東洋医学からみた喘息の原因は? 喘息の症状があるか小児喘息と診断された我が子が取り入れている3つの簡単な習慣
暦の上では秋が到来したものの、まだまだ暑い日が続きますね。
秋と言えば空気が乾燥する季節。
東洋医学では秋は乾燥に弱いとされる臓器「肺」を養生する季節です。
喘息持ちの方や扁桃腺が弱い方にとっては辛い時期なのではないでしょうか。
子どもが小児喘息と診断された
私事ではありますが、
実は今年で4歳を迎える我が家の子どもも
1歳の時に病院で小児喘息と診断されました。
「軽度のものだし、薬でコントロールもできるから安心してね」
先生からそう言われたものの、内心とてもショックでした。
「薬ってどんな薬なんだろう…?」
色々と調べてみましたが、調べれば調べるほど
発作が起きた時の対処療法として、薬が必要な治療であることは理解しつつも
それだけに頼って治療する気分にはなれませんでした。
できれば自然な方法で体質改善させたい
そう考えた私は、毎日の習慣でこの子の体質を改善していくことにしました。
前職で薬膳料理を提供していたこともあり、
まずは東洋医学の観点からみたときに喘息とはどういったものなのか
を調べるところから始めました。
肺と腎が虚弱だと喘息になりやすい
東洋医学で捉える喘息は「気・血・水」のうち、「水」の代謝が上手くいかないときになりやすいとされています。
水の巡りが悪く、呼吸器に水が滞ると、痰が絡み喘息などの症状が起きやすくなると考えられています。体にたまった余分な水はと水毒と言われ、身体に様々な悪影響を及ぼすと言われています。
東洋医学ではアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、頭の頭重感やお腹の張りなども水毒の症状の1つとされています。
例えば、アレルギー性鼻炎持ちの人がお腹が張るなどの症状がある場合、原因は別と考えられがちですが
東洋医学の観点から見れば原因は同じということなのです。
水の代謝にかかわるとされている臓器は
「肺」と「腎」
水の代謝に関わるとされる臓器は肺と腎の2つです。全身を巡った水は一度腎に集まり、必要なものと不要なものに分けられます。
そのうち必要な水が肺や脾、全身に送られます。
肺は、腎から送られた水を全身にスムーズに巡らせます。
子どもはもともと肺と腎が未熟
子どもの体質の特徴の1つに、二余三不足というものがあります。
「肝」と「心」が高まりやすく(二余)
「脾」「肺」「腎」が未熟であるということです(三不足)
もともと「肺」と「腎」が未熟な子どもは、大人と比べて喘息にもなりやすいと言えます。
成長に伴って、肺と腎が強くなり改善するケースも多いですよね。
(腎の強さは両親から譲り受けたものとも言われています。子どもを喘息体質にしてしまった自分に後悔もありましたが、「これからお母さんがあなたの体質を良くしていくからね!」という気持ちで向き合っています。同じようにご自身を責めていらっしゃる方がいましたら、一緒に前向きに頑張っていきましょう…!)
我が家で取り入れている習慣
喘息体質を改善させるには
「肺」と「腎」を強くすることに焦点を当てていくことになります。
肺を強くすると言われる食材は「白い食材」「辛味の食材」
大根、白ごま、白きくらげ、梨、れんこん、山芋など
辛味も肺に作用すると言われますが摂りすぎるとかえって乾燥をすすめるため
大根おろしや生姜、ネギなどの自然な辛味のある食材がおすすめです。
腎を強くすると言われる食材は「黒い食材」「鹹味の食材」
黒豆 黒米 黒ゴマ きくらげ 昆布やわかめなど黒色の食材
長芋やオクラなどの粘り気のある食材やクルミなどのナッツ類もおすすめ
我が家では日常的にこれらの食材を意識して取り入れるようにしています。
習慣としては簡単なことですが、以下3つのことを実践しています。
1 定番中の定番 肺を強化するはちみつ大根
のどに良いと言われる定番中の定番「はちみつ大根」は実践している方も多いのではないでしょうか。
ご存知の方も多いでしょうが、作り方もとっても簡単。
角切りにした無農薬の大根を煮沸消毒した瓶に入れ、大根がかぶるくらいの量のはちみつを入れればOK。
3時間ほどで大根のエキスが出てきてはちみつがサラサラのシロップ状になります。
大根の臭いが苦手な方も中にはいるようですが、レモンを加えるとさっぱりとしてより飲みやすくなります。
中の大根は、お漬物のような食感になります。我が家では醤油をかけてごはんのお供にして頂いています。
はちみつの代わりにマヌカハニーを使って作るとより効果が期待できます。
うちでは、歯磨きをした後で寝る前に人さじ舐めて寝るようにしています。
マヌカハニーの抗菌作用で虫歯予防も期待できますよ。今のところ我が家の子どもたちは虫歯ゼロです!
2 山芋や黒豆など腎を強化するものを定番メニューに
腎を強化するために黒豆や山芋を日常的に食べさせています。
山芋の輪切りを焼いて海苔で巻いたものや
黒豆ご飯で作ったおにぎりは我が家の定番おやつ。
黒豆は十分に炒ってからお湯を注げば黒豆茶になります。
お茶として頂いた後は、炊飯器でお米と一緒に炊けば黒豆ご飯に。
腎の強化は子どもの発育にも、自分自身のアンチエイジングにもつながるのでお母さんも一緒に取り入れると良いですね。
3 エアコンの掃除
食事以外のところでは、カビ対策も重要です。
特にエアコンの中はカビが生えやすいスペース。
エアコン内のカビは風に乗って部屋中にばらまかれることになるので、喘息持ちでなくとも体に良いはずがありませんよね。
写真は以前、3年ほど放置していたエアコンを掃除してもらったときのもの。
あまりの汚さに驚愕しました。
それからというもの、どんなに他の家事がおろそかになっても週に1度はエアコンのフィルターだけは拭き掃除をするように。
アレルギー性鼻炎の友人も、空気が変わったの分かる! と言ってくれました。笑
子どものためにできること
緊急時はお薬に頼ることもありましたが、幸い我が家の子どもは今は風邪をひいたとき以外は喘鳴など起きることもなく元気に過ごせています。肺と腎を鍛えることは、風邪をひきにくい体づくりにも役立ちます。
お母さんの乾燥肌対策やアンチエイジングにもつながるので一石二鳥。
特に目新しいことをしているというわけではありません。
知っていれば、きっと誰でもできること。
良ければ取り入れてみてくださいね。
皆様のより健康でより楽しい毎日のお役に立てますように。
IN YOU Marketのオススメオーガニック商品
この記事を読んだ方にオススメの記事
傷んだ髪や増える白髪は疲れ?老化? 東洋医学と食養生から、きれいな髪を目指して今すぐできるヘアケア世界の中でも年々増える日本のガン罹患率。大腸ガンが増える理由とワーキングママに知ってもらいたいこと
子供の水いぼが半年で自然治癒しました。自然派医師と中国医学の水いぼについての見解の違い。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう