今こそ再確認!ショウガの持つ驚きのパワーと、ショウガ科のターメリック、ウコンの成分の驚くべき可能性に迫る!
今こそ再確認!ショウガの持つ驚きのパワーと、ショウガ科のターメリック、ウコンの成分の大きな可能性に迫る!
日本の食卓でもお馴染みで、中国医学でもさまざまな使われ方をしている生姜。
世界でも、ナチュラルな抗炎症作用・抗酸化作用を持ち、免疫機能を整える効能があると、健康食材として定番の地位を確立しています。
そんな生姜と同じくショウガ科に属する根茎スパイスであり、アジア原産のターメリックやウコンも、最近スーパーフードとしての知名度を上げてきていることをご存知ですか?
健康意識の高い、IN YOU読者の皆さんならすでに取り入れているかもしれませんが、今回は改めてショウガ、そしてショウガ科の食材の可能性と、魅力に迫ります。
生姜の辛味成分ジンゲロールとショウガオール
健康はもちろん、軽い炎症などのためにも、ぜひ積極的に取り入れていただきたいショウガ科の代表、生姜。
生姜の特徴とも言えるのが独特の辛味成分ですが、その正体は、生姜に含まれるジンゲロールという物質。
このジンゲロールには、唐辛子のカプサイシンのような脂肪燃焼効果、粘膜の炎症抑制効果、解熱作用、殺菌効果などがあると言われています。
また近年では、生の生姜には少ないものの、生姜を加熱することで生まれる物質、ショウガオールにも注目が集まっており、抗酸化作用、体を温めることにより冷え性の改善、血行促進などの多岐に渡る効果が期待されています。
身体の不調やお腹の調子にはぜひおすすめしたい生姜
生姜の持つ強い抗菌作用と抗菌性により、風邪などの感染症予防、ワークアウトの後に生姜を摂取すると筋肉痛が和らぐという研究結果も確認されており、生姜、シナモン、ゴマ油を総合的に用いた研究でも、変形性膝関節症の痛み軽減に効果があるという報告もあるようです。
また、吐き気や胃の調子の回復にも効果があるとされ、お腹のハリの改善、体内に溜まったガスの排出促進、胃の調子の改善、慢性消化不良の改善にもよいとされています。
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驚くべき生姜のパワーは、たくさんの可能性を秘めている
生姜がインスリンを調整しつつ代謝をアップさせることで、血糖値の調整、糖尿病予防への効果も期待されています。
とくに、オメガ3脂肪酸が豊富なナッツや青、緑黄色野菜と一緒に生姜を食べることで、心臓病のリスク軽減が期待できるとの研究結果も出ています。
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また、最近注目されているのが、生の生姜のエキスによる、がん細胞を抑制することによるがん予防、とくに膵臓がん・乳がん・卵巣がんに効果が期待できるという研究結果も出てきているようです。
生姜の成分が、脳の活性化、パーキンソン病やアルツハイマー病などの認知症の症状にも効果があるとされ、研究が進められています。
生姜だけじゃない、ショウガ科を代表するターメリックとウコン
鮮やかな色合いでも知られているターメリックは、インドネシアやインドを原産とするショウガ科の植物。
厳密に言うと、ターメリックとウコンは少々異なり、ウコンだけでも50種類以上があると言われていますが、今回はターメリック=ウコンとして、ご紹介させていただきます。
ウコンは、日本でも昔からお茶などで服用されることが多く、沖縄地方では、うっちん茶として日常的に飲まれていることを多くの方がご存知かと思います。
アジアでは、料理のスパイス、染料、香水の原料、茶などとして、古くから重宝されてきましたし、世界でも、抗炎症効果を持った植物として煎じて飲まれたほか、関節痛・慢性的な疾患・腸などの疾患に良いとされてきました。
そのほかにも、さまざまな飲料やサプリメントに、ウコンエキスとして用いられており、まだ研究が追いついていない効用への期待も高まっています。
