【話題の美人女社長、加藤美佐子さんに訊く】人生の成功の秘訣とは?
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人にフォーカスをあててご紹介していく、こちらのシリーズ。
今回はモデル・プロダクションや自社コスメ開発・販売を行う会社「株式会社シュガープラス」で代表を務める美人女社長、加藤美佐子さんにお話を伺います。
今回はPINKRUSHという加藤さんの運営される、原宿のコスメ店に遊びに行ってきました。
加藤美佐子さん
加藤さんの運営される、原宿のコスメ店PINKRUSH。
彼女はもともと学生時代からモデルやタレントとして活躍していましたが、一時は子育てに専念するため、モデル活動を引退。
その後何年かの間、普通の主婦として生活していたものの、「あるきっかけ」を元に起業を志し、現在は経営者として活躍中です。
人気TV番組「深イイ話」等のメディアでも美人社長として出演するなど、多くの働く女性や主婦のロールモデルとして大変注目されています。
そんな彼女が今に至るまでどのような道を歩み、どのようなライフスタイルを送っているのか、そして美や健康の秘訣についても余すことなく訊いてきました。
どんなお話を聞くことが出来るのでしょうか?
身近な人の死を目の当たりにし、「自分もこのままでは絶対後悔する」と思った。
松浦:こんにちは。今日はよろしくお願いします。
はじめに加藤さんの起業のきっかけについて簡単に教えていただけますか?
加藤:私は元々はごく普通の幸せな主婦だったんです。
ある時、突然父親が他界してしまいまして。
その時、とてもびっくりしたんですよね。
「悲しい」という感情よりも先に、本当に「びっくりした」という表現が正しいと思います。
「ああ、人生には限りがあるんだな。」って。死とはこんなに突然やってくるものなんだって。
父親も、きっと人生においてやりたかったことが、もっともっと沢山あったと思うんです。
父という身近な死を目の当たりにした時、自分もこのままでは絶対後悔するなぁと思いました。
そうしたら、「じゃあ、やりたいことを全部やろう。」と。
松浦:なるほど、お父様の他界がきっかけで起業をするという決意をされたんですね。
でもいきなり主婦という立ち位置から起業するのは大変ではないかと思うんです。
まずみんなこういう時に知りたいのが、恐らく「一番初めに何をしたのか?」と言うことだと思うのですが、いかがでしょうか。
加藤:まずは「会社を作ろう」と思って作りました(笑)。
インターネットで色々調べているうちに「会社ってこんなに簡単に作れるんだ!」ということがわかって。
当初は起業家なんて周りにいなかったので、詳しく訊ける人もいませんでした。
まずはやるしかないなって思って。
「もしダメだったら、やめてもいいや。」と思いまして(笑)
松浦:とは言え、会社を作るというのは一般的には、一大事だと思うのですが、すぐに行動に移すことが出来たのはどうしてですか?
加藤:「もしダメだったら、やめてもいいや。」と思いまして(笑)。
松浦:え、そんな簡単なノリで始めちゃったんですか?(笑)
加藤:ほら、会社って今は資金がなくても作れるじゃない?
そもそも何もリスクがないと思いましたし、まずは作ろうかなぁと。
一般的な主婦だと貯蓄がないですし。
私もそうだったので、まずは「手元にあるものだけ」で、在庫がなく、かつ小さなところからでも出来ることを始めようと思いました。
その当時、娘が大学生だったのですが、ちょうど娘が読者モデルを始めたんです。※1
そのような背景もあり、私自身もかつてモデルをやっていたので、なんとなくマネジメントや業界への知識があったから、これなら出来るかなと思って。
きっとモデルの女の子の気持ちも分かるんじゃないかな?と。
※1シュガープラスの取締役は、ラブベリーの元専属モデルであり、CanCamやPINKYをはじめとする有名雑誌で現在も人気読者モデルとして活躍中の娘の加藤瑠美さん。
松浦:つまずいたことはなかったんですか?
加藤:躓きっぱなしですよ(笑)。
でも私の場合、「のんびりやればいいかな」という温度感で始めたので。
一気にやって一気につぶれちゃうケースもありますし、ある程度自分なりのペースでやった方が続いたりするじゃないですか。
私も、あくまで無理をしないスタイルでやっています。
工場に直接電話して、「この化粧品はどうやって作るんですか?」と、問い合わせをした。
www.wisegeek松浦:起業においては、ご自身の得意領域であるモデルプロデュース以外では、何か新しいチャレンジもされたんですか?
加藤:まずは「会社としての形」を作りたかったんです。
そこで、化粧品を作る、というチャレンジをしました。
これは完全に未経験からのスタートですね。
松浦:いきなり未経験からコスメを作るというのは結構ハードルが高いイメージがあるのですが、具体的にはどのように始められたのですか?
