くらし

プラスティックも溶かす市販虫よけスプレーの成分は、虫より危険。子どもの虫除けスプレーの選び方。夏の蚊対策どうしていますか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
14957536317_3834c81402_b

日常生活の中で何気なく使っているものが、実は私達の体に悪影響を与えるものだったら・・・
そんなことを考えたことがある人は少なくないかと思います。

今回はキャンプやバーベキュー、海水浴などのイベントが待ち遠しい夏の到来に向けて、
使用頻度が高くなる虫よけスプレーについてお話していきます。

虫よけスプレーは虫よりも危険な存在?!

引用元:photoAC

引用元:photoAC



楽しい夏のイベントを邪魔する存在に、厄介な“虫”の存在があります。
中には毒を持った虫などもいますから、出来る限り虫との接触は避けたいところです。

しかしそんな虫を避けるために使った虫よけスプレーが、
私達の体に悪影響を与えるものだと分かったら、それを使ってまで虫を避けたいと思うでしょうか?

虫よけスプレーに含まれる、農薬にも使われる成分「ディート」とは

引用元:photoAC

引用元:photoAC


市販されている虫よけスプレーには、そのほとんどに「ディート」と呼ばれる化合物が含まれています。常温で無色透明な液体なディートは、主に昆虫やダニによる吸血を防ぐために登場しました。

詳しくは以下をご覧ください。

市販の虫よけスプレーに使われている「ディート」はアメリカ軍が戦時中に開発した強力な薬剤だった。

こちらは戦時中に開発された強力な薬品であり、日本脳炎やデング熱などを媒介する蚊から身を守る手段として有効活用されてきた成分です。その効力が非常に長く効くために、忌避剤として効果的とされ、
日本ではディート30%という濃度が認可され、商品として販売されているのが現状です。

しかし実は、虫がこの物質を嫌う作用の詳細が分かっていないどころか、人体への危険性も訴えられているのです。


ディートの、知られざる人体への危険性について

人によってはアレルギーや肌荒れを起こすとも言われているディートですが、
連続して大量摂取した結果、神経毒性が見られたという報告もあります。

ディートによる人体への影響を調べた研究で有名なものには、
成熟したラットの皮膚にディートを含めた化学物質を塗布し、その皮膚への塗布による影響を調べたものがあります。

結果として、この実験では神経毒性の兆候は見られなかったものの、
脳神経系への障害が見られたという報告がなされています。

実際にはこの実験は試験方法に不備があったとの指摘から信憑性は低いという声も挙がっていますが、連続大量摂取による神経毒性が見られた報告もありますから、いずれにせよ“高濃度”のディートを“長時間”使用することは避けるべきだと言えるでしょう。

portrait-317041_640
しかし日本ではディート30%という比較的“高濃度”での使用が認可されている現実があります。
また虫よけスプレーの使用方法を考えると、夏場汗などで流れ落ちてしまいますからこまめにスプレーしなおすことになるかと思います。外での活動時間が長ければ長いほど、ディートが皮膚に塗布される時間は長くなりますよね。

果たしてこれは、安全だと言えるのでしょうか。

参考文献:Abdel-Rahman, A.; Dechkovskaia, A. M.; Goldstein, L. B.; Bullman, S. H.; Khan, W.; El-Masry, E. M.; Abou-Donia, M. B. (2004). “Neurological deficits induced by malathion, DEET, andpermethrin, alone or in combination in adult rats.” J. Toxicol. Environ. Health. A 67 (4): 331–356. PMID 14713564

既に販売を禁止する国も

他国に見るディートの安全対策


日本のディート濃度は最高で30%であり、厚生労働省からはディート使用における安全対策への文書が出ています。
これは先で紹介した実験結果を受け、カナダなどの国が30%以上のディートを含む製品の販売を禁止したことに沿って決められた方針です。

実際規制がなされていない国には80%以上という信じられないような数値の虫よけスプレーも販売されているのです。
事実この濃度は車のシートを溶かす可能性があると言われています。

実はディートは綿や毛糸などには影響がないのですが、プラスチックや皮といった素材には影響を及ぼすほど強い成分なのです。

このことを知ってしまうと、日本の安全対策として提示されている
“漫然な使用を避け〜必要な場合にのみ使用すること”という記述や“小児の使用には回数制限を設ける”という記述を見ても、積極的に使いたい成分だとは思えませんよね。

sunscreen-1461332_640-640x400

赤ちゃんの皮膚は大人の2分の1。
この肌にプラスティックを溶かす強力な虫よけを吹きかけますか?


