疲れた胃腸に効果覿面！夕食断食のやり方と成功のコツとは？

IN YOU読者のみなさま、こんにちは。
看護師のほんのりです。

新学期も始まり、朝晩すっかり秋らしい空気に変わってきたこの頃。

涼しい時間が増えたので夏は一段落したように思いますが、
猛暑の中闘ってきたからだの疲れ、残っていませんか？

冷たい物の摂りすぎやクーラー冷え、
からだの中からも冷えを招きやすい時期。
胃腸もダイレクトに冷やされて、働きが弱まってしまいます。

今年は、お腹にくる夏風邪も流行りましたし、
胃腸にダメージを受けている方も多いのでは？

今回はそんなあなたにおススメ、胃腸の大掃除方法をお届けします！

実はほとんどの現代人は胃腸が弱っている？
『夕食断食』で胃腸の大掃除をしよう

今回お伝えしたいのは、
堀江昭佳著「血流がすべて解決する」の中にかかれている、
”夕食断食”です。

まず、堀江昭佳さんについて少しご紹介させていただきます。

堀江昭佳さんとは？

出雲大社参道で90年続く老舗漢方薬局の4代目の漢方薬剤師であり、
「血流がすべて解決する」の著者として知られています。

婦人科系、中でも不妊症を専門とし、
漢方治療により多くの妊娠報告がされています。

著書は累計で30万部を超えるベストセラー。

そこには、妊娠を望む女性だけでなく、
すべての女性に共通する興味深い内容が記されています。

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「血流が全て解決する」の内容とは？

では、この本の内容を少しご紹介します。

心身の不調は、全て”血流不足”が原因であることが多く、
血流をふやせば、心とからだの状態は改善すると述べています。

血流を増やすためには、

・血をしっかりつくるための食べ方
・元気な血を増やすための眠り方
・血流を良くするための習慣

など具体的な内容が記載されており、
漢方の知識を散りばめながらわかりやすく理論を説明してくれています。

その中でも、今回注目するのは、”食べ方”。

血をしっかりつくる食べ方ということで、
まずは胃腸を整えることの重要性を説いています。

血をつくるという目的を抜きにしても、
胃腸は全ての内臓の土台。
栄養素はここから入ってくるのですから！

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そんな胃腸の整え方を、下記にも詳しく記載して行きますね。

胃腸疲れの原因、症状

胃腸疲れはなぜおきるのか。

堀江氏によると、
胃腸が疲れるのはまぎれもなく胃腸が”働きすぎ”であるからと述べています。

朝起きて朝食を食べて家事が一段落するころや、
仕事の合間にコーヒーブレイク、
昼食をとって、
15時のおやつタイム。
仕事の合間にいただきもののお菓子をつまみ、
仕事が終わったらごほうびに甘いものをたべ、
夕食の支度をしながら味見ついでにちょこちょこ食べ。
夕食が終わってからのデザート…。

そんな生活になっていませんか？
わたしもまさにこれに近い生活を送っていました。

胃腸が休む間なんて、ほとんどないに等しいのです！

☆間食がやめられないのはミネラル不足のせい？

胃腸疲れの症状とサイン

胃腸疲れのサインとして、胃もたれは皆さんわかりやすく自覚しやすいかと思いますが、
口の周辺にできる吹き出物や口角炎なども、胃腸のサインなのです。

消化器は、正確に言うと、口から始まっています。
口から肛門まで、粘膜で繋がっているのです。

ですから、胃腸に炎症が起きれば、
消化器の入り口である口の周りにトラブルが起きるのは当たり前のことなのです。


また、働きが低下した胃腸は、本来の仕事をこなすことができません。
消化不良・逆流性食道炎・下痢・便秘など、あらゆる問題が付随して起こってしまう可能性もあります。

なぜ胃腸疲れに”夕食断食”なの？
メリットを徹底解説！

空腹がからだにいいその理由

胃というのは、食べ物がやってくると収縮します。
それによって、食べ物を中で細かくして消化していきます。

ところが、胃が収縮するのは、
食べ物が入っている消化の時だけではないのです。

食事をした後およそ90分経つと、胃
は食物を全て小腸へ送り出すことになるのですが、
中が空っぽになったとき、
消化しているときよりもずっと強く収縮するのです。
この収縮は小腸のほうまで連続的に伝わっていきます。

