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【連載#最終回:牛乳神話を疑え】どうしても牛乳を飲みたい、使いたいと思っている人へ

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【連載#05:牛乳神話を疑え】虐待を受けている乳牛がいる、というひとつの事実

【連載#04:牛乳神話を疑え】学校給食に牛乳が出され続ける謎の理由を解明する 

【連載#03:牛乳神話を疑え】牛乳も原因と考えられる3つのがんと1つの理由 

【連載#02:牛乳神話を疑え】牛乳アレルギーの数々、これでもまだ牛乳は「聖水」ですか?

【連載#01:牛乳神話を疑え】わたしたちは「子牛の飲み物」を小さい頃から飲まされ続けている! 

牛乳神話を疑えの連載も今回で最終回です。散々牛乳を’批判’してきましたが、「牛乳がよくないことは何となくわかったけど、じゃあ、代わりになるものはあるの?」という部分についてお伝えして、この連載を終えようと思います。

牛乳は過酸化脂質(錆びた油)を含む動物由来の食品の中でも、腸相を悪化させやすいですし、日本人は「乳糖不耐症」といって乳糖を分解する酵素をほとんどもたない人が多いのでできるだけ摂らない方がいいことはこれまでにお伝えしてきました。


豆乳のススメ

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「牛乳の代わり」という言い方が適切かどうかはわかりませんが、どうしても「牛乳の味が好きで飲みたい」「料理で使う牛乳の代わりになるもの」という場合におすすめできるのは、植物由来の豆乳です。

牛乳と豆乳には含まれるたんぱく質が動物性であるか植物性であるかという大きな違いがあります。豆乳は牛乳に比べカロリーやコレステロールが低く、豆乳に含まれる植物性たんぱく質は基礎代謝を上げ、生活習慣病の原因となる肥満を予防する効果があるとされています。サポニンという成分も血中のコレステロールや脂肪を溶かしてくれます。これによって肥満が予防されるのです。

さらに、豆乳に含まれるレシチンという成分には血管内の悪玉コレステロールを減らす働きがあり、高血圧を防いでくれます。よって、生活習慣病を予防するという観点からは、牛乳は健康に良くない、豆乳を飲むのが良いということが言えます。豆乳はホワイトシチューやグラタンなど、牛乳を使う料理のほとんどで代用することができます。


豆乳の種類

豆乳はJAS規格により「豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」の3種類に分類されます。このうち大豆をゆでて絞っただけの製品は「豆乳」だけです。食品添加物の使用も味の調整も一切認められず、大豆固形分8%(大豆たんぱく質換算3.8%)以上と規定されています。

「調製豆乳」では大豆固形分6%(大豆たんぱく質換算3%)以上となり、さらに食品添加物の使用も許可されます。また、加糖された物も多く、糖度が一般的な甘いジュースと同等の11%もある製品まであります。

「豆乳飲料」は前述2つに当てはまらない豆乳入り飲料のことで、さらに緩い規格となります。

豆乳は「豆乳」という規格を確かめ、国産大豆を使用した物を選ぶようにしましょう。特に豆腐を手作りする場合には、大豆の味が濃い製品(大豆固形分10%以上の物)を選ぶとよいでしょう。濃度の高い豆乳には、「豆腐ができる」と明記されているものもあります。


母乳が出ない、出にくい人にもすすめられる「豆乳」

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子育て真っ最中の女性からすれば牛乳に関しての知識は余計にあったほうがよいでしょう。学校給食で出される牛乳についてもそうですし、乳児、赤ちゃんにとってもきちんと考えてあげたいところです。近頃では、母乳が出ない、出にくいという女性も増えているようです。

自然食・自然療法研究家の東城百合子氏によれば、

「昔は玄米の重湯で立派に育てたものです。玄米の重湯なら、ビタミン、ミネラルの豊富なミルクになります。何も危険な人工添加物入りのミルクを与える必要はありません。また昔から日本には豆乳があります。豆腐を作るときに、にがりを入れない前のものです。特に、最近は乳児用ミルクの汚染で、牛乳アレルギーの赤ちゃんが増えています。これは腹痛や、湿疹のような形で出てきます。全身が真赤になって頭の先までかさぶたになり、とてもかわいそうです。そうした赤ちゃんに豆乳と玄米スープを与えますと、きれいに治って、美しい肌の赤ちゃんに育ちます。」

参考文献『安心できる離乳からの健康育児』(東城百合子著)


