子供の水いぼが半年で自然治癒しました。自然派医師と中国医学の水いぼについての見解の違い。
子供の水いぼが半年で自然治癒しました。自然派医師と中国医学の水いぼについての見解比較
子どもが一度はかかる病気に水いぼがあります。
周囲の人に聞いても、子どもの頃にかかったという人がとても多いです。
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによって人から人へうつる、7歳以下の子どもに多い皮膚の感染症です。
水っぽい光沢があり、いぼ状に出っ張っているのが特徴。
私の子(3歳)も水いぼにかかりましたが、半年ほどで自然治癒しました。
かかりつけの自然派医師には「水いぼに薬はいらない。
放っておけば治るよ」と言われ、中国医学の先生には湿熱と言われハトムギを勧められました。
東洋西洋セカンドオピニオンについてもまとめました。
水いぼの一般的な治療方法
治療は、数が少ないうちに摘み取るのが最も確実で早く治す方法です。
トラコーマ摂子という、先が輪になったみずいぼ専用の器具でみずいぼの基部を挟み、中身のモルスクム小体をつまみ取ります。
多少の痛みはあるものの、10個以内くらいなら小さい子どもでも我慢できる事が多いです。しかし何十個となると、もう我慢できず嫌がって泣き抵抗します。無理やり取ると、次からは絶対に容易には取らせてくれず、数人で押さえて取らなければならなくなり、
お互いに汗まみれで大変な労力を要することになります。
健康な子どもでは、6ヵ月~3年で自然治癒するとされていますが、個人差が大きくその患児がいつ治るかを予測することは困難です。特に、アトピー性皮膚炎の子どもは、いったん感染すると湿疹を掻くのと一緒に掻いてしまって、全身に無数に増えて広がりやすいのです。また、ステロイドを塗るとみずいぼが増加しますので、アトピー性皮膚炎の治療が適切にできなくなってしまうというデメリットもあります。
引用 日本小児皮膚学会
自分自身もそうですが、夫や周囲の友人もピンセットで摘まみ取る治療をしている人が多いです。
二の腕にできた水いぼピンセットで取ってもらったことは今でも覚えています。
小児科は水いぼを残す、皮膚科は取る傾向にあるようで、科によって治療方針が違うとママ友に教えてもらいました。
「水いぼは放っておけば治る」自然派医師の見解
昨年末から水いぼが少しずつで始めたので、かかりつけの自然派医師山田真先生の医院(東京都八王子市)を受診しました。実際のところ、病気を治す薬はとても少なく、病気によって起こった症状をやわらげる効果しかない薬がほとんどなのです。
特に子どもがかかる病気の場合、大半は自然に治ってくれます。
だから周りの大人に「子どもが高熱でふーふーいっていてもオロオロせずにじっくり待っていられる」という気持ちがありさえすれば、薬を使わないですむことが多いのです。
引用「子どもに薬を飲ませる前に読む本」山田真著
山田先生は「子どもに薬を飲ませる前に読む本」や「予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ」など多数本を出版しています。
「子どもに薬を飲ませる前に読む本」の一節にでわかるように、子どもの自然治癒力を信じなるべく薬を出さない方針です。
受診したところ「水いぼは放っておけば治るよ、ウフフフ」といつも通りニコニコして薬なしの診察でした。
4ヶ月ほど経ってから、水いぼがジクジクして不快そうだったので山田先生を再受診。
診察室に入ったら先生は開口一番「水いぼ取ってこいって言われた?」と質問笑
幼稚園や保育園の方針で、感染を恐れて水いぼを治療してほしいと言われることもあるようです。私の子どもたちが通っている園は幸い皮疹に神経質ではないので治るのを見守ってくれていました。
不快なのか最近機嫌が悪くて・・・というと「痒いときは保湿剤を塗るといいよ」とヒルドイドを処方されました。結局使わないうちに治ってきました。
かき壊したら化膿止め。ステロイドは菌の栄養になるから肌は綺麗になるけど水いぼは増えるよ
