78%女性を悩ます冷え性とサヨナラする!今日から自分でできる【冷え性撲滅大作戦】
あなたの悩みの原因はズバリ「冷え」です
こんにちは、オーガニック料理ソムリエ代表のはりまや佳子です。みなさん今日もお元気ですか?
これから秋が深まり日に日に寒くなってくると、 肩や首が凝ったり、腰がこわばったりと、体が硬くなってきますね。そんな不快な症状の原因の多くが「冷え」。昔から「冷えは万病の元」といわれ、私たちの健康トラブルの根本原因となっています。
「冷え」という概念は西洋医学にはないため、肩こり、頭痛、腰痛、腹痛、生理痛、不眠などの悩みを解消するために病院に行っても、薬をいただいて症状が和らぎ楽になるこができますが、それは一時しのぎにすぎません。いつまでの薬の力に頼りたくない方は自分の努力で「冷え」を解消してみませんか?
今日はその診断法と2つの原因、そして3つの解決法をご紹介します。
診断:顔を見れば冷え性がわかる
原因 1「あなたの好きな食べ物と飲み物が原因です」
【解決法①】1分間でできるパーフェクト朝ごはん
原因 2「ふくらはぎの筋肉不足が原因です」
【解決法②】体を温める2つの方法
【解決法③】血のめぐりをよくする方法
【診断】顔を見れば冷え性がわかる!
「不快な症状はあるけど、私は冷え性ではない」と自覚症状のない方もいらっしゃいますので、ご自分の顔に表れているサインを読み解いて、どのくらい冷えているか確認してみましょう。
ご自分の顔が大きく映る鏡を用意し、目の周りをじっくりと眺めてみてください。
- ・皺やたるみが気になる
- ・色やくすみがある
- ・涙袋がある
- ・クマが気になる
- ・プチプチとした小さい湿疹がある
- ・最近アイラインがうまくひけない
上記の中でひとつでもチェックがはいれば、自覚症状がなくても立派な冷え性です。「私は冷えではなく、のぼせる」という方は「冷えのぼせ」の状態。「冷えのぼせ」は冷え症の一つで、冷えが悪化したより重度な状態です。
「冷えのぼせの典型的な症状」
- ・手足が冷たい
- ・胸より上がカーッと熱くなり大量の汗が出る
- ・手のひらや足の裏などにじっとりと汗をかく
こんな症状でお悩みの方は、さらなる冷え取り努力をしないといけません。
さてあなたは「冷え」それとも「冷えのぼせ」のどちらだったでしょうか?
原因 1「あなたの好きな食べ物と飲み物が原因です」
症状がわかったところで、次はご自分の生活の中で体を冷やす食べ物を好んで食べていないか、またはバランスの悪い食べ方をしていないかをチェックしてみてみましょう。
『冷えを生む食べ物』
- ・レトルト・コンビニ・冷凍食品など添加物が多い食事
・アルコール
・砂糖たっぷりの甘い物(甘いパンも含む)
・ヨーグルトや牛乳、クリームなどの柔らかい乳製品
・コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料
・ジュースなどの清涼飲料水
・生野菜サラダやフルーツ、スムージー
・ドレッシングなど生の油
『冷えを悪化させる食べ方』
- ・朝ご飯を食べない
- ・朝ごはんはヨーグルト、フルーツ、スムージーなどの飲み物
- ・毎日フルーツや甘いものを食べる習慣がある
- ・冷たい飲み物や食べ物が好き
- ・食事をするときに水やお茶をのみながら、よく噛まずに食べる
