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ヴィーガンが主流になりつつある海外。欧米の酪農・畜産業界で起きた、新たな変革への動きとは?

ヴィーガンが主流になりつつある海外。
欧米の酪農・畜産業界で起きた、
新たな変革への動きとは?

 

こんにちは。

数年前から「ヴィーガン」というキーワードが
世界規模で話題になっています。

そして今では多くの人々が自分たちの食生活を見直し、
「ヴィーガン」は世界の大きなトレンドのひとつともなっているのです。

このような現状に対して、現在、畜産・酪農を仕事にしている人たちは
どのような考えを抱いているのでしょうか。

そこで今回は、海外のメディア報道から見える、
畜産・酪農業者の現状や思い、今後の見通しなどについてお伝えしたいと思います。

アカデミー賞でのスピーチが、
ヴィーガンと畜産・酪農業者の対立の発端に


ヴィーガンの人々と畜産・酪農業者とはしばしば対立することがあります。

彼らの戦いは、今に始まったわけではありませんが、
ここ最近で特に目立ったのが、
アカデミー賞で主演男優賞を受賞した俳優のホアキン・フェニックス
受賞スピーチが発端となって始まった対立でしょう。

ホアキンは、そのスピーチで、
「みんなが地球のことについて考えるべきだ」と訴えたほか、
酪農業の現状についても触れました。

『母親牛は子牛から切り離され、
(母親牛が鳴いているのにも関わらず、その乳を)
子牛が飲む代わりに、人間のものとして絞っている』

これに対しては酪農業界が猛反発。
“言葉の暴力”だとして、酪農関連のものをはじめとする業界紙が
ホアキンを批判する内容の記事を書きたてました。

そのほかにもSNSでヴィーガンと酪農業者が衝突
批判の応酬を続けることになりました。

また、ホアキン自身もオンライン上で
酪農関係者(とその支持者)から多くの批判コメントを受けたそうです。

畜産業者の標的となった、
肉食ゼロ生活のためのチャリティイベント


イギリスでは「ミート・フリー・キャンペーン」というイベントに対して
畜産業者たちが猛反発、イベントへの批判を繰り広げました。

このイベントは、「肉中心の食事が、がんの発症を増加させる」ということをコンセプトに、
“1か月間、肉を摂らない生活をしてみましょう”という参加型のもの。

このイベントに畜産業者が猛反発し、SNSは彼らの批判的なコメントで溢れかえったといいます。
彼らは「このイベントはイギリスの畜産・酪農業者の精神状態をもっと悪くする。
もう既に今でも自殺率が高いのに」
などと批判を行いました。
(これらの業種を営む人々の自殺率は、ストレスなどの原因を背景として、
平均よりも高い傾向にあると言われています)

ヴィーガンブームによって岐路に立たされている、
海外の畜産・酪農業者


今は世界は、「食の転換期」と言っても過言ではない時代に突入しています。
そして、地球環境保護の面から見ても、「動物愛護」という倫理的な面から見ても、
今後は、「ヴィーガン」やベジタリアンといった
プラントベース(植物由来)の食生活が主流となっていくだろう
と言われています。

畜産・酪農業を営む人たちは今後、食生活の主流がプラントベースになっていくことには
しっかりと気付いており

自分たちの仕事には明るい未来はないという強い予感を前に、
どう対応したらいいのか戸惑っているとも言うことが出来ます。

ある記事では、先ほどお伝えした「ミート・フリー・キャンペーン」のような
ヴィーガンやベジタリアンなどのプラントベースの食生活を推進するイベントでは、
「プラントベースという食の潮流に合わせて、
ビジネススタイルをどのように作り変えていけばよいのか」

そのアイディアを畜産・酪農業を営む人々に向けて紹介する場所ともなる必要がある、としています。

また同じ記事では、
「プラントベース」や「ミート・フリー」という言葉が、
彼ら畜産家や酪農家を脅すような言葉になるべきではない
ともしています。
そして「『プラントベース』や『ミート・フリー』が、
彼らのビジネスの多様化を促すような言葉(彼らの仕事の一部分、一つの選択肢)
になっていくべきではないか」という意見も示されています。

