【海外発レポート】ヴィーガン大国・オーストラリア。現地のヴィーガン食事情を体験して考えた「オーガニック」の意味とは
【海外発レポート】
ヴィーガン大国オーストラリア。
現地のヴィーガン食事情を体験して考えた
「オーガニック」の意味とは
最近、海外セレブやインフルエンサーの間でも話題になっているヴィーガン。ヴィーガンとは、肉や魚、卵、乳製品などの動物由来の食品を食べない、
完全菜食主義者のことです。
なぜ話題かといえば、”環境や動物愛護に対する意識の高まり”もありますが、
ヴィーガン生活をすることによって、ダイエット効果や腸内環境の改善、
発癌リスクの軽減などといった美容・健康効果があると注目されているから。
私が現在、暮らしているオーストラリアでは、
ジャンクフードへのアクセスのしやすさから、
国民の3人に1人が肥満だという統計があります。
その影響もあって現地では健康志向がとても高く、
その結果、ベジタリアンやヴィーガンの生活にしている方は
オーストラリアの人口の10%を占めるほどと、大変に多くなっています。
ヴィーガンは食べることのできるものが限られていることから、
一般的な食生活よりもお金や手間が掛かりそうにも感じますが、
オーストラリアではヴィーガンのための生活環境が整っており、
必ずしもそうとはいえません。
そこで今回は、
そんなヴィーガン大国・オーストラリアのヴィーガン食事情
についてご紹介したいと思います。
オーストラリアのレストランは、
ヴィーガン対応が当たり前
オーストラリアのカフェやレストラン、ファーストフード店など
多くのレストランでは、ヴィーガン専門の飲食店に限らず、
ヴィーガン(V= Vegetarian / Vegan)表記がされた、
ヴィーガン用のメニューが提供されています。
そのため、多人数で食事に行く際も、ヴィーガンの友達がいるからと
お店選びに困ったことはありません。
代金を自分で決められる、珍しいヴィーガンレストランも
また、メルボルンには”Lentil As Anything”というヴィーガンレストランがあります。こちらのレストランは、なんと代金を自分で決めるというユニークなスタイルで、
極端にいえば、無料で食事が可能です。
なぜかといえば、ボランティアや寄付によって運営されているから。
料理内容は日替わりで、ランチのみビュッフェ式です。
料理の種類は豊富で、栄養バランスもきちんと考えられています。
とにかく美味しいので、もしオーストラリアに来られることがありましたら、
ぜひ一度は訪れて頂きたいお店です。
オーストラリアのスーパーも、
もちろんヴィーガン対応
オーストラリアではスーパーマーケットにも、ヴィーガン商品が多数揃えられています。また、オーストラリアでのヴィーガンフードと製品の基準を設定する
「ヴィーガンオーストラリア認定プログラム」があり、
その厳格な基準をクリアしたもののみがヴィーガン商品と認定されて、
「ヴィーガンオーストラリア認定ロゴ」を表記できます。
画像引用元:https://www.veganaustralia.org.au/certification
そのため、このロゴの有無を確認するだけでヴィーガン商品を見分けることができ、
ヴィーガンにとって買い物のしやすさ抜群。
現在、日本でも同様の取り組みが進んではいるようですが、まだ決して十分だとはいえない状況です。
オーストラリアのスーパーで買える、
私のお気に入りヴィーガンフード
さっそく、スーパーマーケットで購入可能なヴィーガン商品のうち、私がよく使っているものを三点、順にご紹介したいと思います。
一つ目は、「ベジミート」という、大豆などを使用して作られた100%植物性由来のお肉です。
見た目や味、食感も驚くほどお肉そっくりに再現されており、
それを使用した作られたウインナーやナゲットなどの商品も販売されています。
最近は日本でも、大豆で作られた「大豆ミート」がかなり普及してきていますよね。
二つ目は、「ヴィーガンチーズ」という、豆やナッツなどをペースト状にして作られた、
植物性のチーズです。
芋やタピオカ粉などのデンプンを使ってまるでお餅が伸びるように、チーズの溶ける感じが
再現されています。
ヴィーガンチーズは焼くと膨らみ、もちもち感が加わって一層チーズのようになるため、
私はピザやグラタンを作る時に使っています。
三つ目は、温めるだけで簡単にすぐ食べることのできる、
ヴィーガン仕様の冷凍食品や簡易フードです。
日本では高価ですが、オーストラリアでが1食が約$4(約300円)と
比較的低価格で購入することができます。
忙しい日や料理をしたくない日にとても便利です。
ちなみに、ヴィーガンの犬猫用のドックフードやキャットフードも販売されています。
オーストラリアでは人間だけなく、ペットのためのヴィーガン環境も整っていることには、
私自身、とても驚きました。
食の多様性を認めることもまた、
オーガニックな世界の実現には大切
オーストラリアは、日本よりもヴィーガンに対する様々な取り組みが盛んで、暮らしやすい環境が整えられていると
感じています。
一方日本では、まだまだヴィーガンはマイノリティ。
理解はまだ進んでおらず、奇異の目で見られることも
あることも多々あります。
またヴィーガンが珍しくない海外であっても、
ヴィーガンとそうでない人が理念や主張を巡って争い、
大規模なトラブルが勃発することも珍しくありません。
ヴィーガンとともに最近日本でも注目されている
言葉に「オーガニック」がありますが、
オーガニックは単に有機農業を意味するだけの
ものではないはずです。
食生活をはじめとして多様なライフスタイルを認め、
異なった主義主張を持つ人たちとともに
互いが心地よい共生の在り方を図ることも
オーガニックの大事な要素であるとわたしは思います。
オーストラリアと日本のヴィーガン事情を比べながら、
そのように考えました。
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