すでにお馴染みのウコンの注目成分クルクミン
アーユルヴェーダや中国医学の歴史が証明してきた数々の効用からはじまり、一部のアジアでは、美容アイテムとしても活躍してきたウコン。
ウコンの黄色色素の正体は、ポリフェノール化合物であるクルクミン。
クルクミンは、抗酸化作用の強い食品としても注目を集めています。
日本でも肝臓に良いとされ、多くのクルクミンとビサクロンを含有した秋ウコン二日酔い改善効果、肝障害抑制作用、抗炎症作用、抗酸化作用が強いとされ、生薬としても広く親しまれていますよね。
ウコンの精油成分は、自然から生まれた治癒力の宝庫
春ウコン・秋ウコン・紫ウコン(別名・夏ウコンや白ウコンとも)と、ウコンにも種類がありますが、
花の色・根茎に含まれる黄色色素・精油成分・苦味や辛味などの香味の面で、それぞれ特徴が異なります。
ウコンで注目したいのは、ターメロン・シネオール・アズレンなどの芳香性のある精油成分。
春ウコンに多く含まれる芳香性ターメロンは、がん細胞の増殖抑制効果が期待できることでも知られ、
神経疾患などにおける効能も期待されています。
シネオールは、ユーカリ精油にも多く含まれており、爽やかな芳香を利用した口中清涼剤のほか、
炎症を抑える作用が期待できることから咳止め、ダニ避けなどとしても広く使われている物質です。
動脈硬化予防、糖尿病、肥満症などにも効果があるとされ、生活習慣病への改善とともに、さらなる研究が進められています。
抗炎症作用のあるアズレンとアズレン配合物は、うがい薬、点眼薬、胃炎の治療薬としても用いられています。
生姜好きにおすすめしたい、たくさんの文化に崇拝されているガランガル
現在、生姜には1300種類もがあるとされていますが、世界で愛されてきたガランガルをご存知ですか?
インドネシアや中国原産とされ、メディカル用途にも使われることの多い種類のショウガ科の一種。
インドネシア・タイ・ラオス・ベトナムなどの東南アジアではよく料理にも使われ、タイのトムヤムクンなどのスープ料理、ベトナムのフエ地方のレシピ、インドネシアのジャワ地方のレシピでもお馴染みです。
ガランガルにもいくつかの種類がありますが、アジアでは、カレー・飲料・茶・ゼリーなどの、広い用途に使われていますが、切るのも一苦労と言われるほどの固い身、生姜よりも辛味のない食味ということもあり、主に香りづけのための使われることが多くなっています。
また、ヨーロッパでも、フランスの修道院などでは、薔薇の香りのする根として、クローブや生薬として木香の名前でも知られるウマノスズクサの根などのスパイスとともに、9世紀頃から使われてきました。
現代の西欧では珍しいものになってしまいましたが、東欧ではまだ酢やリキュールの香りづけ、メディカルスパイスとして強壮剤などに使われています。
インドのアーユルヴェーダ、ブードゥー教などでも大切な植物と認識されていますし、中国医学でも、エッセンシャルオイルや煎じ薬が用いられ、痛み止めとしての塗布薬、中枢神経系の疾患、呼吸器系の疾患などの薬として使われています。
私たちがよく知っている生姜とは少し異なる風味を持っているこのガランガルは、日本のアジアショップでも乾燥したものを手に入れることができますので、ぜひこの神秘的な生姜ガランガルを試してみてはいかがでしょうか。
日本は質の良い生姜を手に入れることができる贅沢な気候に位置している
生姜の種類によっては、地下6メートルにもなる根茎となることもあるとか。
もともと、高温多湿な熱帯気候・亜熱帯気候を好む生姜。
日本では、生姜の無農薬栽培でも有名な高知県が全国1位の生産高、シェアに関しても、全国の40%以上という脅威の数字を誇っています。
日本は質の良い生姜を生産することでも知られていますので、とてもパワフルな生姜をぜひ上手に取り入れていきたいですね。
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