豆乳の作り方

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①大豆一合を水につけて一晩ふやかす

②ミキサーか、すり鉢でする

③7倍の水を入れる

④焦げないようにかき回しながら煮る

⑤沸騰したら、別に一合の水を3回に分けて入れ、吹き上げを防ぐ

⑥ふきんでしぼる

⑥のふきんで絞った汁が「豆乳」です。このしぼりかすが「おから」です。豆乳三号に対して塩小さじ半分、黒砂糖大さじ一杯、植物性(サフラワー油がよいとされています。)小さじ一杯を混ぜ、これを泡立て器かミキサーでよくかき回します。これを火にかけてあたためて赤ちゃんにあげます。夏なら少し冷たくしてあげてもよいでしょう。(新生児~3ヶ月児で下痢する場合は植物油を抜きます。)

豆乳は牛乳に似た外観と食味があり、大豆特有の青臭さがあります。この風味を好む人もいますが、苦手な人は苦手かも知れません。飲みづらいと感じる人も少なくないため、果汁を加えたり砂糖などで甘みを加えた飲料も販売されています。自分で作れば安全ですし、煮詰めた汁を濾して残った「おから」もできるので一石二鳥ではあります。

豆汁を濾した豆乳を「無調整豆乳」と表記しているものがあるのはご存知かと思います。近年は大豆の青臭さを抑えられる製法が開発されています。逆に、飲みやすい味や香りに調整したものは「調製豆乳(ちょうせいとうにゅう)」です。砂糖(甘味料)・食塩・ビタミン類の他香料・植物油などを加えて飲みやすい味に加工したも販売されていますが、さすがにおすすめしません。ちなみに我が家では「無調整豆乳」を購入しています。


ライスミルクはさらさら、あっさりの植物性ミルク

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ライスミルクは、玄米を中心に植物油・食塩・水などを原料とした植物性ミルクのことです。牛乳や豆乳に比べて、さらさらとしてあっさり味。後味にほのかにお米の甘味を感じられる飲み物です。欧米では、ベジタリアンや大豆・乳・小麦アレルギーの方の代替品として親しまれています。

栄養面では牛乳に比べて、低カロリー・低脂肪でコレステロールを含みませんが、原料がお米なので炭水化物がやや多いのが特徴です。だんだんと暑くなるこれからの季節は、シンプルにロックでいただくのがいいでしょう。料理では、牛乳の代わりとしてパンケーキ、フレンチトースト、シリアルなどお馴染みの朝食メニューやお菓子作りでの活用が一般的です。ライスミルクは、コストコや海外食品を扱うスーパーなどで入手可能です。ぜひ、試してみてください。


ライスミルクの作り方

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①お米、水、ミキサーを用意。 (お米は1合、水はコップ半杯、玄米でもよい)

②お米を炊く。

③水と一緒にミキサーへ。

④1分~2分で完成。

見た目はほんと牛乳そっくりで、当たり前ですが味はごはんです。マクロビオティックに興味がある方はぜひ玄米で作りましょう。簡単なのでおすすめです。しつこいですが、「牛乳は子牛のための飲み物」です。


少しでも健康の害になる可能性があることは避けるという考え

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全6回に渡って連載した「牛乳神話を疑え」をこれにて終わりたいと思います。数々の牛乳アレルギー、がんの原因とも考えられる「脂質」、学校給食にまつわる牛乳の話、虐待されている乳牛、そして代替品として「豆乳」や「ライスミルク」のススメをお伝えしてきました。

ものごとには100%はありません。例えば高齢者の方でも牛乳を飲み続けて今も尚、元気にピンピンされている方もいらっしゃるかも知れません。あくまで統計的な話だろうという方もいるかも知れません。それはそれで良いと思います。例えばこの牛乳に件についても私のスタンスは「私はこう思うんですが、あなたはどう考えますか?」という程度に解釈していただけたらと思います。

病気のそのほとんどは日々の生活習慣から来ると私は考えています。先天的なことはある意味考えても仕方のないことです。先天的なことは「過去」と言い換えられると思います。過去は変えることができません。変えられるのは今とこれからです。

人は病気になったときにはじめて「健康であることの大切さ」に気づきます。これからの日本は医療保険制度が破綻する可能性は極めて高いといえるでしょう。国の借金に占める医療負担額が増え続けているからです。保険料負担はいずれ3割では効かなくなるでしょう。いやでも予防医学の時代がやってきます。そんな時代が来ることはわかっているわけですから、少しでも「健康の害になりそうなこと」は避けるべきだと私は考えています。

我が家の冷蔵庫には6年以上、牛乳パックがありません。

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