最悪な依存食品！？パン過食の経験から感じた依存性。添加物と農薬が使用される市販パンの実態と、体にいい安全なパンの選び方。

【コスパ最強】グルテンフリーでヘルシーなおから

小麦をなるべく使わない食生活の中で取り入れるべき食材のひとつにおからがあります。
おからは豆腐を作るときにできる豆乳を絞った残りのかす。
食物繊維やカルシウム、マグネシウムなどが多く含まれており、
低カロリーで価格も安いことから、グルテンフリー素材の中で最もコスパのよい食材であるといえます。

おからの栄養素と健康効果

・食物繊維
おからの食物繊維の量は100g中11.5gとごぼうの約2倍。
セルロースという不溶性の食物繊維で腸の蠕動運動を促すことで排便がスムーズになるため
腸内環境が改善されて栄養の吸収率が向上し、美容効果も期待できます。

・カルシウム
骨や葉の成分となる重要なミネラルのひとつです。
体内に最も多いミネラルで血液や筋肉神経にも含まれ、神経伝達や筋肉の収縮、胃液の分泌にも関わっています。

・マグネシウム
体内のミネラルバランスを調整する役割があります。
エネルギー代謝や体温、血圧の調整などに関わっていますが、食品の加工過程で失われやすいため、
現代人に不足しがちな栄養素ともなっています。

・大豆イソフラボン
大豆に含まれるポリフェノールの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用を持っています。
美容効果や更年期障害の改善効果があるといわれています。

おから入り白玉団子とアレンジレシピの作り方

おからは栄養価が高く、安価というメリットがあり、
おやつからおかずの一品まで作ることができる、とても使い勝手のよい食材です。

冷蔵庫では2日ほどしか日持ちしませんが冷凍保存できるため、
いつでも使えるようにストックしておくと便利です。
今回はおからレシピの中で子供に人気のおからのデザートレシピをご紹介します。

【子供のおやつに】基本のおから入り白玉団子の作り方

２人分(16個分)

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材料

・有機白玉粉　60ｇ
・有機生おから　40ｇ
・水　100ｍｌ

下準備

たっぷりのお湯を沸かしておく。

作り方

1、ボールに白玉粉とおからをよく混ぜ合わせる。

2、水を少しずつ加え、ひとまとめにする。

3、半分にわけ棒状にし同じ大きさになるように丸めていく。
（レシピの分量で16等分にできました）

4、沸かしたお湯に全て入れて茹でる。

5、団子が浮いてきたら、さらに1分茹でる。

6、たっぷりの水に取り出したら1度水を入れ替え、氷をひとつかみ入れて団子を冷ます。

7、水を切り完成。

生のおからがない場合はおからパウダーでも作ることができます。

【ハロウィンメニューにもオススメ】みたらし団子の作り方

作りやすい分量

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材料

・基本のおから入り白玉団子　適量
・有機醤油●　大さじ2
・有機みりん●　大さじ4
・水●　　　大さじ2
・有機片栗粉●　大さじ2

作り方

1、小鍋に●を入れダマにならないよう混ぜながら火にかける。

2、沸々してきたら弱火にしトロっとしてきたら火を止める。

3、おから入り白玉団子へかけて完成。

ハロウィンアレンジ！「みたらしパフェ」

おから入り白玉団子に、かぼちゃアイスと星形せんべいで
飾り付けをすれば子供も大喜びのパフェになります。

変わり種アレンジ！「白玉のスイーツトッピングのせ」

マッシュしたさつまいもとすりおろしたリンゴを1対1で混ぜたものを
白玉団子にのせても美味しくておすすめです。
さつまいもとリンゴには水溶性食物繊維も含まれているので水溶性と不溶性食物繊維が
バランスよく摂取できます。写真は型抜きした柿をトッピングしています。

安心して食べられるおやつとは？

「何が安全なのか分からない、何を食べたらいいの？」

添加物やグルテンなどのリスクを伴う食品についての知識を持つようになると、
不安な気持ちになる方もみえるのではないでしょうか。

しかし、逆に大切に育てられた果物や野菜、こだわりの詰まった食品に出会ったときの喜びは大きく、
私にとってはむしろ楽しみのひとつでもあります。

安く大量に売られている食材を買い込むより、オーガニックスーパーで見つけた旬の野菜を
大切に調理して食べる方が私には気持ちがいいのです。

何が正しいのか選ぶのは自分であり、私も母親として子供に何を食べさせたらよいのか、
まだまだ悩むこともたくさんあります。

まずは自分のやれることからやってみるのもよいかもしれません。

今回紹介したおからはコスパ最強のグルテンフリー食材であり、
おから入り白玉団子は栄養価が高く、おやつに最適です。

子供と一緒に楽しんで作ることもできるので是非試してみてください。