ヴィーガンは地球に優しい|環境を守るために大学生が始めた5つのこと
「環境の悪化によって地球がどんどん住みにくくなっている。でも、それに対して日本はあまりに何もできていない」そう私が感じ始めたのは、中学校の研修旅行で訪れた韓国で「水」について学んだ時からでした。大学生になった今、「地球のために何かしたい」と私が取り組み始めたことを、この記事ではご紹介しようと思います。
地球が上げる悲鳴に気付いていないふりをする私たち
皆さん、「最近、何だかおかしい」と感じることはありませんか?
そう、日本の気候のことです。台風が北上して関東や東北地方を襲うようになりました。
豪雨で家が流され、たくさんの人が命を落とすようになりました。
東京でも40度近くまで気温が上がるようになりました。あまりに暑くて動物園でも飼育動物向けのクーラーが必要になっているほどです。激しい豪雪で道が塞がれ、救援物資が届かないこともあります。
以前にもそういうことはあったのかもしれません。しかし、今はその頻度が高い。
自然災害で命を落とす人があまりにも多くありませんか?
人だけではありません。自然の開発によって食料を失った野生動物が住宅街まで食べ物を探しに来て「害獣」として殺される。海が富栄養化することで水中の酸素濃度が下がり、魚たちが突然、大量死することもある。
それなのに「喉元過ぎれば暑さ忘れる」で、こういった事実を知りながら私たちはつい、日々の忙しさにかまけてしまいがちなのではないでしょうか。
私は中学生の時に思いました。
「これは、人間が起こした悲劇なんだ。利己的に『便利』と呼ばれるブラックホールを掘り続けた結果、再生可能か不可能かの境目まで来てしまったんだ」
改めて考え直す、地球の「温暖化」
「地球温暖化」が今のまま続くとすると、100年後には最悪の場合、2.6~4.8度の気温上昇が見込まれています。さらに海水温も上昇。そのため、今世紀半ばには北極の氷がなくなるとまで言われています。
温暖化を含む日本の気象問題の現状は?
実は日本では、世界全体よりも早いペースで気温が上昇しています。今後100年間で気温が3.4~5.4度も上昇すると言われ、低緯度より高緯度の地域がその影響は大きいと言われています。
最高気温が30度以上の「真夏日」や35度以上の「猛暑日」の日は10年間で0.2日も増加し、沖縄では100年後に「猛暑日」が54日も増えると予想されています。
また日本で不思議なことは、豪雨が増加している一方で年間降水日は減少しているということです。
つまり、作物に有効な恵みの雨が減り、災害を起こすような短時間の豪雨が増えているということです。
そのため、作物は穫れにくくなり、家は流され、やがて日本人の住む場所は高地のみになってしまうかもしれません。
私は四季があり、季節感を大切にする日本が大好きなんです。
クーラーをガンガンにかけて、豪雨に怯え、輸入された食品に頼って生きていくような日本では暮らしたくありません。
「地球環境を少しでも良くしたい」と私が始めた5つのこと
そんな地球の危機を改善するために、大学生の私が始めたことがあります。私でも始められるということは、誰にでも始められるはず!!
素晴らしい日本に住み続けるため、今、私が取り組んでいることを紹介していきたいと思います。
①vegan(ヴィーガン)の食生活
vegan(ヴィーガン)というのは菜食のことです。卵や乳製品を含む動物性食品を一切摂ることなく、毛皮をはじめ動物を搾取するようなものにはお金を使いません。これと地球環境にどんな関係があるのか、きっと不思議に思われることでしょう。
実は、vegan(ヴィーガン)になることは最も簡単かつ効果的に地球環境を改善する手段なんです。
例えば、水について。トウモロコシの栽培と牛肉の生産に使われる水の量を比較してみましょう。
トウモロコシ1kgを育てるのにはおよそ1,800トンの水を使用します。これに対して、牛肉の生産にはその約20,000倍もの水が必要なのです。さらに、世界で生産されているトウモロコシ等の穀物の3割は飼料用、つまり家畜を育てるために作られた穀物です。肉を消費することが、水の使用量という点ではどれほど効率が悪いことかがよくわかりますよね。
さらに、畜産業から排泄された家畜の糞尿が流されて海が富栄養化すると、海中の酸素が欠乏し、海の生き物が死滅してしまいます。さらに畜産業で排出されるメタンガスは温暖化の大きな原因です。
これらのことから、地球環境を維持し、温暖化を止めるためにはまず、地球の環境破壊の要因のひとつである、既存の畜産業に投資しないことが必要だとする考え方があります。肉食をやめて、より地球に優しいvegan(ヴィーガン)の食生活を行うことで温暖化を抑制することができます。
②マイ〇〇を愛用する
コンビニのビニール袋、割り箸、コーヒーの紙コップ、食品のトレー、ペットボトル。これらが、1日にどれだけの量捨てられているかをご存知でしょうか?