加藤:私は化粧品の専門知識もありませんでしたし、美容部員だったわけでもありませんでした。
むしろエステも行ったことがないくらいの素人でした(笑)。
だからはじめは全部手探り状態ですよ。
例えば最初は工場に直接電話して、「この化粧品はどうやって作るんですか?」って、問い合わせをしたり、知り合いに訊いたり、自分でインターネットで調べたりしながら「へえ、こんな風にやるのかぁ」と、ひとつひとつ知っていきましたね。
松浦:現在は通販の他、大手小売店や雑貨店、各種メーカーとのコラボレーションコスメなど自社商品を展開されていますよね。
化粧品を自社で開発し、在庫を持つというのはある意味チャレンジだと思うのですが、どんなことに気を付けていましたか?
加藤:まずは通販など小規模からはじめました。
あとは自社の読者モデルとコラボレーションをすることで、独自の商品展開をしていきました。
専門のOEM会社さんを使ったりすると、やっぱりコストがかかってしまうので、企画や開発、デザインもほとんど自社でやることにしています。
以前漫画家を目指していたこともあり、デザインもどこか似たところがあるので好きなんです。
松浦:これを見ている多くの人が、おそらく疑問に持つのではないか?ということを代弁して私からぜひとも訊いてみたいことがあります。
加藤さんみたいに「元モデル」というキラキラしたバックグランドがなくても起業できると思いますか?(笑)。
加藤:可能ですよ。誰にでもできると思います。
特に今の時代、色々な手段があるからやろうと思えば何でもできますよ。
商品を作りたければ、お店に並べなくても売る方法は沢山ありますし。
もっと気軽にやれば良いと思います。
「上手くいかなかったら、やめればいいか」くらいでもいいんじゃないですか?
松浦:今の時代、最悪失敗しても働ける場所は色々ありますし、失敗を恐れずにまずはやってみるということが大事だということですね。
インターネットで調べれば、資金がなくても会社なんてすぐに始められるってことがわかります。
松浦:加藤さんから起業したい女性に対してメッセージをお願いします。
加藤:皆さん、どこか起業っていうものを「スゴイもの」と思いこんでいる方がすごく多いんですよね。
特に日本だとそういう傾向にある。
海外だと、ちっちゃなお店を自分でやっている女性も沢山いますよ。
何が怖いのかなぁ?きっと、ちゃんと調べていないのもあるんじゃないでしょうか。
インターネットで調べれば、資金がなくても会社なんてすぐに始められるってことがわかりますし。
皆さん、恐らく起業がものすごく敷居が高いと思われていると思うのですが、そんなことは全然ありません。
私の事務所に所属している読者のモデルの子たちも皆続々と自分で会社をはじめていますよ。最近若い女性は、皆すごく元気がいいです。
あ、勿論、私もまだまだやりたいこと、沢山ありますよ(笑)。
松浦:世の中の女性へ、加藤さんみたいに楽しく成功する秘訣を教えてもらえませんか?
加藤:気軽に考えることじゃないですかね?
考えているだけで、やらないと何も変わらないので、まずは何でもやってみたらいいと思います。出来る範囲でね。
それと、色んな人に話をききにいくのもいいと思いますよ。
例え寝ないでも、やりたいようなことをやる。
頑張っていると、自然といろんな人が助けてくれるようになります。
松浦:女性が始めるなら、どんな事業がおすすめですか?
加藤:それはもちろん、自分が楽しめることですよね。
例え寝ないでも、やりたいようなことです。
そうやって頑張っていると、自然といろんな人が助けてくれるようになります。
私もいつも助けてもらってばかりですから(笑)。
常に「こういうことがしたい」ということを、色々な人に言う。
口に出すことで自然とチャンスが巡ってきます。
松浦:それもすごいですよね。なかなか人に協力してもらうことって簡単ではないと思うんです。人に協力してもらうコツはありますか?
加藤:常に「こういうことがしたい」っていうのを、ひたすら色々な人に言うことですね。
「こんなことがやってみたい」「こんな人と会いたい」「こういうものが食べたい」「こんなところに行きたい」そうやってどんどん口に出すことです。
口に出すことで自然とチャンスが巡ってきます。
例えば私は旅行に行く時、必ず会う人会う人に事前に報告するんです。
ミャンマーに行く時には「私ミャンマーにいくの!」って。
そうしているうちに、誰かしら現地の面白い方を紹介してくださったりするんです。
あとは、常に何かをしてもらうばかりではなく「その人に対して、自分ができること」も提案するようにしています。
松浦:加藤さんは、今後どういったことに活動領域をひろげていきたいですか?
