1日10分の足湯の効果がスゴイ!毒素を溜め込まない身体づくりに。夏のクーラー冷え対策と簡単デトックス法
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暦の上では立夏(5月5日)を過ぎて、初夏のような陽射しが降り注いでいますね。
これからの季節は、サンダルを履いたり、薄着になる機会が増えたり、
オフィスや電車などでは冷房が付き始めたり……
暖かくなってきたからと油断していると、
足首や足先が冷たくなって身体の巡りが悪くなっていることも。
皆さんご存知のとおり、冷えは健康や美容の大敵です。
また、どんなに気を付けていても、現代社会ではどうしても毒素溜まりがち。
1日10分の足湯を続けて、
全身の巡りを良くして手軽にデトックスをしましょう。
今回は、私自身も続けている足湯法をご紹介します。
冷え対策は冬だけじゃない!夏は足湯をして体を温めよう!
ある女性雑誌のアンケート調査によれば、「あなたは冷え性ですか?」という質問に対して、
8割以上の方が自分が冷え性であると自覚しているそうです。
さらに、「冷え」というと冬に悩む症状と思いがちですが、
冷え性の自覚がある方のうちのほとんどが「夏でも冷え性を実感する」
と回答しています。
たしかに私の周りでも「冬よりも、夏の冷えがツライ」という声をよく聞きます。
特に電車やオフィスなどでは、冷房の設定温度が低くが室内がガンガンに冷えていることも多いですね。
男性と女性では体感温度や筋肉量に違いがあるため、
男性にとっての適温に設定していると、女性は冷えを感じやすい傾向にあります。
冷えが招く、身体の不調とは
一般的な基準だと、冷え性というのは「体温が36℃以下」の状態のこと。身体の免疫力がきちんと働くようにするためには、
36.5℃以上あることが理想的と言われています。
冷えについては、IN YOUでもいろいろな記事が書かれていますが、改めておさらいです。
身体が冷えた状態が続くと、いろんな不調が現れます。
・頭痛
・肩こり
・関節の痛み
・胃腸の不調(胃のもたれ、下痢、便秘)
・疲れやすい
・太りやすい
・風邪をひきやすい
・肌荒れ
冷えることで身体の巡りが悪くなり、健康不良になったり、
免疫力が低下したり、
毒素が体内に溜まりやすくなってしまいます。
冷えの主な原因は?
身体が冷えてしまう原因は、本当にさまざま。人によっては複数の原因が絡み合っていることもあります。
また、長年の生活習慣が積み重なった結果として冷えが出ている場合も多くあります。
・冷暖房と外気温の大きな差(気温の変化を感じ取る神経が鈍くなる)
・冷たい飲食物の摂りすぎ
・薄着
・筋肉量の低下
・運動不足
・無理なダイエット
・湯船に浸からず、シャワーだけで済ませている
・ストレスや、出産・閉経時などに起こる自律神経の乱れ
・貧血や低血圧(温かい血液が末端まで届かない)
私自身は、薬膳の考え方をもとにした「養生ごはん」として、
普段は身体を温める食べ物や調理法をお伝えしていますが、
冷え症を少しでも良くするためには、食事はもちろん、
運動や生活習慣にも気を付けることが大切だなぁと感じています。
身体は温かくても、足先は意外と冷えている?
先ほど一般的な基準として「冷え性は体温36℃以下」と書きましたが、同じ身体でも場所によって温度は異なります。
冷え性の方の中には「手足が冷えやすい」という方も多く、
ある調査によれば冷えを感じている人の足先の温度は平均29℃、
冷えをあまり感じていない人でも30~32℃という結果が出ています。
血液は心臓から送り出されて全身を巡っていますが、
心臓から最も遠い場所にある手先足先は冷えやすい部分なのです。
ちなみに目安として、足先の温度が常に30℃以下であれば「末端冷え性」とされています。
足先などの温度は、表面温度計で測ることができます。
かくいう私も、体温は36.5℃以上あることが多いのですが、
足先は冷えやすく、定期的に通っている鍼灸院で測ってもらうと30℃を切ることがしばしば。
特に婦人科系のツボが多い足首周辺が冷えていることが多くありました。
1日10分!足湯を始めよう
足湯とは?