一人1日あたりのゴミの排出量は約1.1㎏。その中で食品梱包材は相当な割合を占めています。そして、こういったゴミは道端などにもよく落ちています。
そこで、それらの使用をやめて、持ち帰って洗え、再利用ができる「マイボトル」や「マイ箸」に変えたとすればどうでしょう。家庭から出るゴミは圧倒的に減ることでしょう。
そして「マイ〇〇」と呼ばれる商品の良いところは、家計の出費が減ることです。マイ弁当を食べれば、ランチを買う必要がなくなります。マイボトルの飲み物を持参するようにすれば、コンビニや自動販売機でペットボトル入り飲料は買わなくなるでしょう。マイバック(エコバッグ)を持てば、買い物をする店舗によっては割引をしてもらえ、有料化されたビニール袋にわざわざお金を払うことも無くなります。私の暮らす地域ではビニール袋が2円なので、毎日2円を節約できると年間で約600円ほどは溜まる計算になります!
マイ〇〇を持つことはおしゃれで、環境に良い取り組みです!自分のお気に入りのマイバックやマイ箸を持って出かけるようにしてみませんか?
③地産地消を心がける
地域で作られた農産物や加工品を食べること。その1番の効果は「フードマイレージを下げる」ことです。「フードマイレージ」は食品の「輸送量」と「輸送距離」を掛けた数値のことで、食品を生産地から消費地まで運ぶのにどれだけの手間がかかったかを表す指標です。「フードマイレージが高い」ということは、それだけ「輸送の際に燃料を多く消費した」ということになり、温暖化の原因になる二酸化炭素の排出量が増え、環境への負荷も高まります。
食品輸入大国である日本のフードマイレージは、先進国の中で1番といって良いほどの高さです。
特に数値が高いものが穀物。次に、油糧種子(大豆油など)です。
どうして“お米の国”である日本は穀物を多く輸入しているのでしょうか。
その理由には「食の欧米化が進み、米の消費量が減っていること」「開発途上国の安い米を日本が買っていること」が挙げられます。日本は米どころ。日々の食生活で国産米をもっと多く食べるようにするだけで、日本の食料自給率は高まり、フードマイレージ数値が低くなることでしょう。
④オーガニック商品を買うようにする
オーガニック商品というと「おしゃれ」だけど「高い」といったイメージが多いのではないでしょうか。
なおかつ、私は大学の教授から「オーガニックなんて細菌だらけで危険だよ、食べるもんじゃないよ」とさえ言われました。
それでも私がオーガニックの商品を買う理由が何かと言えば、それはやはり、オーガニックは環境に良い商品の基準だから。オーガニックというのはただ単に「有機生産物」るという意味にとどまりません。オーガニックの商品は出来るだけ、様々な犠牲を出さないように作られた商品なんです。人間に対しても、環境に対してもいかなる犠牲を払わせることなく生産すること。これがオーガニックの本質です。そんなオーガニックをもっと活性化させるために私はオーガニックに投資をします。
⑤ゴミ拾いをする
小学生の頃はよく、学校や子供会のみんなでゴミ拾いしませんでしたか?その頃の私は「ただただ街を綺麗にしたいからゴミを拾んだ」と思っていました。
高校生にもなるとゴミ拾いという言葉さえも聞くことが少なくなりました。が、今になってそのゴミ拾いの大切さに気が付いたのです 。ゴミというのは人間がいないと出ません。さらに、生態系を循環できないものをゴミと呼びます。
生態系を循環できないゴミを放っておくとどうなるのか。細菌によって分解されることもなく、半永久的に海を漂ったり、土の中に放置されたまま留まったりしてしまいます。もし、燃やされたとしてもその結果、温室効果ガスが大気中に漂うことになるのです。
海に流れたゴミは光によって分解され微小なプラスチック粒子であるマイクロプラスチックとなって魚が食べ、やがては私たちの食卓に出てくるのです。分解されないゴミは海の生物を窒息死させる危険もあります。
海を汚したり、動物を苦しめたりするものをわたしたちが住んでいる美しい日本にわざわざ放置する必要はないんです。
自分が変わることで世界を変える
私は自分の行動しだいで世界を変えることは出来ると、本気で信じています。今、この記事を誰かに読んでもらう。それだけで世界は少し変わります。私が変わることで、また見本となることで誰かの心に届き、行動してくれる人が増えると信じています。
「自分一人がやったところで何も変わらない」
みんなそう思い込んでしまい、何もしようとしません。
「転がる石には苔が生えぬ」
動かない石のようにじっとしていれば知らない間に苔のような好ましくないものがたまる一方です。でも、少しでも行動ができればそんな苔は付くことがありません。
1つの石が動けば必ず他の石にぶつかり、その他の石は動き始めます。
自分を信じ、地球に優しい生き方を通じて心地よい人生を実現するべく、今こそ皆さん一人一人が行動を始めてみませんか。
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参考:環境省「virtual water」
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