加藤:世界中の女性を笑顔にしたいです。
小物やアパレルなど、日本のカワイイを世界に広げていきたいですね。
私は女性の笑顔が大好きなので、自分が作ったワクワクするようなものが、その子たちの笑顔になるなら、どんなことでもやってみたいと思っています。
原宿のPINKRUSHというお店には、美佐子社長の「カワイイ」のこだわりが沢山。
健康の秘訣は「無理をしないこと」。
一日の終わりに、自分の体へ言葉に出して「今日もありがとう」と語り掛けるようにしています。
松浦:健康について、何か気を付けていることはありますか?
加藤:今食べたいなと思った、好きなものを食べています(笑)。
私の強みは健康なんです。
健康の秘訣は「無理をしないこと」。
朝まで徹夜するといった働き方はしないようにしています。
あとはストレスをためないことですね。悩んでもいいことがないので。
いつも自分の身体と心に訊いて、無理のない範囲でやっています。
それとこれは日課のひとつなんですが、一日の終わりに自分の身体に対して、言葉に出して「今日もありがとう」と語り掛けるようにしています。
松浦:ストレスは病気の元ですもんね。ストレスをためずに楽しくやる方法はありますか?
加藤:人間は二つのことは同時に考えられないんですよ。
だから落ち込みそうになったら、無理やり気持ちを切り替えることも大事です。
美味しいものを食べるのもいい気分転換ですし、楽しい音楽を聴いたり、街をぶらぶら歩く、カフェでお茶する。そういう簡単なリフレッシュを大事にしています。
短時間でもいいんです。環境を変えると、自然と気分も変わるのでおすすめですよ。
お手入れは自社商品のスプレー式化粧水のみで、たった二秒。
松浦:加藤さんはとてもお美しいですが、美容に気を付けていることは何かありますか?
加藤:お手入れはとてもシンプルです。
自社の商品で私自身がプロデュースを手掛けたミッシーローズという炭酸化粧水ミストを毎日お風呂上りに使用しています。
モデル/起業家である長谷川朋美さんという方も愛用しています。
肌につけるものはこれ一本のみ。たった二秒で終わるからラクちんなんです(笑)。
これを使うようになってから、全然乾燥しなくなりましたね。
最低限のものしか入っていない、防腐剤も入っていない安心安全な化粧水※2です。
※2 鉱物油・人工香料・パラベン・保存料・人工着色不使用。
炭酸ミスト、100%ダマスクバラ花水使用、完全無添加、国産天然蜂蜜配合。
松浦:無添加の化粧水を作ろうと思った背景は?
加藤:もともとは若い女性をメインターゲットにしていたので、ビジュアル面も重視したプロダクトが多かったのですが、自分のような年代も含め、誰でも使えるものがいいなと思い、できるだけナチュラルな成分のもので作ろうと考えました。
この炭酸化粧水ミストは炭酸水と100%天然のダマスクローズ、はちみつなどを使った天然成分の無添加化粧水なのですが、炭酸化粧水ミスト式のものであれば防腐剤を使わずに作ることができるということを知り、このタイプを採用しました。
新作マッサージオイル
簡単なのに安全な点がとてもおすすめですね。忙しい女性にもぴったりです。
あと、新商品で米ヌカオイルを使用した、こちらのスリミングマッサージオイルもおすすめですよ。
IN YOUの読者に向けてメッセージをお願いします。
加藤:私みたいに何もできない主婦でも、やりたいことが見つかって夢中でやっていれば、必ず色んな人が手伝ってくださって夢を叶えることができます。
まずは無理のないように、少しずつでもいいから、始めることが大事です。
自分の人生を後悔しないように、なんでも挑戦していただけたらと思います。
最後に
加藤美佐子さんとお会いして、まず始めにびっくりしたのは、その彼女のキュートな人柄。「女社長」という肩書からイメージするような、ツンツンした、クールで威厳のあるイメージとは全く逆の印象。
こんなに可愛らしく美人な社長さんは、人生でも初めてお会いしました。
彼女とのインタビューは「始終笑いの絶えない空間」であり、彼女の発する一言、一言がその場を和ませてくれます。
不思議と、彼女とお会いした後は私自身とても元気が漲ってきました。
「これを見ている女性が元気になってくれると嬉しいです」と偽りない笑顔で見送ってくださったことがとても印象的。
彼女のカリスマ性とは、一般的なカリスマと呼ばれるものとは全く違うのだと思います。
キュートでユーモア溢れる、周りから愛されるキャラクターこそが、彼女の成功の本当の秘訣なのではないかと感じました。
シュガープラスオフィシャルホームページ
取材協力:株式会社シュガープラス代表取締役 加藤美佐子さん/official blog
インタビュアー・編集:IN YOU 公式Editor 松浦 愛
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