温泉地などに行くとよく見かける「足湯」。
最近は、エステや飲食店などでも取り入れているお店が増えていますね。
自宅でも手軽に出来ることから、すでに試したことのある方も多いと思います。
全身を温める入浴法とは異なって足だけを温める方法ですが、
全身がポカポカするのに私自身最初はとても驚きました。
冬はほぼ毎日、それ以外の時期は週に2~3回は続けています。
「足は第二の心臓」とも呼ばれるくらい、足はいろんな神経が集中している場所。
身体が温まると同時に、リラックス効果やデトックス効果も期待できます。
特に、IN YOUの他の記事にもたくさん書かれていますが、
現代社会ではどんなに気を付けていても身体に溜まってしまいがちな毒素。
体内に入れるものに気を付けることと同じくらい、体外へ排出する方法も大切です。
足湯には、特別な道具や技術は不要。
夏冷えが気になるこれからの時節、1日10分でできる足湯生活を始めてみませんか?
基本の足湯のやり方
最低限用意したいのは、・両足が入るバケツ(できれば足湯用のもの)
・お湯(くるぶしまでしっかりと浸かる量)
・熱湯(お湯が冷めてきた時に差し湯をするため、保温ポットなどに入れて用意)
・タオル、マット
・ぬるま湯(足湯後に飲む、コップ1/2~1杯)
です。バケツは、足が入れば入浴用の洗面器(右)を使って試してみるのもOKですが、
くるぶしまでしっかり浸かるようにするためには足湯用のもの(左)を使用するのがおすすめです。
(ホームセンターなどで、1000~2000円位で購入できます)。
1.やや熱いと感じる程度のお湯を、バケツに入れる。
(個人差はありますが、お風呂よりも少し高め。
私の場合は43~45℃位にしています。最初は温度計で測るのがおすすめです。)
2.くるぶしまで、しっかりお湯に浸かる。
(女性におすすめのツボ「三陰交(さんいんこう/内くるぶしから指三本上)」がすっぽり浸かる位が目安です。)
3.お湯が冷めてきたら、数回に分けて差し湯をしながら、10分程度。
4.足湯が終わったら、ずぐにぬるま湯を飲む。温かさが持続しやすくなります。
靴下などを履いて温かさを逃がさないようにしてくださいね。
ぬるめのお湯で長め(20~30分)に足湯をする方法もありますが、
少し熱めのお湯を使うと、短時間でも身体の温まり方が違います。
忙しい時でも続けやすいのがポイントです。
足湯を始めると、こんなにうれしい効果が!
足湯で足先を温めると身体の巡りが良くなり、さまざまな効果が期待できます。・むくみ解消
・免疫力アップ
・代謝アップ
・肝臓の解毒力アップ
(熱を発生させる肝臓の機能を助けることで、肝臓のデトックス作用が高まる)
・リラックス効果
この他、「肌にツヤが出る」「クマやくすみが薄くなった」という効果を実感している方もあります。
足湯の効果を高めるために
入浴と同じで、食前・食後は避けて行うようにしましょう。
消化活動の妨げになることがあります。
足先が冷えて眠れないという方には、お休み前に足湯をするのもおすすめです。
お湯のなかに、好きな岩塩やアロマオイル、ハーブや薬草
(写真は干したヨモギとびわの葉、煮出して使っています)を入れると、温め効果がグンと高まります。
IN YOUでも人気のこの無農薬の野草パウダーも取ってもお勧めです。
足湯の後に、足をマッサージしたり、
ストレッチやウォーキングもおすすめです。
全身に温かさが巡っていくのが実感できます。
少しだけ早起きをして、出勤前に足湯をして出かけるのもいいですね。
何と言っても、手軽にできるのが良いところです。
「疲れていて湯船に浸かるのは面倒」という時でも、足湯なら続けられそうです。
夏冷え対策にも、デトックスにも。ぜひ試してみてくださいね。
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