そして実は既に、そのような形でビジネスを転換した畜産業や酪農業の人々がいるのです。

そこで次は、その例を幾つか具体的にご紹介することにしましょう。

ケース1:ヴィーガンに寄り添った
新しい酪農手法に挑戦


酪農業を営むデイビッド・フィンレイさんは、
プラントベースが主流となりつつある時代の流れにうまく対応した一人かもしれません。

仕事を始めた当初から、ヴィーガンの人々から
「なぜ母親牛と子牛を離れ離れにして搾乳するのか」
という質問を頻繁に受けていたというデイビッドさん。

そこで2005年から母親牛と子牛を一緒に飼育することを試しに始めました。
幸いにして、それによって搾乳などの仕事が滞ることはなかったため、
デイビッドさんは母親牛と子牛を常に一緒に飼育することに踏み切りました。

これは酪農業界にとって新しい試みだったようですが、
最終的に母親牛と子牛を一緒にいさせても問題はない、との結論に。

その結果、今ではデイビッドさんの顧客の20%をヴィーガンが占めています

実をいえば以前、デイビッドさんはヴィーガンの人々から誹謗中傷を受けて辛い思いもしたそうですが、
試行錯誤の末に、ヴィーガンの人々でも受け入れられる酪農家のひとりとなったのです。

ケース2:養鶏業からプラントベース事業への転換



ここでご紹介するウェイバーさん
は長年、養鶏業を営んできました。
しかし時代の流れや、ビジネスの先行きの不安から、
プラントベース(植物由来)のビジネスに転換を図りました。

彼自身はヴィーガンではありません
また、肉を食べることを悪いことだとも考えていません

しかし、「(盛んになった「菜食」を背景とする)苦しい現状を打破するために、
何かしなければいけない」という強い思いがありました。

そこでウェイアーさんが目を付けたのがが、ヘンプ(麻)です。

何年かに渡ってCBD(ヘンプ(麻)から抽出される薬効成分)について
リサーチをしていたというウェイバーさん。
近所の人たちからCBDを使った療法を進められて試してみたところ、
かなりの効果が得られました。

また自分だけではなく、知り合いの人々もまたその効果を実感出来たところから、
CBDに将来性を感じ取ったといいます。

そして今では、CBDの製品やサプリメントを個人のウェブサイトで販売しています。

残念ながらこのような例は現状、まれなケース
というのも、ウェイバーさんのようなリスクのある転換はかなり勇気の要ることで、
「今まで通りの仕事を続けた方が良い」と考える畜産・酪農業の人は多いからです。

畜産・酪農業を危機から救うサポーターも存在する


先ほどご紹介したウェイバーさんは、事業の変更の全てを独力で行ったわけではなく、
それを手伝うサポーターが存在していました。

ウェイバーさんの場合、
Marcy For Animal という団体のリーダーであるリアさんの働きかけによって、
今のビジネススタイルを手に入れることが出来ました。

このような畜産・酪農業から(オーガニック作物の栽培などへの)事業転換を手助けする働きかけは、
まだ始まったばかりで今のところ小規模ですが、
プラントベースへの事業転換を考えている畜産・酪農業者を強力にサポートしています。

例えば、アメリカのカリフォルニア州に拠点を置く
プラントベースのミルクブランド「ミヨコズ・クリーマリー」も、
非営利団体「ファーム・サンクチュアリ」とパートナーシップを組んで、
プラントベースビジネスへの転換を考えている酪農家たちに技術的な面のサポートを行っています。

今後さらなる転換を迎えるかもしれない、
海外の畜産・酪農業界


ヴィーガンやベジタリアンが世界のトレンドとなってはいますが、
昨今は、(主に海外で)誰かがプラントベースを支持するような行動を起こすと、
反対派が必ずSNSで反論し、毎回、喧嘩のような状態になります
(逆も然りでプラントベース反対派が何か意見すると、必ずプラントベース支持者が反論します)。

このような状態はかなり大人げないものではありますが、
大きな危機感を抱く畜産・酪農業を営む人たちの状況を考え合わせると、
少し悲しい気持ちにもなってきます。

彼らに明るい未来はあるのでしょうか。

記事で紹介をした通り、今はまだ小さな規模ではありものの
彼らをサポートする団体もあり、少しづつですが、状況は変わろうとしています。

プラントベースの巨大な波のうねりの中で、
世界の畜産・酪農業界がどのように変わっていくのか、
これからの動きから目が離せません。

参考:
Forbes, Poultry To Plat Based: Animal Farmers Are Now Working With Vegans To Get Out OF The Meat Business
Plantbased News, Opinion:We Can’t Let Animal Farmers Bully The Pablic Into Eating Meat
Plantbased News, We Can Learn A Lot From Vegan, Admists Dairy Farmer

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