いくつチェックが入りましたでしょうか?チェックの数は多ければ多いほど、冷えの症状が厳しいというサインになります。
冷えの原因となっているのは、自分が好んでたべている、体を冷やし緩める力の強い極陰性の食べ物や飲み物たち。これらの食べ物を食事から減らすことが「冷え性解消」への大きな、そして効果的な第一歩です。
それから、冷えのひどい人の中には、朝ご飯を食べない人も多いようですが、朝ごはんは冷え性解消を目指す人にとって一日のうちで一番大切なお食事。寝ている間に下がった体温は朝から昼にかけて徐々に上がってきますが、このときに胃の中が空っぽだと体温が上昇しないため、低体温になってしまいます。
人の体は温めれば温めるほど健康になるので、体温を上げるためには朝ご飯は必須!朝食は身体にとって目覚まし時計の役割を果たしてくれますので、しっかり食べて熱を作りだすために必要なエネルギーをチャージするのはもちろんのこと、体温の調整を司る自律神経の調整にも最も効果的です。
理想的な日本人の体温は36.5℃でそれより1℃体温が下がると免疫力が30%も落ちてしまうため、ありとあらゆる病気にかかる可能性がでてきます。これまで様々な方法で冷え取りをしてきたのに、体温と冷えの関係を理解していないためになかなか効果が上がらなかったという方にとって、体を朝ごはんで内側から温めるという「美味しい努力」をすると、目覚ましい効果が期待できます。
とはいえ現代人の朝は何かと忙しく、ゆっくり朝ご飯をつくっている時間はない!!という声が聞こえてきそうですが、そんな方のおすすめのパーフェクトな朝ご飯をご紹介しますね。
【解消法①】1分でできるパーフェクト朝ごはん
熱を作る基礎となる栄養素は「タンパク質」、「脂質」、「糖質」の3つです。
「主食(玄米ご飯)+豆製品+味噌汁」
を摂るよう心がけましょう。これにプラスして、根菜類など身体を温める力のある陽性の食材をプラスすれば理想的ですが、それはなかなか難しいという方のために、1分でできる朝ご飯レシピをご紹介しますね。
「1分で準備OK」オーガニックな朝ごはん(1人前)
(材料)
天然醸造の麦味噌:大さじ1
玄米餅:1個
乾燥わかめ:少々
刻んだネギ:少々
豆腐または納豆:少々
お湯:200 cc
[ 作り方 ]
①:玄米餅は3ミリくらいに薄くスライスしておく
②:①と残りの食材を全部マグカップに入れて、お湯をそそいだらできあがり!
玄米餅は1個分で玄米ご飯1杯分のエネルギーがありますので、マグカップ1杯のお味噌汁を飲んだだけで、パーフェクトな冷え性解消朝ご飯になりますよ。
玄米餅(E-MACROBIOTIC SHOP)
天然醸造の麦みそ(E-MACROBIOTIC SHOP)
朝作るのが面倒という方は、夜寝る前にすべての材料をマグカップに用意しておき、朝お湯を注ぐだけにしておけば、どなたでもパーフェクトな朝ご飯生活が楽しめます。
原因 2「ふくらはぎの筋肉不足が原因です」
それでは次は、冷えを生み出す生活習慣をチェックしてみましょう。
- ・1日中、デスクワークもしくは、パソコン仕事
- ・ちょっとした用事でも車を使い、ほとんど歩かない
- ・駅の階段は使わずに、迷わずエスカレーターを使用する
- ・入浴はシャワーのみ
- ・夏は常に、素足にサンダル、ハイヒールをよく履く
- ・Tバックなど薄い下着、矯正下着などきつい下着を身につけている
いかがだったでしょうか?