なぜ消化していないのに強く収縮するのでしょうか？

それは、胃腸を掃除しているのです！

強い収縮を起こすことで、
胃や腸の中にある食物残渣物や古い粘膜をはぎとり、
きれいに掃除していくのです。

しかし、この大事な掃除時間がないとどうなるでしょう？

食べ物のカスは残り、腸壁は汚れ、
どんどん胃腸の働きが低下して行きます。

すると、消化力も弱まり、
持たれたり十分消化できずに、
吸収しやすい栄養の形とならずに、
栄養として体内に届くことがなくなってしまいます。

空腹時間＝胃腸の掃除時間！

と心得ましょう。

上記のことをふまえると、
ちょこちょこ食べる習慣は完全に胃腸への負担を強いているわけですね！
大切な掃除時間を奪ってしまっているのです。

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健康のためには、朝食は食べた方が良い

空腹時間を長く持てばいい、というなら、
夕食でなく朝食を抜く方がラクにみえます。

朝食を抜く方も現代では多いと思いますが、
朝ご飯は食べることをおススメします。

朝食を食べた方が頭の働きが良くなり、体温が上がります。
また、体内時計をリセットする効果もあります。


漢方の視点から見ると、
朝起きて排泄をし、その後に食事をするのが、
一日のからだのリズムに合わせた本来の食習慣と言われています。

朝から午前中にかけて胃腸の働きも活発になり、十分な栄養を吸収できるのです。


空腹時間は掃除時間とお伝えしましたが、
掃除のあとには、必ずごみがでますよね。
それが排泄物です。

夜の間に胃腸の大掃除を終わらせて朝ごみを出し、
体内をすっきりとさせた上で、良質な栄養素を入れる－－－－

それが自然のリズムと合った理想的なスタイルだとは思いませんか？

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実践してみよう！『夕食断食』の方法やポイントは？

実際の夕食断食のやり方としては、難しいことはありません。
字の通り、一週間夕食を食べない、それだけです。

しかも、完全断食とは違い、朝食・昼食は食べていいのです。
食後のデザートだってOK。

『夕食断食』を成功させるための2つのポイント

就寝8時間前から、食べない

夕食を食べない。
では、”夕食前”っていつまで？というのが、人によって認識が違うと思います。
4時や5時の間食は夕食ではないからよいのでしょうか？

胃腸の本格的大掃除が始まるのは、食後8時間経過してからだそうです。
ですから、就寝が23時の人は、少なくとも15時以降は食べない方がいいでしょう。

飲み物について

水分はとってもOKです。
また、慣れないうちは、
夕食のかわりに酵素ジュースや固形物の無いスープなどで
置き換えを行っても大丈夫です。

ポタージュなどおなかに溜まりやすいものはやめておきましょう。

☆断食時におすすめ！無農薬マクロビオティック酵素ペースト

全体参考：堀江昭佳著　血流がすべて解決する・血流がすべて整う食べ方　より

本当に胃腸の疲れに効くの？私の『夕食断食』体験談

少し前のハナシになりますが、1年ぐらい前から、
やたら胃もたれ＋だるさが続く日が時々ありました。

独身時代も、看護師という不規則な勤務で体調を崩し、
漢方薬のお世話になったこともあるので胃腸は弱めです。


はずかしながら、甘い物大好きです！
間食だってしょっちゅう。

そんな状態で過ごしていました。

☆甘いものがやめられないあなたへ。幻のハーブ「サラシア・レティキュラータ」


時々調子を崩してもその時は何をしたわけではなく、
なんとなく治っていました。

この夕食断食のことは知ってはいましたが、
実践するまでには至らず・・・

そこで今回、夏を前に夕食断食を決行してみることにしました！


内容は、上記で述べたとおり。

ただ私の場合は初めてな事もあって、
夕食はスープや味噌汁の汁だけなど置き換えで対応しました。

（実際、甘い物や間食が多い人には、低血糖症状は出やすいそうです。）


はじめて3日間ぐらいは胃の収縮が顕著に感じられて…
正直慣れなくて気持ち悪かったです。

水分は取るようにしていましたが、
こんな”からっぽ”な感じはいったい何年ぶりでしょうか…

それほどまでに、胃腸を休めていないような生活でした。

また、１、2日目、やっと夜を越えて朝食を食べた後、
おなかを下してしまいました。



普通のご飯とお味噌汁といった内容でしたが、
負担が大きかったのかもしれません。

3日目ぐらいから、
朝食もおなかにやさしめのお粥と薄味の味噌汁や豆腐などにしたら、
おなかを下すことはなかったです。

しかし、たった20時間未満の空腹でも、
朝に固形物を十分に消化できないなんて、
胃腸がしっかり働けていないんだなぁと実感。

無事に一週間を過ごし、からだが軽くなりました。

胃腸が劇的に改善したとまでは行きませんでしたが、
からだに停滞している”余分なもの”は出て行った感覚が感じられました。

そして当たり前にしていた間食。
これは、なくても全然大丈夫になりました！
やっぱり、間食が習慣になっていたんですね…反省。

甘いものは食べますが、
以前ほど欲さなくなったのはうれしい事です。

胃腸が疲れる原因。
『過食は万病のもと』は本当だった！

前述しましたが、
体験を通して「本当に胃腸を休める時間が少なかったんだなぁ…」
と改めて考えさせられました。

現代は飽食の時代。

食べるものは溢れていて、選び放題な現代。
その分、偏ったり、過分な栄養は”毒素”化します。

漢方薬の歴史を見ても、
古い時代は冷えや寒さ、栄養不良と言った病気を治す薬が中心でした。

しかし、近代の漢方薬はこれと変わってきており、
食べ過ぎによる肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病などといった、
いわゆる生活習慣病を治す薬が必要になっています。

栄養が不足していた時代から、
栄養過多によって病気が引き起こされてしまう時代へ。

人間の、本来のからだが必要としている食事様式を、
今一度考えてみる必要がありそうです。

腹八分目に医者いらず
という故事がありますが、
何事も適度、そこそこ、がいいですね。

”過分”なものは、必要ありません。

今後も、からだの声を聞きながら折を見て夕食断食を時々行いたいと思います。

内側からよみがえりたい方は、
是非『夕食断食』をお試しください！

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