と山田先生は言っていました。おかげさまで水いぼが治るのを見守ることができ、今では跡も残らずツルツルになりました。
「油物、甘いものに注意」「ハトムギがおすすめ」中国医学の先生の見解
3〜4ヶ月に一度中医整体の先生に診ていただいていて、子どもの水いぼについて相談しました。三千年に及ぶ皇帝のための、人体実験に裏付けされた理論。膨大な統計学。
中国医学は原因を「内」に求め、一人一人を徹底して観察します。全ての事象を五臓六腑に結びつけた理論展開です。
中国医学で診断された内容はこちら。
- 水いぼは胃経、胆経に出ている
- 水を抜くような食べ物、きのこや海藻を食べると良い
- お腹自体の動きが悪い
- 冷やしちゃダメだけど冷性の食べ物は食べた方がいい
- 水いぼが出ている間は甘いもの、油物は注意
- 動物性の油物は避ける、食べるなら魚
次女の場合は胃経、胆経に症状が出てるとのことでした。
胃経は、甘味の食材の消化、胆経は油物の消化がと推測して食生活を見直します。
湿熱をとるツボ押し
治療としては、ツボや薬膳で湿熱をとっていきます。中医学では体に影響を及ぼす気候的要因のことを「六邪」といいます。
風邪(年間を通じてあらわれるが、特に春に多い)
寒邪(冬や気温が低い時期に多い寒邪)
暑邪(夏の盛りにみられる)
湿邪(湿気をもつ邪気で、梅雨時や、湿気の多い環境であらわれやすい)
燥邪(感想の強い邪気で、秋から冬にあらわれやすい)
火邪(火邪は他の邪気が鬱して熱化したもので季節性がない)
いずれも過剰だったり極端に足らなかったりすることによって「邪」という害を及ぼすものになります。
体内にも、空気中にも余分な水分が溜まります。「湿」の気候的要因によって「湿邪」という病理性質に変化し体に様々な症状を引き起こす原因とされています。
湿を取るのにオススメされたツボはこの4つ。
- 陰陵泉(いんりょうせん)
- 陽陵泉(ようりょうせん)
- 豊隆(ほうりゅう)
- 合谷(ごうこく)
【陰陵泉】脚・ひざ・腰に効くひざの内側のツボ。すねの内側にある骨際を指でなぞり上げて、指が止まるところ。
【陽陵泉】経絡の通りをスムーズにし、巡りをよく。ひざの下の出っ張った骨(腓骨頭)の前方下にあるくぼみ。
【豊隆】すねの骨沿いをやさしく刺激し張りをオフ。「条口」から外に人差し指幅1本分。
【合谷】代表的なツボ。手の甲、第2中手骨のちょうど真ん中の親指側。親指と人差し指の付け根のあいだあたり。
画像引用「症状改善!ツボ大全」
お風呂上がりになんとなーくすねの骨の脇にツボが集まっているので、足首からももに向かって内臓に水を押し戻す感覚で揉んだりしていました。
中医学的治療法、ハトムギ
湿を取り除くのに効果があると言われているのはハトムギです。漢方では「薏苡仁(よくいにん)」という生薬として、主に浮腫の治療、排膿、清熱などの作用があります。水分代謝を活発にしてくれて、余計なデキモノを取りのぞいてくれます。
ハトムギを炒って煎じたものを飲ませる、と言われたので間違ってハトムギ茶を買ってきてしまいましたが、効能が違うそうです。
西原式育児をしているママ友から「ハトムギは皮が硬いので割れハトムギがいい」と聞いてこちらを買ってみました。
ハトムギを適量ご飯に混ぜて炊いてみましたが、違和感はありませんでした。
うちの子たちは雑穀は嫌がるけど、ハトムギ単体は気づかずに食べてくれました。
水いぼは自然に治る!
昨年末から次女の水いぼで、かさぶたになったり、引っ掛けて血が出たり、周囲の人に心配されたり・・・水いぼを見るたびにヤキモキしましたが、じっと治るのを待ってみたら跡も残らず綺麗になくなりました。
子どもの自然治癒力を引き出すということを意識し始めて3年以上経ち、驚かされることばかりです。
もし、今水いぼでモヤモヤしている親御さんがいたら、必ず治るから大丈夫だよと伝えてあげたいです。
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