しかし、赤ちゃんは小児虫に刺されやすいですが、自分で虫除けすることができません。
赤ちゃんの肌はツルツル・すべすべに見えますが、実は大人の2分の1の厚さしかないのをご存知ですか?

皮膚のバリア機能を持つ表皮部分も薄いため、少しの刺激にも反応してしまい、
虫に刺されると、大人以上に腫れてしまうこともあります。

そのような薄い肌に対してプラスティックをも溶かすという成分を吹きかけるのはいくらなんでも良心が痛みますね。
赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、しっかりと安全な虫除け対策をしてあげましょう。

参考文献:ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について 厚生労働省


虫がいやがる成分はディートだけではない!

オーガニック&ナチュラルにケアするにはどうしたらいいの?


引用元:photoAC

引用元:photoAC


しかし、虫刺されが不快という方もいらっしゃるでしょうし、
海外では感染病にかかわる危険な虫もいますので、旅行中にも気を付けたい虫よけ対策。

虫がいやがる成分というのは決してディートに限定されたものではありません。

有名なものに天然のハーブが挙げられます。

実際私もベランダ菜園で食用にハーブを育てているのですが、
私達にとって香りが良いと感じるハーブを虫は非常にいやがります。

虫の多くは人が好むアロマの香りが苦手であり、
ミントに含まれるメントールなどは忌避効果が高いことが知られています。

またレモンなどの柑橘系の香りは非常に苦手らしく、
夏になると見かけてしまうG(伏せ字にさせていただきます)に至っては、レモン汁によって体が麻痺すると言うではありませんか!

また蚊取り線香に使用されている除虫菊と呼ばれるハーブは、
見た目の可憐さとは裏腹にピレトリンと呼ばれる殺虫成分を含んでおり、とても頼りになります。

参考文献:植物の効果で害虫を寄せ付けない家に!夏にオススメなハーブ5つ

安全なオーガニック虫よけスプレーの選び方

引用元:photoAC

引用元:photoAC



もし安全な虫よけスプレーを選ぶのであれば、
ぜひ先に紹介したようなオーガニック天然ハーブの精油を用いたスプレーを使いましょう。

個人的におすすめしたいのは、私も愛用しているのですが

ルームスプレーにもなるオーガニック虫よけスプレー

は一押しです。

自然栽培された国産のベチバーやバニラ等を使い、国内で抽出した純国産の香り成分だから、お肌が敏感な人にも、そしてお子様にも安心して使うことができるスプレーなんです。
私はインドア派なので、あまり積極的に外で活動しないのですが、部屋の中にいても隙あらば虫は入ってくるものです。

そこで昨年からこちらのスプレーを玄関に3プッシュする習慣を続けていたのですが、
ありがたいことにGのみならずほとんどの虫を見かけずに夏を越すことができました。

階下が食べ物屋さんだったこともあり、寒い季節にも虫を見かけるような家だったのですが、
近寄ってくることがなくなったので安心して活用しています。

シンプルな虫よけスプレーはいかが?

“虫よけ”という観点で、もっとシンプルな虫よけスプレーを最後に紹介します。
それはハッカ油を希釈するだけで作ることのできる手作り虫よけスプレーです。

ハッカ油を水で薄めるだけの簡単なスプレーです。
実際には水と油で混ざりにくいので、エタノールとハッカ油を混ぜ合わせてから希釈するのがおすすめですが
個人的にはアルコールに敏感な人や子供も利用することを考えると、
直前にしっかり振って使用することで混ざりにくさは解決すると考えています。

ハッカ油は水100mlに対して10〜20滴ほど加えると良いでしょう。
難点として、ハッカ油は非常に蒸発しやすいので、こまめに塗布する必要はあります。
また「はっか臭さ」を嫌がる方もいるので、使用時には、注意が必要です。

安心できる虫よけスプレーで夏を越えたい

引用元:photoAC

引用元:photoAC


私個人の話にはなりますが、私は小さな頃から虫よけスプレーが苦手でした。
独特な香りが単純に苦手ということもありましたが、どうしても多少は吸い込んでしまいますし、そうなるとなんだか喉の奥がヒリヒリするような感覚がして嫌でした。

調べてみると、濃度をあげればあげるほどプラスチックをも溶かしてしまう成分だということが分かり、正直ぞっとしました。安全基準があるとはいえ、吸い込んで不快だったものを使用し続けることに本当に意味があるのでしょうか?

