食塩と天然塩の違い。正しい塩を使っていますか?塩はミネラルを含む素晴らしい食材です
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食塩と天然塩の違い、知っていますか?
毎日の食事に欠かせないのが塩。誰もが食事を通して塩を摂取しています。
そんな塩についてですが、食塩と天然塩のちがいを知っていますか?
塩の取り過ぎは良くないって本当?
減塩や適塩が謳われており、塩分の取り過ぎは良くないと耳にする機会が多いのではないでしょうか。
厚生労働省によると、1日の塩分摂取量の目安は、男性が8.0gで女性は7.0gとされています。
塩分の摂りすぎは高血圧などの生活習慣病を引き起こす要因になると言われています。
やはり塩分はたくさん摂ってはいけないのか…
と思う前に塩について考えてみましょう。
もしもあなたが普段使っている塩はほんものの塩でなかったら??
本来塩はミネラル成分という栄養素が含まれる食材で生きていく上で欠かせない食材です。
塩の効果
私たちは塩を摂取しないと生きていけません。人間の体の3分の2は水分でできています。そして細胞は塩分で包まれています。これは、生命にとって塩が欠かせないことを表しています。
海で生命が誕生し、陸へ上陸した生物は細胞の中に海を抱えながら生きているのです。
塩の働き
・胃の消化の働きを助けます体内の塩から胃酸が作られ、殺菌効果を発揮します。
・小腸で養分の分解と吸収の働きをします
同じく体内の塩から消化液が作られます。消化液によって栄養分が細かく分解されてのちに吸収されます。
・細胞を健康に保ちます
細胞の外と細胞の中にある体液の濃さを一定にする役割を持ちます。
・体の水分量を保ちます
体内の水分量と体液の濃度を保つ際に、腎臓によって尿の排出量が決められます。その働きに関わるのが塩なのです。
・神経に命令を送ります
食べ物の味や湿度を感じられるのは、神経が脳へ信号を送るからです。信号を送る役割を持つのが塩なのです。
体の機能を果たすために塩は欠かせません。
また塩は料理の際にも様々な効果を発揮します。
・臭いをとります
野菜の青臭さをとってくれます。
・煮崩れを防止します
魚が煮崩れしにくくなります
・ふっくらとお米をたきます
お米を炊く際に塩を入れると効果的です
・うまみを閉じ込めます
魚や肉を焼く前に塩を振ることでうまみが閉じ込められます
・食材を柔らかくします
例えばいもや豆などを柔らかく煮ることができます
・色を綺麗にします
野菜を塩と一緒に茹でることで野菜の色が綺麗に仕上がります。
参考:一般社団法人 日本塩工業会、塩のちから なぜ塩がないと人は生きられないのか、尾形昇(http://www.sio.or.jp/pdf/ehon_all.pdf)
昔の人は塩の効能を知っていた
昔の人は塩が身体に良い効果を発揮することを知っており、3000年前から塩は漢方として知られていました。漢方の最も古い薬学書で、今から1,800年前にまとめられた「神農本草経」のなかに、塩は「目をよく見えるようにし、目の痛みを治すことや、気力を増して目を疲れないようにすることをつかさどり、肌や骨をしっかりと強め、毒のある腹の蟲を除く」とあります。
引用:漢方薬としての塩の効能
塩は私たち人間が生きていくために必要であり、料理の際にもあらゆる活用の仕方ができる食材なのです。
つまり決して減塩をしたらいいということではありません。過剰に摂ることは、塩だけに関わらず全ての食材において控えるべきだと思いますが、ある程度の塩分は摂るべきなのです。
食塩と天然塩のちがいとは?
簡単に言うと、食塩は成分のほとんどが塩化ナトリウムでできており、天然塩は栄養分であるミネラル成分と塩化ナトリウムでできています。塩には種類があります。
塩は3種類に分類され、それぞれ海塩・岩塩・湖塩に分けられます。
・海塩
マグネシウム、カリウム、カルシウムをはじめとしたミネラル成分が豊富に含まれています。体の調子を回復させるなどの効果もあります。
甘味と旨味、苦味のバランスが取れているので美味しくかつ栄養分も取れるのが特徴です。
〇食塩
99%が塩化ナトリウムから作られています。食塩は塩化ナトリウム以外のミネラル分が取り除いてできており、別名精製塩とも呼ばれています。
食卓用に使われています。
〇天日塩
塩田に海水を満たし、太陽光によって水分を蒸発させることにで塩の結晶を取り出して作られる塩です。
日本では湿気の多い気候により天日塩はあまり作られておらず、代わりに海岸と砂漠を持ち合わせた国や地域で作られています。
〇平釜塩
海水を釜で煮詰めて塩の結晶を取り出して作られます。雨がよく降る日本に適しており、日本で伝統的に作られてきた塩の製法です。
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・岩塩
採取される場所により、味や色が様々であります。ピンク色で独自の甘みを持つピンクロック、透明度の高くまろやかな味のクリスタルロック、アンデス山脈で採取されミネラル成分が10〜20倍豊富なアンデスロック、などそれぞれ特徴が異なります。
・湖塩
地殻変動によって陸に閉じ込められた海水が年月を経て濃縮されることでできた湖から取り出される塩のことを指します。
〇ウユニ塩湖
南米のボリビア共和国に位置します。
ピラミッドソルトとも呼ばれる、四角錐の珍しい形をした塩です。味は甘みがあり、ミネラル成分を豊富に含んでおり栄養分が多いのが特徴です。
〇死海
アラビア海の北部に位置しています。
塩分濃度が高いことで有名な湖塩で、海水の10倍もの塩分濃度を誇ります。ミネラル成分が豊富なことが特徴で、スキンケアや美容製品にも使用されています。
〇デボラ塩湖
オーストラリア西部に位置します。
今現在デボラ塩湖にある塩は500万年前に形成された塩と言われています。
しっかりとした塩味が特徴で料理に強弱をつけることに向いています。
(参考
●食塩と海塩の違い:http://www.hamamori-shop.com/hpgen/HPB/categories/14548.html
●用途によって使い分けれる!塩の種類と特徴:https://food-drink.pintoru.com/salt/type-of-salt/”>用途によって使い分けれる!塩の種類と特徴
塩といっても様々な種類があるのです。
毎日同じ種類の塩を買って使っている方が多いのではないでしょうか。今一度毎日の料理に使っている塩を見直してみましょう。
一方で、世間では食塩の摂りすぎや減塩が謳われています。
それは高血圧をはじめとする病気にかかるリスクが懸念されているためです。
しかし、高血圧になるのは天然塩ではなく食塩に含まれている塩化ナトリウムの摂り過ぎや、ミネラル成分の不足が原因なのではとも考えられています。
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私たちにできること
天然塩を選びましょう。
美味しくてミネラル成分豊富な塩を選ぶことで健康な身体を保ちつつ食事を楽しめます。
天然塩にしても摂取しすぎずバランスのとれた食事をとりましょう。
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