冷えの原因となっている生活習慣で最も改めてほしいのが、運動不足。足は第二の心臓と呼ばれていて、下半身、特にふくらはぎに筋肉があるかどうかで、血液の流れ方が決まってきます。下半身に筋肉のない方はいくら冷え性解消の努力をしても、血流をよくするポンプがないので、血液が体中に回らなくなり、いつまでたっても冷え性を解消することができません。まずは、今より歩く距離を伸ばして、ふくらはぎに筋肉をつける努力をしましょう。
とはいえ運動が苦手な方や時間がない方も多いと思いますので、エレベーターやエスカレーターなどの使用を控えて階段を使い、少しでも歩くように心がけることからはじめてみませんか。階段を歩いて上るのは心の負担になるという人は、まずは下りからはじめてみてください。階段を下るときに使う脚の裏側の筋肉は、普段の生活ではほとんど使っていないところなので、ここを鍛えておくと効率的に下半身の筋肉を増強できます。
「階段は歩いて下りる」
これなら今日から運動嫌いの方でも簡単に取り組めそうですよね。
【解決法②】体を効果的に温める2つの方法
冷えの原因となっている臓器は腎臓。腎臓は私たちの腰のあたりにあるとってもシンプルな臓器で、 温めれば温めるほど元気になります。 背部のこわばり、肩、首、腰のコリの原因のほとんどが、 冷えによる腎臓の機能低下によるものですので、下半身、とくにふくらはぎの筋肉をつけると同時に、腎臓の部分を効率的に温めておくと、寒い時期でも快適に過ごせるようになります。
そこでおすすめなのが、オーガニックコットンの腹巻!! つけた瞬間から暖かくて気持ちよくなるという、即効性のある優れものです。
オーガニックコットンの腹巻(E-MACROBIOTIC SHOP)
腹巻は絹よりも保温性が高い木綿、特にオーガニックコットンのものを選ぶようにしてみてくださいね。極度の冷え性の方はこの腹巻の上から、使い捨てカイロをはっておくと、寒くて動きたくないという悲しい気持ちを味わうことがなくなりますが、低温やけどには十分注意してくださいね。
そして次は、
「お風呂や温泉にゆっくり入る !」
夏の間は暑かったのでシャワーで済ましていた方も、これからの寒いシーズンはぜひ、 毎晩寝る前に湯船につかって筋肉を温め柔らかくして、 冷えやむくみ、そしてコリやこわばりとさよならしましょう。
お風呂にはいって体がぽかぽか温まってくると、 体内の血管が広がり血の巡りがよくなる上に、湯船の水圧が体にかかるので、筋肉が柔らかくなります。 そして皮膚の汗腺にたまった汚れが、汗と一緒に排出されるので、 お肌がツルツル滑らかになりますよ。
お風呂の入り方には、全身浴と半身浴がありますが、 私のオススメは全身浴。短い時間で体を最大限に温めることができますし、肩までお湯につかることで心身ともにリラックスすることができますが、高齢者や血圧の高い方は心臓に負担がかかるので半身浴をお勧めします。 お風呂の温度は春夏39度、秋冬は42度以下がオススメで、額に汗がうっすらかくまで入ってみてください。
また、リラックス効果のあるバスミルクやアロマオイル、 デトックス効果のある塩などを入れて、 お風呂に入るとさらに冷え取り効果がアップします。 私は毎晩寝る前にお風呂に入りますが、 新月と満月の日はデトックス効果が抜群にアップするので、 なるべく塩アロマ風呂に入ることにしています。
《塩アロマ風呂》
1カップ(200 cc)の粗塩に、お好みのアロマを3~5滴まぜて、お風呂にいれます。
おすすめのアロマオイル
クラリセージ… 心にある深い悲しみを手放したい方
ラベンダー …心も身体もリラックスしたい方
オレンジ(スイート)…好きな人と仲良く、楽しい時間を過ごしたい願いがある方
ゼラニウム…自分の中の女性らしさを目覚めさせたい方
イランイラン…花のように愛らしく華やかな女性になりたい方
オーガニックのアロマオイル(E-MACROBIOTIC SHOP)
オーガニックのバスミルク(E-MACROBIOTIC SHOP)
オーガニックのアロマオイルには香りを楽しむだけで、 気持ちを瞬間に切り変える素晴らしい力がありますので、どんな自分に変身したいかによって、アロマオイルを選んでみてくださいね。
【解消法③】血のめぐりをよくする方法
ヨガやストレッチなどの柔軟性を高める運動をすると基礎代謝があがり、 血の巡りがよくなりますので、コリや冷え性を解消するというW効果が期待できます。
夜お風呂に入って寝る前に行うことを習慣にすれば、 コリや痛みの原因となっていた疲労物質が、 サラサラに流れ出した血液によって運ばれ分解されるので、心地よく疲れがとれて、深く眠ることができるようになりますよ。寝るのが下手な方は是非、チャレンジしてみてくださいね。
私は夜に銀座でのレッスンがない日には、 ゆっくりとお風呂に入り、 iPhoneのヨガアプリを見ながら、ヨガを楽しんでいます。
忙しくて時間がない!! そんなときほど、夜寝る前のひとときをリラックスした気持ちで過ごし、次の日からの時間の流れを変えてみましょう。 世界中で一番大切な自分を寝る前にちゃんと労わってあげると、いいことがたくさん起こるようになりますよ。冬本番で寒さが本格的になる前に冷え性を解消して、 今日も元気に過ごしましょうね。
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