私達にとって心地よい香りを虫が嫌うということを知ってからは、天然ハーブを利用した虫よけスプレーだけを使用しています。最近は肌につけても安心な認証のものを利用するようになり、安心感は倍増しました。

虫も嫌ですが、健康に害のあるものも嫌ですよね。嫌なものを両方避けることのできる虫よけスプレーは存在します。
皆さんも安心できる虫よけスプレーで夏を乗り越えましょう。


IN YOUMarketで安心安全なオーガニック虫よけグッズを買ってみよう!

IMG_9868



純国産で低温抽出したベチバーを使ったアウトドアスプレー。

自然栽培された国産のベチバーを使い、
国内で抽出した純国産の香り成分だから、
敏感肌の方や、小さいお子さんにも安心して使っていただけます。

虫除けとしてだけでなく、ルームフレグランスとしても使えるスプレーです。


おすすめ記事

ケミカルな虫除け対策を卒業しよう!身近な「ハッカ油」1つで、あらゆる夏の害虫から身を守る方法。

乳がんの危険性も危惧されるスプレー制汗剤の「サラサラ効果」の代償とは?手作りアロマクラフトで人間に優しいナチュラルケアを

初夏の虫除け&虫刺され対策どうしてる?おばあちゃんの知恵袋から、学ぶドクダミ・ヨモギ・ヘビイチゴを使ったオーガニックなナチュラルケアを始めよう。


IN YOU一押しコンテンツ
究極のアンチエイジング。自然治癒力を高め老化抑制する方法。
本当に安全なオリーブオイルの選び方
ここまでこだわったのは初めて!体をととのえるオーガニックな酵素

オーガニックなオンラインストア IN YOU Market OPEN!

詳しくはこちら

ショップ

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう


いいね!して、
IN YOUの最新記事を受け取ろう。

kahosaito
東京田舎育ち。自然豊かな環境の中で、のびのびと育った26歳。大学で微生物について学び、食品や人の生活に関わる微生物が大好きになりました。オーガニックは勉強中。心身の健康を考えることが好きです。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. IMG_6949 連載03 オーガニック・ライターだからこそ分かる、オーガニック最…
  2. lemon-906141_640 夏に気を付けて欲しい食中毒。O-157や黄色ブドウ球菌には日本の…
  3. red-beans-585489_640 夏のむくみにさようなら。小豆のパワーで水分調整とむくみ知らずの身…
  4. red-beans-585489_960_720 梅雨がやってくるその前に。日本女性の8~9割が陥る「水毒体質」防…
  5. 01_1200x628_160419 どんなシャンプー使ってる?自然派ヘアケア選びに迷っている人におす…
  6. image レンコンはぜんそくや咳の強い味方!冬こそ食べたいマクロビオティッ…
  7. FotorCreated 健康は気・血・水を知ることから。東洋医学「気血水」体質診断で、自…
  8. tomatoes-1993695_960_720 「そのトマトは、あなたが望む環境で育ったものですか?」オーガニッ…

新着記事

デイリーランキング

IN YOU公式レギュラーライター 一覧

  • 松浦愛
  • 小林 くみん
  • IN YOU 編集部
  • くみんちゅ
  • 越野美樹
  • 松永加奈恵
  • 品川まどか
  • 佐野亜衣子
  • izumi
  • 河口あすか
  • 前之園知子
  • 松橋佳奈子
  • WakasugiHiroko
  • 池田 歩
  • はりまや佳子/Yoshiko Harimaya
  • kahosaito
  • 細道眞希
  • EMI
  • yuriesasaki
  • jyunko
  • 室谷 真由美
  • maejima kanako
  • 加藤 晴之
  • ひかりあめゆうすけ
  • haruna
  • Mint
  • yokosekichiro
  • 桺町 瑠璃
  • 煙山 昭子
  • 岡田 恵子
  • Mao
  • lelien
  • 坂上恭子
  • 東條 由美子
  • yuko ueno
  • maho tanabe
  • kajikawa akiko
  • 與儀俊一

カテゴリー

PAGE TOP